2022年7月4日月曜日

2022.7.9 英語教育における授業複線化と即時フィードバックの試み

標記の口頭発表をJACET関西支部 教材開発研究会を代表して、山内真理先生(千葉商科大学)とJACET関東支部大会で共同発表します。

当日利用する配布資料等はこちらにまとめていきます。


第15回(2022年度)JACET関東支部大会案内

大会要綱抜粋:神谷・山内発表分のみ


VOA Learning English


神谷教材サイト

神谷教材サンプル(ハンドアウト)

神谷デモ用 dファイル

神谷教材 テストサンプル


山内教材サイト


スライドのPDF版

当日の配信録画はこちらです。

*本研究はJSPS科研費 JP20K00872の助成を受けたものです。

2022年3月11日金曜日

2022.3.12 簡易e-Learning 教材におけるExcel関数式およびワークシートの修正

2022.3.12 に e-Learning教育学会第20回研究大会にて、標記のタイトルで口頭発表します。発表要項はこちらにも掲載されていますが、以下にも掲載しておきます。

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本研究は発表者が中心となって開発してきた簡易e-Learning教材(https://sites.google.com/view/voaleaningenglish/)の2021年度の授業での利用結果を報告するものである。とりわけ中心的な位置づけとなっている自動採点機能付きのExcelワークシートについて、運用面、様々な問題点が残っていることが判明した。 問題点の1つは関数式の不具合により出題ミスとなる可能性があることであった。

具体的には半角スペースの数から語数を拾い、その語数指示に従って解答欄に入力することになるが、非表示列に正解を入力する際に半角スペースを末尾に誤って追加してしまい、これにより語数指示が1語多く表示されたことである。既に関数式の中に除去する処理を組み込んでいるが、何らかの事情で正常に動作していなかった事例があった。本発表ではこの関数式の修正案を提示する。 また、正解を判定する式において、フォントによっては見た目が同じでも文字コードが異なることがある2種類の文字(アポストロフィーとダブルクォーテーション)があり、想定していない方の文字コードの方で入力すると誤答と判定されてしまう。どのような条件下で想定していない文字コードが入力できるかについては分かっていないが、これらの違いは自動採点に組み込んでおく必要がある。

ただしこの点については不正受験防止に役立てるという方法も考えられる。つまり意図的にこれらを模範解答の中に埋め込んでおくというわけである。もとよりオンライン授業においては性善説、すなわち受験者は不正行為を行わないという想定のもとで実施しているが、実際には発表者の観察の範囲でもかなりの不正受験事案があったようである。しかし全てが正解になっているファイルを学生間で共有されてしまうと、もはや見抜くことはできない。これは簡易e-Learningの限界である。

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ここでの発表内容は授業実践の中で発生したトラブルに基づくものです。これはExcelの関数式を何とかせねば!どうせなら学会で口頭発表という考えに至りました。締め切り直前に慌てて応募したのですが、その後どうやっても1点目が再現できず、こちらは原因不明ということになりそうです。お恥ずかしい限りです。

しかし2点目は深刻で、Excelでアポストロフィーとダブルクォーテーションを想定と違うもので入力してしまうケースがあり、正解になるべき問題が不正解になるという事例が散見されました。一応は解決する関数式を作ったのですが、Excel では SUBSTITUTE 関数を繰り返し使い、データを整形するための列も用意しなければならないようです。例えばデータベースソフトの FileMaker ならもっと簡潔な式が書けるところなんですけどねえ。

当日のスライドはこちらです。また、途中でデモンストレーションを行う予定で、そこで使うファイルはこちらです。

発表後には動画も公開する予定です。

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発表が終わりました。https://www.youtube.com/watch?v=pmi4QzxXOfY に動画を置いています。