2014年1月23日木曜日

【2013後期月2】ブリッジ・イングリッシュⅠ 授業記録


シラバスはこちらに、初回授業でプリント配布するシラバス補足事項(PDF)はこちらに置いています。

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第15回 1月21日
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・いよいよ最終回。まずは小テストから。過去2回の小テストよりも出題範囲が広かったが、最後ぐらいは気合いが入る学生も多かったのか、何となく点数が高めの学生が多かった印象。終了後、ペアまたはグループで交換して採点。

・続いて発音プリント。先週は珍しく月曜祝日なのに授業がなかった(成人の日だから当然休みになるべきだろう)ので、発音の仕方も少し忘れているかなあと思いつつ、前回の範囲のプリント[7]も1回ずつ後について読む練習を行った。そして今回の範囲[8]は少しだけ丁寧に、最後のコメントを挟みながら練習。繰り返し回数も1文につき最低3回ずつ。ここまでで約35分。

・残りの時間は全て個別音読テスト。このテスト自体は先々週も先週も研究室で受けることができるよう時間を決めて待機していたのだが、結局誰も来ず、全員が今日受けに来たので大変だった。30人弱が長蛇の列を作って順番を待っていた。一人一人コメントもするので、授業終了時間にようやく並んでいた人が全員片付いたという感じ。むしろ列に並ばずに早々と退室し、午後に研究室に受けに来た学生の方が賢い選択だったのかも。

・音読テストの様子では、多くの学生がかなり工夫して読めるようになっていたが、中にはこの授業を取る意味が全くなかったと言わざるを得ない「完全な日本語なまり」で、しかも読めない単語続出、たどたどしい読み方で…という学生も5人程度。普段から全く練習していなかったのだろう。せっかく受けにきたのに残念な結果。

・この科目は半期完結科目で、ここのところ2年間4期続けて同じ授業を提供できていたのだが(しかも全て授業記録ブログを書いている!)次年度はこの授業はカリキュラム改訂の影響で後期のみ提供することになった。ちゃんと発音できるようになることは英語への学習動機としてかなり大きな影響があるような印象を肌で感じているので、いろいろ残念に感じている。今年度まではこの科目はリメディアル英語科目の一環として、中学・高校の英語の再学習という位置づけの枠の中で提供していた。もっとも、中学・高校ではほとんど発音指導には力を入れていないので、音声学の知見を踏まえつつ大量の音読練習をするという授業は「新しい」大学レベルの学習と考えても全く差し支えないはずなのだが。

・まあ自分自身も半年間の休憩ができるので、その間にこの授業計画もちょっと練り直して、一層パワーアップした授業を来年度後期に提供できるよう努力します!ちなみにシラバスではこんなことを書きました。
「ブリッジ・イングリッシュ」は「英語学習の橋渡し」のための科目ですが、必ずしも「高校と大学の橋渡し」を意味するわけではありません。この授業で扱うさまざまなテーマについて教室外での学習も含めてきちんと取り組めば、英語圏の国でも十分通用する「英語らしい発音」が必ず身につきます。カラオケでは洋楽を「英語らしい発音」で歌えるようになります。さらに、正しく発音することはすなわち英語の音に対して敏感になることを意味しますので、TOEICのリスニングパートを効率よく学習するためにも非常に有効です。このように考えるならば「大学と社会の橋渡し」にもなることは間違いありません。
・来年度の受講生の皆さん、どうぞお楽しみに!(…というかこのブログ記事を書いているのは一般入試よりも前なのでこれからかなりの割合の入学者が決まるわけだが…このブログ記事を見て、よし、大阪工業大学知的財産学部を受験しよう!というような高校生は…いるわけないですね(笑)



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第14回 1月6日
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・大福帳返却。

・大学指定のケータイ授業アンケートを実施。1限同様、こちらの授業も出席者の3分の1程度しか回答してくれなかったが、その場で集計結果を提示してコメントなど。

・第2回の音読テストについて、受験票を配布して採点基準などを簡単に説明。こんな感じの受験票。(こちらは前期分のですが、この日付だけを変えて作成しました。両面印刷で3等分したものを配布しています。)

・今日は授業アンケートもあったし、教科書を使っての練習になるべく多くの時間を割きたかったので、発音練習プリントの[6]までは使わず、[7]から開始。

・発音練習プリント[7]は今日はなるべく英語だけを見て聞こえてくる音を物まねするという練習を中心にやってみた。もちろんところどころ繰り返して練習してみたり、内容語と機能語の違いにも触れつつ、機能語が弱くなったり曖昧母音になったりするあたりを特に重点的に実施。

・教科書コーナーはまずはChapter 6〜10の第2段落まで(個別音読テストの範囲)を聴き、そのあとでポーズ入り音源を使いながら、読めない単語がないか、またどのように繋がって読まれるかなどをチェック。ただしこのときは音読に参加したければ参加してもよいということにした。そして再度個別に英文内容に目を走らせてチェックしてから、前回同様、大きめの音量で音楽を流し、それを上回るボリュームで発音するという方法を取り入れてみた。多い人は1つのChapterを4回以上は練習できたのではないだろうか。このような進め方でChapter 6, 7, 8までは順調にいけたのだが、9と10は時間切れでポーズ入り音源を聴くところまで。

・個別音読テストは今週の木曜日からスタート。来週の月曜日が成人の日で授業がないので、来週は火曜日と木曜日。そして次の授業(最終回)の時も受けることができる。

・次回の授業では教科書問題からの小テストと発音練習プリント[8] をやったら個別音読テストに移るので、このときまでに音読テストを済ませてしまっていれば、次回の授業は40分程度で退室可能ということになる。なるべくなら分散して受けに来て欲しいなあ。まあ前期のように100人近くが受けに来るかもしれない!という恐怖はあまりない。後期の履修登録者は70名だが、出席者は40名程度にまで減ってしまった。

・今日の大福帳には音読テストへの意気込みや感想、まだ上手く読めない箇所などを自由に書いてもらった。



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第13回 12月23日
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・大福帳返却。

・1限同様、出席者が非常に少ない印象。大教室でみんなで声を出すタイプの授業は一定の人数(35名ぐらい?)を下回るとなかなか元気が出ない。こういう時だけ小さめの教室に移りたくなる。(何年前だったか工学部の1年次の授業で同じようなプリント教材を使ってやたらと発音練習をやる授業は少人数だけど小さい教室だったので、年間通じてみんな元気に声を出してくれてたなあ。)

・発音のプリントは[3]〜[5]をカタカナありの左側のページを上から下まで一気に1回ずつ後について読む練習をやってから、個人またはペアで練習、そして次は右側の英文のページを上から下まで1回ずつ後について、という形でやった。個別に細かく見ればまだ粗いところもあるが、全体の雰囲気としてはだいたいいい感じにできていた様子。

・発音のプリント[6]は[3]〜[5]でやったのを2倍の分量で、なおかつ細かいところにも目を向けながら練習。特に後半は鼻腔解放・側面解放が出てくるところだったので、とっさにうまくいかない学生もいたが、それでも前よりはずっと良くなっている。

・教科書コーナーはChapter 9の教科書の問題から。そしてこの授業で扱う最後のChapterであるChapter 10の練習に突入。1回聴いてからリピートという流れでやったが、前回よりも発音の難しい単語は少なめなので比較的スムーズに読めていた。しかし残念なのは声の出が悪い。途中で何度も「いまの2倍のボリュームで!」「さらにボリュームアップ!」みたいに言ってみたのだがあまり効果なし。こういうときの必殺技は大音量で音楽を流し、それを越える音で発音を!という方法。少しだけ改善したかな、という様子だった。そして今日はChapter 10をとにかくしつこく!何度も文単位で練習したが、同じ箇所の繰り返しではなく、全体を通して音読することを優先した。

・ここのところずっと教科書の問題→本文→教科書の問題という形でやろうとしながらもできていなかったが、今日ようやく余裕ができたので、Chapter 10の教科書の問題も済ませてしまった。これでこの授業で扱う教科書範囲は全て終了。



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第12回 12月16日
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・大福帳返却。

・授業開始直前から季節の小ネタとしてWham!のヒット曲、Last Christmasの冒頭部分の歌詞を板書し、曲も再生。そしてなんでこんな歌詞の曲が流行るか分からない、というよくある話をしつつ、せっかくブリッジ・イングリッシュ1の授業で紹介しているので、音節数の数え方や曖昧母音になる箇所について書き込みをしながら説明。そして「一緒にうたおう」コーナー。

・発音プリントは[1]〜[2]はさっと流して読む程度。でも今日はなるべくカタカナ表記は見ないように、という形でやってもらった。

・そして発音プリント[3]〜[4]も少しだけゆっくりで後について音読する練習。同様にカタカナを見ずにということを推奨したが、まだいろいろと難しい様子。そして大福帳の週替わりアンケートとして「まだ苦手な音」について書いてもらうことにした。(アドリブ。事前には何も考えていなかった。)

・新しい範囲の発音プリント[5]を使いながら、今日のテーマとして「文字が小さく書かれているところはなぜそういう読み方になるのかを考える」という、かなりハードな練習目標を提示してみた。内容語・機能語の区別や、2音節以上の語でアクセントのない部分を音読しながら見きわめるというのはかなり難しいとは思うけど。

・今日は声の出方が悪いページがあったので、全員をその場で立たせて音読練習をやってみた。そういえばここしばらくこんな方法やっていなかったかも。

・教科書コーナーはChapter 8の問題の答え合わせから。確か前回、この範囲は宿題として指示していたはずなのだが、授業記録ブログに書くのを忘れていた模様。

・教科書Chapter 9に突入。前にも同様のことがあったように記憶しているが、どうも事前にPhrase Reading Worksheetに目を通してきていない学生が多い様子。せめて「読めない単語」はないという状態にしてきてもらわないと困るのだけれど。これを教室でやるのは効率的じゃない。

・教科書の音読は今日の学習目標の裏返しである「読みながら強弱を考える」ということをやろうとしたが、プリントに目を通していない学生にはまず無理な取り組みだったと思う。声の出方もあまり良くなかったが、それでも「溜めて読む」ことはかなり上手くなった気がする。

・狙った目的には到達できなさそうだったのでPhrase Reading Worksheetで以前やったような「強弱に焦点を当てて1行ずつ読む練習」と「上げ下げに焦点を当てて1行ずつ読む練習」をやって終了。

・やっぱり教科書の問題→次の本文の音読→教科書の問題という流れでは進めることができなさそう。

・次回が年内最後の授業でChapter 10を中心にした学習。年明け2回の授業のうちの1回は音読テスト対策としてChapter 6〜10の総復習、また最終回はまるごと音読テストに充てることにするが、この時に筆記の方の小テストも行うので、音読テストは終わっていても出席必須、というようなこれから先の予定などをざっと話して授業終了。



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第11回 12月9日
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・大福帳と前回の小テストを返却。そして授業開始時間の直後からいきなり発音プリントの総復習。最初のページはもう4回目にもなるが、それでも曖昧母音の発音がうまく行かない学生も多いので、再度そこから開始。でも初回に比べるととても上手くなっている。その一方でだんだん練習に手を抜くようになってきている学生もいるのが残念なのだけれど。

・1ページ目と2ページ目が終わったところでペア・グループ練習で数分間確保。

・続いて前回の範囲である3ページ目も再度丁寧に復習。単語単位の練習から文単位の練習に移ったとたんに曖昧母音がうまくいかなくなる学生が多い。今日の授業で何回「曖昧母音」と言ったのだろうか。そしてこのページの練習が終わった時点で再度、ペア・グループ練習の時間を確保したが、どうしても声が大きく出てこないチームもあるので、「いまの5倍の声で!ただしH君(一番声が大きい学生。そして発音も上手い)以外!」というような指示。ようやく少しだけ声が出るようになったが、それでも十分ではないので、全体がわあわあと練習している間に教室内を巡回し、一人ずつマイクを向けながらどれでも好きな物を一つ音読させるということをやってみた。まあこれは40人程度の出席者だからできることなのだけれど、こういう学生を好む学生と好まない学生がいるのは予想どおり。そしてたったこれだけのことでも「緊張しました」と大福帳に書く学生も。

・発音プリントの本日分のページもいろいろな発音のルールを絡めながら紹介と練習を繰り返したが、このページでは後について読むという練習の他に、上から順に同時に読むという方法でもやってみた。さすがにこの方法だと声の出方もなかなかいい感じ。

・残り時間は35分。本当は前回の小テストの影響で引きずっている進度遅れを解消するために、教科書の練習問題→次の課の本文での音読練習→その課の練習問題 という形で進めたいと思っていたのだが、もうちょっと時間があれば…というところで2つめのChapterの練習問題には入れなかった。

・教科書の音読練習では今日は単語と単語を滑らかに繋ぐという練習に集中したつもり。学生の音読を聞いていると単語と単語が別々のものに途切れて聞こえてしまうというのがちょっと気になっていた。単語と単語の間で次の音を出すための口の形の準備をなるべく前の単語の終わりが来る前に準備しておくようなことができればいいのだけれど。でも、本文を2回繰り返して読む中で、最初と最後では単語と単語のつなぎ方がちょっと違って上手に聞こえた気がした。

・今日の授業では集中力が途切れている学生があちこちにいた。そのうち3名は目に付くサボりっぷりだったので、大福帳に×印を書き込むというペナルティを発動。今学期では始めてかもしれない。そして×がついた学生のうち2名はさらに改善が見られず、×をもう一つ増やして大福帳も没収。今日は欠席扱いということにした。大福帳自体は4行まるまる書けているのだけど、ただここに4行書けば今日はもうサボっても大丈夫というような姿勢が見られたのは残念。まあ10回目の授業なので弛みが出てしまうのは仕方ないところだが、ここらでもうちょい引き締めが必要!



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第10回 12月2日
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・大福帳返却。

・授業開始時間の5分後から小テスト。前回と同様、リスニング穴埋め、同義語えらび、書き換え問題、単語追加型の並べ替え問題で計10問。1問1点で10点満点。終了後にペア交換による採点をしてから回収。軽微な綴りミス(減点対象としない)や採点間違いがないかを後でチェックするけど。

・大福帳の週替わりミニアンケートは「もうちょっとで英語っぽく読めそうなもの」(なるべく4語以上)を3つ程度書くよう指示。これまでにも「うまく読めるようになったもの」を書いてもらう週が何回かあったが、今日は「未完成」のものを書いておき、次回に改善できたかどうかの振り返りを行うために利用するという方向性を意識。

・発音プリントは今日は3ページ目だけど、1ページ目と2ページ目を復習するところから。前回までに出てきた様々な音変化のルールのうち、特にあいまい母音に置き換える練習と語頭を溜めて読む練習を重点的に。また、前回出てきた鼻腔解放については、単語の途中までは普通に発音し、鼻腔解放が出てくるタイミングで手のひらを口に当て、息を鼻に逃がすという方法を紹介したらうまく発音できるようになった学生も増えた様子。

・発音プリントの3ページ目からようやく文単位での練習スタート。これから少しずつやって行くことになるが、今日はまだ全ての音変化のルール(前々回の授業記録参照)が出揃っていないので、かなりゆっくりのペースで。5文ずつに区切り、それぞれの音変化のルールを説明してから、カタカナ表記のある方を2回ずつ、続いてアルファベット表記のみの方を2回ずつ音読。やはりここでもあいまい母音の練習と、強弱リズムの付け方、内容語と機能語の違いなどに特に意識を向けさせながら練習を繰り返した。

・教科書コーナーは前回、chapter 6が十分に練習できていなかったので、とりあえず今回のchapter 7と連続して音を聴くところから。しかし小テストを授業最初にやったことで時間も十分にとれず、chapter 7をPhrase Reading Worksheetに従って読むだけで時間切れ。ここでは今回はなるべく単語と単語のつながりを意識した音読の仕方を心がけさせたつもり。

・次回、教科書の練習問題から再開。



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第9回 11月25日
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・大福帳返却。今日の週替わりアンケートは1限の授業で書いた板書事項と同じARCSでの評価。本来は教員側の授業設計を評価する指標だが、これを授業を受ける側の視点から回答してもらうということを去年ぐらいからやっている。(何となく授業アンケートよりも正確な評価が出てくるような気がするので)A(Attention)は「この授業に注意を向けていますか?」、R(Relevance)は「この授業は知りたいことと関連がありますか?」、C(Confidence)は「この授業で自信がつきましたか?」、S(Satisfaction)は「この授業に満足していますか?」ということを板書して説明し、A/R/C/Sのそれぞれの項目について、○ △ × の3段階で評価してもらった。

・前回から始まった「こんなに違うよ文字と音」のシリーズの前回分の復習と今回分の練習だけでほぼ1時間。拍数の数え方やアクセントのない母音を曖昧母音にするといった練習をしつこく繰り返した。そして今回の範囲は一番の難関でもある鼻腔解放と側面解放が含まれており、音の出し方を説明して練習を繰り返した。いつものようにペア・グループでの発音練習を途中で取り入れたが、熱心なグループもいくつかあるのが嬉しい。しかしどうしてもしばらく前にやった「語頭の子音を溜めながら読む」みたいなことが抜けてしまいがちなのはちょっと悲しい。

・教科書コーナーに割く時間を30分しか残せなかったので大急ぎで実施。1回聴いてフレーズごとの細かい練習と段落単位のイントネーションの練習を繰り返した。ここでは次回の発音プリント以降で扱うことになる単語と単語のつなぎ目の練習を意図的に盛り込んだつもりだったが、まだ明示的には説明していないので、うまく乗っかってくれた学生は少なめだった。

・それよりも大きな問題は、どうも今日の範囲では事前にCDをきちんと聴いていない学生が多かったような印象。ところどころで読めない単語があった。1回目の音読テストが終わって気が緩んでしまっているのだろう。本当はこういう時こそ教科書に割く時間を多めに取りたいところだが、スケジュール上、来週にChapter 4〜6の小テストをやっておかなければならないので、何とか単語問題と穴埋めディクテーションまで済ませた。

・来週、もう少しプリントに充てる時間を減らして、Chapter 6の復習が必要かも。ちゃんと聴いてきてくれますよね…?もちろんChapter 7も。



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第8回 11月18日
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・大福帳は前回でちょうど表面が終了したので、右下に21点満点で各自の点数(欠席は1回につき原則として3点引き。遅刻や授業中の取り組み、大福帳への記入量などを勘案して点数化。)を記入して返却。前回、この一番下にある「前半を振り返って」の欄に記入してもらうのを忘れていたので、今日の冒頭でこの欄の記入と、裏面の一番上の今日の欄に「後期の目標設定」を書いてもらった。遅刻者など何人か「前半を振り返って」の欄の記入がないままでの提出があったので、その学生には今日の日付のところの評価として△を書いておいた…という完全なる自分メモ。

・今日から発音コーナーは8回連続で「こんなに違うよ文字と音」のシリーズ。手が空いた学生から5種類のプリントを取りに来るよう指示。似たようなプリントが多いので、後ろに回して配ると大混乱するので…というような人数でもないのだけれど一応。

・このプリントは既に絶版になった書籍からの切り貼りで作ったもので、ここ7〜8年、気に入ってずっと使っているものだが、それでも著作権は尊重しないといけないのでプリント自体は公開できないが、出典は靜哲人『カタカナでやさしくできるリスニング』ですので、同業者の方、気になる方は是非どうぞ。Amazonマーケットプレイスで本日現在546円から入手できます。(本当はこの授業の教科書にうってつけの内容で、是非とも採択したいぐらいの名著だと思います。絶版なのが本当に残念!)

・今年度前期までの同一授業では毎回、発音のルールとして黒板に書き、それを写してもらいながら練習を繰り返していたのだけれど、いろいろ不都合も感じていたので、今学期はその内容を「「英語の音づくり」のためのルール集」としてプリントにまとめて配布することにした。これだけ見てもよく分からないかもしれないけど、こちらは堂々と公開できますね。(改変自由です)

・というわけで今日はこの新シリーズの第1回目。今日のポイントは上記の「ルール集」の1〜8の説明(今後も繰り返し出てくる)と、特に2番目に挙げた「何拍で読むかは母音のかたまりが何カ所にあるか数える。」というルールに従って、いろいろな単語を板書して拍数の数え方について説明し、音読練習をいろいろと、そしてたっぷりと。ここまでで授業時間の約45分を消費。

・既に受けに来た人も2割ぐらいいるが、音読テストのための練習としてChapter 1〜5の第2段落までを音を流しながら確認作業。再生音声と一緒に声を出してみるという学生もいた様子。ここまでで授業時間の約60分を消費。

・次回範囲のChapter 6のPhrase Reading Worksheetを配布。既に音読テストを済ませている学生はここで終了。そして残りの30分でぞろぞろと音読テスト受験希望者が並んだ。昼休みにも若干食い込むぐらいの感じだったが、今年度前期は履修者数が今の3倍近くいたので、それに比べると全く大したことはない人数。



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第7回 11月11日
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・今日は他大学の先生が見学に来られているのだが、別に緊張もせず平常運転。

・まずは大学指定のケータイ授業アンケート。授業開始前から「ケータイ授業アンケートよろしく!」と板書し、時々、提出件数をチェックしながら開始後5分まで待機。既に回答している学生は音読テストの準備など。
・出席者の半数程度の人数からの提出があった時点で集計画面を提示してコメントなど。
・発音プリント(3)に戻って練習。とりあえず今回ぐらいまでで卒業か。そして過去2週間で英語っぽく読めるようになった単語を5個ずつ大福帳に書いてもらっているが、今日もまた5個増やすことを目標に。ペア練習なども適宜取り入れた。また、前回の母音の無声化のプリントも少々わかりにくかったという意見が大福帳にあったので、たまたま授業前日に気づいたネタでもあるPiTaPaの発音の例 を使いながら再度説明。
・プリントの新しいページ(日本語の「ん」で日本語の謎を知る:前回の記事からリンクを貼っています)を説明。最初にとちってしまい、「ちゃんぽん」「あんまん」の時の最初の「ん」をmではなくnだと説明してしまったのは失敗。お守り代わりに引用元の書籍をうっかり持ってくるのを忘れたのが失敗。(というよりも、この『脱・日本語なまり
という本は是非紹介しておきたかった。)でもとちったついでに「なんば」がNambaになる理由(こちらをうっかり忘れる時もある)を思い出せたのは良かった。専門用語として「条件異音」を紹介したら、何人かは調べて大福帳で書いてくれていた。そしてプリント最後にあるビートルズの曲の一節を紹介してから、BGM代わりにLet it Beを流した。そしてそれを聴きながら来週以降で出てくる発音のルールである「母音に挟まれたtの音はラ行の音」というのを板書。
・教科書の単語問題と穴埋めディクテーションをいつものように進めた。当初の予定ではここまでを一時間ぐらいで終わらせてから、音読テスト対策で残りの時間でChapter 1〜5の音読練習をねちねちとやる予定だったが、時間が足りずChapter 1〜3のみを各1回ずつ第2段落まで読むことしかできなかった。まあ来週も進度調整ということにしているので進度的には問題ない。今学期は学生も40名程度と少なめなので、来週の授業時間の最後20分程度を音読テストに割くことにすれば、週明けの2日だけで全員の音読テストは何とかなるだろう。



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第6回 11月4日
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・前回の発音プリント(3)を使って復習。というよりもこの先数週間はずっとこのプリントで確認しながら進めていくつもりなのだけれど、前回の大福帳でここから自信を持って読める単語を5つ探すという目標を設定していたので、今日もさらに5つというのがとりあえずの目標。しかし前回、単語の最初を溜めながら読むということ自体に馴染めない学生もいたようなので、「か」→「kha」→「k…ha」というように、だんだんと子音と母音の間を空けていくような読み方でそれぞれを2回ずつ、ざっと全体を通して読む作業から。また、p, t, kの気息音ができるようになったら次の目標はsとmということにした。逆に一番難しいのはg, dなど。でも前回よりも少しずつ学生の発音も良くなっている印象がある。一通り練習してから前回やった単語がちゃんと読めているかの確認もしながらペアやグループでチェック。

新しいプリントを配布。今回と次回のを両面印刷にしているが、今日のは日本語の無声化に意識を向ける練習から。カタカナ読みと英単語の読みを比較し、日本人の英語発音でうっかり無声化してしまうところに印をつけながら紹介。また、日本語の単語をローマ字表記したものを使い、無声化が発生する条件の一番単純な例(無声子音に挟まれた i や u が無声化する)を紹介。さらにあちこちが無声化する例や、逆に無声化が起こらないのが大阪弁というような話。そして無声化がちょうどいいタイミングで発生するためにボイスパーカッションっぽく聞こえる「ひっつくパンツか…」を練習。

・教科書コーナーはChapter 5に突入。これまでの発音プリント(特に前回からやっている単語の最初を溜めて読むシリーズ)に加え、今日から無声化にも気をつけるということにしたが、現実にはそんなにたくさん出てくるわけではない。でも何カ所か「日本語なまり」になってしまう学生も少なくなかった。一度音声を聴いてから、プリントの切れ目よりもさらに細かく、単語レベルでも発音練習を繰り返した。そしてイントネーションなどにも気をつける練習。続いて教科書でのスラッシュの切れ目をなるべく踏襲しながら、単語と単語のつなぎ方(再来週から本格的にやる予定)にも少しずつ留意するように指導。そして全体が終わった時点でペア・グループでの確認。

・今日でChapter 5の本文が終わったので、第1回の音読テストについて説明。受験票はこんな感じのもの(半裁したものを配布)で、ここに書いてある評価基準に従って採点する。この説明だけで10分ほどかかってしまい、教科書のいつもの単語問題と穴埋めディクテーション問題をやる時間がとれなかった。(もともと来週・再来週は進度調整ということで新しいところには進まない予定だったので、これらを次回送りにしても全く問題なし)音読テスト自体は11月7日(木)から始めるので、既に準備ができている学生は受けに来ても構わないのだが、次回の授業で全てのChapterの第2段落までの音読練習をやることも予告。そして最後に大福帳に「音読テストへの意気込み」を書いてもらって終了。(いつも時間ぎりぎりまでかかるが、今日は8分ほど早めに終了。)



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第5回 10月29日
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・通常、月曜日の授業だが、暴風警報でいきなり休講になった後期1回目の授業の分の補講を原則としてこの日に入れるということだったので、火曜日に月曜日の授業。こういう日は学生が集まらないというのが大方の予想するところかもしれないが、もともと毎週必ず出席を取っている授業でもあるので、1限もそんなに学生数が少ないという印象はなかった。平常運転…というところまでは1限の授業記録ブログのコピペなのだが、どういうわけか2限の方はちょっと少なめの印象だった。よりによってこんな日に、という気もしないでもないが、成績の10点分になる小テストを実施。(欠席者は0点扱い)出題内容は教科書の単語問題から3問、リスニング空所埋め問題(括弧内は3語に統一)から5問、平叙文を未来形の疑問文に書き換えるという問題を1問、単語を補う並べ替え英作文を1問。教科書にある問題集を小問で数えると60問ぐらいになり、そこから10問をまんべんなく出題しているので、それなりに普段の教科書での学習の度合いを反映した問題になっているとは思う。もっとも、この授業の主眼は「英語の音とリズム」なので、教科書の問題なんて「はっきり言ってどうでもいい」のだけれど。

・発音練習としてこれまでの1回目〜3回目で使ったプリントで r / l / th / f / v をしつこく練習。でもこれは今日ぐらいでもう卒業ということにしてしまっても良さそう。そして前回のプリントは、子音と母音の間をなるべく長く持続させるような読み方であとについて読んでもらうという形で復習。これも今日で終了で良い。そして今日のプリント範囲であり、早くこのページをやりたくて仕方なかった「溜めて読むシリーズ」http://eltworksheet.blogspot.jp/2013/08/blog-post_4227.html の(その3)。このページをやると学生の発音が一気に英語っぽくなるような気がするという経験則がある。確かに日本人が普通は意識しない特徴だから、そこに注意を向けさえすれば当然上手くなるのだけれど。新しいところなのでかなり丁寧にしつこくやった。また、日本語発音か英語発音なのかは明示的に伝えるのではなく、聞こえてくる音でどっちの列を練習しているのかを判断するようにしてもらった。

・プリントが3分の2ほど終わった時点で今日の「週替わりミニアンケート」として、「プリントの中から完璧に英語読みできる単語を5つ書きましょう」と板書で指示。これはペアで交互に練習していき、相手が上手く読めた単語を褒めてあげよう、という作戦の中で実施。そして相手に褒められた単語を5つ書いて欲しいということにした。

・続いて教科書。前回の「やたらと r が出てくるChapter」をもう一度使い、単語の最初の「溜めて読む」という部分に耳を傾けながら聞いてもらった。その後で教科書の切れ目に従いながら、特に単語の出だしの部分で「溜めながら」読むということに意識し、ここでもしつこく練習。続いて今回のChapter 4に入ったが、ここも同様にとにかく「溜めて読む」ことを意識させることにした。いつもなら音の強弱や上げ下げにも注意を向けるところなのだけれど、いっぺんにやるのも大変。

・教科書の単語問題と穴埋めディクテーションをいつものようにやって終了。

・次回もこの「溜めて読む」が中心的な学習課題となりそう。そしてChapter 5まで到達することになるので、いよいよ1回目の音読テスト。



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第4回 10月21日
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・大福帳を返却。今週の「①週替わりミニアンケート」は「ブリッジⅠに関して、教室外学習はどのようなことをどのぐらいやりましたか?」という設問。

・前回までの発音プリントを縦方向にいろいろ練習。1週間空いたので最初は声の出方も発音の英語らしさもどうもイマイチな感じだったが、しばらく練習しているうちにだんだんと回復。しかし後半は声の出方がまたまた低下してしまったが、これはおなかが空いたせいなのかも?

・そして前回の大福帳に学生が書いてくれたおふざけフレーズを板書。さすがにこんなことも4回もやっているとあまり新鮮味はなくなってきたような感じで、今日は妙に「さぶい空気」が漂っていたような気がする。紹介したものはハ行とバ行をfとvに置き換えるもので、こんな感じ。「ビリーバンバン」「晩ご飯は腹八分目」「はまじ はらたち はらはら」「爆弾爆発 バラバラ美人」「バイキング バイバイお肉 腹の中」「ほっとけよ ふらっと行く ハイキング」「ヴィジュアル系ばあさんバングラデシュでアルバイト」「ビビンバベロベロバタコさん」「ハバネロベロベロバタコさん」「ブンブン丸」「ヘラヘラ昼ご飯」「干しぶどう」「アヴリルラヴィーン」

・続いて前回配布して目を通しておくように指示した新しいプリントを使い「日本語の謎」を紹介。サ行の「シ」、タ行の「チ」「ツ」、ナ行の「ニ」、ハ行の「ヒ」「フ」は子音と母音の間をなるべく遠ざけるような形でゆっくり読んでみると、それぞれサ行、タ行、ナ行、ハ行の音とは違うということに気づくことができたら、英語の音の仕組みにもちょっと敏感になれるかもしれないと思っている。これと関連してseaとsheの発音の違いや、発音記号の親玉であるIPAについて歴史的背景も添えて簡単に紹介。

・ここまでで30分ちょっとが経過。そして残りの60分弱で教科書コーナー。今日の範囲である教科書のChapter 3はやたらと r と l の音が細かく出てくる単語が多かった。rapid, REM (sleep) など、冒頭の r はかなり英語らしい音が出せるようになった学生が多いようだが、paralyze, paralysisのような単語ではいろいろ難しい様子。上述の通り1週間間が空いたので、今日はPhrase Reading Worksheetを使いながらなるべく細かく、しつこく、ネチネチと発音練習。フレーズ単位での練習で1文が終わったら、今度はアクセントやイントネーションにも注意しながらの練習。そしてWorksheetの表面の終わりと裏面の終わりでペア・グループでの自由練習を行った。

・そしてポーズ入り音源を使い、教科書の黒丸部分に注目しながら長めのフレーズで後に付いて読む練習と、通常の音源と重ねて読む練習と、Phrase Reading Worksheetの日本語部分だけを見ながら音を聴いて追いかける練習で、ようやく本文が終了。

・教科書の単語問題と穴埋めディクテーションを残りの時間でやって答え合わせ。今日までで3課分が終わったので、次回はChapter 1〜3の範囲の小テストをやることを告知して授業終了。



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第3回 10月7日
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・大福帳を返却し、今日の「週替わりミニアンケート」として「教室外学習(プリントで提示したもの ※シラバス補足事項プリント参照)をこの1週間でどれだけやりましたか?」という質問に早速答えてもらった。

・前回までの発音プリントでr, l, 澄んだth, 濁ったthをいろいろ練習してから、前回の大福帳に学生が書いてくれたおふざけフレーズを板書して紹介。練習しにくいものもあるけど「じいちゃん じわじわ 痔が痛い」「ザンギエフが前転する」「花沢さん」「おじさん ざしきで ざぜんする」「せっしゃの しゅみは せいしゃです(斉射?)」「消臭力を収集する長州力を吸収する勝海舟」「すみません 鈴木福です さーせんしたー」「ザ じじい」「サンタさんスルメ3個 咲かせてください」「すみません ウルトラソウル 叫ばせて」を一通り練習。

・続いてfとvの音。まずはfをベストポジションを探しながら同じように練習してからfのおふざけフレーズとして「はらへったはらへったおひるごはん」「ははのひふ ははのひふ ははのひふ」「ほっとひといきコーヒーで」を板書で紹介。そしてvの練習もしてから、おふざけフレーズは「ぶんぶんぶん はちがとぶ」「バイキンべたべた文房具」「バイキンマン びびって自爆でバイバイキーン」を紹介。

・ここまでは日本語の例文を使った練習ばかりだったが、英単語を使っての練習も、ということで追加プリントを配布。日本語の所はネクラな感じで、そして英単語の所はハイテンションで、という「Englishあいうえお」のEnglishカタカナエクササイズ方式で練習。そして最後のI love you.だけはちょっと雰囲気を変えて…。今年度前期からこのプリントを使っているが、今学期の学生のウケもよかった感じ(笑)

・次回から使う発音プリント(http://eltworksheet.blogspot.jp/2013/08/blog-post_4227.html で紹介しているプリントの「その2」と「その3」を両面印刷したもの)を配布。ざっと目を通してくるということにしたが、何人か「予習」してくれることを期待。

・教科書コーナーはChapter 2を利用。既に何回も聞いてくれている学生もいるようだが、まずは1回通して聴き、Phrase Reading Worksheetを使って行ごとに練習。今日からは r, l, th 2種類, f, v が出てくる部分を繰り返しやっていく形だが、結構スムーズにできた学生が多かったような印象。そしてパラグラフ単位でイントネーションにも気をつけたリピート練習。

・今日からは教科書の本文も利用。教科書には●で強勢が明示されているので、まずはこの部分だけを意識しながら読むよう指示してからコーラス練習。しかしこの時点でどうも声のボリュームが小さくなっていったようだった。やはりまだPhrase単位を超えた音読は口が付いていかないという学生も多い様子。少々背伸びだったかもしれないが、ポーズ入り音源を使っての練習もさせてみたが、まだまだ厳しい。発音・リズム・イントネーションを同時に練習するのはもうちょっとしてからの方がよさそう。

・教科書の単語問題と穴埋めディクテーション問題をやって終了。



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第2回 9月30日
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・大福帳を前に並べる形で返却。そして週替わりミニアンケートの設問として「英語の音・リズムと私」というテーマで自由に書いてもらった。

・前回配布の発音プリントのrを再度練習してから、前回の大福帳に学生が書いてくれたオリジナルの「おふざけフレーズ」を前回提示の3つと並べて板書。→「ころころ転がるチョコボール」「ローリングラーメンレギュラーサイズで」「ととろととろろがとろとろするところ」「サッポロ黒ラベル」「トトロがくれたドングリ」「ドラえもん さよなら また来週」「ロックンロール」「タラちゃーん、イクラちゃーん、ノリスケさーん」「プリプリのエビどれ〜?」「とろろいもトロトロ〜」

・続いてプリントで l の音をやってから、同様に全てのおふざけフレーズで練習。lの時は隣の人と顔を向け合って、舌先が見えるかどうかをチェックさせた。

・今週は新たにthの発音が登場。まずは澄んだthの方から。日本語のサ行子音よりも遙かに弱い音になるということを確認しながらいろいろな方法で練習。(ここでも同様にペアで舌先が見えるかどうか確認させながら。)そしておふざけフレーズはこれまでの学期と同じく「さようなら せんせいみなさん またあした」「すばらしく せいせきあがり うれしいな」「そんなそうさは しりません」を利用。

・続いて濁ったthの音について。上の歯で舌の上を前後にスライドさせながら「一番汚い音が出る」ベストポジションを探し、澄んだ音同様、いつでもその場所にぴたっと上の歯を持ってこれるように何度も練習。おふざけフレーズは「じかんわり ぜんぶずれてて ずっこけた」「かぜひいて つくるぞうすい あじもなし」「あじさいあじさい はなざかり」を利用。(一部の例文は靜哲人先生の著作から借用しました。)そして今週もサ行またはザ行を含むオリジナルのフレーズを募集した。

・教科書を使っての練習に入る前に「理解可能なインプットを増やすこと」と「産出可能なアウトプットを増やすことが語学学習のコツであることを紹介し、前回配布したシラバス補足事項のプリントの授業外学習の方法の箇所を改めて説明。今週はどの程度こういった活動を授業外でやってきたかについては尋ねなかったが、来週あたり大福帳に書いてもらう予定。

・教科書Chapter 1を使った学習スタート。まずは1回通して音を聞いてから(理想的な話をすれば既に20回以上聞いてきているはずだが…)Phrase Reading Worksheetを1行ずつコーラスリーディング。ここでは既にプリントで扱ったr / l / thの音にはかなりこだわり、多くの学生が日本語発音でやっているように聞こえたところはしつこく繰り返すようにした。(ただし traditional の tra- みたいなのは除外)今後プリントで扱う発音が少しずつ増えていくのでだんだんきつくなってくるはず。そしてフレーズ単位で進めていって一文が終わったらその文だけをもう一度フレーズ単位で読んでいったが、2回目は音の上げ下げにも留意するよう指導。

・教科書の単語問題と穴埋めディクテーションをやって終了。今学期からはChapter 10までの全ての答えは予めウェブ上に上げておくことにした。大福帳と次のChapterのPhrase Reading Worksheetを交換する形で配布。



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改めて、第1回 9月23日
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・授業開始前から教室をブロック分けして、学生番号ごとに4つのブロックに分けて着席させた。これは学生番号ごとに色を区別して大福帳(後述)を配布するための作戦。さらにこの授業を取らないかもしれないという学生はなるべく後ろの方に座るように指示。結局54名が1回目に出席。前期は122名が履修登録していたことに比べると少なめだし、後期も80名ぐらいは来るかな?と思っていた。

・今年度前期同様、まずはいきなりプリントを配布して発音練習。使ったプリントは別ブログでも紹介しているこちらの教材。様子をつかんでもらうことが目的だが、とにかく1回目から毎回声を出してきちんと練習するということを伝えるために最初のうちにこの習慣を植え付けなければならない。もっとも、このようなスタイルの授業は前期と同じなので、既にいろいろな噂が飛び交っている様子。幸い、教室には再履修の学生も何人かいて、うまく雰囲気を作ってくれたことに感謝。(ちなみにこの授業はこの学部で開講されている授業の中で一番うるさい授業」(もちろん良い意味で)を目指すつもり。)

・プリントの冒頭部分を使ってrの発音練習から。少しずつ進めてはペアワーク、また少し進めてはペアワークという感じ。ここでは日本語のラ行子音は「弾き音」、英語のrは「流音」として説明。

・そして「おふざけフレーズ」として「タラちゃーん、イクラちゃーん、ノリスケさーん」「プリプリのエビどれ〜?」「とろろいもトロトロ〜」を紹介。これは文の途中でいつでも特定の英語の音を出せるようにするという練習だが、それなりに噂になっていたり、再履修の学生にとっては「またかよ」という雰囲気もあり、新鮮さは前期ほどではなかった様子。前期の授業だと1年生の学生が大量にいて「どっかんどっかん受ける」のだけれど。

・続いて l の音。日本語のラ行子音は l の音と似ているとかいうような話を聞くことがあるが、これは「嘘」であると強調。l も流音であることを説明してから、プリントに従って少しずつ練習。おふざけフレーズも同様。最後にrとlを比べたり混ぜたりしながら練習。

・おふざけフレーズを使い、自分のiPhoneを書画カメラで映しながら音声認識されるかどうかのチェック。わざわざやるような実験でもないが、英語のrやlでおふざけフレーズを読み上げたとき、日本語とは異なる音で認識されればOKというちょっとしたお遊び。でも地声ではなく、マイクとスピーカーを通した音だったので、少し違和感のある結果となったような気もする。

・50分が経過した時点で最初の脱落者チェック。この授業の雰囲気になじめなさそうな人や、やっぱり取るのをやめるという学生は退室してもよいということにしたが、誰も出なかった。全員にシラバス補足資料と大福帳、教科書Chapter 1のPhrase Reading Worksheetを配布して「お約束ごと」を説明。授業外学習の方法についてもプリントに書いてある内容を実際に紹介。(大福帳についてはこちらのブログ記事で詳しく紹介しています

・ブリッジ・イングリッシュⅡ同様、現行カリキュラムに合わせて授業を再構成してから4期目の授業だが、これまで結構あいまいになっていた授業外学習の方法を今期からは必須課題ということにした。だんだん厳しくなる授業だけれど、とにかく少しでも力をつけて欲しいし。(そして音読テストの時にがっかりしたくないし。お互いに。)

・大福帳の書き方について説明。大福帳に①として記入すべき週替わりミニアンケートは「この授業への意気込みは?」とした。そのほか、受講心得などについても説明しながら大福帳を書いてもらい、書けた人から終了。結局5分ほどしか余らなかったけど。

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第1回 9月16日(暴風警報発令による休講)
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2014年1月21日火曜日

【2013後期月1】ブリッジ・イングリッシュⅡ 授業記録


シラバスはこちらに、初回授業でプリント配布するシラバス補足事項(PDF)はこちらに置いています。

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第15回 1月20日
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・いよいよ最終回。まずはいつものように復習プリント回収、予習チェックと出席カード配布、タイタニックのところの説明。最終話のところは今日の授業後に復習プリントを出してもらうことになるのだが、本文の意味だけは解説してしまうことにした。

・最後の質問コーナー。まず質問に入る前に前回の出席カードに書いてもらった『英文法の次にやりたい目標』をほぼ全員分、手書きの出席カードをスキャンしたものから切り貼りにして無作為に並べ替えたものを提示しながら必要に応じてコメント。「聞き取り」「発音レベル向上」「会話」「英訳」「長文」「TOEICリーディング」「英単語」「長文を書く」「英文法の復習」「熟語」「英文法に従った文を書く」「TOEICスコアアップ」「基礎固め」「日常会話」などなど。やはり予想通りだが「英会話」を目標にする学生が多い様子。そんなの教科書が英作文のものだったから、その文を真似して口から出してみればいいのに〜。

・英文法をもっと学習したいという学生がいたので、ついでにキーワード紹介として「英語学」を板書。どんな領域なのか気になった学生も多かったようで、あとで出席カードを見てみたら10人くらいの学生がWikipediaの内容を書き写してくれていた。

・最終回なのでなるべく多岐に渡る質問を取り上げるよう目論んだが、スマホで各自が簡単に調べることができる内容でも案外、調べるためのキーワードを知らないこともあるだろうという観点から「調べ方を教える」ことにも注力したつもり。また、この授業のような感じでいろいろ質問ができる機会があるとしても、ネット上で自分で調べた方が効率的かつ豊富な情報が集まるという場合もある。そのあたりの区別も意識してもらいたい、というような話もした。取り上げた質問は次のような感じ。ついでに回答しながら紹介したキーワードや答えた内容も付記しておきます。(今学期の授業記録ブログではどんな風に答えたかの付記はちょっとサボってしまったけど最後ぐらいは書きましょう。)
  • アメリカ英語とイギリス英語の違い(→そのまま「アメリカ英語 イギリス英語 違い」でググったらよい)
  • ケニア人って英語ですか?(→国名でWikipediaを調べれば主要言語の欄が見つかる。)
  • 男性目線の英単語について、日本語にも男性目線の単語があるのか。(→特に思いつかない、と回答。あとで出席カードに「漢」は「おとこ」という意味にもなりますね、というコメントが学生から寄せられた。なるほど、と思ったが、これは fireman → firefighter のような単語の内部での性差別的な特徴をなくすというようなものではない。)
  • ヨーロッパの古い数字でVを5、Xを10として使うのは何か。(→「ローマ数字」でググったらよい)
  • 外国の方言を知りたい。(→言語変種の一つ。いろいろあるのでとりあえずアジア英語の諸相について簡単に説明し、inner circle, outer circle, expanding circleの話を紹介。)
  • ラグビー用語の「シンビン」の由来は?(→そのままググったらよい)
  • 「ツイッター」の外国での発音は?(→Twitterという語は2音節で読まないと伝わらないかも?
  • 道路とroadのようなものは偶然か?(→全くの偶然。これに関連する話題として清水義範の『序文』という短編小説を紹介。英語のnameとローマ字書きしたnamaeが関連があるという「設定」になっている話など。)
  • 外国にも公務員はあるのか。(→そりゃあるだろう。)
  • 日本では常識だが外国ではしてはいけないこと。(→「日本の常識 世界の非常識」などで検索)
  • ロシア語の文字は独特だが、この由来は?(→「キリル文字」で検索)
  • 同じアルファベットを使う言語でも人名の読み方が変わることがある。これは日本語の漢字と中国語の漢字の読み方の違いと同じようなものか。(→ちょっと違う。「ヨーロッパ人名対照表」でググると面白い一覧表が見つかる)
  • ゲームで外国人とチャットするが、スラングを多様している。年齢は変わらないそうだが、実際に会って話してもスラングまみれになるのか。(→いくらスラングを使って話している人でも、まともな話言葉で話すよう頼めばそれなりにまともに話せる。スラングばっかり覚えるのは危険。どういうスラングがあるか知りたければ「ネットスラング」などでググると良い。)
  • 型を学べば英語は話せるのか。外国人同士の会話でも単語だけ言ってたりするが。(→一つ前のスラングの件と同じ。単語だけでコミュニケーションしているように見えても、きちんと話す潜在的な能力はある。英語を母語としない学習者はやはり英語の型を身につける必要がある)
  • なぜイタリアは伊、アメリカは米、イギリスは英なのか(→Wikipediaに「国名の漢字表記一覧」という記事がある)
  • 世界の言語で先生的に一番難しい言語は何か?(→みんぱくのイベントで少しだけ学ぶ機会があったサン語の吸着音の話や「能格言語」という用語の話などを少しだけ)
  • 海外に行くと日本のトイレがきれいだと感じる。ホテルのトイレはどこもきれいだが公衆トイレは顕著な気がする。この差はどのように生まれるのか。(→ヨーロッパの公衆トイレが有料である話や、公共サービスとしてのトイレのあり方、また、「トイレの神様」みたいな発想があるかどうか、みたいな話を少々)
  • ロシアなど寒い国の人たちは酒が強いが、日本では沖縄や九州の暖かい地方の人たちが酒に強いのはなぜか。(→アセトアルデヒド分解酵素。「酒の強さは遺伝子で決まる」で検索すると見つかる。)
  • 海外ドラマで「それは本当なの?」を Really? と聞いたのに対し、Really. と返すのは合っているのか。試験問題ではYes.で答えないと×にされるのでは?(→合っている。それよりも本当に試験問題でYes.と答えないと×になったのか?)
  • 時制の一致が適用されない場合はどういう場合ですか?(→「時制の一致 例外」でググると見つかる)
・残り30分程度は仮定法の話。「文法書の後ろの方にあるのはおかしい」「仮定法には裏がある」「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」という3つの日本語と、教科書にある仮定法過去と仮定法過去完了の例文を2文ずつ板書し、これらをいろいろな切り口から攻める形で説明してみた。「文法書の後ろの方に…」の件は英語のネイティブスピーカーであれば幼児でも「おおきくなったら〜になりたい」みたいな場面で使うわけだから、必ずしも文法的に難しいというわけではない、誤解しないでもらいたい、という話。また、「仮定法には裏がある」という件については、仮定法と直説法を比べた場合には仮定法には「残念ながら…」という形で訳せる「別の(裏の)文」があり、この意味と同時に伝えたい時に動詞の時制をずらすことになる、そして裏の意味を伝えない場合が直説法という話。仮定法の文をたくさん英作文する復習プリントを埋める時には「残念ながら…」の意味があることをイメージしながら書くようにしてほしい、というアドバイス。(ついでにここで「法」にはもう一つ「命令法」もあるという補足。)そして「ご注文は…」の文は、日本語でも過去形(厳密に言うと過去形ではない)を使うことで「遠慮の気持ち」「その場の状況から距離を置く」といった意味が生じるので、これに関しては英語と同じ、というような話。また、教科書の例文はそれぞれを直説法に書き換えた文を書き、実際に動詞の時制が一つずれていることを明示的に説明した上で「仮定法らしさ」はifではなく動詞の時制を替えることにあるということを補足説明。また、教科書の問題の多くで再度「残念ながら…」という「裏の意味」を考えさせながら説明を深めた。例によって最後は飛ばし気味だったが、were to不定詞についてはbe to不定詞が仮定法になっただけ、という件は教科書の説明をクロス参照しながら説明を加えることができた。

・最後に自由提出のレポート課題(第13回の時に記入用紙を配布して説明したが、うっかりこのブログに載せるのを忘れていた様子。こんな内容です。)と最終章の復習用プリントを配布。いずれも提出期限は1週間後。



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第14回 1月6日
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・大学指定のケータイ授業アンケートを実施。10分弱待っても教室の3分の1ぐらいの人数しか回答してくれなかったのが残念だが、その場で集計結果を出してコメントなど。

・いつもの感じで出席カード配布とタイタニックのところの解説。

・質問コーナーは前回寄せられたものの紹介と回答、さらに9月頃に寄せられた質問の蔵出し。
  • 英語の教育方法として、母語である日本語を覚えつつあるときに、同じように英語を学ばせるとその言語の習得スピードがあがるというものがありました。私はこの方法では日本語も英語もきちんとしたものが身に付くとは思えません。また、具体的な問題点があるのなら気になります。
  • 日本の外国語教育について調べました。長崎県対馬市では韓国語を、北海道根室市と稚内市ではロシア語を教えているようです。(地域性を考慮して)
  • 消防士のことを昔はfiremanと言っていた、と聞いたことがあります。機関士と同じでまぎらわしいためfire fighterになったのでしょうか?
  • なぜヨーロッパとアジアでは清潔さといいますか、全然国の文化が違うんですか?
  • 中学、高校の英語で話せるようになる?
  • 自分は英語が非常に苦手です。また古文も苦手です。古文は同じ日本で使われていた言語なのに、外国語を習っている気分でした。言語は少しずつ変化していきますが、昔の日本で使われていた言語と大きく変わったのはなぜですか。
  • 英語も言語だから、いろんな言い方があると思う。同じ人間だから何となくで伝わると思うんですけど、英語からの和訳もいろんな言い回しがあるからどういうふうに書けばいいのか分からないです。言葉は何となくでいいけると思います。
  • 昨日、オーストラリアに留学している友人と飲んだとき、オーストラリアでは同性愛者をよく見ると言ってました。オーストラリアに限らず外国では多いと聞いた事もあります。外国で同性愛者は一般的なものなのでしょうか。また、日本人の国民性から日本人は恥ずかしがってカミングアウトしていないだけという可能性とか考えられませんかね?
  • 友人がオーストラリアでは16歳か18歳?からお酒が飲めると聞きました。お酒が関わる少年犯罪は多いので、お酒が飲める年が早いオーストラリアは日本よりも少年犯罪が起こる可能性が高くなると考えられませんか?
  • 英語のスペルの形はどうやって決められたのですか?
  • 英語圏の人たちは学生時代に英語以外の言語を学ぶのですか?
・これらに回答しながら調べ学習用のキーワードとして「セミリンガル」「PC(ポリティカルコレクトネス)」「history」「herstory」「言文一致運動」「型」「型崩れ」「型破り」「アルファベット 歴史」「イングリッシュ・オンリー運動」「イングリッシュ・プラス」「言語政策」などを板書。また、アルファベットの説明ではWの文字の由来を紹介し、「ダブルサイズ」という意味で「W」を使うのは和製英語的であるという話もした。また、キーワードは出さなかったが、9.11以後にアメリカでアラビア語の学習者が増えた話も紹介。

・英文法コーナーの今日のテーマは「比較」。ここは実はあまり面白みがないところで、それこそいろいろな「型」を覚えるだけの内容がほとんどなのだが、中学校や高校で学ばない内容として、音節の数え方について軽く紹介してから、1音節および2音節で -ful, -less, -able, -ous, -ive, -ing(教科書に載っているもの)で終わるものは -er, -estをつけることになっているのだが、これはゲルマン系の単語であり、また、moreやmostをつけて比較級・最上級を作るのはノルマン系の単語(ラテン語→フランス語→英語)であるという違いを紹介。今学期は質問がでてきた記憶はないが、なぜ比較級・最上級に2種類の形があるのか、という質問は結構よく出てくる。こんな歴史的な背景があることを知ってもらうのはやっぱり大学でやるべきこと!だと思う。そしてこのことと絡めて英語の歴史をもういちどざっと説明し、キーワードとして「古英語」「アングロサクソン語」「ルーン文字」などを追加。

・このほか比較のところの話では as … as … について、前のasと後ろのasの違い、not so … as …を訳すときのコツ、長い文で息継ぎをする必要があるときには後ろのasの前で区切ると良いというような話をいろいろ。でもやはり比較のところは慣用表現も多く、教科書もまるまる1課分がそれらに充てられていた。本当はこれらも歴史的背景や他の文との比較などをやってもよいのだけれど分量が多すぎる。しかしせっかく不規則変化についてちょっと触れることがあったので、go-went-goneのwentの出自について少しだけ説明。

・最後の数分で今日の週替わりミニアンケートとして「英文法の学習は終わりです。次の目標は?」という質問を書き、出席カードに回答してもらった。

・今後の英語学習へのアドバイスとして、今日の「型」の話と絡めつつ「仕組みを理解しながら覚えるべきこと」と「丸暗記すればよいこと」をきちんと区別する必要があることを説明しておいた。前者と後者を混同し、仕組みが分かれば早い物を丸暗記してしまって効率が悪い学習者も少なくないと思う。



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第13回 12月23日
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・年内最後の授業日でもあり、祝日授業ともなると学生は少なくなるのは当然予想できるのだが、学生証をかざしたデータを見てみると確かに人数は過去最低。(人数を知るためにちらっと見ただけで、出席記録は紙の出席カードでつけてます。)

・いつもの感じで復習プリント回収、予習チェック、出席カード配布、タイタニックのところの解説。

・質問コーナーは前回学生に書いてもらった「関係代名詞と私」を中心に。関係代名詞が英文法の中では好きな方だと答える学生もそれなりにいるが、やはり苦手に感じる学生は多い模様。もっとも、これらは前回の授業開始時に書いているものでもあるので、前回の授業や前回範囲の復習プリントなどで学んでいる中で少しずつ苦手意識が薄れてきたという学生もいるかもしれないのだが。

・例によって出席カードをスキャナで読んだファイルからスクリーンショットを切り貼りして作った文書を使いながら説明したが、前置詞+関係代名詞が苦手だという学生のコメントが最初のあたりに出てきたので、まずはそのあたりの説明から。これらは英文の意味を読み取るという意味においてはそんなに難しくない。単純にfrom which「そしてその場所から」、in which「そしてその中で」、on which「そしてその上で」、at which「そしてその場所で」、of which「そしてその物について言えば」のような解釈にすれば全く問題ないはず。また、所有格のwhoseも「そしてその人の持ち物である〜」とすれば解決する…といった説明。

・関係代名詞関連の質問と別の質問を行ったり来たり。別の質問として取り上げたものは以下の通り。
  • 分詞構文の受動+過去分詞のbeingは省略するのが普通というのはなぜか。
  • なぜ英語を使っている人が多いのか。どうして日本人は最初に英語を話さなかったのか。
  • 留学とワーキングホリデーのどちらが良いか。
  • どうして学校教育では英語ばかりさせているのか。
  • ある映画で船が沈没するシーンで she’s sinking. と言っていたが、乗り物をsheで指すのはフランス語にある名詞の性別みたいなものか。単なる風習か。
  • 東京オリンピックに向けて日本の英語教育はどうなると思うか。小学校の英語教員が足りないというが、英語教育に必要な教員数はどのぐらいか。
  • 海外の教育方法は書くことからではなく発音から入ると言われるがどちらか覚えやすいのか。
  • 動名詞と不定詞の名詞的用法の訳文の意味の違いを日本語から読み取れるものなのか
・質問コーナーの時間がもう少し取れそうな様子だったので、11月以前の質問で回答できていなかったものを蔵出し&虫干し。回答したものは以下の質問。
  • なぜ人は神や仏に助けを求めたのですか?昔は飢餓など自分の努力ではどうにもできないものもありましたが、現代になって何でも神頼みになっているように思いました。
  • 日系アメリカ人が日本語を話せないのはなぜですか?
  • 日本語は近くない未来に滅びるのでしょうか?
  • Unit 7の教科書p.35ページのタイタニックの英文で、下から2行目にある "Yes, sir." の "sir" とはどういう意味ですか?また、このときは"Yes"だけではダメだったのですか。
  • 英語を勉強するときは何をしたらいいですか?
  • 仮に宇宙人が地球に来て、統一された宇宙の言語を使っていた場合、地球人は宇宙の言語にシフトしていくのでしょうか?
  • この授業はプリントを『毎回して出したプリントを返してもらえたりはするのですか?返却されるのなら欲しいです。
  • 日本語が難しいと言われるのはなぜですか?逆になぜ私たちは簡単に日本語を使えるのでしょうか?
  • ニュースで日本人が着ているTシャツの英語が外国人が見たらおかしい英語になっていると話題になっていました。例えばLOVE LIFEと書かれたTシャツは夜の営みという意味でした。先生はおかしなTシャツの文字を見かけること、また面白いものを見かけたことはありますか?
・従来型の「質問コーナー」になるとやたらとキーワード紹介が増えるのだが、今日の話と連動して紹介したキーワードは「言語の経済性」「コーパス言語学」「ウィズダム英和・和英辞典」「大航海時代」「ベオウルフ」「格変化」「語順の固定化」「極度乾燥しなさい」「アジアのいかしたTシャツ」など。予想通り、最後の2つを調べ学習の時に調べている学生が多かった。

・予習範囲に関する英文法コーナーを30分程度。今日のテーマは関係副詞だが、前回の授業で大急ぎで紹介したwhatやwhateverなどの複合関係代名詞の話を説明してから、授業冒頭で紹介した関係代名詞の話と絡めて前置詞+関係代名詞の話から開始。例によって「言葉の乱れにうるさいジイサン」(文の最後が前置詞で終わるなんてワシャ許さんぞ…)が登場。関係詞のところは特にそうだが、パズルみたいな単語移動のあとでようやく仕組みがちょっと見えてくる。ただ、授業冒頭で紹介した前置詞+関係代名詞の捉え方はどちらかといえば「英文を読むとき」に使って欲しいテクニックなので、下手にこれらを英作文とかで使おうとすると関係副詞に置き換えできないタイプのもの(言葉の乱れにうるさいジイサンが出てこないもの)にも当てはめがちになるので、そのあたりは要注意。(自分自身が長らくそうだった)ただ、これらの区別や関係副詞how, whyを使う例は、いったんはこういうものが使われる文を覚えてしまわないといけないと思うので、教科書の関係副詞の単元の後半に出てくる英文は「丸暗記した方がいい」という話をして今日の授業は終了。



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第12回 12月16日
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・いつもの感じで復習プリント回収、予習チェック、出席カード配布、タイタニックのところの解説。これと同時並行で出席カードの週替わりアンケートとして「関係代名詞と私」というテーマで一言書いてもらった。ただしこれは授業の開始時点で書いてもいいし、終了時点(今日の授業で関係代名詞を扱う)までに書いてもよいということにした。

・今日の質問コーナーはいつもと違い、前回に集約した準動詞の総まとめという形にしてみた。なので、出席カードで受け付ける質問も「授業関連でもっと深く知りたいこと」「板書内容で役に立ったこと」「教科書からの抜き書き」を書いてもらうことを推奨することにした。

・いつものように学生の先週の手書きの出席カードをスキャナで取り込んだものから前回書いてもらった「引っかかっているところ」の部分をスクリーンショットでつなぎ合わせたものを用意。準動詞は幅広い範囲にまたがるので質問も多岐に渡るが、これらをテーマ毎にまとめず、ランダムで取り上げていく形にした。寄せられた疑問点として画面に提示したものの概要は以下の通り。
  • 過去分詞と現在分詞の使い分けがあいまい
  • 名詞節が主語・目的語・補語になるあたりがよく分かっていない
  • 第5文型の使役・許可・願望などの見分け方
  • 名詞を修飾するとき(句として後ろから修飾の場合)過去分詞で修飾する場合と現在分詞で修飾するときの違いが分からない
  • 与えられた文と同じ意味の文章に書き換える時にどのようにして分詞構文を入れればよいのか難しい
  • 動名詞の慣用表現のところが覚えてなくて分からなかった
  • 高校の時から不定詞が苦手でなかなか理解することが困難です
  • 不定詞の名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法などの違いがあまり理解できていない
  • 疑問詞が前にあるのに疑問文でないとか、thatを訳さず使うとかで迷います
・これらの他にも同様の疑問点が多数寄せられていることを示すためにざっと全件をスクロール(ほぼ全員の質問カードを網羅)したが、ほとんどがこの範囲に収まると判断したので、これらを教科書からもう少し視点をずらし以下のような説明を行った。
  • 現在分詞:本質的に主語の動作・状態
  • 過去分詞:本質的に受身(主語が他から影響を受ける)
  • 進行形にできるかどうか:継続可能な動作かどうか。継続可能とは「始まりと終わりがある」こと。その場の状況(動作ではないもの)は進行形にできない。
  • 使役・許可・願望は動詞によって決まるが個人によって使い方が異なることもある。調べ学習用のキーワードとして「軽動詞」を提示。
  • 他動詞は「他を動かす詞」。surpriseは「〜を驚かせる」。「〜によって驚かされている少年」のように人間が関係する場合は過去分詞。
・説明のあとで5分程度の振り返り時間。

・今日のテーマは関係代名詞。まずは教科書には書いていない補足事項として関係代名詞を使った文の繋げ方について説明。共通する部分は後ろを消し、消した方が「〜が」「〜の」「〜を・に・と」で形が変わる、また、「どの部分を説明するか?」によって後ろの要素を前の適当なところに移動させること、関係代名詞節は形容詞節として名詞を詳しく説明する働きがあるということ、前置詞+関係代名詞は「言葉の乱れにうるさい頑固じいちゃんのこだわり」(前置詞で文が終わるのはよくない)によること、関係代名詞whatはthe things whichに置き換えて考えることなどを一気に説明。

・復習プリントで少しぐらい関係代名詞について理解を深めてくれたらよいのだけれど、残念なのは出席カードの「関係代名詞と私」というテーマで「自分と相性が悪い」だの「関係代名詞は分からない」と書いている学生が板書事項を何も出席カードに書いていなかったり…(教科書に書いてくれていたらとりあえずはよいのだけれど)

・先週に比べたら居眠りが少なめだったのは途中で「寝ている人は起こそうぜキャンペーン」をやったからなのだろう。この授業は予習・出席カード・復習プリントでポイントを稼いでもらうという形でやっているのだが、どうせ授業に参加しているのなら苦手な分野の克服までして欲しいところ。今日のこの授業を終えたらひょっとすると準動詞・関係代名詞について授業で習う機会はもうないのかもしれませんよ!



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第11回 12月9日
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・授業開始10分前に教室に到着。前回の授業記録のところにある黒板の写真と同じ内容のものを板書し始めたが開始時間までには書き終わらなかった。今年度前期までの同一授業では同じ内容(しかも大きな一覧表)を3回も黒板に書くのは大変だったので、3回目は2回目の授業時に撮影しておいた黒板の写真を投影して話すことにしていたが、だいたいいつもこれでは見にくいという意見が寄せられるので、今回は3回目も板書し、ここにさらに情報を書き加えていく形でシリーズ最終回を行うことにした。

・復習プリントを回収。タイタニックの部分もいつもの方法で。

・出席カードはいつもは予習チェックをしながら予習している者とやっていない者で区別して配布するのだが、今日は全員に切り込みのないカードを配布し、自己申告ということにした。とはいっても予習していない者は自分で切り込みを入れるということではなく、自由記述アンケートとして、「教科書Unit 4〜16(注:ここ3回の大きなテーマである準動詞と関連がある単元)の中で、まだよく分かっていないUnitの番号を丸数字で書いて下さい。そのUnitの何につまづいているのかもなるべく詳しく」という設問を板書し、数分間で回答してもらった。(この設問に回答していない者は振り返りが足りないということで予習ポイント1点分に替えてもよいだろう、と判断)

・今日の質問コーナーも前回同様、学生の出席カードをスキャナで読み込んで、そこから切り貼りしたものを提示する方法で紹介。以下、前回同様、提示した内容をさらに要約したものと、その時に紹介した観点やキーワード等を紹介します。「」で示したものが板書した調べ学習用キーワードです。)
  • TOEICの点数は実際の英語力と本当に関係ありますか?(→ない。そもそも実際の英語力とは何を指すのか考えて欲しい。他にTOEICは「走り幅跳び型の試験」(英検を走り高跳び型として捉えることで対比できる)という話や、英語で仕事ができる基準は900点レベルといった話も紹介。
  • 前回の調べ学習に関連してtriskaidekaphobiaの意味について学生がまとめてくれた内容を紹介。(→「ラテン語」「ギリシャ語」)
  • 前回の調べ学習に関連して親日国が多い理由について学生がまとめてくれた内容を紹介。
  • 前回紹介した大学設置基準と単位制度に関連する学生の意見を紹介。
  • 学生から寄せられたアンケート回答に関するコメントを紹介
  • 日本の教育の問題点について(→「OECD 教育予算」なぜ日本は教育予算が少ないのか、治水工事を優先しなければならなかった歴史的背景が関連あるのかも、という話と絡めて紹介)
  • 海外旅行に行くにあたって必ず持って行くものは?(→スリッパと回答)
  • 日本発祥の食べ物について。また、フライドポテトという名前とフレンチフライという名前について。(→「日本の創作料理」)
  • ここはどこ?私は誰?は英語でどう言うのか
  • 後輩に英語を教えてって言われたらどういう風に文法を教えたらいいのか?(→「インストラクショナル・デザイン」「スモールステップの原則」
  • カナダの治安は良いのか?(→前回紹介した外務省の安全情報Webページなども使いながら学生自身が調べてみるよう指示)
  • Dual, Twin, Doubleの違いは?(→英英辞典を使った学習法、類語辞典、Longman Activatorの紹介など)
  • あいう→abc、いろは→???、何かあるのか?(→The quick brown fox jumps over the lazy dog. の文を紹介。「パングラム」)
  • intel inside → インテル入ってる の訳し方について
  • 他国で日本語を第二言語として使う国があるのか?(→Wikipediaで「日本語」を調べ、「分布」の項を見ると書いてある。)
  • 翻訳者になるにはTOEIC何点ぐらい必要か?(→全く別のスキル。「図説 ことばの世界」を翻訳したときの苦労話を少々。)
  • なぜ留学先でオーストラリアが多いのか?(→時差?親日国だから?近くて安いから?)
  • 偏差値があまりあてにならないのなら、勉強のレベルを数値化にするならどんな方法ではかるのか?(→そもそもはかる必要があるのか?実際には書き言葉を見れば大体分かると考えている。)
  • 日本人は社交的ではないと言われていますがそれはなぜなのですか?(→農耕民族と狩猟採取民族の違いなんかも影響あったりするかも?)
  • 一番難しい言語はどこの国の言葉か?(→これだけ勉強するチャンスがあるというのになかなか身につかない英語も難しい言語と言える。そもそもどんな言語でも難しい)
  • 海外のお金について、ドルとユーロでは何が違うのか、どのぐらい勝ちが違うのかもっと深く調べたいと思った(→ちょっとした小ネタとして「ビッグマック指数」を紹介)
  • コメント:大学設置基準で1つの授業で単位を取るために必要な学習量があることを知った。(→周囲の状況に流されず、一人で学んで生きる「大学生」であって欲しいという話。どうも今日は居眠りの学生が多かった印象もあったのでちょっと残念。)
  • 知り合いがアメリカに留学したとき日本人だから、日本人のくせに…といった嫌みのようなことをよく言われたと聞いた。日本人を毛嫌いしているような地域はあるのか?(→「自民族中心主義」「エスノセントリズム」)
  • 英語をやる上で重要なのは単語ですが、次に重要なのは何ですか?(→学習者自身に欠けていることをやればよい。個人的には発音と文法だと考えている。)
  • 海外の文化が日本にイベントとして輸入されていることが増えているが、本来の意味が伝えられていないまま、お祭りとして日本のイベントになっている行事を海外の人はどう思っているのか?(→そもそも無関心という人が圧倒的多数。)
  • ニュージーランドは世界一治安が良い国だと聞きました。日本と比べるとどれぐらいですか?(→比較のしようがない。マオリと白人の関係の話を少々紹介。)
・ちょっと取り上げた件数が多めだったが、それでもいつもよりも少し短い時間で質問コーナー終了。そしていつものように調べ学習の時間を少々。

・文法コーナーは30分弱。授業開始時に書いた板書に書き足す形でいろいろ説明。今日のヤマ場は分詞構文で、ここから先に説明。とはいってもここでも「分詞構文=同時性・同一性」という「補助線」のような説明を簡単に紹介し、教科書に書いてある分詞構文の作り方をなぞるだけの簡単な説明にした。そして6つの訳し方があるとはいえ、これらを分けて考える必要はなく、訳し方は「同時性・同一性」という特徴で一旦考えたあとで適切な日本語の単語を補うこと、そして6つのうちの3つぐらい、どれにでも訳せるというものはよくあるという話をした。また、英文法を何のために学習しているのかよくわからないという学生も多いので、教科書の「名詞節と副詞節」「分詞構文」と来週以降で扱う「関係代名詞」「関係副詞」の部分は「長い文を作るためのコツ」という特徴があることにも触れた。そして改めて板書してある大きな一覧表のマトリクスを紹介しつつ、教科書に出てくる文法用語がどういう特徴を持つものであるのかを説明し、教科書の掲載ページの番号も書き込んでいった。そして今日の復習プリントの分詞構文のところをやる時に再度全体を…見直して欲しいところ。

・これでもやはりところどころ抜けている(欠席/予習・復習さぼりが原因ならどうしようもないが)という箇所を今日の出席カードに書いてもらっているが、予想通りいろいろ抜けている状況が浮かび上がってきたので、来週の授業での質問コーナーはリクエストのあったところを取り上げて復習するといった内容が中心となる予定。

・今日は居眠りの学生が少々目立ったので調べ学習の時に教室内を巡回し、どんな感じで出席カードをまとめているのか、居眠りしている学生のものを重点的に見て回った。いずれも最低限の記述分量。点数的には差が付かないにしても、基準さえ満たせばよいという姿勢の学生が少々目に付いたのは残念だった。



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第10回 12月2日
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・復習プリント回収、出席カード配布、Titanicの和訳読み上げはいつも通りの方法で。

・前回のARCSでの評価を○:2点、△:1点、×:0点として点数化したものを提示。71名から回答があり、以下のような結果になった。
  • A(この授業に注意を向けている)平均1.65 標準偏差0.51
  • R(この授業は知りたいことと関連がある)平均1.44 標準偏差0.52
  • C(この授業で自信がついた)平均1.32 標準偏差0.55
  • S(この授業に満足している)平均1.75 標準偏差0.44
・これを踏まえて少々コメントし、標準偏差の話と関連して偏差値の話も少しだけ紹介し、「偏差値」「標準偏差」を本日最初の「調べ学習キーワード」として紹介。

・いつもはこの授業では質問コーナーで扱う内容は専用のExcelファイルに入力し、それを大写しにして提示しながら回答しているのだが(このブログへの掲載もしやすいように、という工夫も兼ねて)先週どうも時間が取れず、学生の手書きの出席カードをスキャンした物から記名欄や不要な箇所を除いて画像切り貼りしたものを用意し、これに基づいて質問などに回答。(以下、質問・コメントの原文ではなく要約したものを掲載します。ついでにどんなキーワードを挙げたか、どんな観点で回答したのかも書き添えます。「」で示したものが板書した調べ学習用キーワードです。)
  • 留学費用を安く済ませるためにインドを留学先に選ぶ人はいるのか(→「JASSO 海外留学」、「インド 公用語」、「セブ留学」、「フィジー留学」)
  • 外国でも他国の言語を義務として習うのか(→「外国語教育政策」韓国の高校での第2外国語の話など)
  • 日本と外国の違いと似ているところ(一言では言えない。気候の違い、食生活の違い、狩猟採取民族と農耕民族…)
  • 中国人、韓国人、朝鮮人は自己中心的なイメージがあるが本当か。(全員がそういうわけではない。人による。英語話者でもすごく根暗な人はたくさんいる)
  • 日本人と気が合いそうな国民性を持つ国は?(「親日」)
  • ロシアの中にいくつかの共和国があるのを初めて知った。(例として「サハ共和国」)
  • 外国人=反日・犯罪者と思い込んでいる人は何なのか?マスゴミの操作の影響?(→「メディアリテラシー」)
  • 英語にも方言はあるのか?(→ある)
  • この授業のテストは?(→ない)
  • 海外で気をつけるべきことは?(→「外務省 海外安全情報」)
  • 日本とアメリカとイギリスのホラーで幽霊、ゾンビ、悪魔と違うが、これは風俗習慣が関係するのか(→中国のキョンシーの話も)
  • こんなのどこで使うんだろうと思われるような単語はあるのか(→「triskaidekaphobia」)
  • 英英辞典を使った学習法の紹介
  • アルバイト先で中国人・韓国人の客に英語で説明することがうまくいかない。何か案は?
  • 先生なりの子どもに対する英語教育法を教えて欲しいです(→ Younger is better, older is faster.)
  • 韓国に友達と行くのですがオススメは?(→「明洞」「NANTA」「梨大 ウェディングドレス」)
  • なぜこの科目は1単位なのか?(→「大学設置基準」、1単位45時間、2単位90時間、90分×15回で22.5時間、授業外学習の必要性、授業1回あたりの学費)
  • TOEICのリスニング対策は1日どれくらいの時間を費やすべきか(→量より質)
  • 自動詞は一人でもできること、他動詞は他人がいないとできないことという解釈は正しいか?(→そうは思わないけど…)
・その他、授業への感想(ポジティブな意見がいくつか寄せられた)ので少しだけ紹介。

・調べ学習の時間を少し長めに取り、その間に先々週から少しずつ書き足している準動詞のまとめの表の枠組みを板書。最初はあちこちを空欄にしておき、教科書での例文などを使った説明を入れながら文法用語なども追記。最終的にできあがった表は以下のような感じ。この図だけを見てもよく分からないかもしれない。どういう順番に情報を追記していったかが重要なので。丸数字は教科書のUnit番号に対応。両端が少々切れてしまった。


・授業後にこの板書は写真に撮影しておくか、またはこのブログを参照し、教科書の表紙をめくったところにでも書き写しておくように指示。来週はもうこの板書を繰り返す余裕はないので、上記の板書の写真をプロジェクタに出して残りの内容(分詞構文が中心)を説明する予定。

・これらの他に現在分詞と過去分詞の違いや、「人の時は現在分詞、物の時は過去分詞」という「一種のテクニック」がなぜ成り立つのかという話も説明。



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第9回 11月25日
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・ミニレポート返却。1点〜5点で採点するということだったが、的外れなレポートがあって苦渋の決断で0点をつけたのが1名。何しろ「第5文型はS+V+C+O」などと書いてあっては…(苦笑)記入用紙にも書いてあるのに引用元や参考文献などの出典表記がなくて減点という学生が多かった。また、授業での説明を全く踏まえていないレポートも。

・いつもの方法で復習プリント回収、予習チェック、出席カード配布。今日からしばらくは予習範囲が少ないので、予習1点+出席カード記入2点で1回あたり3点満点での評価。(しかし今日は復習プリント3枚提出で6点なので、今日の獲得ポイントは最大9点となる。今日みたいな日に欠席するとなかなか痛い。

・Titanicのところの解説。いつものスピードラーニング方式で英文と訳文を交互に読み上げた。

・週替わりミニアンケートはARCSでの評価。本来は教員側の授業設計を評価する指標だが、これを授業を受ける側の視点から回答してもらうということを去年ぐらいからやっている。(何となく授業アンケートよりも正確な評価が出てくるような気がするので)A(Attention)は「この授業に注意を向けていますか?」、R(Relevance)は「この授業は知りたいことと関連がありますか?」、C(Confidence)は「この授業で自信がつきましたか?」、S(Satisfaction)は「この授業に満足していますか?」ということを板書して説明し、A/R/C/Sのそれぞれの項目について、○ △ × の3段階で評価してもらった。この集計結果は来週の授業記録ブログにて。

・前回の出席カードに書いてもらった「前半を振り返っての感想と後半の目標」を入力したものを投影して説明。いつものように上半分ぐらいは読み上げての説明が多かったが、後半は重複する意見も増えてくるので、このブログに掲載しておく旨を伝えた。提示した内容は以下の通り。(説明しながら「コマシラバス」「ラーニングダイアリー」を調べ学習用のキーワードとして板書。)
  • 2回ほど休んでいたので点数が低く、このままではまずいと感じた。後半は休まずにきちんと予習と復習をやっていきたいです。
  • 40点は欲しかった。最初の方に怠けて復習プリントをやらなかったから仕方ない。
  • 70点くらいまでとれたらいいと思っている
  • あまりよくなかったが、頑張ればまだ取れると思う。前半はサボり気味だったので後半は真面目にやっていこうと思います。
  • いい点数だからといって甘くならず満点を取れるようにしたい。後半の目標はまだプリントや教科書の課題をするときに答えを見てしまう癖があるので自分のためにももっと厳しく向き合っていきたい。
  • おおむね内容は理解できましたが、一部の授業を欠席してしまいました。後半は全ての授業に出席する。基本的な文法の理解を最大限高めていく。
  • この講義の最初の方は考えて予習・復習に取り組んでいたが、回数を重ねるたび何も考えず問題を解くだけになっている。それでは英語を身につけることはできないと思うので、集中して予習・復習に取り組みたい。それと遅刻はしないように頑張る。
  • とても気が緩んでいた。後半は今まで以上に頑張り、単位取得できるよう目指す。
  • とりあえず単位を取得できるように努力する
  • とりあえず最高点ですね。出席カードも毎回両面書くようにはしていたんで…どーでもいいこと書いてた気もしますけど ^v^ 後半も最高点取れるように頑張りたいです。
  • ポイントを全て回収できれば60点ぎりぎりとれるので諦めない。
  • 予習・復習点がかなり少ない。やっても忘れた、やるのを忘れることが多いので気をつけたい。
  • 予習復習が成績になるので、とても勉強できて良かったです。最高点が取れていたのでこのままの勢いで行きたいです。
  • 予習忘れが多かった。60点以上取りたい。
  • 出席カード・予習点で1点マイナスがあった。カードにしっかり書き込んで課題もやったつもりだったが、どこかでミスがあったようです。前半のような小さいミスがないよう気を引き締めて後半はやっていきたい。
  • 前半、タイタニックの部分をやっていないときがあったので、自分が思っているよりは少し低かった。後半は復習プリントは確実にやって自分のためになるように学習していく。もし仮に途中で60点を超えたとしても最後まで授業に来て自分の英語力を高めていきたいと思う。
  • 前半ではサボりすぎてしまった。後半では満点を取れるように予習復習を頑張りたい。
  • 前半は1回休んでしまったことと、宿題を完璧にしていなかったことが低い原因だと思った。後半ではもう点数を落としたくないので、しっかりと出席して宿題を完璧にできるように頑張ろうと思う。
  • 前半はプリントを出していなくて点数が思うように伸びなかった。後半は全て出席して死ぬ気で単位を取ろうと思う。頑張ります。
  • 前半はわりと簡単な内容のものが多かったけど、後半に向けて難しい内容になるので、予習復習に掛ける時間をこれから増やしていきたい。
  • 前半は出席カード・予習復習も全部して満点とれた。後半も1点も落とさず満点を取りたい。だんだん英文法が難しくなっているので理解も深めていきたい。
  • 前半は基本的なことをしっかりできたので、後半にはそれを土台として応用問題を解いていきたいと思う。
  • 前半は点数が良かったので後半もこのままの調子で行けるよう頑張ります。もっと文法の理解ができるようにしていきたいです。
  • 前半を振り返って、いい授業だと思います。理由は予習と復習が必要だからです。やはり予習と復習は大切なんだと感じれました。
  • 前半を振り返って、全体を通して自分が気になっていた動名詞と不定詞の内容を復習して理解もできたので良かった。後半の目標:苦手な分詞構文が出てくるので予習をすることで授業に備えていきたいのと個人票の合計得点を90点まで上げたい。
  • 前半を振り返って、宿題を全然やっていなかったから点数が低く、後半の授業は毎日しっかりと宿題をしてしっかり点数を取るように頑張っていく。
  • 前半を振り返って、最初は簡単だと思っていたが、今となってはレベルが上がっていることに気づいた。
  • 前半を振り返ってみて、自分自身では少し最初の課題などをさぼってしまいました。なので前半の方は少し分からなかったところがあったので反省します。
  • 前半を振り返ると単語や文法の理解を深めることができました。
  • 前半を振り返ると所々休んでしまったり、プリントをやり損ねたりしていて最高点からだいぶ低かったので、少し反省するべきだと思いました。後半は真面目に取り組もうと思います。早く60pointを獲得してさっさとおさらばして単位を頂こうと思います。
  • 合計点としては平均より上だったし、前半の文法も分からない部分も少しあるけど理解できているので良かった。点数にこだわるだけではなく後半の文法も全て分かるようにして身につけていきたい。また、忘れないようにしっかりと復習していきたい。
  • 後半は予習、復習で答えをあまり見ずに最高点を目指していきたいと思います。タイタニックを全訳していけたらなと思っています。
  • 後半は予習復習をしっかりして英語の理解をより深めるようにしたい。今よりも単語を多く覚える。
  • 後半は前半と同じように予習復習をしっかりやっていこうと思う。その中で未だに答えを3分の1くらい見てしまっているので、なるべく答えを見ずにできるようにする。
  • 後半は単位を取得することはもちろん、自分のために基礎を身につけていきたい。出席カード、予習点にマイナスがあったので、次は満点を目指して頑張ります。
  • 後半は点数だけでなく自分の英語力を上げていきたい。
  • 後半もこのまま頑張っていこうと思います。単位がとれたから授業に出席しなくなるのではなくて、予習も復習もして授業に出て理解を深めていこうと思います。
  • 復習プリント、予習がそれぞれ何点あるのか最初理解していなかった。また復習プリントのReading Practiceを必ずやるということをちゃんと聞いていなかったので何点か損してしまった。後半は勉強(予習・復習)のスタイルを前半と変化させて、予習は答えを見ず自分でまず解答し、赤ペンで間違えたところをチェックするという手順で取り組む姿勢を取る。
  • 復習プリントで書き込み不足が多かったことがあるのでそこでマイナスになっているので悔いが残りました。
  • 復習プリントのタイタニックの部分の抜けが大きい。とりあえず頑張ってみる。
  • 復習プリントの点が満点でなかったのはタイタニックの問題をやってなかったか名前の書き忘れだと思うので、ミスには気をつける。単位とれなかったらどうしよう。レポートをめんどくさがらずにやる。
  • 復習プリントの重要さを感じたので後半は復習プリントもしっかり出す。
  • 復習プリント点が低すぎたので後半は最大の24点をとれるようにする。合計点80点以上を目標に頑張ります。
  • 復習課題をサボりすぎた。だから後半はしっかりと課題をして点数を取りたいと思います。
  • 忘れていた文法を復習できたし、知らなかった知識も学べた。後半になるにつれて難しくなるのでしっかり予習・復習を心がける。
  • 授業はまじめに受けていたつもりだったが、復習プリントを忘れたり、教科書をなくしたりと自分の不注意によって生まれたミスが減点につながったと思うと悔しい。
  • 最高点を取ることができていて安心した。最初は記入するものが多いなと思ったけど、予習・復習をすることで自分の中で整理できるのでよかったと思う。現状を維持しつつ今より英文法をもっと意識して予習復習をしていきたい。
  • 満点。課題の量が多くて大変だった。
  • 満点の点数は取れなかったのですが、しっかりと予習・復習ができているなと思いました。
  • 満点を取れたので良かった。また力が身についているのが分かる。後半の目標は前半と同様に満点を取りたい。英語力をもっと身につけたい。
  • 結構頑張ったつもりだったけど満点ちかくを取れなくてとても悔しい。後半はもっと点をとれるように頑張っていきたいと思っている。
  • 自分の中ではもっと取れていたかなと感じました。やはり甘さが出てきていると思う。終わってしまったことは仕方ないと思うので、残りの講義でストイックに取り組んでいきたいと感じた。
  • 英語の知識に関する話や毎週の課題を通じて英語は奥が深く面白いと感じたり、基礎的なことを忘れていたり…。1から文法などの復習ができて良かった。
  • 起きれなくて授業に行けなかったことがあった。
  • 非常にまずい。とりあえず単位はとりたい。
  • 非常にまずい得点だった。理解度はおそらく足りていると思うが、単位はとらないといけない。全ての予習復習で満点をとり単位を取る。
・続いて質問とコメントの紹介。調べ学習用キーワードとして提示したものは「ヘロドトス 歴史 フリュギア」「フリードリヒ2世 実験」「have 多義性 吾輩」「英英辞典 学習法」「言文一致」「English Journal」「国別ミリオネア数」「チュノム」「アッカド語」「古代メソポタミア」を紹介。例によってバラバラだが、まあこういうところから言語・文化・教育への関心を膨らませながら英語にも関心を持ってくれたら、というのが希望、みたいな話もした。
  • 3ヶ月ほど前に同じ趣味の在日米軍人と話すことがありました。意外にもコミュニケーションが取れました。中学までの英語でコミュニケーションが取れるなら、高校英語は英語をどうするためにあるのか疑問に思った。
  • 7回目が終わって中間発表をしましたが、次はないのですか?また、先生に聞きにいっても教えてくれないのですか?
  • p.53上部「文の主語と動名詞の主語が異なる場合は代名詞なら所有格か目的格にする。」所有格と目的格に違いはありますか?
  • TOEICの問題集を2周やってみたんですが、頭の中のイメージとしては名詞や不定詞、助動詞などを小さな積み木として積み上げることができた感覚でした。その問題集の3周目をやることの必要はあるでしょうか?
  • Twitter楽しいですか?Twitter炎上しますか?
  • タイタニックでThe Carpathiaとあるのですが、カルパシア号と書いてありました。しかしp71でカルパチア号と書かれていました。これはただのミスですか?それとも固有名詞なので発音によってカルパシアにもカルパチアにも聞こえるということですか?
  • タイタニックの映画は1度は見た方がいいですか
  • ブリッジイングリッシュIIは宿題やったもの勝ちの採点方式なので、答え写すだけで理解できないまま単位だけ狙う人もいるのでは?出席確認や宿題は良いことだと思います。
  • フリュギア語について調べた。赤ん坊をヤギと一緒に育てたら最初に話した言葉がベゴス(フリュギア語でパン)を表すものだったので最も古い文明はフリュギア人であるというものがあった。ちょっと無理があるなと思った。エジプトはフリュギア人より新しいから最古ではないが、それ以外の文明よりは古く、ギリシャなどものの比ではないと主張しているとあった。
  • フリュギア語は古代の小アジア中部にいたフリュギア人が使ったインド・ヨーロッパ語族の言語で、死語である。フェニキア文字に由来しギリシア文字に似た文字でかかれた碑文が多数残されている。フリュギア語には古フリュギア語と新フリュギア語の2つがある。
  • ヘロドトスという人はどこの国の人ですか?
  • 中国人と韓国人と朝鮮人は苦手なんですけどなんてあんな考え方しかできないんですか?中国語か韓国語も勉強したいです。他国語の勉強も少しでいいのでしたいです。
  • 先生が思う見ていて言語などがわかりやすい外国の映画はありますか?
  • 外国のとても昔の話らしいのですが、人は自然に何語を話すのか?国王が生後間もない赤ん坊を集め、一言も話しかけなければどうなるか?という実験を行い、結果は全員死亡したそうです。言語は生命の維持にも関わっているのですか?
  • 大学院でのことをもっと詳しく聞きたいです。
  • 日本語でも英語でもありますが、一つの単語で複数の意味を持っているものがあります。日本語は普段使っているのですぐに判別できますが、英語はすぐには分かりません。なぜこのような複雑な使い方をしているのですか。また、見分けやすい方法があれば教えて下さい。
  • 日本語に口語や文語があるように英語にも口語や文語があると聞きました。そこで敬語のように口語から文語に持ち込まれたものは何かありますか。あれば一つエピソードを知りたいです。
  • 日本語に尊敬語があるように他の言語にはありますか
  • 英語にも日本語みたいに流行語はあるのですか?
  • 長期留学するとしたら何を持って行きますか。また生徒が行くなら何を心がければいいですか?
  • 3ヶ月で英語の耳が本当に開くのか(疑ってます)近々、試してみたいと思います。
  • お金持ちが多い国はやはりアメリカですか?いいですよねぇ、アメリカンドリーム。今も夢見る人はアメリカに行くんですか?
  • 日本語にはひらがな・カタカナ・漢字のように同じ言葉にも何通りかの書き方があって微妙にニュアンスも違っています。外国語にはこの日本語のように言葉にも何通りかの書き方がある言語はありますか?
・このうちhaveの多義性の話ではhaveを中心に置き、周りに「持つ・飼う・完了・結果・経験・継続・使役」のように日本語を並べた図を書いてから「自分の支配下にある物を持つ」という説明を添えた。

・いつもよりも質問コーナー&調べ学習は5分ほど短く終了。

・学生が調べ学習をやっている間に黒板では前回の板書事項を再現。前回・今回・次回で1つの大きな図を書くという流れになっているので、前回の範囲までを書いておいてから、今日の内容を書き足しつつ、動名詞と不定詞の違いや不定詞の3用法の共通点について説明を追加。そして来週書き足す部分は空白の枠にして提示。また、現在分詞と過去分詞の区別の仕方や自動詞と他動詞の話、surpriseは「驚く」ではなく「驚かせる」…といったあたりを教科書に沿って説明。



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第8回 11月18日
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・授業開始前から教室の最前列に個人別の中間成績を並べて取りに来てもらう形で通知。この授業では毎回の予習・授業・復習の活動を細かく点数化しているので(上掲の「シラバス補足事項」参照)毎回ポイントが貯まっていくという形の成績の付け方になっている。現時点での最高点は45点で、今の時点で15点以下はほぼ絶望的。(でもそういう学生も教室には来ていた模様。今後の巻き返しを期待。)15点以下の学生を除いて計算した平均点は34点。

・これを踏まえて週替わりミニアンケートでは「前半を振り返っての感想と後半の目標」を書いてもらった。例によっていろいろな意見が寄せられたので、これは来週の授業記録ブログにて。

・先週の授業で提出された「改めて気づいたこと」「忘れていたけど思い出したこと」「新しい発見」について、それぞれ入力したものを提示しながらコメントなど。これは前回の授業記録ブログにも書いているように、前々回の復習〜前回の授業前の予習の範囲(主に第5文型と完了形)を対象としている。重複する意見も多いが、授業前に入力して準備しておいた内容を以下に羅列。

【改めて気づいたこと】
  • 「いる」はbe動詞
  • 5文型の補語にto不定詞を用いる動詞の種類
  • have + 目的語 + 補語 で「〜させる」という意味があることを知った。
  • have「させる、してもらう、される」 make「させる、〜する」 let「させてやる」 このそれぞれではこの単語の後ろについてくる動詞が変わってくる
  • haveは使役と被害の意味があること、makeが使役の意味のとき補語は動詞の原形になること。覚えていたと思っていたことが課題をしていると忘れてしまっていると感じたことがあったので思い出すことができて良かった。
  • I never が入ると一度も〜したことがないという意味になるということを改めて気づいた
  • Unit 9のhave「させる、してもらう(使役)」とmake「させる(使役)」が改めて自分の頭の中でごっちゃになっていることに気づき、改善するようにした。
  • yetの用い方
  • 一番最初の範囲の内容でもわからないところがいくつかあると気づいた。
  • 今まで習ってきたがブリッジを受けてより詳しく知ることができた。SVOCの順番が分かった
  • 写すだけでは意味がない
  • 英語と日本語の中に近い文法があること
  • 英語の基礎が大事だなと思った。特に単語を覚えておかないと通用しない。
  • 英語の難しさ 自分の嫌いさ
  • 英語は単語や文型など、毎日復習していかないと忘れてしまうと改めて気づいた。
  • 英語は学べば学ぶ程に分かっていくということ
  • 英語を理解している打ちに英語は深いということが分かった
  • 同じ使役の文法でもしてもらうのとさせるもので全く文法が変わってくる
  • 過去分詞を使う英文の難しさ
  • 簡単な単語でも忘れてしまうため、普段から英語に触れておくべき
  • 完了形と過去形の違いについて気づいた
  • 完了形には結果・経験。継続・完了のそれぞれどういう働きをしているのか改めて確認することができた。
  • 完了形の部分がぽっかり抜けている感じでした
  • 完了形は have + 過去分詞
  • 基本的な文法から勉強することで改めて文法の大切さに気づいた
  • 現在完了、過去完了、完了進行形の文の構造を改めて知ることができました
  • 現在完了、過去完了の使いやすさ
  • 現在形は現在の心理や状態、習慣であり、現在進行形は「一時的な行為」であるということ。
  • 高校の英語と中学の英語はとても大事だと思った。
  • 高校の復習ですけど、予習の範囲の問題がちょっとずつ難しくなっているように感じる
  • この講義でもう一度復習をして、改めて英文の構成にはパターンがあると感じた。
  • 最初は難しい文法でも何回かやっていくうちに分かってきたこと
  • 使役動詞には強制の度合いが3つに分かれていること
  • 自分はどこが苦手でどこが得意かということを改めて気づけた
  • 受動態でwillを使う時にbeが抜けていたので改めて勉強できて良かった
  • 助動詞の実現可能性は文によって意味合いが単語一つ一つはまる単語とはまらない単語があると思った。
  • 先週分の復習と今週分の予習は基本的なことが多いように見えたが、その基本を自分はまだあまり分かっていなかった。
  • 第1〜第5文型までの形をしっかり頭に入れておかないと文章を作る上で応用が利かない
  • 第1文型〜第5文型までを常に勉強して頭に入れておかないとわすれてしまうと思った。
  • 第5文型では補語の位置にある動詞が原形でも良いこと。
  • 第5文型の構造を構造を改めて復習できた
  • 第5文型の知識、認識、使役、許可、願望などの文の違いについて思い出せた
  • 第5文型の物の場合は過去分詞、人の場合は原形
  • 第5文型を作るときに主語 + 動詞 + 目的語 + 補語の順に作っていくと簡単に作れる
  • 単語を余り覚えていなくて日本語訳がないとほとんど分からない
  • だんだん文法が難しくなっていること
  • 復習の大事さ、何度も繰り返してやることで思い出せるものもある
  • 補語のタイプが3タイプ(〜している、〜する、〜される)だったこと。今まで気にしていなかったが、ちゃんと法則のようなものがあった。
  • 昔は文法が分からなくてすらすら書けなかったが今はすらすらと書けるようになっていた。
  • 目的語、補語などの違い
  • 目的語の視点から補語の形が定まる
  • やっぱり英語は単語の力と文法の理解が大切だと思った。
  • やらされているだけではなく、やらなければならないと気づいた
  • よく間違える単語の練習だけたくさんやったら英文がなんとなく読めるようになることに最近気づいた。
  • 予習と復習の大切さに気づいた
  • 予習をやっていて完了形が苦手だと言うことに気づいた。高校の時から苦手だったので大学では克服していきたい。
【忘れていたけど思い出したこと】
  • 「すでに〜していた」や「まだ〜していない」という時にhad alreadyやhad notを使うこと
  • 5文型のSVOOとSVOCそれぞれでOO、OCの語の関係
  • be動詞の使い方、過去形や進行形など
  • had+過去分詞の完了形
  • have + n + p.p. で被害のhave
  • have to 〜しなければならない等の熟語
  • haveは「〜を持っている」という意味以外にも「〜させる、される」という意味がある。
  • sinceは「〜から」、forは「〜間」
  • to be 「〜であると」という意味
  • to beに変えるところ
  • toの使い方があいまいだったので整理して思い出した
  • Unit 10の完了形でalready, yet, since, for、これらの単語を使うことを忘れてしまっていた。
  • 一般動詞の否定文で現在ならdo not、過去ならdid notを動詞の前に置く、でも主語が3人称単数ならdoes notを置く、しかしいずれの場合も動詞を原形にすることを思い出された。
  • 今までの課題でもうろおぼえのところが少しあった
  • 英語の宿題はたくさんこなすべき
  • 覚えている単語が少ないということ
  • 過去完了はhad + 過去分詞
  • 過去形は書けるけど過去分詞が出てこなかったのでこの授業で勉強できて良かった
  • 完了形では過去分詞を使うこと
  • 完了形と使役・許可・願望のところは高校の時に覚えていたが、忘れていて、先週の復習の時にミスが多かった
  • 完了形の種類(経験、継続、結果、完了)があいまいだったが復習できた
  • 完了形の使い分け
  • 完了形はある時点より前の事象を表現すること
  • 完了形を少し忘れてしまったが、今回の予習範囲で思い出せた
  • 完了形を忘れていたけれど今回の課題で思い出せた
  • 現在完了形と過去完了形の見分け方を全く忘れていたので、復習できてよかったと思う。
  • 現在完了と過去完了が少しあいまいだったので今日の範囲で良い復習になった
  • 現在形と現在進行形の違いは時制のずれをきちんと認識すること
  • 高校の時、どれだけ完了形を勉強しても頭に入ってこなかった。
  • 熟語などがあいまいでしたが課題や授業中に出るものを見て思い出しました。
  • 受動態のbe動詞+過去分詞を忘れていたが問題を解いて思い出した
  • 受動態の書き換えなど忘れていたがまた覚えれた
  • 受動態を少し忘れかけていたけれど、思い出すことができた。
  • 全てが新しい
  • 第3文型と第4文型の違いが、第3文型は目的語が1つで、目的語が2つあるのは第4文型だということをすっかり忘れていたけど教科書の復習などで思い出せて良かった。
  • 第5文型の種類がたくさんあること
  • 第5文型の内容があまり覚えていなかったけどやっているうちに思い出せた。
  • 大学になってあまり文法に携わっていなかったから単語の過去形、過去分詞形を忘れたりしていた。けどこの講義で思い出すことができている。
  • 知覚動詞、認識動詞のような言葉
  • 動詞と補語の間に時差が生じるタイプは補語に不定詞を用いる
  • 動詞の活用形を結構忘れていたが復習で少し思い出せた
  • 歯医者という単語がdentistということを思い出しました
  • 人の話を聞くのは大事。当たり前だが声に出して読むのも重要だと先生は言っていた。
  • 文と文のつながりや熟語の具体的な意味を思い出すことができた
  • 文の組み立ての時に使うOとかを忘れていたけど思い出した
  • 補語の「〜する」「〜している」の日本語の違いで形が変わるのではなく時間経過の違いで形が変わる
  • よく使った構文で外人の先生にしゃべっていたことを思い出した
【新しい発見】
  • 「私の義理の息子」という単語が my son-in-law と書くことに初めて気づいた。
  • beenの位置づけ等
  • killedは過去形ではなく過去分詞であることを復習で知った
  • letに「させてやる(許可)」の意味がある。
  • policeは複数扱い
  • Unit 9の目的語に「が」をつける考え方が良いと思った。
  • いくら高校の最後の時期まで英語を勉強していてえも忘れているものだなと思った。
  • 今まで英語はそんなに使わないと思っていたが、普通に使う場面があるからもっと勉強するようにする。今やっている英語は日常普通に使うと思った。
  • 色々な国の言葉を調べることによって言葉の由来がわかったり、どんな言葉を使っているのかが分かった。
  • インテイクの重要性
  • 英語以外にも覚えたくなるような言語があった
  • 同じ単語をその場で違う意味になるということを発見した
  • 過去分詞は過去形と同じ形のものが多いが、過去を表す機能はなくて、どんな時制にも用いることができるという点
  • 完了形が好きだと思った
  • 完了形の文型を「経験」を持っているという切り口で見れる
  • 完了形は経験を表す意味だということを知ることができた。
  • 現在分詞による名詞修飾。〜ingを用いるけどbe動詞不要
  • 自分が高校の時にはやっていなかったことができました。例えばUnit 9のmakeとletの使い分けなど、自分が知らないことがまだあると思う。
  • 宿題はできるときにやるべきだ。いつも日曜の夜に始めてしまう。
  • スピードラーニングは基礎がしっかりしていないと意味がないということ。
  • 前回の授業の最後で先生が解説した toの意味を今回の復習で意識したら toの使い方が少し分かった気がする。
  • 単語が分からなくても文の構成の仕方が分かればだいたいできる
  • 動詞と補語との間に時差が生じることを新しく発見した
  • 動詞の変化のさせ方で大きく意味が変わる
  • 認識動詞の補語 to beを初めて知ったかもしれない。
  • 反復練習を少しずつでもいいからやっていけば身についていくことが分かった。
  • 不定詞のtoは方向性を表す前置詞のtoに由来して、先行する動詞より未来の出来事を表すこと
  • 文を意識して読むと結構面白い。問題を解くだけではなくちゃんと想像して読んでみようかと思った。
  • 前までの英語の勉強のやり方はただ写して終わっていたのですが、写すだけではなく、声に出して書いていくと頭に入っていくことに気づきました。声に出しているのですぐ時間が過ぎていく感じで楽です。
  • やっていくうちにとても楽しくなってきて英語が好きになった
  • やっていく中でもっと英語を知りたいと思った
  • 予習と復習の大切さ
  • 予習と復習を行うことで力が就いてくるのが身にしみて感じられた。また、中学や高校で習った英語(文法)がすべて正しいとは限らないことが分かった。
・口頭でいろいろツッコミを入れながらこれらのうちのいくつかを説明。中には「ん?」と思うものもないわけではないが、それでも学生たちが自らの問題意識に向き合うことは必要だと思う。そしてこれらを紹介しながらの「学習アドバイス」「調べ学習キーワード」として「技化」「10000時間の法則」「1000時間ヒアリングマラソン」「型」「型破り」「型崩れ」を板書で紹介。このほか、外国語熟達者が外国語を話す時、初学者よりも脳血流量は減少するという研究があることにも触れた。

・続いて質問コーナー。取り上げた質問は以下の通り。
  • アフリカから人類が始まったという仮説があるのに、なぜ今アフリカは後進国になっているのか知りたいです。言語学的、文化学的な関係はありますか?
  • 海外ドラマでよく警察官が「○○警部または巡査です。任意同行をお願いします。」と言いますが、本当なんでしょうか。
  • この紙に書いたメモや板書内容を見直したいときはどうすればいいですか?
  • 宗教でこの言語しか使わないというようなことがあるが、宗教と言語にはどのような関係があるんでしょうか。
  • 先生の海外へ行った経験を知りたい
  • 先生の大学院がどんな感じだったのか知りたいです。あと、大学院試験について話を聞いてみたいです。
  • テストはいつ頃から始まるのですか?
  • 前、テレビで将来火星に住むというのを見たのですが、本当に行った時に言語は共通になるのか、それとも今のままであるのか、どっちだと思いますか?
  • ミニレポートの提出は単位取得の有無に直接関わってきますか?
  • よく海外旅行に行った人が世界観が変わったと言っていますが厳密に言うと何が変わったんでしょうか。
  • 11月11日はポッキーの日と日本で話題になっていますが、他の国でもその国だけでの話題になっている日付などはありますか?
  • BRICs以外の言語、スペイン語についてもっと深く知りたいと思った。
  • Unit 10 Exercise 2 の 2で警察 police が複数扱いになると arrest になることが発見できた。
  • universityの冠詞は読みが「ユ」だからaになるらしいのですが、他にもaiueoで始まるものに冠詞がanではなくてaになるものはありますか?
  • よくアメリカのコメディ映画でユダヤ人が馬鹿にされてるけど実際はどうなんですか?
  • 日本はなぜ、英語でJapanというのですか。私は昔の人は「ジホン」と呼んでいて、そこから来ていると聞いたのですが本当ですか?
  • 一番古い言語は何なのか。
  • 英語を公用語としている国が多くあるようにスペイン語も多くの国で公用語として使われています。スペイン語と英語ではどちらの方が母語として使っている国が多いでしょうか。
・調べ学習用のキーワードとして「ポッキーの日」に関する話題の時に「韓国のバレンタインデー」(毎月14日は記念日が続く。検索してみると楽しい。調べ学習でも一番人気だった。)「ユダヤ系アメリカ人」「日本」「言語の起源」「フリュギア語」「ヘロドトス 歴史」「母語話者人口」を紹介。今日の調べ学習ではほとんどWikipediaを参照すれば解決するのだが、「フリュギア語」は「ヘロドトスの歴史」と絡めて説明したつもりだったのに、「フリュギア語」の冒頭の説明だけを出席カードに書いている学生がいたのは残念。そのすぐ下に書いてあるエピソードが面白いのに。また、一番最後の質問の時に「母語話者人口」というキーワードを挙げたが、こういう一種の専門用語(検索することで見つけることができるキーワード)をなるべくたくさん知っておくことが大切だし、知的財産学部を卒業するのであれば、知的財産に関して幅広い知識を身につけるというよりも、あとで必要になった時に調べることができる数々のキーワードを幅広く身につける方がよい、という話をしておいた。

・例によって25分程度しか文法説明に充てないのはいろいろ問題かも?と思いつつ(実は今回は説明が尻切れトンボ気味だったという反省も…)文法コーナー。完了形の話はほぼ前回で終わっているので動名詞と不定詞を中心とした話だが、これがこの先3週間、いろいろな形で出てくるという話をしつつ、準動詞の概略を品詞ごとに分けて説明。それでも今日の授業後には動名詞と不定詞の範囲で復習プリント3枚をやってもらう必要があるので、無理矢理詰め込むような形で「to不定詞」は「〜に向かう」という話までは何とかやっておいた。本来なら動名詞と不定詞の違いについてももう少し触れておかなければならないのだけれど、時間が足りなかった。

・先週・今週と復習・予習を合わせて4課分という厳しめのペースだったが、ここを乗り越えると12月末まで毎回2課分となり、少しだけ予習・復習の負担が減る。頑張ってヤマ場を乗り越えてくれ!



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第7回 11月11日
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・いつものように復習プリントの提出を受け付けながら黒板に「ケータイ授業アンケートよろしく!」と書き、学生がアンケートに回答している間に予習チェックをしながら出席カードを配布するという段取り。そしてしばらく待ってすぐに教室でアンケートの集計結果を提示しながらコメントなど。匿名式のアンケートだったが、否定的な意見などは寄せられず、ほっと安心。(…いや、むしろ書いてもらった方がありがたい。いつだったか言葉遣いのことを書いてもらってハッと気づいたことがあったし。)

・出席カードにさっそく週替わりミニアンケート。今日のテーマは「先週分の復習〜今週分の範囲で ①-1 改めて気づいたこと ①-2 忘れていたけど思い出したこと ①-3 新しい発見」をそれぞれ書いてもらうという内容。今回もいろいろと面白い結果が得られたので、来週の授業までに集計し、また来週の授業記録ブログで公開します。(こういう取り組みは今学期から始めているけど、ちょっと入力等が辛くなってきた…笑)

・タイタニックのところをいつもの「スピードラーニング方式」で説明。今日のは「フィリップ君の奇跡」の場面なので少々ドラマチックに朗読してみたつもり。(あとでこの場面が印象に残ったというコメントが数名から出席カードに寄せられた。)

・そして質問コーナーだが、まずは前回の週替わりミニアンケートで取り上げた「この科目の予習・復習をいつどのようなタイミングでやっていますか?」に関しての回答。書きやすいテーマなのでかなり多くの意見が寄せられたが、みんないろいろな方法で熱心に勉強しているようで大変嬉しく思うと同時に心強く感じた。いいぞいいぞ!以下の内容を一覧できるように入力したものを教室で提示しながら読み上げたが、さすがにあまりにも件数が多すぎたので、前半部分のみを紹介。(全員分を入力したわけではないけど、かなり多くの意見を頑張って入力しました。)
  • 1回目は答えを見ながら問題を解いたりし、2回目は答えを見ずにする。
  • 1つ1つ確認しながらやっています。答えをまず教科書に写して、そこから文法などを覚えてプリントを解いています。
  • Unit の初めに説明を書いてくれているので、意味を考えながら基礎を鍛えるつもりで取り組んでいる。
  • 家で寝る前の30分ぐらいで。
  • 一度自分の力でやってみてから無理なら答えを見ている。
  • 主に、見直しをしています。
  • 課題で出た問題で分からなかったところをノートに書いて覚えるようにしています。第1文型〜第5文型について多く触れていたので、問題を解きながらこの問題がどのような構成になっているかについても意識しています。
  • 基本的に日曜日の夜。タイタニックは場の光景を文から想像する → 解答
  • 教科書・プリントを埋める途中、わからなかった単語・表現を確認し覚える。
  • 教科書の音読。内容を逆の方から考える等をして、予習・復習しています。
  • 教科書予習で一度解き、答えで見直ししてから、復習プリントを解く。中学範囲ということもあって、今のところはまだあまり間違わないので、解く苦痛よりも書く方が少ししんどいくらいです(笑)
  • 答えを配られるが、写すと逆に遅くなってしまい、後で答え合わせをしています。
  • この授業の学習や復習は、分からないところなどがあれば電子辞書やパソコンなどで調べている。これまでにも言語は世界でどれぐらいあるかなどはケータイや電子辞書で調べている。
  • この授業の予習はゆっくり答えを写しながらしっかり理解するようにして、復習は答えを見ないでやっています。
  • 最初に答えを見ずに自分の力でやって、分からないところは答えを見て納得するようにしている。
  • 自分で解けるかやってみて、解けなかった問題は解けるまで繰り返しやる。
  • 自分は予習の時にのみ答えを丸写ししています。復習の時は自力でやっています。辞書を使うことはありますが、ほぼ自力です。
  • 授業終わりにすぐプリントで復習し、その後、テキストで予習しています。
  • 授業の予習はまず音読をし、文を理解するところからしています。そしてわからない単語や文法があった場合、電子辞典で調べています。復習は答えを見て分からなかった部分や間違えた場所をもう一度やり直すようにしています。
  • 宿題は1日でまとめてしています。教科書(予習)はなるべく解答を見ないように心がけています。プリント(復習)は解答丸写しになってしまっています…余裕をもって取り組めるようにしていきたいです!
  • 正直言うと、最近予習も復習もできていません。あるときというか、するときは前日に2時間かけてゆっくりやっています。
  • 出された課題をやるだけでそれ以外はしてない。
  • 単純に配られた問題用紙をしっかり解いて、教科書でやる予習もまず自分で解いてみて、そこから答えを確認するというシンプルだけど一番大事な形でやっています。
  • できるときにやらないと宿題が大変。
  • 半分程度は自力、答えが分からないところは教科書および解答を写しています。
  • 復習プリントを普通にやって、答えを確認する。そしてもう一度する。(もちろん答えを見ずに)
  • 文型で分けるものは、こうなるのか!と理解しながら書いている。
  • 文を読み、分からなければ辞書等で調べる。
  • まず授業のあった日に復習プリントを半分して、残りを次の日にして、日曜日に予習をするようにしています。
  • やり方としては一般的な予習は丸写しをして、復習の時は自力でやる方法と先に自力で書いていって後で丸写しする方法を自分でやっています。
  • 予習・復習とも最初は自分で考えて埋めていき、一通り終わったら答えを見ながら答え合わせをしつつ、どういうところで間違えたのか確認している。
  • 予習・復習は基本土曜日に、余裕がなければ日曜日にやっています。やるときは全部を、通してやるようにしています。
  • 予習・復習を最初は自力でやり、分からないところだけ解答を見る。
  • 予習課題は時間があるときにまとめてします。復習課題は授業の前日に答えと教科書を見ながらする。
  • 予習でやった課題の部分を復習でやる時、間違えた箇所を意識してするようにしている。また、ただ答えを写すだけでなく、自分で考えてからチェックするように意識して分からない単語はその時すぐ調べて覚えるようにしている。
  • 予習の勉強は、答えを見て覚えながらしています。復習の方は一回やったやつなので自力でしています。そのおかげで少しずつ分かってきました。
  • 予習は1日2〜3ページ、教科書の新Unitを書いて、復習はプリントを1ページずつやっています。
  • 予習はあまりしていませんが、復習は土日等時間がある時に前の授業の内容等を思い出しながらノートを見たりしています。
  • 予習は答え丸写しです。復習は自分で考えて分からないところは答えを写しています。
  • 予習は答えを丸写しでしている。復習は前に一度していることなので、自分の力で一問ずつ解いて、答えを確認しながら進めている
  • 予習は答えを見ずに自分の力でできる範囲でやって終わったら答え合わせしてます。復習は答えを見るときと見ない時があります。
  • 予習は答えを見ずにやって復習の方は予習でやったテキストを見ながらやっています。
  • 予習は自分の力でやって、復習は写しています。
  • 予習は自力、復習は答え合わせを兼ねて丸写しです.時間の明いたときに予習しているので先々進んでます。プリントはその日のうちにするようにしています。文章題は予習の時点で考え、プリントにそのまま書いている形で予習復習しています。
  • 予習は自力で解いて、復習は自力で解いたのを写して、答えを見ながらチェックしている。
  • 予習は自力でやって後で答え合わせをする。復習プリントは答えを見ながら書いている。
  • 予習はすぐに答えが分かる場合は直接書き、よく分からない時は模範解答を参照しています。復習の際は極力模範解答を参照しないようにしています。
  • 予習は前日、自力でやります。復習も前日、答えと照らし合わせて採点し、その後、復習プリントを丁寧に自力でやり直してます。
  • 予習はできる限り自分の力でやるようにしている。復習は答えのプリントを見て、予習の時にわからなかったところを理解できるように、と思いながらやっている。予習も復習も授業を受けたその日のうちにやるようにしている。
  • 予習は電子辞書を使って意味を調べながらやって、プリントはわからないところだけ教科書を見ながらやっている。
  • 予習はわかるところは自分でやって、分からないところは答えを見る。復習は全部自分でやってから最後に答えを見る。
  • 予習も復習も自力でまずやってから後で答え合わせをしています。
  • 予習も復習も出された課題をまとめてやっています。予習は答えを丸写ししていて、復習は一通り考えてみて、分からなかった時には答えを写しています。タイタニックや長文問題は予習と復習で2回考えています
  • 私はこの授業の予習は始めに書くところの内容を確認してから書いています。復習は真面目にやるときもありますが、めんどくさいときは答えというか、教科書を見ながら書いています。どちらもその時の気分でやっています。
・上記の中にはブリッジ・イングリッシュ1の予習・復習のことを書いているような感じのものもあったのだが、せっかくなのでこれと関係する話題として「裏英検」の話を紹介。しばらく前に http://ameblo.jp/toefl-shinobee/entry-11615130998.html のページで知った勉強方法だが、もう少し単純に「レベルを2つ下げるぐらいで、読んで答えるものは同じ内容を書いてみる、聞いて答えるものは話してみる」というように紹介。調べ学習の時にこのページを探し当ててくれた学生もいた様子。

・続いて質問コーナー。今日は授業アンケートがあったので取り上げた質問は以下の通り、ちょっと少なめだった。
  • 15回の授業で予習もちゃんとして受けると、どのくらいの英語力が身につきますか?
  • 42ページのような文を分ける問題の答えが分かりづらいです。どこで切ればいいのかわからない問題があればどうすればいいですか?
  • ある番組を見てマサイ族にも2つの種類があることを言っていました。そのマサイ族では都市部に住むマサイ族と草原などにいるマサイ族がいることが分かり、そのマサイ族の種類が違うだけで文化も違うと思うのですが、その場合、言葉なども少し違ったりするものですか?
  • インプットとアウトプットの他にインテイクが重要であると言っていましたが、インテイクとはどういうことをしたらいいのですか?
  • ウィクリフ聖書翻訳協会などのように、どうしてキリスト教などの人々は直接本人に会ってもいないのに、ここまで会ったことのない人を崇拝できるのでしょうか?
  • 英語の疑問文のとき「?」をつけますが、日本語で「?」をつけるのは正しいのでしょうか。どうでもいいことですが、日本語として正しいのか気になります。
  • 英語はどのような過程で生まれ完成まで至ったのか。それともまだ完成してないですか?英語にも古文のような時代があったのかなあと疑問に思いました。
  • 学生のうちにいろんな国に行こうと思ってます。どこかおすすめの国などがあれば教えて下さい。
  • 高校の時の先生が、これからはスペイン語が大事と言っていたんですが、先生はどう思われますか?
  • この授業は提出物しか点がありませんが、どうしてこの配点にしたのですか。他の先生の講義ではテスト70%、出席30%の割合が非常に多いです。神谷先生の他の講義もテストがあるので、なぜこの方針にしているのか気になりました。
  • 提出するのを忘れていたり休んでいたりして出せていない復習プリントを後日出すのはアリですか、ナシですか?
  • なかなか連語などを覚えることができないのですが、どのように覚えるように心がけるようにしたらいいですか?
  • なぜ言語がこんなに多くなっているのか。
・これらを紹介しながら例によっていろいろキーワード紹介。インテイクの話をするときに「脳内ループ」を紹介したが、あとで考えるとネット上では別の意味の方がよく出てくるので、これはちょっと不適切だったかも。また、上記2件目の「42ページのような文を分ける問題」は第5文型の英文を主語、動詞、目的語、補語がどうなっているかを見きわめるというものだが、「誰が」「どうした」「何を」「で、どうした」とそれぞれ対応づけて説明。さらに以前紹介した「どのように」を副詞として追加し、副詞はなくてもよい、補語はないと困る、という話も再度紹介。その他のキーワードとして「疑問符」「くぎり文字の使ひ方」「顔文字」「エモーティコン」「スマイリー」「BRICs」「ミトコンドリア・イブ」(イブの仮説)。(事前に授業準備していたときはもっと別の質問や別のキーワードを考えていたのだけれど時間が足りなくなりそうだったので止めた。)口頭のみで説明したことも多いが、おすすめの国の話では「国境を見てくること」という話をした。韓国から北朝鮮を見た話、ハンガリーからスロバキアを見て15分滞在して帰ってきた話、根室から北方領土を見た話など。

・タイミング的には質問コーナーの前に説明したことだが、「黒板に書かれた内容を僕の携帯では調べられずにこの紙に書く内容が少なくなっています。この場合、どうしたらいいですか?」という質問も寄せられていた。気の毒だが出席カードに書くべき項目は①〜⑦まであるので、調べ学習に参加できないのであれば、興味のあるキーワードは書き留めておいて後で調べてもらうことにし、教科書からの抜き書きなど、他のことで埋めてもらえればよい旨を伝えておいた。そして通常、この出席カードの配点は毎回2点だが、①〜⑦の中で2つぐらいが書けていればそれで満点という形でつけていることも伝えた。

・例によって調べ学習のために確保できたのは5分程度だが、多くの学生が到底5分では書ききれないぐらいの分量を出席カードに書いていることからすると、話を聞きながら調べるということも定着しつつあるのだろう。良いことだと思う。

・文法コーナーは今回も25分程度。(そして新しい単元に割り当てる時間が7分ぐらいになるというのもいつも通り)まずは第5文型のところの補足でI saw a lion eat a zebra. と I saw a lion eating a zebra. の違いについて。この教科書を使い始めてもう長いが、これを「食べる」と「食べている」と訳し分けるだけで済ませているのが残念。それぞれ「最初から最後まで」「途中の一瞬」という形で説明し、類似の例文でも繰り返し確認。また、使役動詞のところで目的語に人+原形を持ってくるか、物+過去分詞を持ってくるかの違いについても「談話文法」というキーワードと絡めつつ説明。

・そして今日のメインテーマの完了形のところは「経験」「継続」「結果」「完了」が全て「経験」にまとめられるという話をし、「遺言」として「haveというからには何か持っているに違いない!」を紹介して終了。復習+予習で「完了形」「動名詞」「不定詞」を一気にやるという英文法の「山場」が来週までの課題。



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第6回 11月4日
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・月曜祝日or振替休日の授業というのも後期になって3回目ともなると既にみんな諦めているのか、これで当たり前と思っているのか、それともこの授業は月曜1限なのにちゃんと毎回出席を取る(面倒な)授業だと思っているのか、出席人数は減らない。いいことだ。(これが普通!)そして復習プリントの提出も自分が教室に着くまでに既にほとんどの学生が最前列の机に提出してくれるようになっている。

・予習チェックはいつもの方法。ここ2週間ほど、予習範囲の一番最初のページに書き込みがあるかどうかでチェックしていたので、今日は予習範囲の一番最後のページでチェック。当然と言えば当然だが、全く問題なく予習できている学生がほとんど。一方、相変わらず予習してこない学生もいるのだけれど、まあ再来週あたりで成績(=獲得ポイント数)の途中経過を個人票にして配布するので、それを見て突然焦り出す学生も出てくるだろうけど。(実際、そこから始めたとしても残念ながら合格点に届かない場合が多い…)

・1回目のミニレポートについて説明。指示内容はこんな内容

・いつもの方法でTitanicのページを説明。今日はSOSを発信する場面だったので、「モールス信号」を調べ学習用のキーワードとして最初に板書し、SOSはSave Our Shipではないという話から。

・質問コーナーは今日はお蔵入りになってしまった質問を優先的に紹介。主に第1回〜第3回の授業で寄せられた以下の質問に回答したり補足説明したり。
  • 英語が世界共通語なのはなぜですか。
  • もし植民地支配が日本にも続いていたとしたらどこの言語になりますか?
  • 全世界共通言語ができるとしたら、それはやはり英語でしょうか。それとも新しく新たな言語ができるのでしょうか。英語が選ばれたとしたら日本では日本語の教育も廃止しますかね?選ばれる基準は使いやすさ、使用人口の多さとかですか?くだらない質問ですいません。
  • 地球上にどのくらいの数の言語がありますか?
  • 地球上に未発見の土地はありますか?
  • アメリカで I'm sorry. と言ったらアメリカ人に怒られると聞きました。I'm sorry. ではなく Excuse me. と言わないといけないと聞きました。こういうふうに日本で習ったことがアメリカでは通用しないということはよくあるんですか?
  • 一番よく話されている言語は何ですか?
  • 英語が一番広く使われているのには理由があるのですか?
  • 語学留学を考えていますが、どこにどれくらいの期間、何をして過ごすのが効果的でしょうか。大学企画のものが高すぎるのでなるべく安く押さえたいです。
  • この前、映画を見ていると「ボブ」と呼ばれる登場人物の本名は「ロバート」でした。「ボブ」というのはあだ名のようなものでしょうか?
  • スピードラーニングみたいなものを買ったのですが、本当に効果があるのでしょうか。
  • ネイティブに発音するにはどうしたらよいですか?
  • A判定をとるためにしておくといいこと
  • 英語の歴史について深く知りたいです
  • 英文の長文を読むときにどこで区切れがいいか分からず苦手なんですが、先生はどこで区切って読んでいるのでしょうか?
  • 日本以外の各国の人々がどんな性格なのか知りたい
  • 日本と海外の風習の違い
  • 他の言語も崩れていったのか知りたい
  • 英語はフランス語とドイツ語などと比べると簡単な言語なんだと思った。
・そしてこれらと同時に調べ学習用のキーワードとして「民族」「英語 歴史」「アングロ族」「ゲルマン民族の大移動」「ノルマン人の侵略」「印刷術」「デファクトスタンダード」「大航海時代」「パプアニューギニア」を板書。また、ここでは自分の持ちネタでもある「英語の歴史を1分で」(といいながらたぶん3分ぐらいかかった。アングロ人の土地→イングランド→ノルマン人の侵略→フランス語が入ってきた→印刷術の発明で綴り字が固まった→音の変化→近代になって学問のために古典語が入ってきた→現代英語)を紹介。

・古い質問ばかりで時間を使うわけにもいかないのでここで一気に先週分に移動。前回でこの授業の3分の1が終わったタイミングだったので、この授業で各自に必要な学習ができているか、というアンケートを行った。代表的な意見として以下のようなものがあった。
  • 英語だけでなく授業の中に出てくる知らない言葉を調べるきっかけになっている。とても役に立つ授業になっている。
  • 英語の基礎から勉強できるので、中学・高校と英語をサボりぎみだった私にとっては、もう一度勉強をやりなおせる機会になったのでとてもありがたいです。
  • 感覚でしか分からなかった部分が理論的にわかるようになった。
  • 言語の話が役立つと思っている。豆知識的に覚えていきたい。
  • 高校では理解が浅かったことがブリッジ・イングリッシュⅡを受けて少し深く理解できたと思いました。やっぱり予習をして授業を受けると予習をしないより理解できるようになり、予習の大切さを知ることができました。
  • 高校とかでやったところをしているので、改めてこの授業で文法をできて役に立っている。家での予習・復習が少ないと思うので、もう少し頑張る。
  • しばらく英語の勉強を全くしなかったので、復習をかねて授業を受けていると、この文法はこういう仕組みになっているとか、だんだん思い出すようになった。
  • 自分は英語にすごく苦手意識があるので、基本から教えてくれるこの授業は自分にとってすごく役に立っています。
  • 宿題の量が多くて、答えを写してしまうことが多い。
  • 正直なところ課題をサボったりして必要な勉強をしていません。これからは毎週しっかり提出できるようにがんばりたいです。
  • 少しずつだけど力がついてきた気がしている。質問もためになるものが多いので、これからも続けて行きたい。
  • 全然文法が分からなかったけど少しずつわかってきたので必要な勉強をしていると思います。
  • 中学や高校でやっていた範囲にプラスして少し踏み込んだことを教えてもらっているので役に立っています。
  • 中高と英語をサボっていて、この授業のおかげで位置から学習することができている。
  • ところどころ抜けている文法の知識を補えることができるので受講して良かったと思う。
  • 初めは文法の授業だと思っていたが、いろいろな話が聞けて面白い。
  • 僕は英語を基礎からやり直したいので必要な勉強ができている。
  • 毎回の授業を通じて英語に対する関心が高まってきた。いろいろな国の言葉が話せると楽しいだろうなと思う。
  • 予習・復習の課題と授業中の調べ学習が楽しいです。今までの家語の授業と比べると役に立っていると思う。
  • 予習は普段から答えを写しているので身についているか分からないけど、復習で身についていってると思います。
・次に前回取り上げた「調べ学習キーワード」でどういうものを詳しく学生が調べてくれたかをざっと紹介。「コミュニケーション能力」「Ethnologue」「相互理解可能性」「パラ言語」「法言語学」「ロマンス語」など。さらに前回取り上げたキーワードの補足として、「Ethnologue」「ウィクリフ聖書翻訳協会」を紹介。

・続いて「その他」の意見に対する補足説明や、質問への回答。取り上げたのは以下の内容。
  • 5文型の問題点 文型は個々の動詞の意味や使い方を覚えないと分類できない/義務的な副詞句を文の要素として扱わない場合がある。
  • 今まで英文を読んでいて5文型におさまらないものを目にしたことがあって不思議に思っていましたが、細かく識別すると実は6文型、7文型などがあることを知って納得できました。
  • いろんな語学を学ぶことは将来の就職活動など必ず役に立つと思う。
  • 英語の勉強にとナルニアシリーズの原文を渡されて読んだことがあった。知らない単語や授業で習った英語とは違うものが多く、全く理解できず最後まで読めなかった。いつか洋書を日本語訳したものではなく、原文を読めるようになりたい。
  • 授業中に先生がうるさい人を教室から出したことで引き締まって良かったです。
  • 英語って本当に奥深いです。
  • 関節話法はあらすじの時点でおもしろすぎた。
  • タイタニック号の話をもっとゆっくりしてほしい。
  • 日本の本が他国の様々な言葉に訳されて他国の本も日本語に訳されて読めるのって面白いですよね。でも翻訳する人によって考え方が違うから本の内容も違って見えますよね。シャーロックホームズシリーズを原作も翻訳されたのも読んでみたいです。
  • 人間が言葉を使用するまでの経緯を聞いてて楽しかった。
  • 文法の説明は役立っているので、もっと文法説明してほしい。
  • ロマンス語に興味がわいた。もっと知りたいと思った。
  • 英会話はやっていて効果があるという人とあまり意味がない人がいるみたいですが、先生はどっちだと思いますか。
  • 日本語には男言葉、女言葉がありますが、他の国にもそういうものはあるんでしょうか。
  • The judge found him guilty. がなぜ「彼は有罪の判決を受けた」という意味になるのか分からない。
  • 教科書p29 Mary gave Kris a book. という文の Krisのつづりですが、Chrisではないのですか?
  • 絶滅する言語があるのに対して新しく誕生する言語は存在するのかということが疑問として出てきました。
・そしてこれらについての調べ学習キーワードとして「南アフリカ」「アフリカーンス語」を追記。前回、筒井康隆の小説「関節話法」を紹介したが、これについて「間接話法」と間違えて調べ学習をやった学生がいたので、そうじゃないよ、という意味で再度紹介した。しかし話をまともに聞いていないのか、やっぱり「間接話法」について調べている学生が複数いたのは残念。さらに英会話の力を高めるために「インプット」→「インテイク」→「アウトプット」の流れができないと意味がないという話をしながらこれらを板書しておいたのだが、調べ学習でコンピュータ用語としてのインプット・アウトプットのことを書いている学生がいて…トホホである。また、男言葉と女言葉については英語の場合「付加疑問文」が女言葉の特徴の一つであることを紹介。さらに新しく言語が誕生する話として、以前も紹介したピジン・クレオールの話に付け加えて「小笠原諸島 クレオール」「欧米系島民」「ニカラグア手話」をキーワードに追加…というわけで今日も非常に盛りだくさんの質問コーナーは終了。5分程度の調べ学習の時間を確保。また、なるべく多くの人に答えて欲しい日替わりアンケートということで「この授業の予習・復習をどんな形でやっていますか?」という設問を用意。予習・復習のどのタイミングで答えを確認するか、何曜日にやるか、どんな方法でやるかなど。いろいろな勉強法が寄せられたので、このあたりをなるべく多くExcelファイルに入力しておいて来週の授業で提示する予定(そして来週のこのブログ記事に掲載することになるでしょう!)

・文法コーナーとして残り時間が25分。まずはうっかり説明し忘れていた「目的語」という文法用語について「動作の対象となる語」と補足して、教科書の例文を使いながら少々説明。次に前回の授業の終わりかけのところで慌てて紹介した進行形と受動態(すでに今日、復習プリントも提出してもらったところだけれど)の話で重要な点を少しだけ。能動態と受動態の違いや、〜ing形が前置修飾になるか後置修飾になるか、群動詞の場合の受動態についてざっと触れてから、第5文型の箇所を大急ぎで説明。特に、数週間後に出てくる不定詞の話とも繋げていくために to を「ある方向に向かう」と説明し、教科書にある「時差がある場合」(例:The doctor advised him to eat more vegetables. という文は、adviseする時点とeatする時点の間に「時差」がある)という用語と絡めた。そして知覚動詞・使役動詞のような例では「時差がない」という話を一気に紹介。このあたりを切り口に復習プリントをやって欲しい、というような説明をやって今日の授業は終了。次回はいよいよ完了形の話。



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第5回 10月29日
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・通常、月曜日の授業だが、暴風警報でいきなり休講になった後期1回目の授業の分の補講を原則としてこの日に入れるということだったので、火曜日に月曜日の授業。こういう日は学生が集まらないというのが大方の予想するところかもしれないが、もともと毎週必ず出席を取っている授業でもあるので、1限もそんなに学生数が少ないという印象はなかった。平常運転。(学生にとっては迷惑な話かもしれないが。)

・復習プリントを回収し、いつもの方法で出席カードを配布。やはり予習しない学生の数はなかなか減らない。事前に配布している英作文の問題をそのまま書き写してくるだけでもいいのに。(これをきっかけに一定の範囲について意識を向けておき、授業で別の考え方を説明するのを聞いて、もう一度復習プリントで同じ範囲をやるのがこの科目の意義。そしてこれだけの「作業」で成績の66点分にもなる。そしてこれをサボるといつまでも英文法の初歩の段階で足踏みをしてしまうだけなので、そんなレベルからは早く脱出して欲しいのに…。)予習チェックは今日も「甘い方法」で、指示した6ページの最初の見開きページでチェック。

・Titanicの話のところを2課分、英文を読み上げてからその部分の訳文を読み上げるという「スピードラーニング方式」で説明。もちろんBGMや台詞の間の音はないけど、「スピードラーニングってどういう教材ですか?」という質問があったので…というのは後付けの理由。どういうわけか後期からこの方法でやってみようと決めて、今日で3回目。なかなか良い感じ。

・質問コーナー、というよりも今学期の雰囲気は「前回のコメントを紹介」→「補足説明」→「言語・文化・教育に関する質問」→「回答」という形で進めるようになってきている。前回の出席カードに書かれたコメントのうち、ある程度まとまって書けているカード内容を入力しておき、ざっくりとジャンルごとに分類しておいたものをテーマ毎に順番に提示。

・まずは世界の言語の数についての話からだが、「数えることはできない」ということを説明してから、キーワード紹介として「相互理解可能性」「デンマーク語 スウェーデン語 ノルウェー語」「ヒンディ語 ウルドゥ語」「チェコ語 スロバキア語」というように言語名をいろいろ板書。また、口頭で関西弁と関東弁の間の言語距離と東北と沖縄の方言の言語距離について紹介。また、非常に重いEthnologueの第16版の冊子版を書画カメラで投影して日本の地図のページを出し(Webにもあるけど分厚い本であることを見せたかった…)日本の言語の数が12言語であること、そして日本語以外の言語の状況について、EthnologueのWebページを投影して説明。学生からのコメントで提示した内容は以下の通り。(ちょっと真偽が定かではない情報もあるのだけれど…)
  • 現在世界に存在する言語の数は千数百とも数千とも言われる。1939年にアメリカのL.H.グレイは2796言語と唱え、1979年にドイツのマイヤーが4200から5600言語と唱えており、三省堂の言語学大辞典世界言語編では8000超の言語を扱っている。
  • 世界の言語が5000もあるとは思わなかった。これは地方の方言も含めてでしょうか?日本では方言を含めて言語がいくつあるのか気になった。調べたら日本語と琉球語の2つだという専門家が多いようだが、琉球語をさらに5つに分けることができるという人もいるみたいだ。
  • 世界の言語の数は5000〜7000。現在では言語の数が減っていると聞いた。言語を法の力でどう守るのかを知的財産を通じて学んでいきたい。
  • 世界の言語の数:ユネスコによれば約6千の言語のうち約50パーセント消滅の危機にあり96パーセントの言語は世界人口のわずか4パーセントの人が使用してるにすぎない。さらにインターネットで提供されているコンテンツの90パーセント以上はたった12言語で占められている。
  • 世界の言語の数は何カ国語があるか分かっていない。同じ言語の中にも何カ国か分かれている。例えば日本語だけではなくて、日本語と琉球語の二つに分かれているらしい。沖縄の中には奄美語、沖縄語、宮古語、八重山語、与那国語とがある。数年前ではアイヌ語も日本語の1つだったらしい。だから世界には何カ国語あるか分からない。
  • 世界の言語の数は数千、千数百とも言われ、明確にするのは難しい。話す人がいなくなり、使用されることがなくなってしまった言語もある。
  • 世界の言語の数は大きく分けると69言語。そこから一部地域や方言等を加えると軽く1万を超えるとのこと。言葉ってすごいなあと改めて思った。
  • 世界の言語の数は約5000とネットでも書いてありました。世界の国の数は外務省ホームページで195ヶ国だとありました。そうすると1つの国に平均25個以上の言語が存在するのか?と驚きました。5000言語のうちの殆どは少数民族の言語なんでしょうか。
  • 世界の言語の正確な数はわからないというのも少し意外でした。 1つの国に1つの言語とも限らないので、正確な数がわからないのは当然かと思いました。
・また、これらに加えて「ethnologue」「法言語学」をキーワードとして追記。

・続いて「それ以外のコメント」ということで「コミュニケーション能力」「パラ言語的特徴」「ロマンス語」「図説 ことばの世界」を追加キーワードとして並べながら以下のようなコメントを紹介。
  • S先生(原文は固有名詞)も英語ができる人がグローバルな人間ではなく、コミュニケーション・交渉力がある人がグローバルであって、今後の日本に必要であると述べていた。
  • 高校の英語授業を英語で行うとのことですが、いったいどのように身につけていくことを目指しているのでしょうか.文法を使えるようにしたいのでしょうか。それとも話せるようにしたいのでしょうか。もし本当に英語だけで授業をするということになれば、オーラルコミュニケーションと文法の授業を1つにまとめることもできると思うのですが、もうどこに向かっているのかが分かりません。
  • 助動詞の実現可能性が低ければ低いほど自信がないという表現になるという話をされましたが、文だけではそういう表現が伝わりにくいと思います。
  • 日本語にも英語にも誤った文法がある。それとも意味が伝わることが多々ある。母語であっても間違ってしまうことがあるため、日本人が英語を間違うことは全く悪いことではない。それよりもこういう間違い方があるということを知っておく必要がある。
  • 私は日本の言語が日々使われているうちに、文法が崩れていると言われていることに対しては大きな問題ではないと思っています。言語学は全く分からないですが、自分の意見として、言語は使いやすいように少しずつ変化するものであって、自然に任せるべきだと思っています。
  • How are you. などの言葉は実際に使われていない。(補足:そんなことはない!と強調。)
  • 韓国の外貨依存率は3割近くあった。日本と比較すると高い。つまり日本では外国語を使用しなくても経済がある程度成り立ってしまう。そのような関係から日本では英語教育が遅れている結果ではないかと思う。
  • 構文の形を覚えれば英文を作る時や読むときにものすごく便利だと思った。
  • 最後の文型の話が高校の先生と同じだった。
  • 人工知能に少し興味があったので、自然言語処理はとても気になりました。
  • 他国の言語を知りたいです。
  • 日本には日本語と琉球語の2つある。
  • 日本の輸出依存度は低い。(特定グローバル製造業意外を海外の成長市場につなげることで付加価値を高めることが必要である。)日本より少し依存度が高い国はインドであり、シンガポール、香港、マレーシアはさらに高い。また、日本のエネルギー輸入依存度は約80%であり、石炭、石油、天然ガスが主に輸入されている。韓国やイタリア、ドイツ、フランスも輸入度が高い。逆にロシアとカナダは輸入はしていなくて輸出をしている。
  • 人間が言語を話せるようになった理由が知れてとても面白かったです。
  • もっと言葉のアクセント問題を深く知りたい。
  • やはり国によって訳す意味が変わるのですね。敬語とかも変わるのかな?
・そしてようやく「言語・文化・教育に関する質問コーナー」。取り上げた質問は以下の通り。
  • for you を4uなどと書くスラングを、最近SNSなどでよく見かけます。スラングはアメリカなどで頻繁に使われているのですか?また、スラングは脳内文法にあたるのですか?
  • 記述文法についてもう少し詳しく教えて下さい。
  • 私たちが習っている英語は外国語の標準語ですか。外国人が日本語を勉強する時は標準語を勉強するのなら、私たちは英語を勉強するとき標準語なのか疑問に思いました。
  • 英文法は積み立てが大事だと聞いたのですが、be動詞までしかわからない場合はどうしたらいいですか。be動詞からやり直すべきなんでしょうか。もしくは単語を覚えるべきですか?
  • 宿題が加点対象だということで、宿題点を稼ぐだけ稼いで授業を抜け出す人はいるのでしょうか?このチェックカードがあるので抜け出す人は少ないのでしょうか?
  • 猿以外も進化したら言語が生まれる可能性はありますか?
  • 最近、本当に英語をしゃべりたくてLLCに行ってるのですが、効率的に英語をしゃべれるような方法を教えて下さい。
  • 第三次世界大戦が起こるとしたら原因となる国はどこですか?
  • 助動詞の実現可能性の度合いの表は全て覚えておいた方がよいですか?
  • 助動詞の実現可能性の度合いを%で表していますが、あの度合いはどこかに明記されているのでしょうか。それとも先生の考えなのでしょうか。
  • 副詞は添える言葉で、なくてもいいと言っていましたが、長文を読む時なんかは読み飛ばしても問題ありませんか
  • 英会話はやっていて効果があるという人とあまり意味がない人がいるみたいですが、先生はどっちだと思いますか。
  • 日本語には男言葉、女言葉がありますが、他の国にもそういうものはあるんでしょうか。
  • 人間以外の生物が人間の言葉を話してコミュニケーションをとれるようになることはありますか?
  • 予習課題でもあった第1文型、第2文型などは覚えていた方が良い知識ですか?
・このうち「記述文法について教えろください」という件について「A: 123+456は?」「B: えーと、579」という対話と「A: 123+456は?」「B: あのー、579」という対話を板書し、前者はいいけど後者はおかしいというような例をきちんと説明するのが記述文法、という話をした。例文の出典は定延利之(2005)『ささやく恋人、りきむレポーター ー口の中の文化』(p.32)より。さすがにこの例は今日の出席カードでいろいろ反響があった。そのほかの質問への追加キーワードとして「動物行動学」「関節話法」(注:筒井康隆の小説。間接話法のことではない。)「第2次世界大戦 原因」など。そしてここでようやく7分ほどの自由時間。この間に前回やった5文型に関する説明をもう一度板書し、次の説明に備えておいた。

・そして残り時間は25分。5文型については改めて教科書範囲の例文を見ながらこの枠組みで考える方法について説明し、5文型以外の分類として7文型や8文型などがあるということも補足。また、第4文型から第3文型への書き換えについては「文末焦点」の考え方を紹介。そしてようやく今日の予習範囲を残り7分でやることに。(ポイントを説明するだけなのでこれぐらいの少ない時間でも問題ないと思う。ちょっと急ぎ気味だったのだが…)板書したのはbe動詞 + ~ingで進行中の動作、というが、そもそも ~ingは「その瞬間の話し手の関わる継続した動作」であり、be動詞の部分が「存在・状態」というふうに説明。そして受動態の部分については be動詞 + 過去分詞で受動を表す、というが、そもそも過去分詞のところに「受動の意味」があり、be動詞は同様に「存在・状態」にすぎないというように説明。こういう考え方を手がかりに、再度復習プリントを埋めながら考えてもらうというのが今日の宿題その1。(そして宿題その2は次の範囲の予習(というよりも、こちらは答えを写すだけでも構わないのだけれど)。今日は4課分もあるので大変!…でもそのぐらいやって下さいね。1日1課分でおつりが来る。毎日英語の勉強だ!)

・最後に週替わりミニアンケートとして、「今日で3分の1が終わりました。この授業では皆さんにとって必要な勉強ができていますか?」という質問。



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第4回 10月21日
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・月曜祝日で1週間授業が空いたため、何かと調子が出ない月曜1限。いつもは月曜日だけ事務室でオーディオ鍵を受け取ってから教室に向かうのに、それを忘れて教室のある階まで下りてしまい、慌ててエレベーターに戻ったら、1階から上がってきた口の悪い知り合いの先生に「どこから湧いてきた?」などと言われ(笑)、教室に着いたらワイヤレスマイクが充電されていないというさんざんなスタート。(結局マイクは2コマ分はそのまま使えた。)

・復習プリントを回収している時に学生が相談に来た。予習する範囲と復習する範囲を間違えていたとのこと。スケジュール表通りなので気の毒なのだが仕方なし。もっとも、今学期は台風による休講からスタートしているので、スケジュール表が1週間ずれているということもある。来週の学園祭開けの休校日に曜日振り替えで一斉補講を行うので、その時にようやくスケジュールは予定通りに戻るのだけれど、同様の学生がいるかもしれないと思い、最初の10分程度で再度、予習範囲と復習範囲などについて、シラバス補足事項のプリント内容を説明。

・予習チェックは2課分6ページの最初の見開きのページでチェックするという「甘い」チェック方法。途中までしか書いていない学生が時々いるので、たまには甘く…と思ったが、それでも全く予習をしてきていない学生が10名強(出席者は80名強)。今日までで既に成績の22点分が確定しているのだが、予習や復習をサボっている学生などでは一桁前半なんていう者も…。

・Titanicのページの解説は前回と同じ方法。

・質問コーナーで紹介・回答する内容は今週から、入力内容を「①授業中に指示された内容への回答」「②言語・文化・教育に関する質問」「⑦意見・その他」に限定することにした。ただし「③授業中に自分で調べたこと」として記入された内容でも、質問が含まれていたり、授業で扱わなかった内容に触れられている場合は⑦に番号を変えて入力することや、「④授業関連でもっと深く知りたいこと」についても②に番号を変えて紹介するといったこともやっていくつもり。「⑤板書内容で役に立ったこと」「⑥教科書からの抜き書き」についても従来通り記入してもらっても構わないが、これらについては紹介しないということを説明した。そして扱う順番は①→⑦→②ということにした。つまり授業の冒頭で前回の自由記述アンケートから主立った意見を紹介し、授業関連などの意見表明やその他のコメントなどを紹介し、最後に新しい言語・文化・教育に関係する質問を取り上げるという流れでやってみようと思う。(とはいっても既に入力項目は溢れまくっていて、授業でも裁ききれないのだが。)

・前回の①の自由記述アンケートは助動詞についての理解が深まったか?ということで、以下のような代表的な意見があったことを一覧表示にて紹介。
  • must not についての考え方は今までになかったのでとても新鮮だった。
  • must notの説明はわかりやすかったです。文を少し分解するだけで理解できるのだと思い、助動詞が少し好きになった。
  • 高校でがっつりやったところなので復習になりました。
  • 助動詞の理解:なるほどな、と思った。もっと詳しく話を聞きたいなと思った。
  • 中学の時に意味を丸暗記していたので知っていたが、本当の意味という部分では初めて聞いたことだったので少し興味を持てた。助動詞は難しいというイメージがあったが、しっかりと理解すれば大丈夫なんだと感じた。助動詞に対しての意識が少し変わった。
  • 中高では聞けなかったことを聞くことができ、理解が深まった気がする。
  • ほとんどが理解できましたが、数個、いまいち理解することができなかったのが残念でした。
  • 理解できたか自分でもよくわからない。多分理解できていない。
・続いて「⑦意見・その他」だが、実質的にはここも質問コーナーのような位置づけであり、関連キーワードをどんどん紹介していった。取り上げた内容は以下の通り。
  • ESL、EFLについて知った。日本人は英語がなくても生きていけるからなかなか語学力が上がらないのかな、と思った。島国ということもあり、移民も少なく経済規模も大きい。
  • 英語教育をカラオケにたとえる話はとてもわかりやすかったです。
  • 英語の非文のおかしいところがわかるようになりたい。
  • 英文法は誤解を招かないためのものだと知った。前置詞が苦手だけどtoやfor,inなどが分からないと日本語の「は」や「に」が上手く使えないことと同じだと思った。しかし日本語にはない表現も多いから使えるようにする。
  • 海外留学に言ったら英語が上手くなると思っていたけど間違いだと言うことが分かった。
  • かなりねむたかった。
  • 言語を統一することが絶対不可能であるのは外国語として入ってくる言葉は名詞だけだからということも分かった。
  • 最近、外国の言語に興味が出てきた。話を聞いているうちに他の言語も勉強してみたいと思うようになってきた。自分的にはフランスへ行ってみたいのでフランス語を学んでみたい。
  • 最近改めて方言やなまりについて言われることが増えた。同じ都道府県でも地域によっては言い方が全然違うということが分かった。日本語だけじゃなくて英語や他の言語でもいわゆる方言やなまりはある。同じ言語であっても文化や環境によってできあがり方が違うのかなと思った。
  • 自分は結構なまっているらしいです。自分ではけっこう分からないですよね。少し地域から出ると言葉が若干違いますもんね。日本の中でも。アメリカとか日本より広いからもっと変わってくるんでしょうね。英語の基本は分かっても住む国、地域によって分からないこともありますよね。行って触れてみたいです。面白そう。とりあえず英語、基本的使えないんで…話せないんで…分かるようになったらいろんな世界が見たいです。
  • スペイン語に興味があるのでもっと知りたい
  • 世界の言語の数がどれだけあるのか気になりました。ピジン語やクレオール語など様々な国や民族内での言葉に興味を持ちました。なので自分で調べてもっと知りたいと思いました。
  • 先生の話を聞き、言語学も大切だが、もっと知的財産学の勉強に力を入れていきたいです。
  • 先生のブログを見てESLとEFLの違いが分かった気がした。
  • 先生は語学留学はどこへ行ったのですか?
  • 即時フィードバック:勉強していて問題を解く。その場で回答して自分のやったのが正しいかどうかチェックする。しかしこれはあまり効果がない。
  • 即時フィードバックを無意識に行っていた。この行為にこんな名前があったとは驚きです。
  • タイタニック号が沈んだ話ですが、実際に沈んだのはオリンピック号だったと聞きました。本当なんでしょうか?
  • タイタニックの答えも欲しい
  • タイタニックの話が教科書で出てきて思ったんですけど、やっぱり話がある程度知ってたりするとかなり解きやすかったです。知識を広げるとこういうことが増えそうだと思いました。
  • 長文に関してずっと予習(教科書)だけ書いていて復習(プリント)の方が必要と聞いて少し損しました。
  • 脳言語学について授業中に調べたところ、男性より女性の方が平均で脳梁が20%大きいため女性の方が言語能力が優れているとあったのでショックだった。
  • 非文bot、違和感をすごく感じた。というより日本語の使い方、変やない?
  • 非文botを見ていると何だか文が変で気分が悪くなりました。日本語にも文法があるんだなと感じた。文法を間違えるとこんなにも気持ち悪いと学べて良かった。
  • 復習プリントを持ってくるのを忘れた場合、後日もってくるのはアリですか?
  • フランス語も学んでみたいです。
  • 勉強ができるのに言葉が喋れない人がいて、勉強ができないのに言葉が喋れる人がいる。不思議に思った。
  • 方言と言えば最近「コナン」に平次と和葉の2人が出てきました。平次のエセ関西弁はいつも通りだったのですが、和葉の関西弁が気持ち悪くて笑ってしまいました。東京の人は関西弁が喋りにくいのでしょうか?
  • 混ざり合う言語がたくさんあることを知って語学に対する関心が強くなった。高校時、修学旅行で海外へ行ったときも感じたが、語学が違っても言葉への感じ方、とらえ方、人に対する思いやりなどはみな同じだと思う。
  • モニタの上のライトが光ってたら見えづらいです。
・このような内容を提示しながら、各自の調べ学習キーワードとして「外貨依存率の国別比較」(なぜ日本人は英語ができないのか?に対する回答の切り口として)「社会言語学」「規範文法(ことばの乱れかどうか)」「記述文法(言語学者の視点)」「脳内文法(母語話者なら間違えない、例:脳内文法ですとは母語話者まちがうわないが文法体系」とは絶対に言わない)」「生成文法」「生物言語学」「ら抜き言葉」「さ付け(入れ)言葉」(具体例として「行かさせていただきます」)「世界の言語の数」を板書。そのほか、前回紹介した非文Botで最近流れたお気に入りの例として「涙が目を出た」を紹介。また、関西弁の話としてブリッジ・イングリッシュⅠでも扱う「ネクタイ」「シチュー」の母音の無声化の話を少しだけ紹介。

・この時点で既に予定していた質問対応時間をオーバーしていたが、優先的に答えたい質問としてラベルを付けていたものを取り上げ、以下の質問に回答。
  • LLCへ週2で行けば、4年経てば少しはペラペラになりますか?
  • They both felt sleepy. なぜ both がこの位置に入るのか分からないです。
  • willとbe going toの違いで、willは明るい未来で、be going toは暗い未来と聞いたんですが、これは正しいですか?
  • 今、人工知能の研究に興味をもっていますが、言語学の観点からアプローチはできますか?
  • うちの母は日本語、英語、タガログ語、スペイン語がすらすらと喋れてしまうのですが、先生は何カ国語しゃべれるんですか?
  • 英語の教師を目指して外大で勉強している知り合いに聞いたのですが、今までの中高の英語は文法やリーディングなどをよく勉強していて、英語を使ったコミュニケーションみたいな科目は少なかったそうです。しかしこれではダメだとなって英語のコミュニケーション科目を増やす方向に変わってきてるそうです。先生は中高の英語学習で英語をもっと「話す」「使う」ような学習が増えるのはいいと思いますか?
  • 外国の映画を字幕なしで見ていたら英語が話せるようになりますか?
  • 今日やった実現可能性のような日本語で訳すだけでなく他の意味も考慮した方がよいものは他に何かありますか?
  • クレオール言語はピジン言語と違い、完成された言語らしいのですが、もしかしたら日本語もクレオール言語なのではないですか?
  • 言葉というものはどこから始まったんですか?人類の意志を伝えるためにやはり作られたのでしょうか?
  • 先生はどこの国に留学経験がありますか?
  • 夏目漱石はI love you. を月がきれいですねと訳したらしいのですが、なぜわざわざわかりにくく訳したのでしょうか?
・ここで調べ学習用キーワードに「月がきれいですね」「自然言語処理」「学際研究」「語用論」を追記。そして5分弱の自由時間。

・本来なら毎回40分程度は教科書に連動する英文法の話をしようとは思っているのだが、今日も20分しか残せなかった。最初の5分ちょっとは前回提示した助動詞の実現可能性の表を再度板書し、特にwillとwould、mayとmight、canとcouldで過去形に変わることで遠慮の気持ちや自信のなさにつながり、それが仮定法の時にも出てくるという「英文法全体を眺めた話」を少しだけ紹介。また、willとbe going to, have to, used to, be able toの意味を「予定を持っている」「〜に向かう」「使い慣れる」「能力がある」といった日本語を使いながら、助動詞との違いについて簡単に紹介。

・最後の10分強は5文型について。ただ、今日の時点では文法の考え方に「補助線を引く」ことを目的としており、これに基づいて再度復習プリントを埋める時に考えて欲しいというように指示。そして「SがVする」「SはVであるC」「SはVするOを」「SはVするOにOを」「SはVするOがCなのを」という5文型の捉え方、「S=C」「S≠O」という形での第2文型と第3文型の区別、そして「副詞」(そえることば:なくてもよい)「補語」(おぎなうことば:ないと困る)というような内容を板書。やや尻切れトンボ気味だが時間切れ。(原因はもちろん…質問コーナーの悪ノリが過ぎたせいです…)

・うっかり今週の①の自由記述アンケートを出すのを忘れていた。というよりもどんな設問にするか考えるのを忘れていた。なので来週は⑦と②だけ。(授業後に出席カードをチェックしてみたら…やっぱり来週も文法コーナーが圧迫されそうな予感。)




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第3回 10月7日
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・復習プリントの提出を受け付けた後でTitanicのページの英文と日本語訳を交互に読み上げながら説明し、問題の答えも読み上げた。この時点で提出が2件ほどあって迷ったが、とりあえずペナルティなしで受け取った。タイミング的にはTitanicのページをやらずに持ってきており、読み上げた答えをその場でさっと書いて提出することができたはずだが、まあ疑ってもキリがない。(先週は教科書を2冊持ってきている学生がいて、前学期の学生から書き込みが終わった教科書を受け継いできているのかと疑ってしまったら間違って2回買ってしまったという学生だったということで、ちょっと反省することもあったばかりだし。)

・予習チェックをしながら出席カードを配布。今日の予習範囲は1課分だったが予習をしていない学生が出席91名中9名。このうち半分程度は復習プリントも提出していないようなので、今日の授業で獲得できるポイント7ポイントのうち、5ポイントを喪失してしまっている。そしてそのうち回復できなくなってしまう(単位が取れない)し英文法も理解しないままこの授業を終えてしまうことになる…という気配が既に3回目の授業から出てしまっているのは良くない兆候。

・質問コーナーをここから40分弱。今学期は学生が出席カードに書いてくれた内容のうちのできるだけ多くをなるべく重複がない範囲で事前にExcelに入力し、それをプロジェクタで投影しながらコメントを挟むという形で行っている。そして重要なキーワードなどは板書し、興味があれば随時スマートフォンで調べて出席カードに纏めるよう指示しているが、まずは前回の「意見・その他」から紹介。中には質問として扱った方がよいものも含まれるが、以下のような内容を提示。
  • 英会話ができるようになるのが理想ですが、イタリア語にも興味があります。今一番気になっているのはエスペラント語です。
  • 英語で「くそー」はどういう発音になりますか?
  • 英語はとても重要だけどスペイン語や中国語なども少しは勉強していきたいなと考えている。これから就職するためにも他の語学を知っていて損はないのでいろいろな語学を勉強したいなと考えている。
  • 英文法以外の知識も学べて楽しい。
  • カーテンをちょくちょく開けられると目がチカチカして困ります。なので閉めたままにして欲しいです。
  • 教科書p.11 Ex. 5-6 の問題でtelevisionという単語が出てくるが、TVではいけないのですか?
  • 言語学の観点では言語には簡単や難しいという考えがないことにおどろいた。
  • 言語の話が面白かった。
  • 質問コーナーが長いのですが、英語の勉強はいつするのですか?
  • 授業で気になったことが言語の相性です。言語の相性ってどういうものですか?
  • 宿題は答え合わせをしてきた方がいいですか?
  • 前回の質問で「世界の言語が統一したらどの言語になるのか?」というのが出ていた。先生は一つの言語以外が全て滅亡すればそれはあり得るが、それ以外では難しいと言ってた。僕は世界の言語が統一されるとすれば、今あるいろいろな言語が自然と国際化が進むにつれて混ざり合って世界統一の言語ができあがると思う。
  • 先生はスピードラーニングというテレビ通販で売っているものは勉強になると思いますか?
  • 先生はどれくらいの数の言語を話せますか?
  • 即時フィードバックを先生もしていたのですか?
  • 友達が夏休みに海外に行ったそうですが、その時感じたのは海外で自然に居た方が英語はすぐ覚えられたそうです。先生はどう思いますか?
  • 日本では多くの場所で方言がありますが、アメリカでも方言は存在するのですか?また、存在するならどのような方言がありますか?
  • メモは取る方がいいと思いますが、ノートを作るのはいいですか?
  • 予習、復習課題をしたとき丸付けもした方がよいですか?間違えている箇所を赤ペンで訂正するだけでも良いですか?
  • 予習課題の「タイタニック」を読むのが面白かった。今はまだ簡単な文法構成なので英語が苦手な私でも興味を持って読むことができた。「タイタニック」は数回見たことがある大好きなストーリーです。先生が好きな洋画は何ですか?知りたいです。
・そして調べ学習用のキーワードは「英語 スラング」「神田外語大」「ESL EFL」「吾輩 カラオケ ESL EFL」「ピジン」「クレオール」「トクピシン」「シエラレオネ」「パプアニューギニア」「即時フィードバック」「吾輩 英文法って」「地方言語変種」「非文bot」を板書。

・続いて、前回のテーマである「英文法と私」について、予め入力しておいて提示した内容(これは読み上げずゆっくりスクロールする程度。あとでこのブログに載せることを宣言しておいたので、今日もすごい分量です)は以下の通り。本当はいくつかコメントを挟みたい内容もあるのだけれど、中学・高校で英語に苦手意識を感じてしまった学生の現実の声はだいたいこんなもの。
  • 英文法は英語を勉強する上では重要だと思います。やはり、英語の土台となるものだと思うので、理解しようと思うとどうしても避けて通れないと思います。しかし自分では英文法はあまり好きではなく、できることなら覚えずに英語ができるようになりたいとは思います。今思うと日本語に文法ってありましたっけ?あったとしてもほとんど気にならないってことは、それほど文法は重要ではないということなんでしょうか。
  • あまり相性が良くないと思った。
  • 英語は中学生の時から勉強を始めましたが、まだまだ覚えられないことがたくさんあります。僕たちは毎日、日本語で話しているため、普通に会話することができます。英語で会話できるようになるには、毎日使うことが一番だと思います.今から毎日英語を話すと言うことはなかなか難しいので、映画や音楽など身近なところから英語に触れていくことでより上達できるのではないかと感じています。苦手な科目でもあるので、難しいことだとは思いますが、将来のためにも少しずつ取り組んでいこうと思います。
  • 英語を勉強し始めて7年経ちますが、やっぱり授業以外ではあまり英語に触れることがないので、英文法を身につけたと思っていても放っておけばすぐ忘れてしまいます。だから授業以外にも映画を字幕で鑑賞したり、わざと英語だけを話すゲームをするなど、工夫していかないと英文法は身についていかないと思っています。
  • 英文法とは未だに仲が悪いように思う。この授業でだんだんと仲良く成っていきたいと思う。
  • 英文法とは仲が悪いです。なぜなら私が英文法さんに寄り添ってあげられないからです。中1の初めは寄り添っていました。中2からは仲が悪くなってしまいました。つまりbe動詞のときは好きでした。簡単なことしかしていなかったから。一般動詞や仮定法や部分否定やいろんなことがでてくるにつれ分からなくなりました。一つ一つ英文法を理解していき、この講義が終わる頃には少しでも仲良くなれるようにしたいです。
  • 英文法は英語力の土台となるもの。しかし英文法を細かくやるよりも、英語を話したり、直接的に触れた方が英語を楽しく学べると思う。
  • 英文法は自分にとって必要のないものかなと思うことが多いです。だからといって勉強しないのはダメだと思うので、やるからにはしっかり勉強して単位を取得したいと思います。また、この苦労をどこか仕事の分野で活かせられたらいいかなと思います。やるべきことをやっていたら身につくと思うので、自分のために頑張りたい。
  • 英文法は多少好きですが、英語が苦手です。
  • 英文法は中学校の時にあまり基礎を理解していないにもかかわらず、そのまま流してしまって諦めていましたが、このブリッジ・イングリッシュⅡでは1から学べるということで、少しやりがいを感じています。今回は課題ができていなくていきなり失点してしまいましたが、これからしっかりとしていきたいです。
  • 英文法は何となく分かる部分と全く分からない部分があって2つの文法を組み合わしたりというのが難しい。
  • 英文法は日本語のと大きく違っているが、規則があるのでまだわかりやすい気がする。しかしそれでもわからない。
  • 英文法は私にとってとても難しい存在である。規則を覚えたら簡単なのだろうが、覚えることが難しい。これから必死になって覚えようと思う。
  • 主に中学校から英語(英文法)を学び始めて、自分にとって英文法は単語もわからないといけないし、文の構造も理解しないといけないので、とても勉強の時間がかかる分野と思っています。しかし長文読解など問題を解けた時の達成感は他の分野よりもあると思います。
  • 簡単なことなのですが、自分はよく三単現のsをつけるのを忘れます。基礎から勉強しなおして、悪いクセをなくしたいです。
  • 今年の春に1ヶ月海外に行ってきました。でもほとんど英語がしゃべれないんで苦労しました。今になって世界共通語である英語の重要性がすごくわかりました。
  • 時制が分からなくなります。
  • 自分の国の言葉ではない言葉を誤解なしに受信、発信するために学ぶということはとても大事なことだと思います。だから中学生・高校生の時に日本語と英語の根本的な違いを学んだのだと思います。僕自身中学生の時にもうちょっときっちりやっとけば良かったと思っています。このブリッジ・イングリッシュⅡの授業で英語のわからない文法や単語などをこれからのためにしっかり勉強していきたいです。
  • 正直、英文法はよく分からない。外国人とのトークはジェスチャーや単語などでどうにかなるが、筆記テストとなると文章を組み立てなければならないので、本当に文法は厄介だと思う。中学・高校の文法も単元によって頭に入っていたり、入っていなかったり…実際、本当に文法が必要なのか、まだよく理解できていないが、とりあえず勉強して身につけていく。
  • 単語を覚えたり訳したりするのはまだできるが、英文法はあまり得意ではない。中高と痛い目にあった。
  • 中学・高校の時までだったら英文法の大切さがわからなくてテストの前に暗記するぐらいのものだったけど、大学生になってやっと英文法の大切さが分かってきたような気がしました。
  • 中学1年生の時から習ってきてるので、かなり他の言語と比べたら身近になってきている。そして共通言語として学ぶべき言語であると自分で思っているので、英文法を勉強することにより英文法と私の距離をなくしていきたい。
  • 中学から英語を学び始めて何個も英文法を覚えてきましたが、正直結構忘れてしまっているので,覚える時に何度も反復練習することが大事だと思う。この授業ではそれを意識しながらやっていきたいです。
  • 復習をしたが中学レベルの文法でもたまに前置詞が抜けていたりした。高校レベルのものをし始めたときにしっかり対応できるように予習しておきたい。
  • 文法はなんとなく分かるのですが単語力がないので厳しいです。文法も何となくわかるレベルなので理解しているか不安ではあります
  • 私が一番思い出があるのは仮定法です。高校でかなり躓きました。しかし今では高校の時にしつこくやったからなのか、かなりできるようになりました。この講義を受けて他の英文法も詳しくなりたいです。
  • 私にとって英文法は苦手な存在です。なぜなら初期に習った文法が勉強を進めていくうちにとても複雑になっていくからです。例えば「持っている」という意味で習ったhaveが完了形の文では動詞以外の意味をもって登場してきたのが理解できなかったことです。
  • 私の中で英文法は難しいと思っています。中学の初めの方に覚えた文法はできるけど、動名詞や不定詞などだんだんややこしくなっていくと、頭の中が整理できなくてわからなくなって嫌になってしまうので、今まで英文法の勉強をしてこなかったのでこの授業で英文法への苦手意識をなくしていきたいです。
  • 私は英語がまったくできません。中学校で習う文法も危ういです。英文法はすごく苦手です。(英語は嫌いではないんですが)テストの時などに頭に浮かばないです。また習ったこともすぐに忘れてしまいます。英文法の書き換えの問題などはほんとに苦手です。
  • 私は英文法の細かい表現が苦手です。例えばwithやforやasなどです。この授業ではそういった細かい表現もマスターしていきたいです。
  • 私は英文法は好きです。過去に即ゼミをやりこんだ記憶があります。また改めて勉強していきたいです。
  • 私は中学校・高校とテスト前にちょっと勉強してテストをしていました。文法などの意味もわからずにしていたこともありました。英語が嫌いだからこういう勉強の仕方をしていたんだと思います。しかし今こんな勉強のしかたをしていたら将来就職の時、英語を使うことになったら自分が困ると思います。今から工夫して映画を英語で聞いたりして将来に繋げられるようにしたいです。
・本来のこのコーナーの趣旨でもある「言語・文化・教育に関する質問」は今日は以下の2件しか取り上げられなかった。もちろん「意見・その他」「英文法と私」も質問というスタイルにこそなっていないが、言語・文化・教育について学生自身が自らの考えを纏め直すよい機会になっている…と信じたい。
  • watch, see, lookが全て「見る」という単語ですが、違いが分かりません。
  • 英語を話せる人は「英語脳」というものを作るらしいですが、英語脳とは何ですか?あと、どういったメリットがあるのでしょうか?
・そしてここで板書キーワードに「脳言語学」を追加。また、提出された質問には他にどういうものがあるのかをスクロールしながらちらちらと提示したが、授業3回目にして既に答えきれない分量になりつつある。これらの中で気になったものがあれば自由に調べてもらいたいところ。(質問のリストはブログでは当分は非公開とします。授業で回答したものだけを掲載します。)そしてここでようやく学生各自の調べ学習の時間を10分弱ほど。また、説明しながら提示できなかった「非文bot」をスクリーンに映していくつか説明しながら「日本語学」というキーワードも追加。

・残りの25分は英文法関連の講義。まずは前回の範囲に含まれている練習問題のうち、文頭でWhomを使う事例があり、これについて何の説明も教科書には書かれていなかったので、「誰を」「誰に」を強調する時はWhomという形で説明。

・今日の予習範囲でもある助動詞に関してはまずは「助動詞の実現可能性」の表を板書。must, will, would, should, may, might, can, could を縦に並べ、さらに右側に上から100%, 90%, 80%, 70%, 50%, 40%, 30%, 20%と書き添えた。この表を使いながら教科書の英作文問題について考えさせ、あとで復習プリントをやるときは日本語文からの英訳で考えるのではなく、実現可能性を表すために動詞を助けるという役目を意識しながら考えるよう指示。また、mustとhave toの違いと、mustの反対がmust notにならない理由を説明。(You must not tell anyone about this. という文なら、not tell anyone about this を100%実現させることになるわけだからmust notは「禁止」となる。)

・出席カードと引き替えに今回の復習プリントと次回予習範囲の答えを配布して終了。



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第2回 9月30日
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・授業開始前から復習プリントの提出を受け付けた。I am a student. から始まるページだが、70文ほどあるので、たっぷり英語を書きながら勉強できる有り難い(!)テキストになっている。

・前回欠席であれば仕方ないにしても、まだ何かと雰囲気の掴めない学生もいたようで、教室を巡回しながら予習状況を確認してみたら3割以上の学生が予習していなかった。(ちなみに今日の予習として前回指示しているのは教科書をよく読みながら2課分の英作文に解答してくること。ただし解答も先渡ししているので、答えを写してくるだけでも構わない。)

・とはいえ最初のうちは教科書の中身も中学校の英文法なので、とっくに理解しているので、そんなところでポイントを稼ぐよりも貴重な時間の方を大切にしたいという意志の現れであるのなら構わない。しかし「英文法が苦手です」と出席カードにコメントするような学生が予習しなかったりする。そして「三単現のsはどういう時に使うんですか?」というような質問が出たりする。(そりゃあ「三」人称「単」数「現」在形の時に決まってますがな!…というよりもそのレベルの文法用語で躓いている学生もいるわけで…)そのあたりも教科書をきちんと読み、全ての問題を2回ずつ解答し、少しでも英語と仲良くなってもらうというのがこの科目の目標なので…そこんとこヨロシク。

・前回の授業でドイツ語の話を少しだけしている。ちょうどこの授業の前日に共同研究の関係で日本独文学会に出席する機会があり、ドイツ語で書かれた学校紹介パンフレットを3種類もらってきた。知的財産学部といえども法律に興味を持つのならいずれドイツ語とも接点が出てくるだろうというような話をしつつ、このもらってきたパンフレットを教室内に回覧してもらった。

・前回から使い始めた独自形式の出席カードでは①授業中に指示された内容への解答 ②言語・文化・教育に関する質問 ③授業中に自分で調べたこと ④授業関連でもっと深く知りたいこと ⑤板書内容で訳に経ったこと ⑥教科書からの抜き書き ⑦意見・その他 という項目を用意しており、これらについて複数の項目を自由に書いて良いことになっているが(そして一定の分量以上で最大2ポイント)初回からみんなかなり熱心に書いてくれた。もっとも、これだけお膳立てしてあり、しかも授業時間中に10分近くの時間を確保すればそれなりに分量が増えることは想定していたけれど。その中から「キラリと光る」記述内容だけを独断で選び、Excelに入力したら140件ほどになった。これらを①〜⑦の順にソートしたものを拡大投影し、Excelの図表で一覧表示した。

・今日の①の設問は「英文法と私」というテーマにした。手が空いている時に自由に書いてもらうことにした。

・前回の①の設問として示したので、ほぼ全員がなにがしかの「意気込み」を書いてくれたが、その中から代表的なものとして以下を紹介。(全てExcelファイルに入力して一覧表示していた内容)

  • 英語の基礎をもう1回しっかり身につけたい。しっかり段階を踏んで学べると思うので、初めからしっかり読み書きをして英語になれていこうと思う。
  • きちんと授業に参加していれば必ず単位が取れると前期の子に聞いたので取りたいと思う
  • 英語をもう一度ちゃんと学びたいのでがんばります
  • 正直めんどくさそうだなあと思ったが、やることさえやれば単位とれそうなのでしっかり取り組もうと思う。
  • 月曜の朝ということもあり、眠気がものすごいが、気合いを入れて耐えていこうと思う。
  • 今は動詞とかの使い方があまりわからないので授業を全て終わる時にはそこを完璧にしたい。前に外国に行ったとき、英語をしゃべりたいなと思ったので、これでできるだけ近づきたい。
  • 英語が本当に嫌いで覚えようと思ったことがないけどそろそろ真剣に取り組まないと就職できないと思うので、この授業で変わろうと思うので、予習復習を毎日こつこつとやる。
  • 中学と高校では英語が全くできずきらいだったのでここで好きになってみたい。海外旅行に行ったときに外国人と差がなく話せたらベストです。
  • 先生から単位を奪い取ってやろうと思います。

・続いて、意見・その他として以下の内容に回答。これも同様に画面に一覧表示しながらコメントつきで説明。

  • 英語が苦手なのでゆっくり授業を進めて欲しいです
  • 簡単と思っていたUnit 0のプリントでしたが、三単現や複数形のsが抜けていたり、aやanが抜けていたりと、自分が思っていたよりも解けてなくて驚いた。中学英語だと思いなめていた。このようなケアレスミスも後期終了時にはしないように学んでいく。
  • 先生は単語を覚える時はどういう感じで勉強されていますか?
  • ブリッジイングリッシュ1、発信英語1・2、受信英語1・2など、ブリッジイングリッシュ2以外の科目でも質問や聞きたいことを聞いてもいいですか?
  • フランス語とドイツ語のbe動詞を初めて知りました。英語と違って全く異なっているので全然意味がわかりませんが、自分で調べて徐々に理解していきたいです。
  • 先生はフランス語やドイツ語は英語に比べて簡単ですか?
  • 英語を話したいと思って勉強しているのですが、どういうふうに勉強すればいいですか?
  • 自分は小学校から英語を教えるのはあまり賛成できません。やはり最初はまず国語の方を集中してする方がいいと思います。(今でもあまり漢字が書けない子が多いらしいですし)
  • 授業のやり方が個人のがんばりを大切にしていて良いと思った。
  • 文法がわからなかったら教えていただきたいので、積極的に質問します。その質問にもしっかり答えてくれますか?
  • ブリッジ1では大福帳だったのに2ではどうして出席カードに?予習チェックがしやすいからでしょうか?
  • 質問ですが、⑥の教科書からの抜き書きとはどのようなことですか?自分が気になった文を抜き書けば良いのですか?

・そして前回のテーマでもあり、授業中の「調べ学習」の例として前回示した「簡単な言語」「難しい言語」について、言語学の立場からはこれらは「解なし」が正解であることを簡単に説明した上で、前回の授業で学生が調べ、出席カードに書いてくれた内容からさらに厳選(それでもかなりの分量になってしまったが)した以下のような例を、これらはあまり深く説明せずにどんな言説がネット上にあるかについても触れながら一覧表示で以下のような内容をざっとスクロールしながら提示した。

  • 簡単な言語 I am a student. 難しい言語 It is important to remember that whether or not a task is pleasant depends on the individual.
  • 簡単な言語 I have a pen. 難しい言語 I was sad to see the news. ということですか?
  • 簡単な言語:英語とかインドネシア語、難しい言語:日本語
  • 最も簡単な言語:スペイン語、オランダ語 最も難しい言語:アラビア語、日本語、韓国語、中国語
  • 日本人にとって一番簡単な言語は韓国語である
  • 簡単な言語:モンゴル語、韓国語(日本人から見ると文法構造に似ている部分があるから) 難しい言語:イタリア語、スペイン語(英語をはじめとしたヨーロッパ言語は日本語と基本的に構造が違うため習得に時間がかかってしまう)
  • 難しい言語:アイスランド語(北欧語が進化し簡略化しているため)
  • 簡単な言語:中国語(日本語と同じ漢字文化であるため)
  • 簡単な言語:母国語 難しい言語:日本語
  • 簡単な言語:朝鮮語 文法が日本語に近く、イントネーション、抑揚も日本語に似ているから。
  • 言語の難易度は母国語との類似性や馴染みの深さにも関係してくるらしい。アラビア語のように右から左に読んだり、判別が難しい筆記体を用いたりするような言語は一般的に難しいとされているようだ。
  • サイトによって日本語が世界一簡単というものもあれば、逆に世界一難しい言語だと言っているものもあるので判断できなかった。余談ですが高校の頃に中国語を習っていました。個人の考えですが、中国語はあまり難しいとは思いませんでした。
  • 難しい言語:日本語が世界で一番難しい言語です。何が難しいかって、とことん会話を省略するところです。日本人同士で話していると実感がわかないと思いますが、察し会う感に大きく依る言語でありますので、この言語を本当に分かるのは正直日本人だけでしょう。
  • 簡単な言語は日本語です。他の国の方たちからすると日本語は難しいらしいですが、私は生まれた時から日本語の環境なので簡単に思ってしまいます。
  • 僕は日本語が難しいと思います。敬語や丁寧語など何種類も話し方があるほか、同じ意味の言葉でも何通りもの言い方があるからです。
  • 世界で一番話されている言語はスペイン語だそうです
  • 難しい言語:日本人、欧米人が共通して一番難しい言語としてあげられるものとして、バスク語、グルジア語、ニュージーランドの原住民言語などと言われている。バスク語は「悪魔でさえバスク語を覚える罰を与えられると神に許しを請う」と言われるほど習得が困難なそうです。
  • 難しい言語と簡単な言語は私としては日本語が簡単な言語だと思うが、ヤフーのグーグル知恵袋で検索してみると世界的に日本語は「難しい言語」の上位にランクインしている。よって難しい言語と簡単な言語は人それぞれであり、断言できない。
  • 日本人に最も学びやすい言語の1位はモンゴル語(月刊言語)会話なら韓国語が簡単。ラテン語やフランス語は難しい。
  • 簡単な言語はインドネシア語、韓国語、スワヒリ語、マレーシア語、スペイン語、ポルトガル語、トルコ語、中国語、ベトナム語 難しい言語は英語、フランス語、ドイツ語、ハンガリー語、対語、ロシア語、ポーランド語、チェコ語、アラビア語
  • 世界で一番話す人が多い言語は英語ではなくスペイン語というところに少し驚いた。
  • 私は簡単な言語も難しい言語もどっちでもないし、どっちもありえると思います。gooの知恵袋によるとヘブライ語や日本語が上位に上がってくるようですが、世界何百もの民族がいて、そのそれぞれ民族の第一言語が一番分かりやすいのであって、どれがどうということはないと思います。
  • 世界一難しい言語は日本語。理由は発音で意味が変わってくるから。例:橋と箸など。
  • 日本語は簡単でラテン語が難しい
  • 簡単 スペイン語  難しい ドイツ語
  • 難しい言語:日本語 ←実はただの偏見 言語の難しさの定義は「新しい言語が母国語または自分のよく知っている他言語にどれだけ近いかと」ということになっている。つまりは相性であり、一概に決めることは無理である。ちなみに簡単なのはシンプルさからしてみれば「バイナリコード」である。(0と1だけで表すコンピュータのあれ。二進法。)
  • 私は中国語が難しいと思います。中国語は「あ」の発音だけれも何種類かあると聞いたので私にはとうてい無理だと思いました。
  • 日本人にとって韓国語は日本語と文法が似ているので、簡単。世界にはいくつ言語があるのかがわかっていないので、一番難しい言語を決めることはできない。
  • 日本語は習得する上では一番簡単。しかし話すのは一番難しい。
  • 難しい言語:世界では日本語が1・2を争うほど世界一難しい言語で有名である
  • 難易度1 インドネシア語、韓国語、スワヒリ語  難易度2 中国語、ベトナム語、トルコ語  難易度3 英語、フランス語、タイ語  難易度4 ロシア語、チェコ語、アラビア語
  • 簡単な言語→英語…文の形や単語を覚えればできるようになるから  難しい言語→日本語…文の形などに規定がなく、多文化国家のためいろいろな様々な言語が入り交じっていて日々新たな言葉ができているからです。つまり応用がなければいけないということです。
  • 簡単な言語 日本人にとって学びやすい言語はモンゴル語だと出てきました。韓国語なども日本語の文法と似ているらしいです。発音などではスペイン語が日本語と比較的似たような発音であるらしいです。英語も世界の言語から比べると簡単な言語だそうです。
  • 日本語は難しい言語であり、五十音とひらがな、カタカナ、漢字を覚えなければならないためである
  • 簡単な言語 インドネシア語が簡単 理由は英語のように動詞の変化がない またローマ字表記であり、発音もそのままだから
  • 日本人にとって簡単な言語は日本語を除くと英語か中国語ではないでしょうか。もちろん人にもよろますが。英語は皆が習いますし、中国語は漢字を使っているからです。逆に難しいと思われるのはアラビア語であると自分は考えます。
  • 簡単な言語は自分にとっての母国語。難しい言語は一概にこれだと判断できない。人によって難しいの感覚が違うため。
  • 難しい言語の一つとして日本語が上げられる。理由としては漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、アラビア数字を混用しているからである。そのほかに縦書きと横書きとを使い分けるというところがある。ひらがなで書いたり、漢字でかいたりするというように基準が不明確なことも難しいという理由だ。
  • 言語で日本人にとって簡単なのは韓国語やマレー語だそうです。
  • 難しい言語:ロシア語は学ぶのが極めて難しい言語であるという固定観念があるが、実際に難しいか?ロシア語には格変化があって難しいが冠詞がない。活用変化があるが英語ほど時制変化が多くないので、どの言語を学ぶにしても良い面と難しい面がある。
  • 簡単な言語:韓国語 難しい言語:アラビア語
  • 難しい言語:日本人や欧米人ならバスク語で他国なら日本語。簡単な言語:英語が意外と簡単。
  • 簡単な言語:フランス語 難しい言語:ドイツ語
  • 言語の難易度は学習者の母国語と学習する言語がどれぐらい近いかによって変わるらしく、日本人の場合は発音でスペイン語、文法で朝鮮語やトルコ語らしい。
  • 日本人にとっての韓国語は話すときに語順を入れ替えずに話せて、発音もしやすいので比較的簡単な言語かもしれない。
  • 簡単な言語:日本人に最も学びやすい言語1位はモンゴル語 難しい言語:どこの国の人が習うかによる。日本人が難しいと言われている言語はロシア語。
  • 韓国人や中国人からしたら日本語は韓国語や中国語と共通点が多いことから、英語やフランス語などの他の外国語よりも学びやすいようです。
  • 簡単な言語を調べるとインドネシア語やモンゴル語が出てきました。
  • 難しい言語は日本語。難しいといわれているのは学問の中心である欧米各国の諸言語と文法や文字体系が違うからである。韓国や中国の方からすれば共通点があり学びやすいとも言われている。
  • 世界一難しいとされる言語は日本語らしい。理由1 敬語の種類でその発言の主語を理解し、さらに身分関係なんかも読み取らなければならないから。理由2 ものの数え方が変わるから えんぴつの数え方「ほん」「ぽん」「ぼん」
  • 難しい言語:世界で一番難しい言語は正確には分かっていない。ヨーロッパ人にとってはバスク語が難しい。バスク語が難しい理由は文法が全く違うからである。

・これらの中には「デタラメ」な議論もあるのだけれど、あまり深入りはしなかった。そして今日の「調べ学習」キーワードとして、この一覧の中にも出てきた内容と関連づけて「バスク語」「グルジア語の文字」「韓国語の漢字語彙」「アラビア語の文字」を選び板書してから5分程度の自由時間。みんな楽しそうにグルジア語やアラビア語の文字をスマフォの画面から書き写していた。「これのどこが英語の授業だ?」という意見も寄せられそうだが、英語も言語の一つだという想像力を働かせるためには絶対どこかで必要な作業だと考えている。

・この時点で既にかなりの時間を使い果たしているが、最後にやる「英文法講義」の部分は「be動詞と一般動詞」「否定文」「疑問文」なので、こちらで説明するよりも教科書の説明だけで理解して欲しいところでもある。なので、シラバス補足事項のプリントでは英文法講義は40分程度となっているところを今日は20分ほどにし、さらにもう少し「言語・文化・教育に関する質問」を扱うことにした。今学期からはとりあえずExcelに全て入力したものを提示し、いろいろな質問をちらちら見ながらその場でいくつかの質問に解答するというスタイルで実験。取り上げた質問は以下の通り。

  • 洋楽を聴くことで英語のリスニング力は伸びますか?
  • なぜ英語が世界共通言語なのでしょうか。
  • He runs fast. という文は何文型になるのですか?
  • この授業の復習の仕方で良い方法はありますか?
  • この授業の予習でいい予習の方法はありますか?
  • スピードラーニングのお試しのCDを持っていたので一時ずっときいていたのですが、いまいち実感もわかずためになるのかと疑問を感じました。先生はスピードラーニングはCMで絶賛するほど英語力やTOEICに通用する力がつくと思いますか?僕はお試しだけでは聞き流すだけで力がつくと思いませんでした。
  • 高校生の時に「ターゲット」という英単語帳を使っていたのですが、高校の先生いわく大学入試に必要だからやっておけのことでした。「ターゲット」は英語を学ぶ上で重要でしょうか。
  • ケニアでアッシャバーブ(アル・シャバブ)がテロ活動をしていましたが、宗教によるテロ活動が多いのはなぜですか?
  • 世界の言語が統一される可能性はありますか?もし統一されるとしたらどの国の言語が世界の統一言語になりますか?

・そしてこれらに回答しながらさらに「調べ学習」のためのキーワードを板書。紹介したのは「デファクトスタンダード」「即時フィードバック」「原理主義」「エスノセントリズム/自民族中心主義」「アル・シャバブ」。また、英文法の全体が十分に分かっている上でさらに深く突っ込んで知りたいという学生のために(実際そんな学生はほとんどいないだろうが)Wikipediaの「英語」のページも参照すると面白いことを紹介。授業後に出席カードを全て読んでみたら「デファクト・スタンダード」「エスノセントリズム」が人気のキーワードだった模様。

・最後の20分程度は英文法講義だが、学習単元としては特に授業で説明すべきことは殆どないので、いくつかの英作文問題を使いながら冠詞について簡単に説明。なぜplay the guitarなのか、play a guitarだったらどうなるのか?watch a televisionだったらどういう意味になるのか、これらを名詞の加算性などとも絡めつつ説明。そしてもう1点は「言語類型論」というキーワードを紹介しながら「一般動詞の否定文や疑問文でdo, does, didのような無意味な単語を使う言語は他にない」ことを説明。

・盛りだくさんの内容だったが、今学期はなるべく「質問コーナー」に流されないように気をつけたい…とかいいながらすでに怪しい雰囲気(笑)以上、2回目の授業記録でした。



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改めて、第1回 9月23日
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・出席者は93名。120名ぐらいを予想していたが若干少なかった。英語授業にしては多い人数だが、この人数でも何とかなる授業設計になっている。

・半期完結のこの授業もこの学部の現行カリキュラムに特化した形で再構築しなおしてから4期目の授業。中身はあまり変わらないが毎学期いろいろ新たな工夫を取り入れている。この科目の今期の新たな試みは出席カードの改良、成績評価基準の一層の明確化、質問コーナーで投影するスライド提示ツールの改良(これは次回から利用)。

・後期開講科目なので、ある程度は前期に履修した学生から情報が回っていることだろうけど、学部で一番たくさんの課題が出る科目であることを改めて説明。まあ中学・高校の英文法をわずか15回で定着させることを目標とするのだからこのぐらいは…と考えながら同じスタイルで4期目を迎えたが、学生の間には単位のために課題をこなす授業であるという噂も飛び交っている様子。うん、それでいい。

・今年度前期同様、まずは根性試しの英作文どっさり。とはいえ一番最初が「私は学生です」から始まるので、大したことはない。ただ、綴りが正確に書けるかどうか怪しいという学生はいるはず。ひとまず15分程度の時間をとって教科書のUnit 0の内容をプリント配布して実施。可能な範囲でノーヒントとしたが、途中から綴りなどは辞書を参照してもよいことにした。その後で答えをプリント配布。十分に時間が取れなかったが、答えを写すだけでもやっておくよう指示。

・この段階で1回目の脱落者チェック。こういう作業が半期の間にあと43回あるということを説明して、無理っぽいという気がしたらもうこれで退室してもよいということにしたが。結局誰も退室者は発生しなかった。

・シラバスと補足資料の説明を少々丁寧に。成績評価基準等についても詳しく紹介した。(この資料はこのページの最上段からリンクを貼っていますのでご参照下さい。)出席カードを配布する際には最初にやったプリントを表面だけでも書いているかどうかをチェックしながら。プリントをサボるというよりも実質的には今日の遅刻者チェックをする程度の意味だったが、それでも2名は「不十分」と判定してマイナス1ポイント。

・続いて、この授業の名物(?)でもある「言語・文化・教育に関する質問コーナー」。もちろんまだ1回目なのでこのクラスの受講生からは質問は出ていないが、前期末にまとめたこちらのブログ記事をプロジェクタで投影しながらどんな質問に答えたか、どんな質問には答えないかを説明。そしてこのページの中で気になる内容をリクエストしてもよいということにした。

・出席カードの①の質問として「この授業への意気込み」を書いてもらった。また、③調べ学習のキーワードとして「簡単な言語」または「難しい言語」でググってみた結果を纏めるよう指示。この作業を10分程度。

・残りの時間で中高とは違った視点を取り入れた発展的な英文法の講義を少々。今日のテーマはbe動詞と一般動詞だが、ドイツ語・フランス語のbe動詞にあたる語の変化を板書して英語と比較。この狙いは英語がシンプルであることを説明することだが、合わせてvideoという語を書いてからおもむろにvides, videt, videmus, videtis, videntと続けて、ラテン語の一般動詞の変化についても説明しつつ三単現のsの話を少しだけ。

・最後に今回の復習プリントの配布と、次回の予習範囲の指示。

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第1回 9月16日(暴風警報発令による休講)
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