2013年1月21日月曜日

(2012後期・月曜2限)ブリッジ・イングリッシュⅠ 授業記録

第15回(最終回) 1月21日

授業の流れ・省察
・前回の小テストを返却。
・まずは音読テスト範囲のChapter 5つ分を採点のポイントなどの説明を交えながら強弱・高低の箇所などをざっと説明。音読テスト範囲が第2段落までとはいえ、Chapter ごとに振り返り時間を設けながら進めたこともあって、これだけで25分もかかってしまった。これが音読テストの点数アップにつながった…という学生が一人でも増えたら、という願いをこめつつ。(感触としてはそれなりに効果はあった様子だが)
・後になって進め方を逆にすれば良かったという気がしてきたのだが、これに続く20分で前回配布したプリントの続きを使い、日本語の「ん」に7種類の音があるという話を取り上げた。この授業では「日本語の謎」もこれまでいろいろ取り上げてきたが、英語の音に敏感になることを目指すだけでなく、普段話している日本語にもなかなか気づかない現象があることを知ってもらいながら、英語との比較をするという観点が大切だと思う。
今日はもともと授業時間は半分ほどで終わり、残りの半分は個別音読テストを行うことにしていて、教室よりも自分の研究室に早めに戻って待ち構えているつもりだったのだが、教室内で受けてもよいということにしたところかなり多くの学生が希望し、結局は授業時間いっぱいまで教室で個別音読テストをやることになってしまった。まあ周りにいろいろ仲間がいた方が緊張感が薄れるというのは分からないことではないが。
・この授業は61人が履修登録していたが、結局音読テストを受けたのは29人。(中には練習不足が原因で音読テストとしての評価も伸びず、単位不認定になってしまう者もいるのだが。)結果的に過半数の学生が途中から来なくなってしまったことになる。英語を声に出して読むという授業内容に抵抗を感じる学生もまだまだ多いのだろうか。来年度も同じ内容の授業を行うが、もう少し残ってくれる人数が増えたらいいのだけれど。



第14回 1月7日

授業の流れ
・まずは小テストから。1問1点、5問出題の4〜5語程度を聴いて埋めるディクテーション問題だったが、部分点狙い(軽微な間違いは0.5点とし、合計点の小数点以下は切り上げで採点)が多かったのが残念。
・大学指定のケータイ授業アンケート。今回は匿名。しばらくしてからリアルタイムで提出状況を確認しながら、回答の傾向、印象などをコメント。・残りの全配布物を配布。音読テストについて案内。
・発音コーナー。まずは前回の「あいうえお」で英語発音練習(3)の全体を復習。特に「溜めて読む」練習をしつこく繰り返した。次に新しいプリント(.xlsx形式、改変・再配布自由)の1ページ目「日本語の無声化を英語と比較」を配って音読・観察など。細かくやったのでここまでで65分もかかった。

・残りの25分で教科書コーナーだが、Chapter 6〜10まで終わっていて、来週から個別音読テストなので、今日は総復習ということにし、(1) 読めない単語をつぶす (2) ゆっくり読み上げるのを聴いて確認 (3) 大音量で音楽を流し、そのボリュームに負けないくらいの声で各自自由に練習 の繰り返しで進めた。
・自由記述欄は、今すぐ音読テストをやったとして、今の時点で何点とれそうか、そして目標点数は何点か? を自由に書かせた。
・ちなみに音読テストはこんな感じで行う予定。(日程と評価シート。これを両面印刷して3等分したものを配布。)




第13回 12月17日

授業の流れ
・前回の出席カードの裏面に書いてもらった学生オリジナルのおふざけフレーズの紹介から。採用作品はvの練習用に「バリバリのバリアフリー」「ビリビリに破る」「フサフサでボーボー」の3つだけ。他にもいくつかあったが、ちょっと使えそうになかった。また「バリアフリー」の「バ」はvではなくbでやってもらったので、ちょっと難しかったかも。
・発音プリントは前回配布のプリント(.xlsx形式、改変・再配布自由)の2ページ目、
「「あいうえお」で英語発音練習(3)単語の最初は「溜めて読む」シリーズ(ぎりぎりまで押さえて力を溜め込むイメージで…)」から。このページはいつも(というか今年前期に初めて作ったプリントだが)とても盛り上がる。学生からも「日本語と英語が違いすぎて面白い。今まで全然意識していなかったけど。発音がキレイになっているのが分かる。面白いし楽しいしうれしい!」「外国人ぽく発音できるようになるとやっぱかっこええなって思う」「単語の最初に溜めて読んだり、息を強く出すように発音するだけで全然違う発音ができ、ネイティブのように発音できる」などというコメントが多数寄せられるのでこちらとしても嬉しいところ。この練習を一通りやってからグループ内での練習タイムとし、自己申告・ミニアンケート欄には自信をもって発音できるようになった単語をどれでも5つ書くという形にしてみた。
・教科書コーナー。せっかくプリントの方で個々の単語の発音を丁寧にやったので、フレーズ単位で滑らかに読むのは今日は脇に置いておいて、それこそ教科書の単語を一つずつ丁寧に単語の最初を溜めながら読むという練習ばかりを繰り返していた。プリントの効果もあってか、教科書の音読もみんなとても上手になったような気がする。あとはこれを音読テストでも存分に発揮してくれたら言うことなしなのだけれど。
・教科書コーナーはChapter 10の単語問題とディクテーション問題まで終了。次回、年明け1回目の授業ではChapter 7〜10のディクテーション小テストを実施予定。



第12回 12月10日

授業の流れ
・季節の小ネタとしてWHAM!のLast Christmasの冒頭部分を流し、歌詞の意味を簡単に説明。この曲、多くの人が誤解してそうな気がする。なんであんな失恋ソングがクリスマスの定番曲なのだろう?
・前回の出席カードに書かれた質問2件に答えてから、学生から寄せられたth/f/v をいろいろ練習「おふざけフレーズ」名作集を紹介。thの練習用として紹介したのは「そうめんずるずる」「ぞうさんぞろぞろ」、f/vの練習用として紹介したのは「バイトバリバリがんばるぜ」「ふかふかのふとん」「ふとんがふわっとふっとんだ」「ババアの部室でバーベキュー」「フランクフルトをほおばる」「ふーふーして食べる冬の鍋」「爆弾爆発してバラバラ」。ほかにも大量に寄せられたが、半数以上が練習にはちょっと使えなさそうなボツ作品だった。
・これらのおふざけフレーズで練習してから前回までの3回で使った発音プリントの総復習。「暗いエル」のところだけ飛ばして、縦方向に読んだり横方向に読んだりを2回。また、出席カードの自己申告欄を2つに分けて、その片方をこの「あいうえおシリーズ」で隣近所の人と比べてみて、どちらが上手く発音できたかなどについて自由記述。
・今日から2回分の資料として新しい発音プリント(.xlsx形式、改変・再配布自由)を配布。今日は「さしすせそ/たちつてと/なにぬねの/はひふへほ」の中に純粋な意味でのサ行・タ行・ナ行・ハ行以外の子音があることを知ってもらい、英語の発音にもちょっとだけ敏感になってもらうための練習を行った。
・教科書コーナーはChapter 9を全範囲。また、出席カードの自己申告欄の右側に教科書での学習についても隣近所の人と比べてみて、どちらが上手く発音できたかなどについて自由記述してもらった。このまま第2回の音読テストに向けて、仲間と一緒に努力して、少しでも滑らかな発音ができるようになって欲しい。
・これまでディクテーション小テストはChapter 3つ分だったが、今回は7~10の4つ分を範囲にするので、次回Chapter 10までやれば年明け最初の授業で小テストをできるという段取りでいけそう。



第11回 12月3日

授業の流れ・省察
・前回の小テストを返却。
・出席カードを配布。
・前回の出席カードに書かれた質問に2件答えてから学生から寄せられた発音練習のための「おふざけフレーズ」を読み上げ、その中で th の練習に使えそうな作品のみを板書。採用作品は「砂ずり食べるやつずうずうしい」「最高にしらすがおいしい」「最近詮索してません」「ぞーっとするそのしぐさ」「じわじわ近づくおじいさん」「ぞうすいにする」「むずかしい」「持久走時間切れ」「じじいのジーパン」「漢字すらすら練習する」「風邪ひいて鼻ずるずる」「スルメするする食べれます」「地面がざらざらするよ」「財布の中スッカスカだぜ」。本当は他にも面白いフレーズがたくさんあるのだが、実際に読み上げてみると言葉が詰まったりするものが多い。まあ「おふざけフレーズ」と銘打っていても英語の発音練習ができなければ本末転倒なので。そしてこれらを板書してから th の復習。続いて f / v に入ったが、th と同様に、「一番汚い音」を出せる場所を探して、そこに歯を当てる練習を繰り返し行った。f と v を別々にやってから個別に「おふざけフレーズ」を板書。f の方は「はらへった はらへった おひるごはん」「ははのひふ ははのひふ ははのひふ」「ほっとひといき コーヒーで」で練習。v の方は「ぶんぶんぶん はちがとぶ」「バイキンべたべた文房具」「バイキンマン ビビって自爆でバイバイキーン」で練習。そして今日も学生からオリジナルの練習用フレーズ案がたくさん寄せられた。採用作品は次回発表。
・教科書コーナー。まずは教科書Chapter 8の単語問題とディクテーション問題。続いて、いつもならChapter 9に入るところだが、どうもここしばらく教科書の本文を使った練習の回数が少なめなので、Chapter 6に戻って丁寧に練習しなおすことにした。ただしこれまで発音コーナーで扱った r / l / th / f / v を意識しながら。しかしこれがなかなか難しかった。今日練習したばかりの f や v も本文に出てくるとなかなかタイミングが掴めない学生が多く、 friend や thank you など、基本的な単語での練習もいろいろ挟みながら Chapter 6 / 7 / 8 を練習。どうも教室外での練習が不足している学生も多い印象。また、だんだんと声が小さくなっていくのも残念。
・最後に出席カードのミニアンケート欄で「今まだ発音は上手くなくても構わないが、今後正しい発音を身につけようとした時に、何からやったら良いかイメージできているか」について書いてもらった。大きな声での練習を躊躇いがちな学生が多いが、それでもコツが分かってきた、周囲の学生もレベルが上がっている、あとは舌の使い方と気持ち!!というコメントもそれなりに寄せられているのはうまくいっている証拠と言えるか。一方、何をしてよいか分からないという学生もいることはいる。少しずつ新しい発音の仕方の説明が増えているので難しくなっているとは思うが、前回の「自信がついたか」の質問で、どちらかと言えばネガティブな感想を書いた者でも、今回の質問ではポジティブに答えているケースが多いので、そこは喜ぶべきなのだろう。



第10回 11月26日

授業の流れ
・授業開始直後に穴埋めディクテーションの小テスト。採点は隣同士交換。(あとで記帳する際に正しく採点できているかチェックするけど。)
・前回配布した発音プリントの前回範囲の復習から開始。そのあと、前回の出席カードで学生から提出があったオリジナルの「おふざけフレーズ」を全部読み上げ、その中でr / lの練習に使えそうな作品のみを板書。採用作品は「それを食べるからラルク聞かせろ」「プリキュアのプリとろ」「からあげカリカリに揚げろよ」「焼き鳥のとり皮パリパリ」「奈良でお寺巡り」「これにこりたら悪さはするな」「もりもり食べるまりもっこり」。これらをiPhoneの音声認識で普通の日本語のように読んだらきちんと認識されるが、ラ行子音を r に変えて読んでみるという実験をしたところ、全くデタラメな内容になってしまうということが分かった。音声認識機能があるスマートフォンを持っている学生は是非、正しく認識されない状態になるまで練習してみて欲しい。
・続いて発音プリントの th (すんだ音・濁った音)の音の練習。すんだ th の練習では「さようなら せんせいみなさん またあした」「すばらしく せいせきあがり うれしいな」「そんなそうさは しりません」、また、濁った th の練習では「じかんわり ぜんぶずれてて ずっこけた」「かぜひいて つくるぞうすい あじもなし」「あじさいあじさい はなざかり」で練習。また、すんだ th の音はサ行子音ではなくタ行子音の方が近い音であることも説明して練習。いろいろな練習を繰り返したが、なかなか s / z と異なる音をとっさに出すのが難しい様子。濁った th は「舌の上を上の歯で前後にスキャンして、一番汚い音が出るベストポジションを見つけておき、いつでもそこに上の歯を当てる」という練習を何度もやった。最後に個人での全体練習とthを使ったオリジナルの「おふざけフレーズ」を考える時間を長めにとったところ、今週も「おふざけフレーズ」は力作が多数集まった。来週の授業で採用作品を発表しよう。
・出席カードのミニアンケート欄では1限と同様、ARCSモデルのA(注意を向けている)、R(自分の興味と関連)、C(自信がついた)、S(満足している)の4つの観点で評価してもらった。結果は後述。
・教科書コーナー。まずは前回時間が足りなくてできなかったChapter 7の単語問題と穴埋めディクテーション問題の箇所。本来はChapter 7の本文ももう一度ぐらいは細かく読む練習をしておきたいところだが時間が足りず、Chapter 8の本文に入った。全体通しでは1回しか音読できなかったが、フレーズごとにかなりしつこく r / l / th の練習を行った。
・発音コーナーに長い時間をかけすぎていることもあってChapter1つ分を超える分量を1回の授業で扱うのはなかなか難しい。前期と違って後期は教科書の問題を5つから2つに減らしている。それでもなお教科書本文はここ2週続けて1回ずつしか読めていない。もう少し加速したいところだが発音コーナーがこの授業の根幹なのでまあいいかな、という気がしている。(仮に問題があるとすればシラバス通りに授業が進んでいないことだが。)次回、Chapter 8の単語問題から。

学生のA/R/C/S(注意を向けている/自分の興味と関連/自信がついた/満足している)による評価より
・月曜1限と2限は両方とっている学生が半分近くいるので、アンケートでは同じ設問を出しにくいが、やはり普段なかなか練習する機会がない発音でもあり、正しい英語の発音は難しいようで、Cの評価が低い学生が目立つ。「自信はできなさすぎてついてない」という学生もいるが、それでも少しずつやっていくしかない。(ひょっとすると第2回の個別音読テストでは個々の発音も評価するというプレッシャーがかなり恐怖感を与えているのかもしれないが。)しかし逆に「今までの発音よりも自信がついた」「授業を受け始める前より確実に自信はついている」「ちょっと発音がうまくなった気がする」「以前よりは上達したと思う」「前よりだいぶ発音がよくなったと思います」という意見もあるのが嬉しいところでもある。
・一方、「おふざけフレーズ」の効果もあるのか、Sについては「楽しいので満足している」「楽しくできてる」という意見も良いことだ。
・Rについては「洋楽を歌う時の発音のコツを知りたい」という意見があった。基本的な音変化は網羅できているはずなので、あとは応用だけなのだが、やはり洋楽を素材として練習する機会もあった方が良いのかもしれない。他にRに関して「最初は関心がなかったが練習していくうちに興味を持てた」というのも嬉しい意見。
・そして1限の授業で全てに×をつけた学生、この授業も履修しているが、こちらも同様に全て×。よっぽどひねくれているのかなあ。出席カードで評価する「今日学んだ英語発音のコツ」は他の学生以上によく書けているのに…。



第9回 11月19日

授業の流れ
・先週木曜日で終了した個別の音読テストの結果までを入れた成績中間集計の個人票を配布。
・前回の出席カードに書かれた質問に解答。
・今回の出席カードの自由記述欄アンケートは1限と同様、折り返しを過ぎたこの授業の後半戦をどのぐらい頑張るか、決意表明を書いてもらって近所の人と見せ合って確認。
・発音コーナーは今日から新シリーズなので、前回の復習は実施せず、前期の授業でも好評を博した「『あいうえお』で英語発音練習」という発音プリントを配布。(PDF版。改編・再配布自由。Excel版はこちら)この資料は授業3回分。1回目の今日はrとlの音の練習を実施。プリントへの補足として「母音の後ろにrがあるときは唇の形をなるべく変えずに舌全体を後方に引っ込める」などの説明も。また「おふざけフレーズ」として「タラちゃーん、イクラちゃーん、ノリスケさーん」「プリプリのエビどれー?」「とろろ芋とろとろー」「あぶらもの とりすぎみるみる ふとりすぎ」「るんるんしてるねー」で練習。このようなおふざけフレーズを思いついたら出席カードに記入するように指示したら今学期も力作が多数。次回授業までに練習に使えそうなフレーズを絞り込んで公表予定。
・教科書コーナー。まずは前回やり残したChapter 6のディクテーション問題。そのあとChapter 7に入り、Phrase Reading Worksheetの切れ目を使いながら短めのフレーズでの音読練習を繰り返したが、せっかくrとlの発音を重点的に取り上げたので、rとlが出てくる行ではかなりしつこく練習を繰り返した。このため、だいたいいつも3回ぐらいは音読練習を入れることができるが、2回しかできなかった。(2回目は教科書のスラッシュ区切りごとのポーズ入り音声を使ったリピート)
・次回の授業開始時のディクテーション小テストの出題範囲はChapter 4〜7としたかったが、時間が足りずChapter 7まで入れることができなかったのでChapter 6までということにした。
・授業の終わりかけになって発音練習の部分の日本語のラ行子音と英語のr/lの比較を入れるのを忘れており、急いで付け加えた。段取りミス。

次回の予定
・ディクテーション小テストをやってから発音プリントはthの練習。Chapter 7は教科書の単語問題から実施し、なるべくChapter 8のディクテーション問題まで進めたい。



第8回 11月12日

授業の流れ
・前回の出席カードに書かれた質問に回答。
・発音プリント(7)の復習と(8)の練習。このシリーズは今日で終了だが、今日は音読テスト対策の総合練習もやる予定だったのでこのプリントは手短気味に終了。出席カードの自由記述欄に今日まで8回の授業で使った発音プリントシリーズについての感想を書いてもらったが、大多数の学生はこのプリントでの練習で発音が上手になったと感じている様子。このプリントはもう店頭では手に入らないと思われる靜哲人先生の『カタカナでやさしくできるリスニング―ネイティブの生きた英語が聞き取れる』からいろいろな例を抜粋して再編集したものなのだが、やっぱり靜先生の発音指導メソッドは効果があるなあ。記して感謝。(ちなみにこの本、このブログ執筆時点ではAmazonマーケットプレイスで300円+送料から購入できるようなので是非おすすめです!)
・教科書コーナー。音読テスト範囲であるChapter 1〜5の第2段落までを全てポーズ入り音声で流して後について読む練習。
・その後、5分ほどボリューム大きめで音楽を流し(使った曲はDEPAPEPEの"START"、その間に周囲の人の声を気にせず、自由に大きな声で発音練習を行う場面を設けた。
・ここまででかなりの時間を使ってしまったが、教科書はChapter 6へ。ここからが次の音読テストの範囲。本文の音読はプリントの区切り、教科書の区切り、同時読みで3回実施したが、いつものように単語問題とディクテーション問題をやるところまでは時間が取れず、単語問題のところまでしか進められなかった。
・Chapter 7のPhrase Reading Worksheetを配布して終了。

次回以降の予定
・ディクテーション問題の範囲をChapter 4つ分を使って出題する小テストを第10回の授業で実施予定なので、来週はChapter 6とChapter 7のディクテーション問題の両方をやることになる見込み。
・発音コーナーも次回から別のシリーズを使い始める予定。



第7回 11月5日

授業の流れ
・小テストを返却。
・第1回音読テストについて説明。受験票はこちら。(半裁したものを配布)期間は今日から11月15日まで。(今日も夕方まで待機していたが、さすがに受験者はいなかった。)
・前回の出席カードに書かれて質問に回答。今回も10枚程度。このうち「I'm sorry. では I を強く読まないことを知りました。日本語で『いらっしゃいませ』を『らっしゃいませ』と言うのと一緒なんですか?」という趣旨の質問があったので、言語の変化について話を膨らませ、毎年どこかの科目で紹介している城生佰太郎『言語学は科学である―「象ガ国会デ宿題ヲ忘レル」不思議への招待』の最終章で紹介されている「21世紀末の日本語はこれだ!」をそれっぽく音読するという持ちネタを入れてみた。ついでに同著者による『ことばの未来学』の終わりあたりに書かれている、日本語が今後いくら変化しても日本語の音がrとlやthとsに分かれることはないという著者の予測についても紹介。
・発音プリント(6)をいつもの方法で復習してから(7)を実施。今回はカタカナ表記がたくさんあるページだったので、いつもよりもグループ練習の時間を増やし、英語とカタカナ表記の違いを観察させる時間を多めに設けた。そして出席カードのミニアンケート欄には、プリントで紹介した20個の例文のうち、気に入ったものを2つ、カタカナの方で書かせた。
・教科書コーナー。Chapter 5の冒頭から開始して単語問題とディクテーション問題まで。時間配分的にはちょうどいい感じだったが、本当は今日からの音読テストに備えて、これまでのChapterの復習もやりたかった。残念ながらその時間はとれなかった。
・Chapter 6のプリントを配布して終了。

省察
・第7回にもなって教科書を未購入という学生がいることに気づいた。教科書を使うのは毎回の授業では30分程度だが、それでも音読テストでは教科書の付属CDを何度も聴いて練習してこないとムリなので、たぶんぼろぼろな結果になるような気がする。そういう不真面目な取り組み方をするくらいなら正直この授業を取って欲しくない。むしろこれまでよくそんな状態で授業に参加したものだ…と呆れた。教科書本文に相当する内容はPhrase Reading Worksheetがあるから、それなりに音読練習もできるだろうけど、教科書の単語問題・ディクテーションは全くやっていないことになるし、教科書の英文には強く読むところに●がついていて、これが役に立つはずなのだが、そういった練習をこれまで一度もやっていないことになる。もちろん付属CDを何度も聴く練習も一度もやっていないのだろう(これは他の学生にも当てはまるかもしれないが…)結局、授業で学んだことを活かすも殺すも学生次第。どうせならこの授業をきっかけに今後の英語学習の土台作りをして欲しいところだが…。そしてこれがリメディアル英語授業として開講しているこの授業の大きな目的でもあるはずだが…。



第6回 10月22日

授業の流れ
・小テストを実施して回収。
・前回の出席カードに書かれた質問に簡単に回答。今日は珍しく10枚も。でも発音に関わる内容だったので全て紹介。
・発音プリントの復習をいつもの方法(2回+1回)でやってから新しいページに。今回はこれまでに紹介した発音ルールの復習なので追加ルールなし。ペアでの確認も実施。
・第1回の音読テスト(11月5日〜15日)について告知。
・教科書コーナー。Chapter 4の音声を聴いてから、Phrase単位での音読練習、読めない単語のチェック、口パク音読など。
・教科書の単語問題とディクテーション問題を実施。
・次回のChapter 5のプリントを配布。
・出席カードの自由記述欄には「今日、この授業に出て満足したか?」という質問に対する回答を記してもらった。

省察
・自由記述欄の回答について、約40名の出席者のうち「満足」は7割程度だった。「やや満足」〜「普通」に相当するような回答が2割程度だが、そのうちの半分は勉強不足を自覚している様子。そして「不満足」と回答した学生も1割ほどいる。「やってて意味あるのかな??」というコメントを書いてくれた人も。この科目の学習目標の「英語の音とリズム」についていろいろやっているつもりだが、なるべくなら不満足という学生がいなくなるような授業を心がけたい。気になるのは「(満足)してません。ねむたくなります」というコメントの学生。授業中、なるべく多く発音練習を取り入れていて、90分のうちの45分程度は発音を練習することに意識を向けさせているつもりだが、これで眠たくなるというのは「なかなかいい根性」してる。本当はもっと積極的に参加して欲しいところだが。
・当初の予定から既に2回分の遅れ。第6回終了時点にはChapter 7のプリントを配る予定だったはずなのだが。前期よりもなるべく教科書をたくさん進めたいと思い、一部の練習問題を自習用にして解答はオンラインで送信したり、質問コーナーをなくしたりしたのだが、結局は発音練習プリントを前期よりも丁寧に行うことになったのでプラマイゼロ。まあそれでも前期よりも発音練習により一層注力できるような状況になったのは良いことと言えるだろう。



第5回 10月15日

授業の流れ
・前回の出席カードに書かれた質問やコメントに簡単に回答。
・大学指定の授業アンケートを実施。記名式で携帯電話から回答するが、何故か手書きでの解答用紙を所望する学生が7名もいた。携帯電話からだと回答するフリをして回答せず、遊んでいる者もいるので(そして回収率も低め)手書きでも回答してくれる分、有り難いのだが、授業の良い点と改善提案だけなので、1限同様、この授業もほとんど普段の出席カードでカバーできているような気がする。
・前回の発音プリントの範囲を前回と同じ方法で2回+1回ずつ読んでから、ペアでカタカナありのページと英語だけのページを見て正確に発音できているか相互チェック。その後でもう一度同じ範囲を1回ずつ音読。
・新しい発音プリントを配布。今日の発音のコツとして「アクセントのないところは曖昧母音に変えても良い」というルールを紹介し、これまでのコツと併せながら練習。
・プリントの方が終わった時点で出席カードの自由記述欄に「英語の発音について、ちょっとぐらい自信がついたか。あるいはこれからやっていけばできそうか」という観点で自由記述。(ARCS動機付けモデルのCの観点をちょっと意識した設問。)
・教科書コーナー。前回のChapter 3をPhrase Reading Worksheetの切れ目で音読してから教科書のポーズ入り音源利用、そして同時読み。ここまでやってから教科書の単語問題とディクテーション問題。次回、穴埋めディクテーション小テストを実施予定なのでいつもよりもちょっと丁寧に…!?
・Chapter 4のPhrase Reading Worksheetを配り、内容を確認しながら音声を通して1回聞いたところで時間切れ。

省察
・今日は大学指定の授業アンケートがあったとはいえ、やっぱり教科書の進む分量が少ないような気がする。とはいえ、教科書を使った練習が難しすぎるという者もいるようなので、もう少し丁寧にやらなければならないかもしれないが、これ以上はきつい。既に教科書の単語問題とディクテーション問題以外は自習用として解答を別途ポータルサイトから学生に送信するだけにしているのだが、それでも時間が不足気味なのは、結局プリントの方に時間をかけ過ぎなのだろう。
・次回の小テストも本来は先週実施予定だった範囲なので既に遅れをとっている。
・発音に自信がついたかどうかという出席カードの設問に対して、自信が持てるようになったという学生が3割ほどはいる様子。良いことだ。またこれ以外の4割程度の学生はまだ自信はないけど今後努力していく旨を書いてくれている。そして残りの3割程度は…。結局のところ授業外での練習時間が足りないのだろうな。あるいは読めない単語が多すぎるなんていうこともあるのかも…。



第4回 10月8日

授業の流れ
・今回は以前紹介した発音のコツの一覧は授業前に板書しなかった。
・約10分ほどで前回の出席カードに書かれた発音に関する質問などについて回答。こういう質問であれば喜んで受け付けたい。音読テストについての質問もあったので、こちらは少々詳しく説明。
・前回の発音プリントの範囲を2回+1回ずつ後について音読。(最初の2回はカタカナで書かれた方を見てもよい、次の1回はカタカナで書かれた方は見ずに。)
・今回の発音プリントの範囲では先週までに出てきたコツの総まとめ的な内容と捉えながら練習させた。新しいルールは1つだけ紹介。(she seemsは「シー スィームス」)特に母音に挟まれた t がラ行の音としてカタカナ表記されている部分すべてに○をつけさせ、英文と比較してルール通りの音変化になっているかを確認させた。同様に him, her, have などのハ行の音が落ちるケースについても一つずつ確認。
・あいかわらず発音プリントに少々時間をかけすぎる傾向があり、ここまでで約60分。
・教科書コーナー。前回のChapter 2の英文をポーズ入り音源を使って後について音読練習してから、今回は同時読みを実施。その後で教科書のディクテーション問題のみを実施して答え合わせ。(他の内容理解問題、パターンプラクティス、英文並べ替え問題は自習とし、授業後に授業用ポータルサイトから講義連絡として正解を送信しておいた。今後も同様に扱う予定)
・Chapter 3のPhrase Reading Worksheetを配布。しばらく時間をとって全体の内容を日本語で把握させてから1回音声を聴き、その後、プリントのPhraseの区切りに合わせてゆっくり目にコーラス・リーディング。
・出席カードの自由記述欄は1限と同様「この授業の内容は英語ギライに効きそうですか?」という設問。

省察
・今日は発音練習の時の声がいつもよりも小さかったような気がしたが、そろそろ声が大きい学生だけに追加ポイントを与えるという例の作戦を発動すべきだろうか…。(前期は同じ授業内容のクラスが130名も受講生がいたためにできなかったのだが。)


第3回 10月1日

授業の流れ
・前回までに提示した発音のコツを10個を板書。授業開始前の休み時間の間に書ききれなかった。
・前回の出席カードに書かれている質問(特に発音に関するものなど)に回答。ブリッジ・イングリッシュIIのように幅広く質問を受け付けてはいないし、今後も受け付けないつもりなので、そのあたりにも留意しながらごく手短にコメントなど。(ちょっと発音以外の質問にも回答してしまったのだが…危ない危ない。)
・発音のコツの11番目〜15番目を追加して板書。以下の内容。
11) 母音始まりの単語は出だしの母音を弱く読む
12) Do you, Did you, Did she... など do シリーズで始まる時は出だしは弱く。Yes, I do. / No, she didn't. など答えるときの最後の do シリーズは強く読む。
13) 子音終わり+母音始まりはローマ字読み風に滑らかに繋げる
14) and は 「ン」になることがある。
15) 内容語と機能語では内容語の方が強く読まれる。内容語とは名詞、形容詞、副詞、動詞でそれ単独ではっきりした意味を持つもの。機能語とは接続詞、前置詞、冠詞、助動詞などで、文の中での働きを表す。
・これらのコツになるべく注意しながら発音練習プリントの3ページ目をいろいろな方法で音読。
・教科書Chapter 1のポーズ入り音声を使って後に続けて読む練習。
・教科書Chapter 2の音声をそのまま聴き、読めない単語のチェック、プリントで示したPhrase単位の音読、ポーズ入り音声を使って後に続けて読む練習など。
・教科書の単語問題のみやって答え合わせ。時間切れ。
・出席カードの自己申告・ミニアンケート欄は「この授業を受けて発音への関心は高まったか」について自由記述。

省察
・発音プリントに時間をかけすぎかもしれない。もっと教科書の方に時間を割かないと…。第3回はシラバスではChapter 3を終わらせる段取りだったはずだが。
・出席カードでの自由記述によると、発音への興味が湧いてきたという学生も多いようだが「発音のルールがたくさんあって覚えきれません」というコメントもあった。毎回5つに絞って提示しているもので、本来は音変化の仕組みを一般化してルールとしてまとめたものなのだが、これらを1つずつ板書し、書き写させるということ自体が億劫なのかもしれない。かといってルールをプリントで配布してしまうとそれはそれでルールが多すぎる!ということになるような気がするのだが。同様に「発音のルールを学んで発音への苦手意識が増した」というコメントもちょっと気になるところ。



第2回 9月24日

授業の流れ
・授業開始前に前回提示した発音のコツを5つ板書しておいた。
・出席カード配布
・前回のカードで寄せられたコメント等を読み上げ、必要に応じて解説など
・板書した発音のコツ5つに追加する形で今回分のコツを5つ提示。板書後、希望者は携帯電話のカメラで撮影記録させた。
1)何拍で読むかは母音の塊が何カ所にあるかを数える。ただし語末のeなどカウントに含まないものもある。
2)英語の発音は単語の最初に気合いを!(特に子音)
3)母音に挟まれた t はラ行の音
4)単語の最後の l はオの音
5)he, his, him, herや haveの最初の h の音が聞こえなくなることもある(読まない)
6)二重母音は二番目の音はなるべく弱く(上記1と関連)
7)tn, dn の音は t や d の口の形を作ってから、鼻から一気に空気を通す。
8)tl はt と lの間で舌の位置を変えない。(下の歯の周りに息を通す)
9)nt は t を読まない。
10)going to は「ガナ」、got to は「ガラ」。

・これらのコツを適宜確認しながら前回の発音プリントの復習と今回の発音プリントの解説、練習。
・教科書Chap. 1の音読、あとに付いて読んでみる、読めない単語のチェックなど
・教科書の問題を実施
・Chap. 2のPRW配布
・自己申告欄は「今日の授業中、どれぐらい頑張ったかを0%〜100%で。また、特にどの内容に関心を持ったかを自由記述で。」 

前回の出席カード記載のコメント・質問など(回答内容は省略)
・スラスラ英語をしゃべりたい。
・滑舌が悪いので発音は苦手です。
・教育工学はどんな学問ですか?(注:前回配布した授業シラバス補足事項プリントに自分の自己紹介欄に専門分野として記載していたので)
・ネイティブの発音ができるようになるとそれと同時に聴き取りの方も多少は上達するのでしょうか。それとも発音することと聴き取るのは別物でしょうか?
・英語の発音が苦手だから発音の音読テストが心配です。
・(発音には)舌の使い方等も欠かせない要素になるのでしょうか。
・発音は口に出す以外で練習法はありますか?
・「テキスト」の発音も日本語と英語ではたぶん違うと思います。(注:何拍で発音するか、という前回提示したテーマに関する乗っかり質問。)
・確かにこれまでの英語の授業は「いかにカタカナ英語っぽく発音するかのチキンレースだったと思う。それから脱却したい。
・「英語の発音は単語の最初に気合いを!」というルールで本場の発音に近い雰囲気が出せた!
・周りから聞いていた評判より全然良かったです。
・辞書で単語を調べても発音記号が分からず発音があやふやな状態で覚えがちだったので、この授業で覚え方を少しでも習得したいと思っています。
・最近ずっと洋楽を聴いて口ずさんでいます。しかしうまく発音できていない気がします。
・前期の成績の分布はどういったものですか。
・授業での居眠りは他の人には迷惑をかけないし、寝ている人が単位を落としたりするのでいいのではないかという話があるが、なぜ先生は居眠りはいけないと思うのですか?

※これらのコメントや質問にどのように回答したかが知りたい方はコメント欄、Twitter、Facebook、Google+などでご連絡下さい。可能な範囲でお答えします。

省察など
・前回の出席カードに「発音と先生自身のメガネとどっちが大切ですか?」というふざけた質問が書かれていた。冗談のつもりで書いているのかもしれないが、こういうのは大嫌いである。質問者の名前は出さずに質問内容をそのままを読み上げてから警告。
・この科目のテーマである「英語の音とリズム」をなるべく多く取りあげるには教科書の練習問題がちょっと余計な気がしてきた。音読と無関係な設問は解答をプリントでまとめて配布し、今後は類義語さがしと英文聴き取り穴埋め問題をやるだけにしようかな。



第1回 9月17日

授業の流れ
・出席カードを配布。
・Webシラバスの画面をプロジェクタで投影して授業の概要などを説明。この授業の後半で扱う日本語音声学の話も少々紹介。
・シラバス補足事項をまとめたプリントを配布して説明。
・以前2ちゃんねるのまとめサイトで見つけたこちらのページを紹介。このクラスではカタカナ英語だとダメだという話も交えながら。
・「こんなに違うよ文字と音」プリント1枚目を配布。片面だけいろいろな説明を挟みながらいろいろ音読練習。
・今日紹介した発音の仕組みは以下の通り。こんな感じで今後も毎回いろいろルールを紹介していく予定。
1) 何拍で読むかは母音の塊が何カ所にあるかを数える。ただし語末のeなどカウントに含まないものもある。
2) 英語の発音は単語の最初に気合いを!(特に子音)
3) 母音に挟まれた t はラ行の音
4) 単語の最後の l はオの音
5) he, his, him, her や haveの最初の h の音が聞こえなくなることもある(読まない)
・出席カードのミニアンケート欄には「英語の音と私」というテーマで一言書かせた。
・教科書Chapter 1の範囲のPhrase Reading Worksheet(日本語の意味が予め入っているもの)と教科書コピーを配布。ざっと意味を確認させてから、今日紹介した上記5つのルールになるべく従いながら音読練習。

省察など
・前期は受講者数が130名を超えたが、後期1回目に教室に来たのは39名(1年19名、2年10名、3年5名、4年5名)4月の履修登録人数からすると少なめだが、厳しいクラスだというような悪い噂が流れているのかもしれない。先制攻撃で「このクラスはウザい」ことを予め宣言しておいた。
・後期から出席カードの様式を変えてみた。特にこの授業では「言語・文化・教育に関する質問」を書きにくいような様式にしてみたが、なるべく授業中に紹介した英語発音のコツについてまとめさせるように仕向ける必要がありそう。しばらくは様子見だがうまく使えそうな印象あり。