2014年12月14日日曜日

2014年度 後期 資格英語I 授業記録

第12回 12月9日

  • 今日からTOEIC Part 4対策なのだが、まずは前回同様Unit 11の範囲の音声を一通り聴いてもらってPart 3の最後の小テストから。これだけで15分程度の消化。
  • 今回からラーニングポートフォリオのデザインも授業の進め方も少しだけやり方を変えてみた。今日の学習アドバイスとして板書したのは「改めて問う。読んで意味が分かる状態でリスニングに取り組んでいるか?」なのだが、それを踏まえてまずはラーニングポートフォリオを使って「電話メッセージ」で意味の分からない単語をチェックする作業から。いつもは教科書の問題を先に解いているが、今日から3回はこれまでとは逆パターン。というわけで十分にウォーミングアップできた状態で教科書のWarm Upの問題を解くという不思議な展開。でもこれは非常に大事なことだと思う。
  • 課題として指示したのはさらに2つ。1つは音の変化を書き込む作業。ただしこれは既に十分やっていることでもあるので、TALK A〜Cの3つ分をやって成績の1点分というほとんど誤差とも言える配点。今回重視したかったのは「電話で使えそうな表現」をまとめるという内容。こちらは3点分の配点で、それぞれのTALKから3つぐらいは抜き出して欲しいというように指示しておいた。
  • いつものようにTALK Bまでぐらいしか進まなかった。TALK Cは宿題ということにしているのだが、どういうわけかリスニング素材としては教室内では流していないのに、TALK Cのところまで書き込みが終わった状態で提出する学生が1限にも2限にも。いろいろ残念な気がする。
  • 提出期限は翌週月曜日の15時まで。毎週の授業の終わりに提出して帰るのが習慣となっている1限のとある学生に言わせると、月曜日は登校しないから、という理由らしい。それならそれで金曜日までに出しに来ればいいのに。提出されたものを見てみたら案の定、記載が不十分だったので減点せざるを得ない結果だった。いろいろ残念な気がする。


第11回 12月2日
  • 特記事項。前期の同一授業では毎週のようにやっていた「前の週の音声を復習としてまとめて聞く」ということを後期はうっかりやるのを忘れていて「毎回妙に時間が余るなあ」「後期は進み方が速いなあ」という気がしていた。前回分をまとめて聞くと15分ぐらいになるので、その分をカットするとそりゃあ進み方が速い気がするのも無理はない。今日から再開してUnit 10の範囲を一通り聴いてもらった。
  • Conversation Bの音変化書き込みまでで時間切れ。残りの部分は宿題。
  • 今日の学習アドバイスは「少なくとも前回範囲は完全に全てが理解出来る状態で来て欲しいんですが…」「何%ぐらい達成できてますか?」と板書。いつも意識しておいて欲しいこととして。
第11回 11月25日(休講)

第10回 11月17日
  • 特記事項。いつも毎週月曜日が提出期限のラーニングポートフォリオについて、今回のみ11月27日(水)15:00を締切とした。
  • 第10回ラーニングポートフォリオ(11月27日締切分)の採点基準は「Conversation Cの音の変化」「Conversation Cの単語・表現」の部分に記入がなければそれぞれ1点引きとした。
  • 今日の板書での学習アドバイスは「今取り組んでいる内容は少し背伸びしたら届きそうな内容ですか?」とした。いろんな解釈ができるが、結局これまでに言った内容とほぼ同じと言うこともできる。ダメだと思ったらすぐにスクリプトを見よう、とかいう解釈にもなるだろうし。
第9回 11月15日(補講)
  • 11月25日が出張で休講になるので事前に補講。土曜日の補講なので誰も来ないかなあ?と思っていたら1限も2限も数人ずつ教室に来ていた。成績素点からするとほんの誤差の範囲なのだが、前回配布のラーニングポートフォリオの隅っこに小さくサインすることで1点だけ上乗せ加点。
  • いつものように小テスト→教科書→ラーニングポートフォリオ→教科書→ラーニングポートフォリオ→教科書→ラーニングポートフォリオの順。ラーニングポートフォリオには教科書本文が行間を空けて2回ずつ書いてあるので、著作権の都合上、公開できないのが残念なのだが、第9回〜第11回のものはPart 3の学習用として、また第12回〜第14回のものはPart 4の学習用として、「音の変化を行間に書き込む」「単語・表現で知らないものを行間に書き込む」「その他の学習」として作っている。
  • そしてしつこいまでに繰り返し音声を聴きながら(時にはテンポを20%落とした音源を使い)教科書の問題を解きながらラーニングポートフォリオに書き込む、という形を繰り返す。そして小テストでは前回の範囲のものを「読んで答える」問題と「穴埋めディクテーション」問題(すごく簡単なもの)を出題するという形式。そして合間に質問を受け付け、必要だと思えば教室全体に向けて解説をする。この繰り返し。
  • そうしているとあっという間に授業時間が終了し、プリントもオモテ面ぐらいしか終わらないので、ウラ面は宿題とし、翌週の月曜日15:00までに事務室のレポートボックスに提出させ、それを火曜日の授業までに採点して返却、というパターンで定着している。。。(毎回この繰り返しなので、教材がちゃんと準備してあれば特に授業記録として書くべきことはない、というのがここ数週間の気づきです。)
  • 今後はこの授業の記録は、特別に書き残しておくべきことだけ書くことにしますね。

第8回 11月11日
  • いつも使っている教室の設備が故障し、急遽普通教室での授業となった。だましだまし使っているのだけれど、そろそろ寿命なのでは?と思い続けている。そんなことがここ数年増えているので、授業自体は普通教室でもできるようにしている。もっとも、今年度は「自分自身が故障して迷惑をかけた」ので、あんまり文句は言えないのだけれど。
  • この授業では頻繁に書画カメラを使っているが、最近は多くの教室に設置されつつある。うっかり確認するのを忘れて教室に行ってみたが設置されておらず研究室に出戻り。研究室から離れた教室だったので取りに戻るのに時間がかかった。また、例によって遅れてのプリント提出が多く、その処理も含めると約20分のロスタイム。
  • いつものように小テストを実施。ただし今回はいつもと少し違い、CD音源から問題を抜き出し、サウンドエディタを使って順番を変更したものを使っての小テストとした。いつも2回ずつ読み上げるが今日は一発勝負。そして答え合わせの時に2回目を流し、それに合わせて1問ずつ答えを黒板に書いていった。
  • 前回同様、最初の15分程度はPart 2を利用した英会話の練習。素材は前回までの3回分のラーニングポートフォリオに書いている受け答え。どちらかと言えば2限の方が盛り上がっていた印象。
  • 今日まで同様にPart 2だが、ラーニングポートフォリオの形式はいつもと違う内容にしてみた。サイズもA4両面印刷。(いつもはA3両面)。そして一つの文に対する様々な答え方を教科書に掲載されている分だけ、全部書き写すというもの。とはいえこの演習は教科書での練習問題をすべて終えてからの活動として提案するというのがこちらの意図だったのだが、以前より少なくなったとはいえ今でもかなりの人数が先取りして進めてしまう状況にある。
  • 今日の最後の活動は「20%遅くした音声」での聴き取り練習。これならできるかなあ?という挑戦状の意味も込めて。しかしこれでも難しいという学生も少なくなかった様子。そもそも普段の英語リスニングに割く時間が少なすぎるのでは?という気がする。予習範囲(時には復習範囲)のリスニングを宿題として指示しており、それもせいぜい15分ほどの分量なのに、これさえ聞いてこない、多い学生でも3回とか。その程度ではいつまでたっても伸びませんね。
  • 海外出張の都合により11/25(火)の授業は休講。この補講として11/15(土)に前倒しで補講を実施するが、補講に出席できない学生(しない・する意思がない・補講?なにそれ美味しいの?という学生を含む)のために当日の出席点をカバーできる課題として「第9回ラーニングポートフォリオ」を配布。第9回からはPart 3を扱うが、この会話の部分3つを使い「音の変化・単語や表現・その他」を書き込んで学習できるように作った。書画カメラはこの書き込みの見本をちらっと見せるためだけに利用。本当は音声も流しながら説明できればよかったのだが、それは各自の学習に委ねてみようと思う。

第7回 11月4日
  • 昨日の夕方に急いで採点した第5回・第6回のラーニングポートフォリオをまとめて返却。何しろ月曜15時に締め切ったものを翌日の授業に間に合わせる必要があるという自転車操業。楽しい仕事ですがタイトなスケジュールは結構辛いですね。
  • 今日は「提出遅れ」がやたら多く、その処理をしているうちに開始時間に食い込んでしまった。まあその分、小テストに間に合わないという学生がいつもよりも少なめだったので良かったとするかな。
  • いつものように小テストから。もうこの形式にも慣れたかな。
  • Part 2形式も残すところあと2回。そこで今回と次回はPart 2を「英会話の練習として(技能として)」、素材はUnit 5〜6のラーニングポートフォリオで書いた受け答えの英文ペアを使う練習から開始。それをやりながら(ちょっとムリだろうな…と思いつつも)「もうそろそろ聴き取り自体、そこそこできるようになったでしょ?」という学習アドバイス(挑戦状?)を板書。さらにそれに続けて「Part 2が今でも難しいと思うなら…(Part 2は一番易しい!と多くの人が感じるPartのはず…)」と板書。この形式での英会話練習は今までになく盛り上がった。そして「私はこの質問にはこういうふうに答えたい」という観点からの質問を受け付けた。
  • 多くの学生が去年の「ブリッジ・イングリッシュI」(英語のリズムと発音)を取ってくれたはずだが、英語の発音は元通りの日本語発音というケースが多かったような気がした。まあ仕方がない。
  • いつもの方法で教科書に沿って「Warm Up」から順に進めていった。そして「Practice 2」と「TOEIC形式問題に挑戦」のところは今回は一発勝負で「実際にやってみる」という形式。ラーニングポートフォリオではこの次の設問が「自己採点しましょう。次に、間違えた問題について、間違えた理由を添えて分析してみましょう。右ページにも続けて記入すること。」ということになっているので、ここの部分をどれだけやってくるかで点数が決まることを告知。
  • 2限の終わりかけにはずっとスマホを触っていた学生1名のラーニングポートフォリオ用紙を取り上げて「追放」を宣言。もうそろそろこんな方法を使ってもいい頃でしょう。

第6回 10月28日
  • 昨日まで学園祭関係の休みだったので、いつものように月曜日を提出期限にするわけにもいかず、第5回のラーニングポートフォリオを回収してから小テスト。
  • 今日はPart 2の3回目でUnit 6。教科書のWarm Upは前回のように後続する文から穴埋めを推測することができるような問題でもないのでそのままリスニング。そしてPractice 1。ここまでは前回と同じように進めた。だが、今日も前回同様にPart 2の答えとなる文をひたすら書くという形のラーニングポートフォリオなので「ここから先は授業での指示に従って使うこと」という指示を無視した怪しげな鉛筆の動きが…特に1限の学生に顕著だった。課題だけをやれば良いってものでもないんだけどなあ。最終的にはTOEICスコアアップが目標なので指示に従って使って欲しい。授業では言わなかったんだが「コーチの指示を守らない選手」は伸びませんよ。その点、2限の学生には比較的「コーチの指示」を守ってくれた人が多かった様子。
  • 「Practice 2」と「TOEIC形式問題に挑戦」のところでのオススメ勉強法を板書で指示。前回とよく似ているが、今回は1回目のCD音声でガチで解き、2回目のCD音声の時に答えを確認し、3回目の神谷読みではちょっとゆっくり読み上げるので、何も見ないで「聴いて分かるか?」の確認に使って欲しい、というように指示した。もちろんやり方は各自の自由ということで、「もう無理だ…と思ったら答えを見よう。It's up to you! というアドバイスも板書に添えた。偶然にも今日の範囲でこの英文が出てきていたが、ここでの訳し方は敢えて教科書と同じにせず「みなさんにまかせます」ということにした。さらにもう一つの学習アドバイスとして「要再確認!Part 2の受け答えが成り立っていることを何度も確認しながら進めて下さい。意味は分かっていますか?」という内容を板書。
  • 教科書に沿って進めていき、最終的に「TOEIC形式問題に挑戦」は12番までしか進まなかったので、続きは自習ということにした。そして今回の評価基準としてプリント裏面の「正解以外の選択肢を中心に、すぐに意味が分からないものを以下にまとめましょう」「その他、各自に必要な学習を、以下を使って行いましょう」の欄を優先的に評価することにした。
  • 授業の最後に「今日どこまで進んだか?」が分かるサインを全員のプリントに記入。そしてここから先にも書き進めているか?も評価項目とすることも宣言。なので、プリントの提出も次回授業開始時ということに。2週分のプリントをまとめて返却することになるが、これも作戦のうち。どんな作戦なのかは…授業では話しましたが、ここには書きません。次回の授業記録ブログをお楽しみに!

第5回 10月21日
  • 前回の「第4回 ラーニングポートフォリオ」を返却し、採点基準を公開した。そして「第5回 ラーニングポートフォリオ」を配布し、小テストを実施。
  • 前回と同じくPart 2。今日からの3回は「非常に面倒かつ手が疲れる作業」である「全部の問題で解答となる選択肢の答えを書く」という作業をしてもらうことになっている。これは前回の板書事項で言えば「こういう尋ね方にはこう答える、という応答練習用に」(知識として)を意図した学習。
  • この授業記録ブログでは見つからないが、以前にも言ったように記憶している「読んで分からないものが聞いて分かるわけないよね」という学習アドバイスに加え、新たに「記号で答えを書くだけ?For what?」という学習アドバイスを板書。TOEICの学習でよくある「記号で答えを書く」ということについては「何の意味もない」と思っている。後で確認しようがない。その点、Part 2だけはそれなりに「受け答えのパターン」があるので、「やればやるだけ上達する」と思っている。その辺を分かって欲しくて今日から3回はこんな課題にした。
  • そんな雰囲気の課題であることが何となく分かるような状況でありながらも、ラーニングポートフォリオの小テストの続きのところからはしばらく見ないようにしてもらい、まずは教科書の問題から。教科書では「CDを聞いて疑問詞を書き取る」というタイプの問題から始まっているが、敢えて「CDを聞かず、続く内容から予測してどんな疑問詞が入るかを予想」という形で始めてみた。どちらかといえば瞬発力が問われるTOEIC Part 2だが、最初の単語が仮に聞き取れなくてもある程度は予想できるはずなので、その訓練として。これを10問分連続して、相談しながらやってもらった。
  • 答え合わせを兼ねて教科書の付属CDを2回聴き、続いて教科書にある「5問ごとに枠内から答えを選ぶ」形の問題に取り組んでもらった。ここでも隣同士の相談OK。
  • 英文と解答のペアを10問分、2回通して聴き終えたところで「記号ではなく英文で答えを書く」作業。ここでも枠内に音の変化(消える音や繋がる音)を記号で書き入れたらボーナスポイントということにした。
  • 続く24問は4問ずつ「CDを2回聴く」→「神谷が読み上げるのを聴く」という流れを繰り返した。オススメの学習法として提示したのは「最初はガチで取り組む」「2回目は答えを見ながら確認」「3回目に音の変化を書き込む」だが、1回目だけでは答えが出せない学生もいるので、取り組み方は自由ということにした。これを6セット分やって終了。
  • ラーニングポートフォリオの提出は来週月曜日まで学園祭関係の休みが続くので、学校に来ない学生もいることを勘案して、次回授業開始時で構わないということにした。それまでにしっかり何度も聴いてプリントに書き込んで来るんだよ〜!(とか言いながら今日もプリント提出を受け付けたのだけれど。そして案の定、書き込みが不十分な学生がいたのだけれど。)

第4回 10月14日
  • 前回の「第3回 ラーニングポートフォリオ」を返却し、「第4回 ラーニングポートフォリオ」を配布。そして小テストを実施。
  • 今日は課題が終わった人から早く帰れるよ!と最初に伝えたら、なかなかの集中力で取り組んでくれた、と思う。もっとも、どれくらいの品質で課題をやってくれたかは採点してみないと分からないのだが。(早い学生は25分くらい早く、逆に遅い学生でも10分ぐらい早く終了。)
  • 今日からPart 2に入った。Part 2を扱う全4回のうちの1回目なので、まずは教科書に沿ってPart 2とはどういう内容が出題されるかについて説明。もっとも、みんなTOEICは受けたことがあるはずなので大体知っているのだが、改めて紹介。
  • TOEIC Part 2のアドバイスとしてよくある例に「冒頭の1語だけを聴け」というのがあるが、これは「かなりの確率でデマ」であることを紹介。今日のラーニングポートフォリオはA3片面の半分以上を「ノート代わり」に使うことになっていたので、このことを板書し、メモさせた。(ちなみに今日のラーニングポートフォリオの採点基準のうちの1点分を「板書事項をメモしているか」とする旨を説明したので多分全員が書いてくれたはず。)
  • 続けて「Part 2をこんなふうに使ってみよう」と書き、以下の3点を一気に板書。
    • 全文ちゃんと聞き取れるか?の練習用に
    • こういう尋ね方にはこう答える、という応答練習用に(知識として)
    • 英会話の練習用に(技能として)
  • そして教科書に沿って5問ずつ「CD音声をポーズを空けながら再生」2回と「神谷読み」 1回で聞き取った内容を教科書の空所に入れる練習。続いてそれらが「どういうタイプの質問か?」を枠の中から選んで記号で答える問題に解答。この流れで4セットを進めていった。
  • プリントの裏面には本日、教科書で出てきた範囲の英文20文を行間を広めに取って印刷しておいた。これを使ってやって欲しいことは「強く読む所に印を付ける(○、△など)」「音がくっつくところをスラーの記号で繋ぐ」「全体の音の上がり下がりを矢印で書く」「音が切れるところに / を入れる」「必要ならば和訳」というように板書で指示し、これらの学習が終わった人からプリントを提出して終了ということにした。CD音声は4つのファイルを連結したものをさらに2回聴いてもらった。

第3回 10月6日
  • 1限(特に前半)では久々にグダグダの授業をやらかしてしまった(と自覚している)ので、まずは反省。前期の同一授業では飛ばしてしまった範囲で、後期にやるのが初めてという理由がタテマエなのだが、それを言い出すと初めてやる授業では全てグダグダでもいいという免罪符にもなりかねない。
  • 前回同様、教科書の英文を行間を空けて刷ったものを使い、リスニング教材をあの手この手で繰り返し聞かせながら、行間に音の変化や強く読む所、必要に応じて和訳などを書き込みしながら進めていくというスタイルを想定していたのだが、ちょっと欲張りすぎたようだ。前回のように全員が期日までにレポートボックスに提出するのとは違い、今回は余裕のある人は授業と同時進行で進めても構わない、授業の最後にも提出を受け付けるという形にしたのが失敗の大きな原因。そのためいろんなことを同時にやらなければならなくなりグダグダになってしまった。(この反省を活かし、2限の方は比較的うまくいった(と自覚している)ので、以下ではその授業記録をまとめます。1限の受講生のみなさん、ゴメンね。)
  • さて、授業開始直後から前回のラーニングポートフォリオを返却し、採点基準について説明。第2回のものは7点満点でつけたのだが、受講クラスを書いていない人がとても多かったのがムカついて(!)該当者は1点マイナスにすることにした。毎回このようにつけるわけではないが、9点満点の小テストで5点以下であれば−1、予習していなければ−1、期限(昨日の15時まで)を過ぎての提出で−1、一緒に進めたオモテ面への記入が不十分と判断したものに−1、各自で進めることになっていたウラ面への記入が満足できるレベルでなければ−1、教科書を持ってきていなければ−2という基準にしたが、何人かの学生は何かしら不十分な点があったので減点することになった。提出者の中での最低点は3点だった。もちろん未提出者は出席していても0点。このクラスの成績は毎回のラーニングポートフォリオの合計でつけるので、あとで苦労することになる人が出てこないか心配。(第2回ラーニングポートフォリオについては、評価方法自体は1限も同じです。)
  • 今回は教科書のUnit 3。TOEIC Part 1対策、3回のうちの最終Unitで、大きく分けると「A 動作と状況の描写」「B 詳細な描写」「TOEIC形式問題に挑戦」となっている。このうち最初の2つは「神谷読み」→「神谷読み」→「CDを聴く」→「CDを聴く」→「神谷読み」という流れで進めていったので、前回よりも1回多く、しつこく5回ずつのリスニングを要求したが、「オススメの勉強法」として最初の2回は教科書の問題を解く、次の2回で解答を見ながら意味も確認、最後の1回で聴くだけで(何も見ないで)意味が分かるかを確認するという形にしてみた。そして余裕がある学生は同時進行でプリントの行間に書き込む作業も行っていいということにしてみた。こんな形で「A 動作と状況の描写」をやってから5分程度、頭の整理をする時間を設けつつ質問を受けて回った。質問者には「おっけい合格」の押印。そして同様に「B 詳細な描写」の終わりまで進めた。
  • 「TOEIC形式に挑戦」のパートはプリントにも英文を入れていなかったので、先にCDを聴き、再度CDを聴いてから神谷読み1回ということにした。
  • このクラスは前期と同一内容・同一テキストとはいえ、前期は自分の入院騒ぎで変則的な開講となってしまったので、シラバスとはかなり違った内容にせざるを得なかった。シラバスでは毎回、質問や疑問解消報告を受け付ける旨を書いているのだが、これをラーニングポートフォリオに書かせて良いものか迷う。何しろ翌週の開始時には返却してしまうのだし、書画カメラで映しながら説明しようと思えば手元にないと具合が悪い。このクラスを1年次の後期に教えた時のように、疑問解消報告カードを別途用意しても良いが、そうなると成績管理上、自分の手元に学期末まで置いておくことになるし、返却もできない。まさにジレンマである。うまい解決方法がないかもうちょっと考えてみる。
第2回 9月30日
  • 祝日を1回挟んだのでまだ2週目。前回のラーニングポートフォリオを返却し、今回のラーニングポートフォリオを配布して授業開始。(今週分から教科書の内容を含んだ内容で、著作権上の理由により残念ながら公開できません。)
  • 今日もPart 1に特化した内容。全3回のうちの2回目。
  • まずは小テスト。といっても自己採点だし2回ずつ読み上げるので、TOEICと比べたらゆるゆるの内容。穴埋めディクテーションを3問と、教科書掲載の写真を見ながら読み上げた英文に合致するかどうかをT/Fで答える問題を6問。
  • この授業の当面の進め方として「CD音声を聴く→神谷の読み上げる音声を聴く→CD音声を聴く→神谷の読み上げる音声を聴く」という「4回ずつの読み上げ」を基本パターンとして進めていった。この授業はリスニング対策の授業だから、少しでも英文を耳にして欲しいと思うし。そしてスクリプト・対訳を見るタイミングは学生に委ねることにした。(併せてオプションメニューとして「ディクテーション」「シャドーイング」「オーバーラッピング」などをやってもよいことにしている。)
  • 同様のパターンでUnit 2の全体を授業開始後1時間で終了。続いて次回までの宿題として指示している内容を半分ほど一緒にやりながら、どんなふうに書いたらいいのかを指示。 
  • 宿題の指示内容は次の通り。「教科書付属CDを繰り返し聞きながら、行間に音の変化を書き込みましょう。カタカナで書いても構いません。弱く読まれるところはどう聞こえますか?また、強く読まれるところに○をつけましょう。学んだこと・気づいたことをそれぞれの右側・余白に書き込みましょう。10月6日(月)15:00まで(厳守)に1号館10階の事務室レポートボックスに提出して下さい。」利用したのは教科書p.17〜23の範囲の全英文。

第1回 9月16日
  • シラバスシラバス補足事項のプリントを配布し説明。シラバスを事前に読めば「教科書を買ってp.11まで目を通してくること」が「予習」として書いてあることがわかるというのに、1限も2限も約4割の学生が「予習」してきていないことに気づいてガッカリ。
  • 第1回 ラーニングポートフォリオを配布。(今週分は著作権に引っかかる内容ではないので公開できるけど、次回からは教科書の英文がそれなりに入っているので、残念ながら公開できません。)
  • 教科書のChallenge 1〜4のそれぞれ一部を使い、模擬テストとして実施。教科書未購入者のために書画カメラで問題を提示しながらPart 1 を10問、Part 2 を20問、Part 3 と 4 をそれぞれ4セットで12問ずつ。Partごとに自己採点させ、感想や目標点などを自由記述で書かせた。ラーニングポートフォリオではリフレクション(振り返り)が何よりも大切なので。
  • 教科書のChallenge 2のところで問題番号がずれていることに気づいた。プリントでは11〜30となっているが、ここは1〜20のつもりだった。仕方ないので問題番号11〜で実施。頭出しに少々手間取った。
  • 最後の20分弱で教科書のUnit 1を実施。ほとんどそのまま流すだけだったが、残り時間を気にしつつ、2回ずつ流す問題と1回ずつ流す問題に分けてやってみた。答え合わせもホワイトボードに書いてみたり、書画カメラを使ってみたり。
  • 最後に何かコメントを、と指示したら特に2限の学生が熱心に書いてくれた。そして出席カード代わりにラーニングポートフォリオを回収して授業終了。
  • 2限で一瞬言葉が出てこない場面があった。1限で調子がよかったので、ついつい勢いに乗って無理していろんなことを喋ろうと思ったらしい。アドリブが利かないのは少々つらいけど、少しずつ取り戻していくしかないですね。
  • 次回は祝日のため休講。

9月6日 授業記録ブログ開設
書けるかどうか分かりませんが…とりあえず準備中です。

2014年度 後期 基礎ゼミナール 授業記録

第11回 12月11日

  • 今日も集合教育。企業出身の先生お二人の話を聞くという内容。N先生、なかなか「おもしろい」人生を歩んでおられるんだなあ、と思った。Amazonで単著の詩集を出しておられたとは。もっとも、こういう「おもしろさ」は学生らにはすぐにはピンと来ないだろうなあ、と思う。この手の「おもしろさ」が分かるにはある程度の人生経験が必要だろうな。
  • 4限の「アッセンブリーアワー」は全員出席していた様子ではなかったが、企業訪問プロジェクトの報告会。7チームのプレゼンから上位3チームを決めるという内容。うちのゼミ生も入選!他のゼミの学生と合同発表だったけど。



第10回 12月4日
  • 今日は集合教育で、就職内定が決まった先輩の話を聞くという内容。前回の欠席者に台湾出張のお土産を渡しに行った時に見渡したら全員が揃っていたように思ったんだけれど、どうやら1人が欠席していた模様。後でメールを確認したら1人から欠席連絡が届いていた。教員席が少し離れた所にあったので確認しきれなかった。(他にももう1名が欠席していたことが後になって判明。)
  • 発表者にはほんの1週間前に依頼したということだったが3名とも堂々と話してくれた。こんなふうにうちのゼミ生も育ってくれるといいなあ…。
  • そして質問タイムではうちのゼミから学生2名が質問してくれた。なかなかやるなあ。
  • 明日までの課題が出ているので、今日の欠席者にも自分のメモ入りの資料を送っておいた。


第9回 11月27日
  • 2名が事前連絡ありの欠席。台湾出張のお土産(パイナップルケーキ)をみんなで食べながらゼミ開始。まずは前回できなかった「音読破」。かなり無理しながらだったが、3章分すすんで5章の終わりまで到達。
  • 「グローバル」をテーマにした「ゼミ論文」を書く指導の1回目。配布資料に従って論文のスタイル等について説明。
  • 後半40分は図書館に移動して資料探し。ちょうど来週・再来週のゼミが集合教育(1年生全員が1つの教室に集まる形式)なので、その次の年内最後のゼミまでに配布資料をひととおり埋めてくるように指示。(詳細は配布資料に記載しています。)


第8回 11月20日
  • 3名が事前連絡ありの欠席。
  • 1人を除き全員がパワーポイントスライドを作成してきていた。これはちょっと…というウケ狙いのスライドの学生もいたのだが、みんないつの間にかパブリックスピーチも上達してきたなあ、という気がする。
  • 事後に簡単に1人ずつ講評→しばらくご歓談、といういつもの流れ。しかしこのあとにちょっとでもやりたいと思っていた「音読破」はテキストを忘れてきた人が多く、仕方なくちょっと早めに終了。


第7回 11月13日
  • 今日は「キャリア教育の一環として真のグローバルとは何かを知る」という名目で、国立民族学博物館に遠足として引率。一人かなり体調の悪そうな学生がいたのだが、何とか参加してくれて全員出席。千林大宮の駅に集合して地下鉄谷町線と大阪モノレールを乗り継いで万博記念公園へ。前期にもExpo '70パビリオンの見学に来ているので2度目の万博記念公園。
  • 千林大宮駅に集合して地下鉄に乗ろうとしたものの、人数を数えてみたら2名足りず、1本遅らせたらその2名だけ実はもう乗っていて、先に着いて待っていたというハプニングが勃発。幸い大日駅で全員が揃った。
  • 前回は自然文化園もExpo '70パビリオンも有料だったが、今回は先方の計らいで、自然文化園もみんぱく特別展も常設展も、全て観覧料免除ということになった。まずはみんぱくの特別展「イメージの力」を観覧。入口から入ってすぐのところで大量の仮面が…おおっと、これ以上書くとネタバレになってしまいますね(笑)
  • ここは一部の展示資料を除いて写真撮影が可能なので、課題として「各自のスマホで写真を10枚以上撮影してくること」という指示をしていた。そしてそれを利用したパワーポイントスライドを使って次回「グローバル」をテーマにスピーチを行うこと」だったが、予想通りてんでんばらばらで特別展・常設展を見学していた。途中で2名を見失ってしまったが、4回に分けて10名には特別展→常設展のナビを行った。行ったり来たり、出たり入ったりで大変だったけど、常設展に連れて行ったところで自由解散ということにした。


第6回 11月6日
  • 3名が事前連絡ありの欠席。どうも寂しい雰囲気。
  • 来週のみんぱく(国立民族学博物館)への遠足の件を通知。集合場所は千林大宮駅に13:30に決定。
  • 今日のゼミは全く予告なしの状態だったのでみんな何をやるのか興味津々…だったらよかったんだけれど、どうだったかはともかく、実際のところ途中〜最後はかなり盛り上がったので、うまくいったのだろう。事前に3名ずつのチームを決めておいたが、欠席者が多かったので組み替えが必要となってしばらく待ってもらった。そして何とか決まったのでチーム発表。
  • 机を遠ざけたチームごとにフリクションペン3色とA3用紙1枚を配布して「グローバル」からスタートして思いついたキーワードをどんどん書いていくよう指示。ただし「他のキーワードと関連があること」という条件にしたので「連想ゲーム」のような形式。チームごとに小声で相談させ、なるべく他のチームと重ならない個性的なキーワードをひねり出すように指示して約20分。途中で巡回しつつ各チームの様子見。
  • 教室後方で作業していた真ん中のチームを前に呼び寄せて次のセッション開始。各チーム一人ずつ発言させ、それをこちらでポストイットに一枚ずつ書き、ホワイトボードに貼り付けていくという形式。ただし「◯◯から関連して」という形で発言するように指示した。途中に各チーム3回、無関係なキーワード(どことも繋がらないもの)を入れてもよいことにした。
  • 結局、書き損じ分を抜くと98枚のキーワードが集まった。これを見て簡単に感想を述べた後、一人10枚を目安に、好きなものを取りに来るように指示。みんな競うように取りに来ていた。
  • その中から5つ以上のキーワードを使い、改めて「グローバル」「知財」と絡めた「ゼミ論文」を書くことを年明け1回目のゼミ(1月8日)までの宿題ということにした。とはいってもせいぜい「論文の真似事」しか出てこないだろう。論文とはどういうものなのかの説明はおいおいやっていくつもり。とりあえずの章立ての案として「調べたいこと」「文献調査」「仮説/実証」「今後の展望」としておいた。
  • 今日の欠席者3名にもどうにかキーワードを考えるなりしてテーマを決めてもらわないといけないのだが、どのようにするかはもうちょっと考えて見るつもり。



第5回 10月16日
  • 事前連絡ありの欠席者1名。今日で書籍代の集金完了。(前々回分参照)
  • 体調不良の学生が多かった。ここのところ急に寒くなったからかな。
  • アンサイクロペディアから面白い記事 を紹介するというパブリックスピーチを実施。出てきた話題は「騒音おばさん」「ホームレス」「ウォーリーをさがせ!」「夜神月」「小保方晴子」「老人ホーム」「ゴランノスポンサー」「マクドナルド」「進撃の巨人」「大学入試センター試験」「一人ディズニーランド」「ウィキペディア」「リラックマ」。いつもよりも盛り上がったし、気がついたら3分経っていたという学生が多かったが、それでもこの内容でも3分持たせることができないという学生がいたのは残念。そして今日の司会者の学生のメモの取り方が不十分だったことも残念。これらを「講評」として指摘。
  • 5分休憩のあとで「音読破」。2章の「特許要件」のところしか読めなかった。風邪気味の学生が多く、いつもよりも声が小さ目だったが、いい感じに読めていた。
  • 来週は学園祭の準備で休講、再来週は学園創立記念日で休講となるので、木曜日は2回飛んでしまう。次回のネタを考えていないので、保留ということにした。まあ2週間あるし、そのうちに何か思いつくだろう。そういえばそろそろ「遠足」の日程調整もしないといけない。


第4回 10月9日
  • 事前連絡ありの欠席者1名。集金と引き替えで書籍配布。(前回分参照)
  • 3チームに分かれての「音読破」をいきなり開始。欠席者がいて空席ができたので「前から2列目」(チームB)に参加。今日は「はじめに」「目次」「本書の活用方法」「知的財産管理技能検定とは」「知的財産管理技能検定3級とは」「Introduction 知的財産とは」までの19ページ分を音読。特に目次を1行交替で読むところが盛り上がったような気がする。章ごとに3分の休憩をいれながら進めていった。これだけで50分ぐらいを消費。
  • 後半はDHMOについて。資料としてこちらを両面印刷したものを配布。DHMOについて知っている学生は1人もいなかったのが助かった。資料を読む時間を3分ぐらいとり、そのあとこれに反対するかどうかを聴いてみた。11人中5人が反対すべき、という意思表明をしてくれた。中には「そんなに危険そうには思えない、よくある物質?」というところまでたどり着いた学生もいた様子。(あえて種明かしはここには書かないでおきます。) 
  • 続いてWikipediaでDHMOのことを紹介してから来週の課題として、少々予定から外れるが、アンサイクロペディアから任意の記事を選び発表するという内容を指示しておいた。こちらのサイトは知っているという学生が半分近くいた。どんな発表形式にするかはまだ考えていないが、いつものパブリックスピーチ風にはできなさそう。「あらすじを要約」(1分)面白かったところ(1分)面白くないと感じるところ(1分)ぐらいかな。
  • 「音読破」は次回は2章「特許要件」から開始し、時間があるところまでは続ける予定。


第3回 10月2日

  • 欠席者2名。事前連絡があったのは1名だけだったが、始まった直後に「体調不良、寝坊」とのことでもう1名から連絡があった。改めて「ゼミぐらい休むときは直前までに連絡しようよ」ということを伝えた。特に先週、司会者に割り当てていた学生が事前連絡なしで欠席していたので、そのへんも注意しながら。
  • 事務連絡として「知財関連企業見学のお知らせ」を少々。プリントを簡単に説明してから読んでもらう時間を少々取った。
  • 今日はまず直前に思いついた「メールの書き方」の話から。こちらの記事をスクリーンに映しながら説明。なんでこんなことを説明しようと思い立ったかというと、今回たまたま全員から事前にメールしてもらう必要性があったのだが、その中で特に「イラッとする」メールがあったから。上掲の記事で言えば、1・2・3すべてに抵触するし、4もシンプルすぎる書き方だったので。悪い見本ということで提示させてもらった。
  • 予告していたパブリックスピーチ練習は前回同様「ブログなどWeb記事を紹介する」というテーマ。事前にURLの通知があったのは10名(うち2名は欠席)で、2名からの通知がなかったのは残念。話題に出たのは「オリックス・バファローズ公式HP」「コミュニケーション能力」「お気に入りのロックバンド」「JOYSOUND公式HP」「ひらめき箱」「ことりっぷ」「ラグビー部のHP」「全国書店・古書店マップ」「福原愛」「Amazon」「Hulu」。前回同様、準備不足の学生が多かった印象。
  • 全体講評を少々。砂時計をのぞき込むのは良くない、話を聴く態度が良くない、時間超過、声が小さい、アイコンタクトが足りない、百科事典的情報の提示は聴衆が飽きる、ちょっと早口、メモの取り方が甘い、など、個人名を挙げながら1人ずつチェック。
  • なぜかこの時点で残り時間は20分だったので「ご歓談」の時間は取らず次のテーマへ。今日用意していたのはこれからの進め方についてディスカッションすることだが、以前考えていた「現代用語の基礎知識」を使ってニュースキャスターの真似事をするというアイデアよりも、知的財産学部なんだから知財検定3級のことはどうだろう?と提案。そして知財検定3級の公式テキストの第1章のコピーを配布し、チームごとに音読していくことを提案し、実際にやってみることにした。具体的には前から列ごとに3チームに分かれ、句点で話者交代するという形での音読。入るタイミングが難しいので、ゲーム的な要素もあり、それなりに集中力も必要。ただ音読するだけだが、ちゃんと読めば興味を持たせることもできるだろう。学生らも楽しんで参加していた。
  • そして次回からこの本を音読用の素材(教科書としては使わない)として使うことにした。来週から使いたいので10%引きで買うには間に合わず、一部はこちらの持ち出しになってしまうが(実際にはクレジットカード払いのポイント還元などもある)3240円の本を3000円ずつ、次回徴収して利用することにした。知財や法律を専門としない教員の基礎ゼミなので、学生らには申し訳ないと思っていたが、こういう形でならお手伝いできるかもしれない。



第2回 9月25日

  • 欠席者3人。以前に4人が欠席したことがあったため、それに比べるとマシとも言えるかもしれないが、全部で12人しかいないゼミでの3人となると、かなり寂しい感じがした。しかも司会者に指名していた学生が欠席したので残念としか言いようがない。この罪は決して小さくないぞ…。急遽、来週のゼミでの司会を予定していた学生に代役をお願いしたところ快く引き受けてくれた。
  • 今回のパブリックスピーチ練習は「ブログなどWeb記事を紹介する」というテーマだった。事前に紹介するWeb記事のURLを神谷宛に送るように指示していたのだが、指示通りに送ってきた学生はわずか1名。そのためいちいち検索しないといけなかったので、欠席者が多かった割には時間がかかった気がする。
  • 紹介されたWeb記事や話題に出たのは「いろいろランキング」「Windows用フリーソフト紹介サイト」「YouTube」「ラジおこし」「大学生の読書離れ」「内田樹」「御かぞくさま御いっこう」「尾田栄一郎のWikipediaページ」「ドラゴンゲート」「バイナリーオプション」「IPニュース」「にこさうんど閉鎖」「SmartNews」「検索してはいけないWiki」だった。どうも前回よりも発表が雑な学生が多かったような気がする。3分間の砂時計を使ってやっているが、3分持たないなど準備不足の学生もいた。複数のテーマを喋り何とか時間を持たせようという学生も。かくいう自分もよく考えて見たら3つも別々のテーマを紹介していて時間が超過してしまったので、今日のは悪い見本…。
  • 今日は1人ずつの講評も行った。バラバラのテーマを取り上げるのは良くない(自戒を込めて)、3分の持ち時間が持たないのは残念、自分の意見を述べること、公序良俗に反する内容は良くない、など。必ずしも台本を用意する必要はないが、持ち時間を使い切れるぐらいの喋りができるようリハーサルをしておくことも伝えたつもり。それと最後に個人的に伝えることになってしまったが、ある学生がダラダラと画面に書いてあることを読み上げていたので、それは良くないということも伝えておいた。
  • 次回のゼミでも同じテーマでパブリックスピーチをしてもらうことにした。今度は準備をきちんとしてきて欲しい。
  • ここでしばらく「ご歓談」の時間を取ってから、2つ目のトピックとしてベネッセの「自己発見レポート」の資料を使ったキャリア形成に関するディスカッション。これは入学直後にやったアンケートに基づいたものだが、夏休みも挟んでいるから、その間に目標なども見つかったという学生もいることだろう。また、このような調査は基本的には「笑い飛ばす」類のものと考えたらいい、という話をした。ちょうど前回のゼミで運転適性検査の話をしてくれた学生がいたのでそれと絡めながら。
  • ゼミの内部では成績を公表してもいいという了解が全員から得られたので、手元の教員用資料(結果をコンパクトにまとめたもの)を晒しながらしばらく情報交換。そして他人と比較して思うことなどを一言ずつ喋ってもらって終了。



第1回 9月18日
  • 事務連絡その1として成績不良者の保護者呼び出し(と書くと大げさに聞こえるけど実質そういうこと)があるということを宣言。我が基礎ゼミでは3名が該当。
  • 無茶ぶりで定評のある(?)我が基礎ゼミだが、5分で準備して持ち時間1人3分で「夏休みの出来事」を喋ってもらった。順番決め、メモ取り、司会は神谷で、アイコンタクトの評価票(スピーチ中に目を合わせることができたか?を記入するExcelで作ってプリントアウトしたシート、自分の名前の欄は当日の発表中に全員と目を合わせることができたかどうかのチェックに使う)を最初に配ってから開始。
  • 話題に出たのは「卓球部の合宿の話」「ロックフェスに参加した話」「鳥人間コンテストに参加した話」「入院中の話(これは神谷)」「アメリカに行った話」「ラグビー部夏合宿の話」「夜のバイトの話」「高校の友達と3人でUSJに行った話」「映画『マレフィセント』を見に行った話」「ナガシマスパーランドに行った話」「高校の友人とカラオケに行った時の恐怖体験」「合宿免許を取りに行った話」と盛りだくさん。みんな以前よりも人前で喋ることが確実に上手くなっている気がします。
  • 今日は特に全体コメントを言うことなく自由なディスカッションに移行。
  • 事務連絡その2として、後期のスケジュールについて説明。合同授業が2回ある。そして後期も「遠足」に行きたいということも伝えておいた。次回の前半はパブリックスピーチの続きとして、「ブログなどWeb記事を紹介する」というテーマを指示。さらに紹介するサイトのURLを前日までに神谷に知らせ、きちんと発表原稿(3分)を用意してくるよう伝えた。後半はベネッセからの返却物一式を使った内容を扱う予定なので、これも持参するよう伝えた。夏休みの間に「変化」した学生も多いだろうけど、キャリア教育もそれなりにやらないといけないので。
  • 以上でネタ切れのため初回は10分早く終了。



9月6日 授業記録ブログ開設
書けるかどうか分かりませんが…とりあえず準備中です。

2014年度 後期 ブリッジ・イングリッシュb/I 授業記録

第11回 12月8日

・大福帳を返却してから第2回小テスト。10点満点でペア交換しての採点だが、あとで丁寧に目を通し「採点ミスは採点者からの減点」(もちろん回答者も)ということにしている。今回も不正しようという意志はないだろうけど、採点ミスが続出…。黒板に書いてある綴りとちょっとでも違ったら減点というルールだが、採点者自身が正しい綴りで書き写すことができないのでは減点さもありなん、というスタンス。(うっかりチョークを補充せずに教室に行ってしまい、赤いチョークで答えを板書したというこちら側の不手際はあったものの、そこまで答えを書き間違えるかねえ?と首をかしげたくなる間違い方が多数。)

・前回配布の「こんなにあるよ1音節の単語」を後ろからやっていく、大福帳に書いている「得意なもの」をペアで確認、前回範囲の復習、今回範囲の練習、そしてChapter 7の音読と、音読練習盛りだくさん。そして今回も同様に得意なものを[4]のページから上下1つずつ大福帳に抜き書きさせた。

・次回はChapter 7の問題から再開。そして今回うっかりChapter 8の範囲のプリントを配布し忘れたのは痛恨のミス。こういうことがないように次回まとめてChapter 10まで配ってしまおうと決意。



第10回 12月1日

・大福帳を返却しながら追加プリント(こんなにあるよ1音節の単語)を置いておき1枚ずつ取る形で配布。そしてこの時期になるといつもどこかで聴くことになるWham!のLast Christmas(YouTubeにリンク)の冒頭の歌詞を板書。

・まずはこの意味をきちんと理解しながら聴いているか確認させた。失恋の歌なのになんでこんなのがこんなに流行るんだろう?と長らく思い続けているのに今年もよく流れているねえ…みたいな話をしながら。

・次にそれぞれの単語が何音節なのか、音節の下に黄色いチョークで●を板書し、1音節の単語がどれだけ多いかを意識させた。

・そのあとで実際に唄ってみようということでリフレインの箇所も入れて計4回、みんなで唄ってみた。1回目のあとに拍手が起こったのは想定外だったが、みんなが発音がうまくなることが目標なので、授業担当者の歌がいくらうまくても(!)ダメだという話をした。そしてリズムに乗って唄えるよう工夫。ちょっと高めのキーだったので学生の多くは1オクターブ下で唄っていたが、最終的にそこそこリズムに乗って唄えていたようなので「拍手」でこのコーナーを締めくくった。

・そして今日の冒頭で配布した追加プリントを説明し、さまざまな方法で練習。

・教科書はChapter 6のAの問題から。Cも終わったので、次回の第2回小テストについて予告。

・発音プリントの前回範囲を復習してから新しいところに突入。今日からは文の発音なので、大福帳①の質問は「得意なものを上半分から1個、下半分から1個、それぞれ選んで英文で書く」というものにした。次回に本当に上手に読めるかをペアでチェックさせる予定。

・最後に教科書Chapter 7の本文を1回聴いて終了。大福帳と引き替えにChapter 7のPhrase Reading Worksheetを受け取るように指示したのだが、持ち帰らない学生が多数。後ろの方の学生は聞いてなかったのかなあ?これを使って聞き込んで来ることまでが毎回やってる宿題なのに。



第9回 11月17日

・大福帳返却。

・今日も最後の30分以上は個別の音読テストに充てる予定だったので少々駆け足の授業。「こんなに違うよ文字と音」の2ページ目とChapter 6の本文の音読まで終了。

・大福帳の①は前回同様、うまく発音できないものを3つ書いてもらうことにした。

・前回よりも少し早く終わったのは教室内で受けたい学生のため、というよりもむしろ「黄色カード」の最終日なので、4限に授業がある学生はこの教室での受験が最後のチャンス。長蛇の列がなかなか解消できなくて、同じ教室を使う次の授業の先生が廊下で待機されていて申し訳なかった。


第8回 11月10日

・大福帳を返却し、表面右下に書いた中間集計の採点基準(授業7回分で21点満点、欠席1回につき3点引き、×記号1つ(遅刻・忘れ物などに利用)につき1点引き、大福帳記入が2行以下の週があればそれぞれ1点引き、前半の振り返っての感想が書けてなければ1点引きなど)を板書で公表。同時に今後の授業で使うプリント8回分(ホチキス止め)と「英語の音づくり」のためのルール集(改訂版)を配布。

・毎年この授業の8回目以降はもう絶版になってしまった靜哲人先生の隠れた名著「カタカナでやさしくできるリスニング」(1997年初版発行、研究社出版)の前半のコピーを切り貼りして作ったプリントを利用させていただいている。再刊されないかなあ…是非ともこのクラスの教科書に採択したいくらいなのに…。

・「ルール集」の1〜4番と11番、特に今回最も重要なのは4番の「単語のアクセントがない母音は[ə]で読んでよい」というルールを意識させつつ、配布プリント(束)の最初のページを繰り返し音読練習。そして大福帳の①の質問として全員必須回答で「今苦手だと思うものを3つ選び英語で書いて下さい」と板書で指示。

・続いて、前回配布したChapter 5のPhrase Reading Worksheetを使い、全体の音読と教科書の区切れ目での音読。後者はいつものように第2段落まで。そして教科書の同義語選びの問題までやって授業は30分ほど早く終了。

・今週と来週は音読テストの1週目・2週目の学生のための時間を設けている。今回は青・黄・赤の3色のカードで色分けして受験する週を決めている。黄色と赤色は2週目・3週目なので、そのカードを持っている人は大福帳を書き終わったら帰って良いということにした。もちろん教室に残り、音読テストを受ける学生の様子を観察していてもよいのだけれど。

・音読テストをすでに受けている学生は5名程度で、今日の教室では10名強が受けに来た。1週目は11/11までなのだが、青色カードの配布枚数(各色約45枚を印刷)からするとまだ相当な数の学生が受けに来ることになる。



第7回 11月3日

・今日座っている席で前から順に3色の「音読テスト評価票」を配布し、好きな色のものを取ってもらうという形で音読テストの受験日を決めるという方法でやってみたところ、第2週の色が早く品切れになるという結果に。なるほど!そう来ましたか!

・小テストを最前列に並べる形で返却。いつもの大福帳と同じ方法だったが、事前にその方法で返却することの許諾を得ていなかったので、点数が丸見えだったことから、ちょっとこの方法には抵抗を感じる学生がいた様子。ごめんなさい。でも人数が多いクラスではこんな方法しかやりようがない(と思う)んです。

・前々回から続けているプリント(あいうえお、第3回)を使った練習。3回目なので特に今日は気息音(p, t, k)がまだできていない人は重点的に練習するように促して、最初から順に音読。そして自由練習。

・続いて前回のプリントの裏面を使い、日本語の「ん」を英語の「n」と比較するというテーマを取り上げた。すなわち日本語の「ん」には7種類の音があるということで、シラバス補足事項でも書いていることだが、これにて「謎めいた記載」は全て解決したことになる。そして日本語の「ん」の7つの音を説明したあと、英語の単語が「n」で終わる場合は「小さいヌ」を後に忘れないように!という話。さらにビートルズの"A Hard Day's Night"と"Let it be"の冒頭の部分を唄って紹介。日本語の「ん」にはそんな区別があったんですね、「小さいヌ」を入れることでより英語らしく聞こえた!など、いろんなところで学生の関心を引きつけることができた様子を授業後に大福帳で確認。先生、唄が上手いですねぇ、という記述も何人かから…そんなことははどうでもいい(苦笑)

・教科書のChapter 4の単語選びと穴埋めディクテーション問題を実施。穴埋めディクテーションの方は「CD音声」→「CD音声(問題箇所の後でポーズあり)」→「ゆっくり神谷読み」という形でやっているが、教室後方では授業にも参加していない学生が多いのか、この方法が伝わっていないらしく、コーラスリーディングと間違える学生が多かったのでムカついた。

・今日で大福帳の表面が終了なので、所定欄に前半7回の感想を記入させ、提出させて終了。



第6回 10月22日

・手抜きコメント(?)を入れた大福帳を返却。何しろ前回の授業が2日前なのでコメントを書く時間がとれず、押印の組み合わせにより3段階で評価した。具体的には前回指示した内容が書けていない学生には「だめです」のはんこと日付印、前回指示した内容だけの学生には日付印だけ、前回指示した内容以外にも有効なコメント等が書けている学生には日付印と「おっけい合格」のはんこを押した。しかし質問等が書かれている学生の大福帳には、短めの返信も書いておいた。

・続いて第1回の小テストを実施。文中の3語を聞き取って書く穴埋めディクテーション問題を5問、同義語を選択肢から選んで書く問題を3問、英文を書き換える問題を1問、ヒントの単語にさらにもう2語を完成させて英作文させるという問題を1問、計10問で出題。こんなの点数を取らせるための出題のつもりだったのに、全然勉強していない学生が多かったようで点数はとても低かった。どうやら教科書をまだ買っていない学生もいる様子。(後述)

・前回のプリントの復習をしつつ、再度(1)〜(13)の中からさらにもう3列選んで英単語で書くように指示。前回分と合わせて30個の英単語が選べたことになる。

新しいプリントを配布し、これを使って第6回の範囲を解説。大阪弁と英語の音声の共通点というシラバスに書いた「謎」がまた一つ明らかに!

・教科書Chapter 4のPhrase Reading Worksheetを配布。本文に出てくるいくつかの単語、というか記号類の読み方を板書で説明。(per hour, degree, degree centigradeなど)全体を音読してから、続いて教科書の切れ目で第2段落の終わりまでを音読。

・教科書を持ってきていない学生がたくさんいたような気がしたので、巡回して大福帳に×を書いて回ったら、いるわいるわ…この調子ではきっと教科書をまだ買っていないという学生もいるのだろう。そうであるとすれば教科書の問題もまともに回答していないはず。そして教科書付属CDも教室以外では一度も聴いたことがないという学生もいるのだろう。まだこのクラスの厳しさを分かっていないようですね…。

・次回、教室の前方から3種類の日付の入った音読テスト評価シートを配布し、好きな日程を選んでもらうことを宣言している。いつも教室後方にばかり座っている学生が少しぐらい前に来るのだろうか?それとも「残り物に福あり」を狙って、そのまま後方に居座り続けるのだろうか?



第5回 10月20日

・大福帳返却。教科書のChapter 2の同義語選びの問題から開始。続いて穴埋めディクテーション。

・前回配布したプリントの裏面(「あいうえお」で英語発音練習(3))を使い、(1)〜(13)をいろいろな方法で音読。

・大福帳への①の質問として「(1)〜(13)のうち自信があるよ!という列を3つ選んで、その英単語の列を並べて書いて下さい」を全員必須で回答するように指示。これで各自15個の単語を抽出したことになる。案の定、指示通りに書けていない学生も少なくなかったのだけれど。

・教科書Chapter 3のPhrase Reading Worksheetを全体を音読し、続いて教科書の切れ目で第2段落の終わりまで音読。

・教科書Chapter 3の同義語選びの問題までしかできなかったので、ここまでを第1回小テストの出題範囲ということにした。



第5回 10月13日

・この授業がある3限は暴風警報発令に伴い休講となりました。残念ながら改めて補講をしなければなりません。

・このブログは自分用のメモも兼ねているので、あれ?先週、何やったっけ?ということがないように、とりあえず記録しておきます。



第4回 10月6日

・教室に入ってみて気づいたのだが、いつもより相当人数が少ない!さすがに暴風警報で午前中が休講になると、いくら8時台に暴風警報が解除されたとは言え、その日の3限はかなり人数が減るのは簡単に予想がつく。ともあれ大福帳をいつものように返却。後に遅刻で数名が入室してきたり、不幸にも人身事故と重なり延着したり、ということがあり、最終的な出席者は103名だった。もう来なくなってしまった学生の分も含めると45枚の大福帳が残っていた。

・まずお知らせ事項として、シラバス補足事項のプリントで予定として書いていた来週の第1回小テストは再来週(以降?)に延期、ということを発表。(誰だったか大福帳に「来週の小テスト頑張ります」とか書いている学生がいたような気がする。全然、話を聴いとらん…。)

・今日はいつもの「あいうえお」のプリントを連続して縦に読むという練習をやりながら進めてみた。つまり(2)→(9)→(16)→(22)→(29)→(36)→(43)のような進め方。こんな感じで4列ぐらい選んでリピートさせながら、そしてちゃんと出来ていないような気がした所は何度も繰り返し、みたいな方法で。

・今日で「おふざけフレーズ」は最終回。採用作品はfの練習が中心のものとして「はっひふっへほー バイバイキーン」「母は母の日には歯は抜かない」「腹の減ったマントヒヒ」「2人でふらふら二日酔い」「オールドファッション母と半分こして食べた」、vの練習が中心のものとして「ビリビリしびれる美人さん」「ボボボーボ・ボーボボ」「ビビンバ食べたい」「バント決めて万々歳」、澄んだthの練習が中心のものとして「赤坂で 赤坂サカス 咲かせます」「しみじみとしみるしまじろう」「神谷さんはすばらしい先生」「さらさらした皿」、濁ったthの練習が中心のものとして「ぞろぞろ並ぶ大渋滞」「ぞうさん勢揃い」、r/lの練習が中心のものとして「ガリガリのガリバー」「ドリルでドリドリドリランド」。

・ここで①の質問として「今日と来週の授業までの復習で1枚目のプリントはもう卒業できそうですか?」を尋ねてみた。

新しいプリント(別ブログで公開している「あいうえお」の(2)と(3)を両面印刷したもの)を配布し、(2)のページを一気に紹介。これはシラバスにも書いていた「日本語の謎」の一つで、やや講義形式に近い形ではあったが、それでも多くの学生が楽しんでくれた印象。

・今日はなるべく教科書を進める時間を取りたかったので30分以上を教科書英文に充てた。まずChapter 1の音声を聴き、続いてPhrase Reading Worksheet全体を、まだ個々の発音を少しやっただけで、他の英語音声の特徴を何もやっていない段階ではあるが、「忠実に真似する」ように指示。そして気になる箇所だけ部分的に繰り返し。続いて教科書での切れ目を使い、音読テストの範囲と同じ第2段落の終わりまでリピート。これをChapter 2までやって終了。もう少し進めたかったのだが、残り時間が微妙だったのでここまで。次回、教科書の問題を2課分やれば再来週に小テストができるところまで到達するが、果たしてどうなりますやら。

・幸か不幸か、今週は提出された大福帳が上述の通り103枚なので、いつもよりもコメント書きの作業負担が少なめ。それでも一日仕事になることは間違いない。



第3回 9月29日

・大福帳を返却。前回よりもスムーズに返却できたのは、学生も慣れてきたことに加え、カード右上の枠に何か目印になるものを書いてくれた学生が増えてきたから。そして今週もさらに未記入の学生が減った様子。

・大福帳に全員が回答する①の質問として「シラバス補足事項」のプリントの「授業外学習の方法」のところで指示した内容のうち、何をどのぐらいやったのか具体的に書くよう指示。

・「あいうえおで発音練習」のプリントの既習事項を少しずつ区切りながら、発音のコツなども補足説明しながら総復習。ここまでで約30分。

・前回の大福帳で学生が書いてくれた「おふざけフレーズ」があまりにも多く、全部の作品を読み上げながら採用の作品を板書する作業だけで相当な時間がかかってしまった。採用したのは主にr/lの練習用として「ねるねるねるね ねるからな」「海苔食ってノリノリな野呂さん」「コロコロコロスケ」「ゴリゴリのゴリラ」「フルフルしたらルー垂れた」「ダレノガレ誰々」「リッチなリンゴがキラキラ」「そろそろトトロ出ろ〜」、主に澄んだthの練習用として「あせってすべって ひざこぞうずるむけた」「皿がスルスル滑り落ちた」「シジミの味噌汁」「シーサーの操作は難しそう」「砂糖・塩・酢・醤油・味噌」「信州そばをすする」「えっさえっさえっさほいさっさ」「笹の葉みじん切りにする」「資産差し引き3000円」「さかさの世界を知りました」、主に濁ったthの練習用として「ズルズル引きずるあしたまで」「ざるそばずるずる食べる」「ぞうさんずんずん歩いてる」「ラーメンずるずる」「ザラザラのザラメ食べる」「ざくざく財宝勢揃い」「ザリガニのハサミざくざく」「地味にじんじん痛む膝」。そしてこれらを使って音読練習。実際にはこの2倍以上の「応募作品」があった。この紹介だけで20分近くかかってしまったけど、時間かけすぎのような気がする。

・新しくfとvの音が登場。これまで同様、「あいうえおで発音練習」の35番から48番までを少しずつ繰り返しながら進めていった。そして v の「ベストポジション」を探す練習(下唇に上の歯を当てて前後に動かしながら一番汚い音が出る場所を探す)も取り入れてみた。

・おふざけフレーズは毎年使っているものだが、f には「はらへったはらへったおひるごはん」「ははのひふ ははのひふ ははのひふ」「ほっとひといきコーヒーで」を、そして v には「ぶんぶんぶん はちがとぶ」「バイキンべたべた文房具」「バイキンマン びびって自爆でバイバイキーン」を紹介。

・ここで「Englishあいうえお」のEnglishカタカナエクササイズ方式を取り入れたプリントを配布し練習。このプリントを使うのも今期で3期目だが、例年同様ウケが良かった。

・少々遅れ気味ではあるが(自分の体調の都合でちょっと進み方が遅れているのと、人数が多いので大福帳で多くのおふざけフレーズが寄せられるのが原因)ここでようやく教科書を利用。残念ながら本文ではなく単語選びと穴埋めディクテーション問題のみしかできなかった。でもコンスタントに学習を進めている学生はいるので、Phrase Reading WorksheetはChapter 3まで配布しておいた。まだChapter 1もまともには終わっていないのに…。

・大福帳を回収して授業終了。今日は結構ぎりぎりまで授業していたような気がする。もうちょっと早く終わるようにしたいなあ。




第2回 9月22日

・大福帳を色別に最前列に並べる形で返却。まだカード右上の枠(こちらのブログを参照)に何も書いていない学生が多いので、自分の大福帳を探しやすくするためにも何か書いておくように指示。

・初回欠席者が10人ほどいたので、その対応など。でも前回来ていて今回欠席していた学生もそれなりにいたのでプラマイゼロって感じ。

・週替わりミニアンケートの設問は「①きちんと復習してきましたか。具体的に何をやったか正直に書いて下さい。」を全員必須で書いてもらった。

・他人の大福帳を持って行くことは「重大な不正行為」(遅刻のチェックも兼ねている)であると配布した「シラバス補足事項」でも明記しているのに、念のため「万が一、授業途中で他人の大福帳を持っていることが発覚したら即刻両名とも追放する」と宣言してから確認してみたら3名が隠し持っていた。うむむ…。

・前回配布の発音プリントの14番までを再度復習してから、前回の大福帳に学生が書いてくれたオリジナルの「おふざけフレーズ」(読み上げは全部やったが、板書したのは良くできていて板書して紹介する価値があると判断したもののみ)を紹介。板書で紹介したのは「オラ、オラのラクダどれー」「くるくる回るかざぐるま」「ケロケロケロケロケロロロロ」「レインボー色のアイスクリーム」(この例文はrの練習にだけ)「つるつるのおそばたべる」「タラちゃんタラタラしたらあかんでー」「タラちゃんどこかでウロウロ」「コロコロコロッケ」「来来亭のラーメン」の9つ。

・lの音の追加説明として、隣の人と顔を向け合って舌先が見えるかどうかのチェック。続いて語末の l ( dark l ) の音について説明。

・今回は新たにthの発音が登場。板書で説明したことは「1. 日本語のサ行ではない。はるかに弱い音。 2. 舌先が隣の人からも見えそうになる。」の2つ。澄んだthは日本語のサ行子音よりも遙かに弱い音になるため、どちらかと言えばsではなくtに近い音になることも確認しながら紹介。濁ったthの音は上の歯で舌の上を前後にスライドさせながら「一番汚い音が出るベストポジション」を探し、澄んだthの音でもその場所にぴたっと持ってくることができるよう何度も練習させた。

・澄んだthのおふざけフレーズは「さようなら せんせいみなさん またあした」「すばらしく せいせきあがり うれしいな」「そんなそうさは しりません」の3つ。濁ったthのおふざけフレーズは「じかんわり ぜんぶずれてて ずっこけた」「かぜひいて つくるぞうすい あじもなし」「あじさい あじさい はなざかり」を利用。(一部の例文は靜哲人先生の著作から借用しています。)いいものが寄せられることもあるのだが、なかなか学生のオリジナルの「おふざけフレーズ」に置き換える余裕がないのが残念。学生からは今週はサ行またはザ行を含み、なるべく外来語がない「おふざけフレーズ」を募ることにした。外来語を含んでしまうとどうしても原語での音の発音を間違って覚えてしまうきっかけになりそうで怖いので。

・最初の頃はどうしても最初の段階の初歩的な発音練習に時間がかかるのでなかなか進まないのだが、教科書Chapter 1のPhrase Reading Worksheetのオモテ面だけ、r と l と th が出てくるところに特に注意しながら練習する時間はあったので、各行、少なくとも2回以上ずつ、時には何回も繰り返しながら練習した。

・最後に大福帳を次のChapterのPhrase Reading Worksheetと交換する形で回収して終了。



第1回 9月15日

・1/2限のVELCテスト実施の事後処理に15分弱かかり、体調不良との理由で先週末の成績返却を取りに来れなかった学生に成績票を渡し、3種類のプリントを印刷し、コンビニおにぎりを急いで食べて3限の教室に向かうという「ザ・自転車操業」を後期初回からやらかしてしまった。教室には135名という過去最高レベルの人数。思わず So many students! Incredible! とか口走ってしまった。

・1/2限はあまり喋る必要がなかったが、3限は「がっつり喋る系」の授業だったので、言葉が出るか若干心配だったが、そこそこうまくいったと思う。しかしまだ本領発揮じゃないなあ、というのが正直な印象。少しずつ回復していけたらいいなあ、と思います。

・時間の都合もあり事前に座席指定をすることができなかったので、席替えからスタート。学生番号ごとに分かれて着席しなおしてもらった。そしていきなりプリントを配布して発音練習からスタート。使った教材は別ブログでも紹介しているこちらの内容で、1回目から声を出してもらうことが狙い。そして「学部で一番うるさい授業にします」(もちろん良い意味で)と宣言。

・プリントの冒頭部分を使って r の発音練習から。少しずつ進めていったが、ところどころ気になるところで止めながら。そして前後に母音があるときの r の発音のコツとして、(1) r のところで口唇の大きさを変えない (2) 日本語のラ行子音とはちがう(弾き音。持続不可。英語の場合は流音。) (3) r の部分は長めに の3つを板書。そしてあとでこれを l に書き換えて、l にもそのまま当てはまることを説明。

・そして「おふざけフレーズ」として「タラちゃーん、イクラちゃーん、ノリスケさーん」「プリプリのエビどれ〜?」「とろろいもトロトロ〜」を紹介。文の途中で特定の音を出すための練習として毎年使っている。この文を使って r と l の他、日本語の「弾き音」でも練習。

・およそ50分が経過した時点で最初の脱落者チェック。この授業、やっぱり取るのをやめた!という学生は退室してもよいということにしたが、誰も退室せず。もうシラバスをちゃんと読んで授業を選ぶという習慣は定着したのかな?特に今年からは新たに「予習」「復習」の欄もでき、ページ上限も増えたことだし。

・ここで(直前に慌てて)用意したプリント3種類(「シラバス補足事項」「大福帳」「教科書Chapter 1のPhrase Reading Worksheet」)を配布して「授業外学習の方法」などのお約束ごとを説明。

・大福帳の書き方を詳しく説明。①の週替わりミニアンケートは「この授業への意気込みは?」とした。15分ぐらい早く終わったが、結局最後の人が大福帳を提出したのは5分前ぐらい。

・教室にスマートフォンらしき忘れ物が3件もあった。久々に大学に来るとうっかりミスが増えるのだろうか?すぐに持ち主が現れたのは1件のみで、隣の建物の1階にある「忘れ物コーナー」に届けたあとで偶然エレベータで「さっきの教室に忘れ物がありませんでしたか?」と尋ねてくる学生あり。

・ぐったり疲れて研究室に戻ってきた。体力が回復するまで20分ぐらいかかったけど、無事にVELCテストの答案発送、成績確認願の回答、明日のプリントの印刷など必要な作業を終えて帰路に就いた。



9月6日 授業記録ブログ開設
書けるかどうか分かりませんが…とりあえず準備中です。

2014年度 後期 受信英語II 授業記録

第10回 12月8日

・主に前回の提出物を返却。

・先週に比べたら若干多めの質問カード。ここのところ多い週と少ない週を順番に繰り返しているような気がしている。

今週のラーニングポートフォリオはこちら。これを教室入室後に配布してその瞬間から書き込みOKという方法に徐々に変わりつつある。今日も黒板4回分、55問を余裕でこなすことに成功。少々時間が余り気味だった。

・教室にいる「いつも遠慮がちな大勢」がいるので、今日は回答優先枠を設けることにした。黒板の脇に個人名(20ポイント配点の枠でまだ5ポイント以下の学生)を列挙しておき、ここに名前がある人から優先して回答できるようにした。2限の方が回答優先枠に名前が出る人が多かったことからも、いつも「常連さん」ばかりが書きに来ていることがよく分かる。何となくそんな気がしていたが。複数回答可、1問書きに来る毎に1ポイントという形でやっているが、今日だけで5ポイント以上獲得するなど、回答優先枠の中からも今日の「常連さん」が発生したので、1限も2限も優先枠から名前を削除という嬉しい展開も。一方で優先枠を設けても結局1度も書きに来てくれない人もいたのが残念。

・既に入力が終わっているラーニングポートフォリオを配布し始めてから授業のスピードがますます加速傾向にあるのだが、学生らも十分ついて来れているし、中間テストの平均点もあんまり下がらなかったし、それなりに楽しそうな感じなので、もう学期末まで同じ方法でやろうかな?などと考え中。

・最後に今日の書き込みを終えたプリントを回収して終了。(この提出期限は特に設けていないので、翌週以降に出しても構わないことにしている。)



第9回 12月1日

・前回回収したラーニングポートフォリオと中間テストを返却。30点満点の点数の下に色を変えて「質問ポイント・活動ポイント」(20点満点)の現在のスコアを記入しておいた。今後の目安になるかと思って。(次回の期末テストも30点満点。残りの20点分は非公開の「平常点」だが、1枚3点でつけているラーニングポートフォリオの点数や欠席回数などを考慮した点数にする予定。

・質問カードは例によって少なめ。

・今日は中間テストの返却もあるし、そんなに進まないだろう…と思いながら「黒板4回分」(英訳・和訳を書きに来る)を用意しておいたが、予想に反して4回分全部が終わってしまった。1番と26番に同じ問題を誤って2回載せてしまったけど、これだけでは教科書本文は再現できないだろうと思われるので、今回も同様に公開することにします


第8回 11月17日

・10分ほどの自由時間を与えてから中間テストを30分。

・質問カードに回答。

・そして前回やり残していた黒板1回分(英訳・和訳を書きに来る)をやって終了。終わり際に未採点のラーニングポートフォリオを全て提出するよう指示。


第7回 11月10日

・前回までの提出物を返却。ほぼ全員が提出していた。(それを今朝になって思い出して採点したので朝から大慌てだった。まあ15分ぐらいで採点・記帳はできたけど、朝の15分を捻出するのって何かと大変ですからね。)

・いつものように質問コーナーから。今日は少なめ、とはいっても各クラス10枚程度。最近は質問ポイントで稼がなくても同じ扱いになるポイントが黒板の問題に答えを書きに来ることで稼げることが知れ渡っているのか、少なくなってきた。その分、質の高い質問が集まりやすい傾向なのはいいことだ。

今日のラーニングポートフォリオでは予め問題が印刷されているので、黒板に問題を書く必要がなくて楽だった。その分、プリントを事前に用意するのが大変だったけど、授業自体も高速化できるし、学生にとっても書きに来れない時でも事前に次の範囲の準備ができるので(そして後半はすごい勢いで書きに来る学生が多かった)双方のメリットがあったと考えていいのかな。一方、授業が高速化する分、試験範囲が広がってしまうのだけれど。

・いつものやり方で英文を音読し、日本語訳を音読してから問題へ。今日は12問、14問、12問で進めていき、結局38番まで終わった。黒板はいつも2回分で精一杯のところだが、今日は3回いけた上に解説もいつもより丁寧に行うことができた。

・プリントでは黒板もう1回分の分量が残っていたが来週の試験範囲はここまで。

・2限の終わりらへんで少々疲れが出てきたのか授業中に言葉が出にくくなるという症状に。まあ先週みたいに軽い痙攣が起きて黒板に文字が書きにくくなるよりはマシなのだけれど。そして今日もやっぱり薬の副作用で頻尿(過活動膀胱)が辛かった。トイレ、90分もたないことが頻繁にある…。



第6回 11月3日

・もう「アンハッピーマンデー」には慣れたが、交通手段が軒並み土曜休日ダイヤに変わるのは未だに慣れない。そのせいもあっていつものバスに乗り遅れて大学に着くのもいつもよりも遅くなってしまうとは情けない。それに急に寒くなったので朝から体調があまり良くなかった。

・いつものように質問コーナーからスタート。今週は若干少なめだった。でも準備をしていて気づいたのだが、本文のどこで使われている表現か特定するのが大変だった。そしていくつかは断念。ちゃんと質問用紙には何ページの何行目に載っているかを書くように指示しているのに、なかなか守ってくれる人がいない。例えば「once again を once more に置き換えることができますか?」みたいな質問にも、本文から見つからなければ答えようがない。探し出すのが面倒なので、一般的な答え方しかできない。そして「文脈次第」ということがなかなか分かってもらえないのが残念。

・前回同様の進め方で2サイクル。本当は3サイクルやりたかったが、1限の途中で体調を崩してしまって続行困難、というと大げさだが、ロスタイムが発生したせいで、3サイクル目をやるには微妙に時間が足りなかった。ということで12問+14問の合計26問。教科書はChapter 7の最後まで行くつもりだったが、微妙に残ってしまった。例によって中途半端な位置だが、29ページの18行目まで。まあ今回は28ページの9行目からもう一度読み、出題箇所は13行目以降だったので、分量的には17行+18行で、前回よりも2行多く進んだことになる。(行頭からMorrie. だけとか crying. だけの1単語だけで終わっている行もあるので、語数で数えないと不十分だが、面倒だしどうでもいいこと。)それよか3サイクルやるだけのスピードが欲しい…。ちょっと次回は工夫してみよう。(授業の進行を早めるアイデアを思いついていますが、まだ公表しないでおきます。まあだいたい想像つくという人もいるでしょうけど。)

・再来週に中間テストをやることにしている。ちょうどその次の週は「ハッピーマンデー」(公募制推薦入試のため)なので、採点がゆっくりできるのは有り難い。まあその間に海外出張(学会発表)があるので、そちらの準備が大変なのだけれど。



第5回 10月22日

・前回の授業からわずか2日後の「授業予備日」に補講をすることになった。この影響で非常勤先の授業とダブルブッキングとなり、非常勤先の授業を休講に。そしてこの補講は、本来は在宅の金曜日に実施することになって、さあ大変。

・前回同様、質問コーナーからスタート。枚数が多かった割にはほぼ同じ質問やほぼ同じ疑問解消報告カードが多かったので、前回とほぼ同じぐらいの時間で済ませることができた。しかし疑問解消報告カードとして提出されたものの中には「板書事項をそのまま書き写したもの」が多く、残念ながらポイントを与えられない旨を伝えた。もともと「疑問解消報告」は「審査が厳しめ」ということも伝えていたはず。どうせ出すならもう一歩踏み込んだ各自の考察を添えるなどが欲しかったところ。

・前回との違いは今日は「おっけい合格」の判子を持参したので、黒板に記入しに来た学生にはラーニングポートフォリオ用紙に押印することにした。これならシールをわざわざ作る手間も省けるし、各学生が何回書きに来たのかも把握できる。何でこの方法をもっと早く思いつかなかったのか謎すぎる。

・今日も前回同様の2サイクルでChapter 6の終わりまでと、Chapter 7の16行目まで。一言だけの行もあるため単純には比較できないが、今回は合計で33行を終えることができたため、若干加速したことになる。そしてChapter 6の終わったところまでで休憩時間を兼ねた「オプション10個追加」。本来はラーニングポートフォリオには「授業で紹介したもの」に限定する縛りがあるのだが、ここでは各自にとって必要な単語・表現も10個まで追記して良いことにした。板書した問題数は30問。この時点でラーニングポートフォリオの最大行数は35[第3回]+27[第4回]+30[第5回]+10[オプション]=102。用紙1枚で55個ずつ書けるので、早い(まともに取り組んでいる)学生はもうすぐ2枚目の用紙が埋まるはず。

・でも、この授業で使っている後期用のラーニングポートフォリオ用紙は1枚あたり55行とかなり詰め込んでいるので、板書事項などをさらにメモしたい学生は行間に小さい字でメモするしか方法がない。そしてこういう学生もかなり多いようなのでちょっと反省。中間テストが終わったらその時点までの用紙を回収して、もう少し余裕をもった40行ぐらいの用紙に作り替える必要がありそう。

・次回、Chapter 7の終わりまで進めば39行分になるので、さらに加速できることになる。そうはいってもシラバス補足事項として配布したプリントではChapter 8が終わることになっている予定なので、もう既にちょっとだけ進度を変更しないといけないことになる。見通しが甘かった。

・「厳しい審査の疑問解消報告」に恐れをなしたのか、今日の質問カードの提出は1限・2限とも少なかった。この調子ならChapter 8にも入れるかも?

・来週は「学園祭の片付け」で月曜日の授業が「またもや」休講になることになっている。こうして「アンハッピーマンデー」が増えていく。次回、11/3は祝日のはずだが、当然授業日。。。



第4回 10月20日

・2週連続の暴風警報発令に伴う休講のあと、ようやく授業再開。こういうことは奉職以来、初めてなのだが、改めて週2回授業とかでないといろいろ大変だなあと思う。早急のクォーター制導入が望まれるところ。

・質問コーナーを各クラス20〜25分程度。教科書本文に関する質問がいろいろ出てきたので書画カメラで投影しながら回答。もちろん彼らにしてみればポイント稼ぎの意味もあるだろうけど(有効質問1件につき1ポイント、そのまま最終成績の1点分として換算)前期同様、時折「光る質問」に出くわすことがあるのは嬉しい。

・予告していたとおり、今日はChapter 6の冒頭から。今日は少しやり方を変えてみて、「英文を読み上げる」→「日本語訳を読み上げる」→「黒板に問題を書く」→「学生が答えを書きに来る」という流れにしてみた。しかし1限は黒板に答えを書きに来る学生が予想以上に多く、ちょっと混乱が起こったので、2限は「答えを書きに来る前に番号を宣言する(予約する)」ということにしてみた。この改善でちょっとうまくいったと思う。

・今回からは「単語探し」も「和訳」も、1ポイントで統一することにした。

・本文12行目までと23行目までの2サイクルで同じような流れでやってみた。本当は3サイクル目までやってLesson 6の最後まで進みたかったのだけれど途中で時間切れ。文法事項の補足としてaとtheの違いと分詞構文について説明。

・出題数は27問。今回でラーニングポートフォリオが埋まった(まともに取り組んでいる)学生もいるので、提出したら3ポイント(最終成績の3点分)を付けることにした。次回の授業で返却することになっている。

・今日は「質問カード」の他に「疑問解消報告カード」の提出もあった。そして提出枚数は両方合わせると前回分を上回る枚数!ポイント稼ぐねえ〜。授業自体も活性化するし、いいことなのだけれど。



第4回 10月13日

・この授業がある1限・2限は暴風警報発令に伴い休講となりました。残念ながら改めて補講をしなければなりません。先週と違い、今日は終日休講が決まっています。

・このブログは自分用のメモも兼ねているので、あれ?先週、何やったっけ?ということがないように、とりあえず記録しておきます。



第4回 10月6日

・この授業がある1限・2限は暴風警報発令に伴い休講となりました。残念ながら改めて補講をしなければなりません。3限の授業はあるので出校しています 。

・このブログは自分用のメモも兼ねているので、あれ?先週、何やったっけ?ということがないように、とりあえず記録しておきます。



第3回 9月29日

・書画カメラを使いながら原作本、翻訳本と映画との違いを紹介。(原作ではミッチとジェニーンは既に結婚していた、訪問回数が原作の方が多い、最終週のモリーの体調が異なることなど。)併せて教科書で飛ばされているところがどうなっているかを翻訳本を使いながら簡単に説明。飛ばし飛ばしになっているが、映画では補われていたことなどを説明。ここまでで約20分。

ラーニングポートフォリオ用紙を1枚ずつ、そして質問カード・疑問解消報告カードを好きなだけ取るよう指示して配布。

・今日の授業ではChapter 1の本文(原作では The Curriculum のところ)を使い、単語・表現さがしを中心に進めていった。まず「行われる」「週1回」「書斎」「テーマ」の4つを本文の最初の段落から探させた。しばらく時間を取り、答えを板書。続いて段落ごとに単語探し8問、和訳3問、単語探し6問を出題。それぞれ黒板に書きに来させ、来てくれた学生には正解・不正解を問わず、「おっけい合格」のシールを配布。作業中には適宜、質問カードを回収。

・ここまでの範囲を英文と訳文を読み聞かせた。

・そして後半も同じように進めたが、単語探し7問、和訳1問、単語探し4問、和訳2問と出題していった。後半は単語探しは2つ書いてシール1枚ということにした。和訳は1問でシール1枚。

・ラーニングポートフォリオには35個ぐらいの単語・表現が集まったことになる。55個集まったら提出ということにしているので、今日はまだ誰からも回収しなかった。

・いろいろ質問カードが提出された。タイミングよくその場で答えれたものもあったが、基本は翌週の回答ということで。

・こんなやり方を数週間ぐらい続けてみようと思う。次回はChapter 6で。予習するかどうかは学生に任せることにした。まあ、してきた方が当然ポイント集めには有利だと思うけどね。




第2回 9月22日

・出席カードを配布して授業開始。直後から映画『モリー先生との火曜日』を英語音声・日本語字幕で視聴。90分の授業で89分の作品(エンドロール含む)なので、もういっぱいいっぱい。

・1限と2限に同じ授業をやっているので自分は2回さらに視聴したわけだが、1限も2限も某所で入手した映画の台本を読みながら視聴。学生の動向をチェックしながら読んでいたので、全てを追いかけられたわけではなかったが、改めて台本を読みながら視聴するといろいろ発見がある。

・1限で映画を視聴しようとしなかったので「欠席扱い」を宣言したら、その直後に退室しようとした学生がいた。こういうのは非常に困る。いくら欠席扱いでもストーリーだけは追いかけておいてもらうのが今日の目的なので。

・最後に映画の感想を出席カードの裏面に書いてもらって回収して終了。

・半分諦めているのだけれど、多くの学生が「考えさせられました」「感動しました」というコメントを寄せてくれるような映画をハナから見ようとすらしない学生にはどう対処したらいいのだろうね。


第1回 9月15日

・1年次のほぼ全員が通年で履修する授業の後期1回目は昨年度同様、VELCテストの実施からスタート。(ここまで去年と同文)今回は案内の文面を4分割して事務室から送信してもらったが、1通目の前日23時時点での開封率は42%となかなかの成績。去年は13%だったので、それに比べると大きく伸びたが、まあ最近はLINEとかTwitterもあるので、誰か一人が開封し、その情報が広まることもあるのだろう。しかしそれでも開封率が気になるのです。

・それではVELCテストを賞賛する文面を今年も一部だけ載せておきましょうかね。去年と文面は少し変わっておりますが、賞賛路線は一緒です。

VELCテストは日本の大学生の英語力を正確に測定することのできる信頼性の高いテストであり、皆さんが大学生としてどのぐらいのレベルの英語力をもっているのかをTOEICよりも正確に測定できる、最新の理論研究に基づいて開発されたテストです。

具体的には「高校レベルの語彙を文脈の助けなしに理解する力」「はっきり発音される名詞、動詞、形容詞などを聞き取る力」「弱く発音される前置詞、冠詞、助動詞などを聞き取る力」「lとr、bとv など、日本語にない音の区別を聞き取る力」「関係代名詞・関係副詞を含む文を理解する力」など20種類にわたる項目について、それぞれ受験者の正答率と、全国の大学生の標準正答率を比較することができます。そしてこれらの診断結果により、これからどのような面を補強していけばよいかについて、多くのヒントが得られます。

残念な話ですが、皆さんがこれまで受けてきた英語試験には「受けて終わり」という側面があったことと思います。そこからもう一歩「受けて、そこから何かを始める」という方向で進めてみませんか。
また、皆さんの中には英語をどうやって勉強したらいいか分からない、という人も多いのではないでしょうか。
英語力は闇雲に勉強しても上がるものではありません。

皆さんの弱点にあった勉強を進めることこそが重要で、効果的な学習なのです。
VELCテストは皆さんの今後の英語力の効果的な向上のために、弱点を正確に把握することができる優れた試験ですので、必ず受験して下さい。なお、テストの出来・不出来は後期の受信英語その他の科目の成績には全く影響しませんので、気軽に受けて下さい。(不受験者は授業1回分の欠席扱いとします。)
このテストはマークシート形式で行われますが、実施当日のうちに運営団体に答案を送ってすぐに採点してもらうよう手配していますので、翌日18時には皆さんの携帯電話やパソコンで試験結果を知ることができます。(採点結果の参照方法は皆さんがVELCテストを受ける当日にお渡しする資料に書いてあります。なお、翌日の採点結果配信というスケジュールの都合上、9月15日の1限・2限に試験が受けられない場合の追試験実施はできません。また、1限実施クラスの学生の2限受験は原則として認めません。)

VELCテストがどういうテストなのかは当日配布される資料に書かれていますが、事前に知りたい人は http://www.velctest.org/ を見てみて下さい。

・授業直前に印刷する用件があり、さらに教室へのアクセスも去年よりも不便な場所だったことが災いして教室到着が開始時間ぎりぎりになってしまい、慌ただしく授業開始。試験自体は90分の授業時間内に終わるように設計されているとはいえ、去年のように事前に各机に受験のしおりとマークシートをセットで人数分置いておき、来た学生から自由席で座らせるようにすればよかった。

・リスニングの開始時からリーディングの終了時まで、CDをトラック1からトラック4まで順番に流しっぱなしにするだけで良い(トラック4は開始後35分のところまで無音になっていて「残り10分です」という案内が流れてからさらに10分の無音が続く)という仕組みなので再生スタートするだけで良かったが、リスニングの間は余計な音を立てないように気を使い、リーディングの45分間の前半は配布物の整理でがさがさ、ごそごそ(ここもそれなりに気を使っていました)していたので、結構、神経を使った。学生の様子はいろいろだったが、数名程度の学生は適当にマークしていた。こういうのが一番困るんだけどなあ。(受験のしおりにも「時間が足りない場合は空欄にしておく」ように指示がある。)

・終了後、問題冊子と解答用紙を回収して終了。配布物として「シラバス補足事項」「TOEIC無料講座のお知らせ」と前期の最終回に実施した期末テスト答案を希望者のみ持ち帰ってもらった。


9月6日 授業記録ブログ開設
書けるかどうか分かりませんが…とりあえず準備中です。

2014年12月4日木曜日

2014年度 後期 情報処理実習(応用)IV 授業記録

シラバスはこちら

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第10回 12月3日
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  • 今日もKさんだけしか来なかった…。T君、Iさん、一体どうしたの?
  • Kさんには前回の課題の添削結果を踏まえた修正作業から始めてもらうことにした。データベース関数の列指定が間違っているのに結果は正しく表示される(理屈の上では4列目を指定しないといけないのに2列目を指定しても結果が変わらない)という謎に二人で悩んだが、ま、いっか。正しく指定するようにしましょうね。そのほかにもちょこちょこと抜けているところがあったが、再提出してもらうほどのことはなかった。でもいろいろ知っているはずのKさんでも「列の非表示」を知らなかったことに驚いた。どうやらフォントの色を背景と同色にすることでごまかしていたのに気づき、天然ボケか何か分からないままコメントをつけて返したが、本当に知らなかった。
  • T君やIさんが来てくれないとあまり喋ることがないので…ほとんど別々に作業していた感じの、授業というにはあまりにも授業らしくない授業でした。まあもちろん事前に添削してファイルも返しているし、Kさんの進度に追いつかれないように「お膳立てファイル」を作っているので、さほど問題はないと思うのだけれど。
  • Kさんは「ゴールシーク」は初めてだったという。自分自身も滅多に使うことがないので(前回使ったのは去年のこの授業)出てくるたびに操作方法を再確認しなくてはならない。でも「マクロ」や「ピボットテーブル」は経験があるらしい。「統計」は未経験らしいけど。
  • いい感じで進めてくれてくれて、今日のファイル提出も完了。少し早めだったけど「Excelのことが大好きで大好きでたまらなくて…」ということでなければ続きは次回にして早めに終わってくれて構わないと伝えたら「もう終わりにします」とのことだった。ちょっと安心した(笑)(いろいろな意味で)
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第9回 11月19日
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  • 今日はKさんだけしか来なかった…。T君、Iさん、一体どうしたの?
  • 「お膳立てファイル」は少々の手直しと分割が必要だったので、Kさんには途中まででいったん提出してもらった。他の2名とはますます差が開きますね。まあこの授業は最終到達地点で成績が決まるようなものなので、これでもよいのかな?と。
  • 来週の水曜日は月曜日の振り替え授業なので、この授業は次回は再来週。それまでにKさんの提出物の添削と、次の「お膳立てファイル」を作成しなければ…。
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第8回 11月12日
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  • 今週も3名とも出席してくれた。まずT君とIさんには添削済みのファイルを返却したので、この修正・再提出から開始。どうもMacのExcel 2011だと微妙に行の高さが違って見えるところがあったのであちこちにコメントを挿入したのだけれど、Windowsで開くとそうなっていなかった。何だろうこれ?
  • しばらくして再提出があり、それぞれまだ修正すべき箇所があったので、口頭で指示して修正して1つ目のファイルは完了ということにした。T君は「グラフいろいろ作成演習」のファイルに、Iさんは教科書を先に進めたいようで、もう少し関数を学習してから「グラフいろいろ作成演習」の方に入ることにした。二人ともなかなか良い感じで進めてくれており、来週にはそれぞれ2つ目のファイルとして提出できそう。特に宿題としては指示していない。
  • 前回から「グラフいろいろ作成演習」のファイルに取り組んでおり、時々立ち止まりながら苦心していたKさんもようやくこのファイルが完成したので提出してもらった。添削して返す程の必要はない様子だったので、細かい修正を口頭で指示して終了ということにした。そして用意している最後のファイル(5つ目)に戻ったが、いろいろ新しいことが出てくるので、もうしばらくかかりそう。でも確実に去年の授業よりは進度が速いので「お膳立てファイル」をあと2週間のうちぐらいには用意しなければならなくなった。嬉しい悲鳴。
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第7回 11月5日
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  • もう来ないかも?と思っていたIさんが約1ヶ月ぶりに来てくれた。まあ途中で休講・補講があったので仕方ないのだけれど、これを除くと実質2週分の欠席。で、そのうちの1回は就職活動だったらしい。もともとこの授業は3年生の配当ということになっているので、その辺りも最大限には配慮するつもり。(これは本当はおかしな話なのだけれど…)
  • 今日は3名とも集まってくれたので、それぞれ個別に作業を指示。まずKさんには前回添削したファイル2つの修正作業から。それなりにおかしなところがあったので、両方ともファイルを再提出をしてもらった。IさんとT君には1つ目のファイルをなるべく早く終わらせることを指示。
  • いつも作業の速いKさんは今日はLesson 57まで終わらせ、INDEX関数まで終了。しかしINDEX関数を知らなかったのか、これをIF関数の入れ子で解決しようとしていた。まあそれでもいいのだけれど、INDEX関数の方がシンプルな式で書けることは知っておく価値がある。そして次のLesson 58以降に入ろうとしたので「待った」をかけて、飛ばしていた「グラフいろいろ作成演習」のファイルをやるように指示した。添削してみたらLesson 44〜Lesson 57のファイルは単純なミス(>=と>の間違いが1箇所だけ)だったので、口頭で修正を指示して目視で確認するだけで終了。
  • 結局、T君は1つ目のファイルの最終課題、Lesson 31で手こずったのか、授業中には完成しなかったので宿題ということにした。そしてIさんもLesson 26ぐらいまでしか行かなかったので、1つ目のファイルを完成させることまでを宿題ということにした。これで欠席1回分ぐらいはカバーできるかな、と思っての配慮。
  • 去年から採用しているこの教科書は延々と練習問題が続くのだが、その割には解説はしっかりしているので、教科書を隅々読めば自習もできるような作りになっている。あとは「お膳立て」さえしてやれば結構なスピードで進めることができる。もっとも、そのお膳立ては著者にしてみれば迷惑なことなのかもしれないが、今年のKさんのように十分に高度なExcelスキルがある学生にとってはお膳立てがないとかったるくてやってられない、という気もする。
  • そしてT君とIさんではIさんの方が課題提出が速かったという大逆転劇!T君、しっかり!
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第6回 10月29日
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  • 今日もIさんは欠席。もう来なくなってしまったのかなあ。残念。Iさんを個人的にサポートしつつ、時々KさんとT君をチラチラ見る、という予定にしていたのに。(Iさん、まだ間に合いますよ〜。)
  • KさんとT君だけになってしまったので、少々やり方を変更することにした。授業開始直後にKさんからの課題提出があったので、その添削。良くできる(できすぎる)学生なので、コメントも少々厳しめに。「グラフいろいろ練習」の課題は飛ばして次々と教科書を進めたい様子は嬉しいが、時間稼ぎのつもりで用意した課題なので…(苦笑)そして添削が終わろうか、というときに次の提出が!慌てて2つ目の添削作業に取りかかり、何とか授業時間内にできた。
  • こちらの時間稼ぎの意図も無視して教科書を進めていたKさんも教科書の問題で引っかかるところがあったらしく、手が上がったので行ってみた。確かにこれはトラップだなあ、と教科書作者を恨みたくなる引っかけ問題だったが、教科書を隅々読めばちゃんと書いてあることに気づかずに先を急ぐKさんにも問題ありかな、と。
  • どういうわけかMoodleの「フィードバックファイル」の機能が使えない状態だったので、どうやって添削したファイルをKさんに返却しようか考えた。そしてしばらく考えて、自分のDropboxに置いたファイルのダウンロードリンクをMoodleのメッセージ機能で送ればいいことに気づいた。しかしこれもブロックしてあり、その代わりメールが送信されるようになっているとのこと。本当に届くのかなあ?あ、そうだ、自分宛に送ってみよう!ということで実験したらちゃんと届きました。
  • 一方のT君はマイペースで進めてくれていたが、1つ目のファイル提出には届かず。でも次回には何とか提出してくれることだろう。次回、添削します!そして…Kさんもまた課題提出してくれるんだろうな。
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第5回(補講) 10月24日(金)
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  • 学生は(予想した通り)誰も来ませんでした。やむを得ずいつもと違う時間帯に補講しなければならなかったので、課題を予めMoodleに載せておき、どこまでやるかは個人毎に指示し、質問がなければ出席しなくて良い、出席は課題提出によって記録するという条件なら、来る学生の方が少ないでしょうね。ましてや受講生が3人しかいないクラスですから。もちろん先生は来ましたけど…早めに帰ろうっと(笑)
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第4回 10月15日
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  • 休み時間の間に1限で出した問題をKさんとT君にもやってもらおう!と思ったので、ちょちょっと書き換えて「2人への挑戦状」ということにした。その間にIさんにはそのまま教科書を進めてもらい、少しでも追いついてもらおうという工夫をすればいいかな、と思ったので。
  • まずはT君が入室。先週のT君の欠席は体調不良だったとのこと。
  • 続いてKさんが入室。早速、この2人には「挑戦状」にチャレンジしてもらった。(写真は授業の最後に撮影したもの。開始時点では実名を入れていたが、ブログ掲載用にイニシャルに書き換えた。)
  • どうやらIさんは欠席の様子。今日は2人だけの授業となった。
  • 「その1」の問題はKさんがすんなり解いてくれた。1限のO君は分からなかったので -3 〜 3 を順番に当てはめて挙動を確認してもらう必要があったのだが、ちょっと考えただけで分かった様子。
  • そして「その2」にチャレンジ。いろいろ試行錯誤をしてくれたが、まさかこれだけで授業時間の大半を使うことになるとは、授業開始時点では思いもよらなかった。さすがに応用4までとってくれた学生(Kさんは応用4だけだが)はセンスが違う!と唸らされた。1限と同じ模範解答を提示したのは授業終了の10分前だったが、それまでいろいろチャレンジしてくれた。中には自分も思いつかなかった別解が2つ(そのうち1つはもっとシンプルな式だった)見つかり、サンプル数10000件で出現頻度を計算してみたらかなり良いと思われる結果が返ってきた。
  • 最後の10分で「その3」以降を解いてもらったが、1限のO君がさんざん苦労して最終的に種明かしをしたら悔しがっていた「得られた結果に+1するだけ」というのはKさんもT君もあっさりと解決してくれた。また「その4」もKさんはすんなりと解決。T君はかなりもたついていた。ここで授業時間終了となったので、Kさんは退室。「その5」の解き方は分かる?と尋ねたら「andとかorを使ったら解けますよね」と当たり前のように返答。さすが!
  • T君は授業後も20分ぐらいチャレンジしていた。結局「その5」までは終わらなかったが、「表を作ればvlookupでも解けますよね?」という鋭い指摘。確かにその通り。T君もなかなかやるな!
  • 今日残念ながら欠席だったIさんもこれまで観察した印象ではExcelに対するセンスは良いと思うので、この授業が終わる頃にはこんな応用問題もすらすら解けるようになるはず。期待していますよ!
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第3回 10月8日
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  • T君欠席だったので、ちょっと寂しい雰囲気?
  • Kさんは先週もうちょっと考えておきます、といっていた文字列関数を使って電話番号を『市外局番-市内局番-番号』に分割するという課題は出来なかったとのこと。残念でした。
  • 今日からKさんには教科書の一定範囲まで「お膳立て」したファイルでの練習。(例によって著作権上の理由によりファイルを公開できないのが残念です。)絶対参照のところとグラフを指示通りに作るワークシートが大量に用意されているが、それを今日もすごいスピードで次々こなしていた。あと2つ演習を終えたら1つ目のファイルを提出できるらしい。
  • Iさんはちょっと遅れていたが、着実に一つ一つ演習問題をこなしていき、とうとう教科書p.32以降の「お膳立て」ファイルがある「スタートライン」に到達。今日は絶対参照に関係する3問を解くだけだったが、これでも相当に速い。次回、絶対参照のことを絶対に忘れずにいてくれるかな?
  • 10/22休講、10/24補講の件を連絡。3・4限に10401教室にて、応用Ⅱの授業との合同でどんな質問にも答える形式で補講するが、当日の課題として指示する内容は既に用意してありMoodleにアップもしてあるファイルを自由に進めておくこと、そして進んだところまでが成績にそのまま算入されるということにしているので、補講に来ないのも自由。
  • 本人には(とても恐ろしくて)確認しなかったが、もしもKさんが2コマとも補講に来ます!ということになったらどうしよう?と思っている(笑)どんどん先に進んでしまい、教材の準備が追いつかなくなるかも?なにしろ昨年度の同一授業で最終的に進んだところまでしか「お膳立て」教材は作っていないので。
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第2回 9月30日
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  • こちらは時間通りに3名とも来てくれたが、前の授業の授業記録ブログの更新を休み時間にやったら止まらなくなって若干この授業に食い込んでしまった。反省。
  • レベルがバラバラな3名なのでどうしようか迷ったが、今日までは進度調整用に用意していたExcel関数の練習用ファイル一式をそのまま2名にはやってもらうことにした。そしてあとの1名は教科書の続きをやってもらうことにした。
  • KさんはExcel関数の経験もあったので、是非最終課題までチャレンジしてもらうよう勧めてみたところ、らくらく最終課題まで到達。でも一番最後の0120-444-444の文字列分解(市内局番と番号の桁数がバラバラの状態という前提条件のもの)にはかなり苦労していた。結局、この授業時間中にはできず、もうちょっと考えてみますとのことだった。
  • T君はいろいろ躓きながらも演習(5)の vlookup関数までは到達。これでも教科書の進度から考えるとかなりのスピードでのクリアとなった。T君の課題は今週にはできたことが翌週になるとできなくなっていることがあるということ。きちんと基礎基本を押さえつつ次に進んでいって欲しい。
  • Iさんはこつこつと教科書を丁寧に進めていってくれた。入力速度には問題はない。やや残念なのは「手抜き」の仕方を十分に知らないこと。Excelの場合、入力速度よりも、コピー&ペーストによって作業が簡略化できるところがいろいろある。それを押さえてくれたらさらに入力も速くなる。
  • 三者三様だが、それでも今年の受講生は総じてレベルが高い。いい「Excel使い」になれそうな気配が今の時点で感じられるのは授業者としても嬉しい。
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第1回 9月24日
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  • 今年のこの授業はExcelを少なくとも授業10回分(最後の5回も学生が希望すれば引き続きExcel)をやることにしている。今朝の時点での履修登録人数は3人で、3人とも出席してくれた。しかし3人とも教科書を持っていなかったので、1回目はコピーを多めに渡し、どのぐらいのレベルから始めたら良いかを観察させてもらうことにした。
  • 偶然にも同じ名字の学生が教室に2人いることが分かったので、下の名前で呼び分けることにした。
  • しばらくして3人ともレベルがバラバラということが判明。さすがにシラバスにExcel未経験者も歓迎という文言があるとはいえ、これだけのばらつきも珍しい。顔なじみの学生はIさんとT君だが、自分の授業を初めて取ってくれたKさんはずば抜けてよくExcelを知っているレベルだった。T君は常連さん(確か応用I〜IVの全科目を履修)で、Iさんは応用Ⅲの時から顔見知り。だがIさんはExcelは全く知らないレベルとのこと。
  • 今年はしばらくは教科書を順番に進めていこうというつもりだったが、Kさんがすごいスピードで課題をこなしていき、なおかつ退屈している様子だったので、教科書との連動はないものの、どこかでやろうと思っていたExcel関数の練習用ファイル一式(毎年使っているもので改変・再配布自由。自分の授業では応用2のクラスでも使っている。)を急遽Moodle上に公開し、適当なタイミングでこちらの練習に移ってもらうことにした。しかしKさんはこれまた予想外のスピードでどんどん課題をこなしていた。多分このクラスの過去の受講生の中でも1・2を争うレベルだと思う。おそらく最終課題にもチャレンジしてくれることだろう。(最終課題をクリアできたのは過去にはごくわずかしかいなかったような気がする。)
  • 一方、IさんはExcelがほぼ未経験の割には飲み込みが速いので助かっていた。教科書の練習問題をこつこつと進めてくれていた。ちょっと気になるのはT君。Kさんと同じワークシートを使って関数の学習を進めていた。大学生がExcelを利用する機会はほとんどないとはいえ、かなり忘れているのが残念。まあ復習しながら少しずつでも頑張って欲しい。
  • 来週は3人とも教科書を買ってくるように伝えたが、どんな感じで進めていくか要検討。Kさんには未経験のところだけをどんどん進めてもらうことにしようかな。


9月6日 授業記録ブログ開設
書けるかどうか分かりませんが…とりあえず準備中です。

2014年度 後期 情報処理実習(応用)II 授業記録

シラバスはこちら

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第8回 12月3日
テーマ:VBAプログラミング入門(2) 条件分岐、繰り返し
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・またまた出席者はOくん一人だけ。前回のコメントから開始…おおっと、前回の記録と同じことをうっかり書くところだった…冗談はさておき、昨日の晩にOくんとの間で2往復ほどメールのやりとり。どうやらピボットテーブルの課題の再提出は覚えていたらしいけど、肝心のプログラミングの課題を忘れていた模様。昨晩の時点で課題の内容はメールしたのに彼がそのメールに気づいていなくて最初の30分が無駄になった。まあいいけど。

・そうこうしているうちに30分の遅刻でA君到着。このタイミングからの参加というのは非常に都合が悪い…という状態だったのでどうしようかと思ったが、出席を拒否する程の理由もないので仕方なく受け入れることに。そしてO君相手にマニアックなことを次々と説明している合間にA君の方を個別サポートするという形に。

・本来はプログラミングの学習といえば資料からのコピペというのは非常に危険な行動なのだけれど(自分で入力してみないといつまで経っても自分でプログラミングできるようにはならない)冒頭に30分のロスがあったので、仕方なくコピペを中心に進めてみた。予想外のタイミングで来たA君にもこれでかろうじて追いつくことができたのだろうと思う。しかし前回の課題の内容に関する質問が全くとんちんかんなものだったので(当然のことだけれど)仕方なく説明がてらもう一度サンプルを作成するなど。

・O君からマニアックな質問。一部の作業を繰り返し実行させるためにGoTo文を使ってラベルに飛ばす方法を知りたいとのことだったが、そういう方法でできるだろうということは分かっていたが、言語によって記法が異なるので検索。でも条件分岐と絡めた繰り返しなので、本来ならGoTo文は使うべきじゃない。このへんのことは次回、再度軽く扱ってから次に進もうと思う。

・結局、予定していた場所の7ページの6(6)まで無理矢理終了させたという感じ。ここまでの範囲で自由に何かを作ってみるという課題を指示したが、あまり期待出来なさそうな気がする。提出された内容に合わせて臨機応変に対応することにしよう。


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第8回 11月19日
テーマ:VBAプログラミング入門(1) プログラミングの概念、順次進行
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・またもや出席者はOくん一人だけ。前回のコメントから開始。よくできる学生さんなのだが、ちょっとビジネスデータ分析という面では視野が狭いのか(当然といえば当然なのだけれど)提出してもらった分析結果はあまり満足のいくものではなかった。ポイントを少々説明し再提出を要求。

今日から授業3回分で使う10ページものの資料を渡し、ポイントを説明。O君は商業高校出身とのことでCOBOLの経験があるらしく、それなりに「プログラミングの流れ」も知っている感じだったので、かなり楽に進めることができた。

・この授業のこの単元では毎年「msgboxを使ったイタズラ」にはまる学生が多いのだが(そして授業者としてもそうやって学んでくれることを願っているのだが)O君もこれにはまるタイプらしい。来週までにどんなイタズラを考えてくれるか楽しみでもある。

・予定通り最初のブレークポイント(5ページの(7))まで進んだので今回はこれにて終了。

・来週の水曜日は月曜日の振り替え授業なのでこの授業はお休み。


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第7回 11月12日
テーマ:Excel実習(3)ピボットテーブルとビジネスデータ分析
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・出席者はOくん一人だけ。やれやれ…と思いながら授業開始。まずは昨日締め切りの「一枚企画書の真似」の課題で引っかかったところはなかったかを尋ねた。よく出来る学生さんなのでちょっと厳し目にチェックしたが、それでもよく出来ていたという印象。彼が言うには「若干線が斜めになってしまった」とのこと。その場合には一旦グリッド線に重ねた状態で矢印や線を作ってからカーソルキーだけで動かせばよい。また、テキストボックスを重ねて何かを作る場合の位置揃え(サイズを揃えることや、グループ化を使った位置揃えのあれこれ)などについて追加アドバイス。ここまでで約15分。

・今日のメニューはExcelのピボットテーブルを使ったビジネスデータ分析。いろいろなアイデアがあったが、具体的な課題については板書で指示することにしていた。ところがO君、尋ねてみると既にピボットテーブルの経験もちょっとあるとのこと。ちょっと困ったなあ…と思いつつ、とりあえず一つ目のファイルで練習してもらうことにした。(ピボットテーブルを使う3つの課題が各ワークシートにまとまっており、課題内容も指示してある。残念ながら著作権の都合で公開できません。)しかしO君、グループ化の方法を忘れていたのでその方法だけをアドバイス。

・そうこうしているうちにA君が30分遅れで到着。前回欠席だったが、一枚企画書の課題の提出はあった。しかし30分も遅れて来られては、もういろいろアドバイスを行う余裕はなく、むしろピボットテーブルの学習を優先してもらいたいと判断。しかもA君はピボットテーブルは未経験とのこと。でもO君にはしばらく最初のファイルを使ってピボットテーブルで遊んでもらうように指示していたので、A君にだけピボットテーブルの基本を個人指導。ピボットテーブルはあまり知られていない割には操作方法も易しいので、全く初めてのA君でもすんなりと理解してくれた。

・この時点で授業時間が半分終了。(A君でも基本的な範囲でピボットテーブルの使い方をマスターするにも10分ほどしかかからなかった。)そろそろ二人に統一課題を指示しないといけないなあ…という状況だったが、とっさに考えついたのは「ピボットテーブルを使わないと絶対に分からないこと」をそれぞれのファイルで探してもらおうという課題。(こちらも著作権の関係で公開できないが、例えばあるファイルをピボットテーブルを使って分析すると「3月と7月にオレンジペコが売れていない」みたいな情報を探し出せる。)これを5つのファイルに対して行い、ピボットテーブルのワークシートの任意の箇所に書き込んで提出してもらうことにした。A君は授業時間中に課題を提出してくれた。締切は来週火曜日の18:00ということで。


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第6回 11月5日
テーマ:PowerPoint実習(2)一枚企画書
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  • 出席者はO君とK君だけ。O君は課題提出がなかったので尋ねてみたところ「いま出しました」とのこと。期限は前日の18時だったのに。
  • 今日の課題はキーワード「一枚企画書」で検索して見つかったものを真似してPowerPointで作るというもの。もともとは竹島愼一郎氏が提唱しているものだが、画像検索でいくらでも見つかる。そもそも「一枚企画書」という「ジャンル」が存在すること自体を知ってもらうことも今回のねらい。
  • 作ってみたいものが見つかったら授業担当者に報告し、作業開始許可を求めるという形でフォーラムを用意しているのだが、今年は例年よりも受講者が少ないので、画面に出してもらったのを見て、チャレンジしがいがあるかという観点でGoを指示するという程度のもの。ここまでで20分弱。ちなみにK君が選んだものはこちら、O君が選んだものはこちら
  • 授業時間中は二人が選んだものを実際にヒントを出しながら見本として一緒に作ってみる作業に没頭。まずは二人とも共通するヘッダ部分の作成。続いてO君からのリクエストで、右側の矢印がたくさん含まれるややこしい部分を少しだけ作成。この作業だけで授業時間のほとんどを使うことになってしまった。
  • いつもよりややこしいものを作っているので、当然のことながら二人とも授業時間中には終わらず、宿題ということにした。課題締切はいつものように翌週火曜日の18:00ということにして終了。成功報酬(=上手に作成できた場合の最大点)は8点ということにした。


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第6回 10月29日
テーマ:PowerPoint実習(1)シンプルなスライドを作ろう
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  • 授業開始時にはO君だけしか来ていなかったので、もうこれで確定なのかな?と思っていたら10分遅れでA君が、20分遅れでK君が入室。二人とも締切までに課題の提出がなかったが、まだどうやら続ける気はあるらしい。もちろん歓迎するのだが、今日の遅刻は良くなかった。冒頭の7〜8分でPowerPointでスライド作成するための資料に目を通してもらったし、これを1枚あたりのスライドにどのぐらい時間をかけることができるか、どんな切り口でまとめるかという話を続く10分ぐらいで説明し、そのあと20分ぐらいでプレゼンテーションZenのDVDをChapter 1と2だけ流した。A君は説明の途中からの参加、K君はDVDの冒頭部分(一番大事なところ)を見逃した形での参加となった。
  • 著作権の都合で資料は公開できないのだが、PowerPointの1回目では「シンプルなスライドを作ろう」というテーマで「以下は、ある企業における社内会議短縮についての提案です。この内容をよく検討し、どのように図解化(PowerPointスライドに)したらよいか考えましょう。スライド枚数および内容は自由ですが、冒頭に記載の通り3分間で以下の原稿を (少々端折りながら) 読み上げて説明できる内容になっていることが条件です。事前にスライド・DVDを視聴してから作業を開始しますが、作業開始後の制限時間は40分とします。」という内容(出典は『わかりやすく<伝える>技術』pp.106-108より、池上彰 著、講談社現代新書、2009年)を利用している。スライドとDVDを使って説明する分量とタイミングは毎年変わるけど、今年は指示にもあるように、スライド前半とDVDを見てから作業することにした。そして制限時間を設けたのも今年から。
  • 個人作業中はPowerPointの使い方のみ答えることにしたが、質問は1件だけだったので暇だった。
  • 最後の10分強で残りのスライドを使い「何をどう伝える?」「大切なことから伝える」という観点で説明。そして余談として「大学生がアカデミックに伝える場面」「学歴とスキルの関係」を説明。授業の終わりにMoodleに「提出箱」を作って課題を来週までに仕上げて提出するよう指示したところ、A君とK君からは中途半端な状態の課題がそれぞれ提出された。ちょっと残念だが、コメントを添えてすぐに採点した。O君からは提出がなかったが、来週までにじっくり時間をかけて…やってくれるのかな?
  • 次回は全く別テーマをやるのでA君とK君については復習よりもむしろ、WordやExcelの課題をなるべく早くやって欲しい。いくら授業に出ていても課題提出がなければどうにもこうにも点数のつけようがない。その点、毎回出席してくれているO君はほぼ満点に近い状態だから当面は安心なのだけれど。


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第5回(補講) 10月24日(金)
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  • 学生は(予想した通り)誰も来ませんでした。やむを得ずいつもと違う時間帯に補講しなければならなかったので、課題を予めMoodleに載せておき、どこまでやるかは個人毎に指示し、質問がなければ出席しなくて良い、出席は課題提出によって記録するという条件なら、来る学生の方が少ないでしょうね。
  • このクラスへの履修登録者は7人。毎回出席しているO君は問題ないにしても、それ以外の学生は既に単位認定がかなり危ないのでは…という気がしている。A君、K君、Wordの3回分の課題の提出期限は明日ですよ!これまでの30点分のうち、18点がWord3回分です。まだ6点しか持ち点がありません。そしてExcelの課題の方は進んでいますか?(たぶんやってないだろうな…)来週あたりに進捗状況を尋ねますよ。
  • 1回目だけ来て、あとはMoodleだけ見てくれているY君、まだ0点ですよ。
  • 履修登録だけしてMoodleにログインさえしていないのがあと2人。この学生たちはもうアウトでしょうね。いや、まだ可能性はあるのか。。。


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第4回 10月15日
テーマ:Excel実習(1)基礎的な関数
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  • 来週がダブルブッキングで休講せざるを得ない状況となってしまったので(前回の授業記録参照)補講と組み合わせて2回分の課題が用意できる内容がないかなあ…と思っていたが、ちょうどExcel関数を2回分ぐらいで学習する「いつものやつ」があるので、4・5回目と6・7回目の内容を入れ替え、やや変則的だが「Excelを2回→PowerPointを2回→再びExcelを1回」ということにすれば良いことに気づき、Moodle画面もそのように書き換えた。そして「Excel関数実習キット」(毎年度使っていてそろそろファイル形式をxlsxにしないと…と思いながらそのままになっていたのをついに変更し、最終問題の解説を追加したファイル一式。ご自由にお使い下さい。)を利用することにした。ここまでを昨日のうちに済ませ、何も準備をする必要がない状態にして「何人来てくれるかな〜」と思いながら出校してみると…またもやO君だけになってた…。 
  • O君のExcelスキルがよく分からないままでとりあえず最初のあたりから順番にやってみたが、意外にサクサクと進むので、尋ねてみるとかなりの経験があるとのこと。どうせ一人だけなら、と応用問題をばんばん出しながら進めることにした。結局、内容は一部飛ばしながらではあったが、教材を順番に進めていき、sumif関数あたりまで進んだ。 
  • 板書内容はこんな感じ。最終的には「板書した内容がすべてどんな用途をもつ関数かを説明できる」ことが目的であるということにした。
  • 最初に思いついた応用問題は round関数の第2引数を負の数にするとどうなるか?ということだが、分からないということだったので、赤で書いた数を順に全て試させて挙動を確認してもらった。そのあたりをやってもらっている間に青のマーカーでさらに3問を追記。1問目は書き方が少々まずかったが、ランダムで0,1,2の整数を返す式を作る問題。少々苦労していたので関数を3つ使う、というヒントを出した。結果的にうまくいかなかったので、答えとして「乱数を10000倍したものを整数化したものを3で割ったあまりを求める」という式を紹介した。次に追加問題として、ホワイトボードには書いていないが、「じゃあこれを1,2,3のどれかにするにはどうする?」という問題に取り組んでもらった。これには相当苦労していた様子で「頭を柔らかくして考えたら解けるよ」とヒントを出したが、結局解けなかったので、「得られた結果に1を加えるだけ」という答えを紹介したらガッカリしていた。青で板書してある2問目は「ifの入れ子にするだけ」、そして3問目は「andやorと組み合わせると解ける」というヒントを出しておいた。これを完成させることを補講の代わりということにした。
  • もしも興味があるようなら上述の「Excel関数実習キット」を最後までやってみても良いよ、ということにした。(そもそもはこれを自由な進度で進めておくことを補講の課題にしようと思っていたので。)
  • O君が言うには「Excel関数で遊んでいると時間の経つのを忘れますね」とのこと。おお、そういうレベルの学生さんだったのね。恐れ入りました。
  • 今日欠席の人は再来週(10/29)までに各自のペースで「Excel関数実習キット」を進めておいて下さい。板書写真 にある応用問題は無視してもらって構いません。

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第3回 10月8日
テーマ:Word実習(3)スクリーンショットを利用した文書
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  • 少し早めに教室に着いたら前回遅刻していたO君が既に入室していた。今日も彼だけかと思いきや、開始直後に前回就活都合で欠席したというK君と、前回・前々回を休んでいて今日が初めてというA君が入室。というわけで今日から3人ということになった。
  • 連絡事項として10/22の授業を休講することになった旨を伝達。台風で暴風警報が発令されて休講になった本務校月曜の授業が曜日振り替えで水曜日になったのでダブルブッキングとなり、こちらを休講にすることにした。補講日は10/24(金)3・4限とし、どちらか好きな方に出てもらえればよいということにした。もし他の授業と重なるなど(笑)やむなく(笑)欠席しなければならないのであれば、課題を指示するのでそれを提出してもらえれば当日の出席点は付けるということにした。この話を最初に一人だけ来ていたO君にしたところ、当然休むっしょ?って顔をしていたので、多分当日、誰も来ないような気がする(笑)
  • でも今回初めて来たA君とか、前回来ていなかったK君とかは、都合さえつくのなら来て欲しいというのが本音。それと確か先週もそうだったような気がするが、授業前日のMoodleのログイン記録だけ残している、1回目に来て2回目・3回目(本日)は欠席だったY君も来て欲しいな。その一方で履修登録だけしてまだ一度も授業に来ておらず、Moodleへもまだ1度もログインしていない学生があと3名いる。授業内容が気になるなら出てくればいいのに(笑)
  • 今日の配布物はこちら(06)とこちら(07)。まずは06の方を使い一通り説明するつもりが、いろいろ脱線してしまった。どんなふうに脱線してしまったかは、資料と比べながら以下の写真を見れば分かると思います(笑)

  • 06の一番下に書いておいた課題と07のファイルでの実習をMoodleに提出した人から終了ということにした。07のファイルは一緒に進めたので、実質的には06の内容だけ。3名とも10分程度早く済ませてくれたので早く終了。

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第2回 10月1日
テーマ:Word実習(2)タブ、段組、ページ罫線
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  • 開始時間になっても誰も来ない…授業が不成立になるか?と思いきや、5分遅刻でO君1名来室。しかも先週指示した課題をやって来ていなかったので、やれやれどうなることか…と思いながら今日の授業がスタート。
  • まず課題3と課題4を大急ぎで仕上げるように指示。もたつくかと思ったら意外にもスムーズに行ったのでよかった。そして追加課題として、それぞれの課題に任意のページ罫線を入れるよう指示。
  • 続いて課題5。完成見本と同じようになるように作る課題だが、さまざまなテクニックが必要。今日の板書で示したキーワードは写真のとおり。(最初の「おせっかいな…」の件は課題3・4に関するもの。下に書いたものが課題5に関するもの。直接、課題では使わないものもあるけど。)課題5を最初は一緒に、次はノーヒントでやってもらうことにした。
  • 結局、今日はO君だけだった。来週までの課題を考えたのだが、O君の飲み込みがあまりにも速く、何も思いつかなかったので、「来週も授業に来ること」を課題とした(笑)15分早く授業終了。
  • O君の飲み込みは速かったが、いろいろ知らない内容があったとのこと。お役にたてて何より。
  • 今日欠席のみなさんへ(ここを見てるかどうか知らないけど…):来週はちょっと違ったテーマになりますので、新たにここから参加できます。

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第1回 9月24日
テーマ:Word実習(1)タブ、段組、ページ罫線
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  • 非常勤先は履修登録期間中は毎朝の時点での履修登録人数を知ることができるので非常に便利なのだが、今朝の時点で履修登録者は8名なのに出席者は4名。今年のこの授業は1回目から様子見は一切なしでしっかり学習するので、せめて履修登録しているからには出席して欲しかった。
  • 少なくとも今日扱った最初のテーマ「タブ」は出席していた学生は誰も知らなかった様子。
  • 板書でキーワードを示しながら進めていくのがこの授業のスタイル。今日のキーワードは「タブ」「ルーラー」「中央揃えタブ」「左揃えタブ」「書式のクリア」「右揃えタブ」「段落パネルの左下→タブ設定→すべてクリア(タブのみをクリアする)」「リーダー」「枠囲いを作り上から白線でなぞる」「2段組・3段組」「段区切り」「セクション区切り」と盛りだくさん。もちろん少しずつ説明し、繰り返し練習しながら順次追加していったのだが。授業終了時点のホワイトボードの様子はこんな感じ。
  • ファイルとして公開したのは4つ(完成見本を含めると7つ)だが、著作権の都合により公開できるのは最初の1つだけなので、その代わりに本日現在のmoodle画面を公開。非公開のもの(追加課題と05)もストックがあるけど、次回分は今日の様子を思い出しながらさらに演習課題を追加しないといけない。
  • 結局、ページ罫線は時間が足りず扱うことはできなかった。
  • 次回までの宿題は04まで。提出は求めないが、人数も少ないので授業開始時にチェックする予定。
  • 次回からの出席者は…歓迎しますけど、再度全範囲を扱う余裕はありませんよ!


9月6日 授業記録ブログ開設
書けるかどうか分かりませんが…とりあえず準備中です。