2014年1月15日水曜日

【2013後期水1】情報処理実習(応用)Ⅱ 授業記録

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シラバスはこちらから参照できます。
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第14回 1月15日
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・いよいよ最終回。本来は15回授業だが暴風警報による休講が1回あり、この分を課題演習でカバーすることにしたので今学期の授業は14回で終了。

・この授業の成績は出席回数もちょっとだけ入れるのでカードリーダーをかざした記録の一覧を提示してデータに間違いがないか念のため確認してもらった。少人数のクラスだし、だいたい毎回、人数は把握できているはずなのだけれど。出席点を成績に入れるということは好ましくないとされるが、実際のところ、出席しているのだけれど居眠りが多い学生だけは割引して成績に入れるつもり。そのほかの学生は授業中に指示した内容をそれなりにやってくれているので、出席点≒課題点というわけで。

・前回と今回はシラバスではコーパス言語学入門ということにしていたが、結果的にどうも位置づけがうまくいかないような中途半端な状況になってしまった。言語処理技術の話とくっつけたのはプログラミングを去年までの2回から3回に増やすためでもあったが、AntConcの使い方などを実習する場面を入れるタイミングを失ってしまった。

・前回の資料の続きの「機械翻訳と言語処理技術」のところからスタート。まずは資料に載せている日本語文をGoogle翻訳とExcite翻訳の両方で英訳してみて、処理結果を比べるという実習から。個別の作業と解説を交互に進めていく感じだったが、いつもは時間に追われてしまうので、今日ぐらいはゆとりをもって進めたが、それでも用意したネタが60分ほどで終わってしまった。やっぱりコーパス言語学の話を冒頭に入れるべきだったかなあと思いつつ、ここでこのテーマをやり出すとやっぱり時間に追われてしまうことになりそうなので、残りの30分は来週までの課題(配付資料の末尾に記載している通り、テキストマイニング、言語処理技術、コーパス言語学、機械翻訳のいずれかに基づく分析または観察を自由に行ってA4用紙1ページ程度で報告)をやってもらう時間にした。

・前回の授業記録ブログでちょっと書いた「外国語教育に活かすソフトウェア利用」については、今年度の情報処理実習(応用)Iの授業記録ブログの第11回のところで公開しているファイルをそのままこの授業のmoodleに貼り付けて、関心がある学生だけ参照してもらうことにした。

・(来年度への自分用の申し送りとして…)資料の方では「男の娘」と書いて「おとこのこ」の読ませる例を含めたかったので、文構造の曖昧性の話をするときに「黒い娘の大きな男の娘」を例文にしているが「黒い瞳の大きな女の子」の方がネット上では資料がいろいろ見つかるので、これを手がかりに検索して紹介すると良さげ。

・学生が個別演習をしている間は例によって思いついたことをアドリブでやってみておもしろがるという習慣があるが、資料にあるWikipediaの「ぎなた読み」のページが大幅に書き換えられていたので別のところから例文を探したのだが、小学生ネタでもある「ぱんつくったことある?」をmecabで形態素解析してみたら「ぱんつくったことある」を1語として認識されたのが興味深かった。もちろん「パンツくったことある」とすればきちんと解析される。

・他にechoコマンドを使って1文だけをファイルに書き出す方法も「マニアックな方法」として紹介。紹介したDOSコマンドは echo, more, dir ぐらいだけど。

・あまり最終回っぽくない雰囲気で今学期の情報処理実習(応用)IIの授業は終了。



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第13回 1月8日
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・履修登録している全員が出席。とはいっても7人だけど。しばらく欠席が続いていても学期末が近づくとやたらと出席者が増えるという #大学あるある の一種だろうか?(笑)で、どうせ出席するんだったら居眠りせずに課題演習に参加して下さいよ…(と、欠席がちだった学生君に言いたい。もっとも、欠席がちだったから今日の話題にもついて来れなかったと思うのだけれど。)

・前回の配布資料(以下の第12回のところで公開しています)を使って冒頭部分から急ぎ足でざーっと説明。資料にない話題として、txt, csv, tabファイルについての紹介を加え、授業で使っているサクラエディタ以外の有名なテキストエディタとして秀丸についても少し紹介。また、今日は関連するいろいろな操作をキーボードショートカットで効率よくやる方法をいろいろ紹介。Ctrl+c、Ctrl+vなどの有名どころだけでなく、Ctrl+f、Ctrl+r、F3、Shift+F3、Alt+Tabなどなど。

・今日のヤマ場は正規表現の入門。資料に従って少しずつ進めながら3分ぐらいの練習時間を取るという流れを交互に繰り返しながら進めていった。そして配付資料の中に含めている映画のスクリプトを使いながらいろいろ練習。正規表現とテキストエディタの組み合わせでいろいろ便利なことができるということだけでも知ってもらえれば今日の目的はほぼ達成。

・ちょっとした応用ネタとして架空の学生番号のリストが縦に並んでいるもの(これも配布資料にあります)の前後に特定の文字列をつけてメールアドレスっぽくしてみる練習も紹介。何百件ものデータがあったとしても、こんな作業が数秒でできることを知らない人はまだまだたくさんいるはず。

・そしてサクラエディタのGrep検索の紹介。タグジャンプが非常に便利なのだが、これも知らない人が多いはず。

・この時点で残り時間は20分程度。引き続き、新しい資料(改変・再配布自由)をmoodleから配布。この資料の冒頭部分を使いながらAntConcの使い方を少々実演。そして資料全体をざっと説明しつつ、セマンティックウェブ、オントロジー、人工知能などの話を少し補ってから、しばらく前に話題になった「東大模試に人工知能が挑戦」の話題を取り上げた記事を紹介して終了。結局この資料の内容は学生はほとんどやる時間がなかったが、その気になれば自由にやっておくこともできるはずなので、もしもこのテーマで最終レポート(配付資料末尾に記載)を書くなら何か考えておくように指示。

・最終回である来週はこの資料を一緒に進めながらもう少し話題を追加してから「外国語学習に活かすソフトウェア利用」というテーマで、過去に情報処理実習(応用)Iの方で扱ったことがある話を少し補う予定。



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第12回 12月25日
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・出席者は5名。

・前回の資料が半分ほどしか終えられなかったので、その続きからだが、mecabの使い方(特に mecab < 1225-01.txt > result_1225-01.txt のようなコマンドラインから入力する部分について、もう一歩踏み込みながら補足しつつ、簡単な日本語文で形態素解析の練習を少々。そしてExcelのピボットテーブルを使って形態素ごとの頻度をカウントするところを復習。

・続いて青空文庫から好みの文学作品を取ってきて(例として夏目漱石『吾輩は猫である』を提示しながら)資料の事例2にあたる内容を説明し、10分弱の個別演習時間を確保。資料にうっかり入れ忘れた事例として<< >>に挟まれたルビを削除するという件を簡単に説明する中で、正規表現についても少し説明。手順としては >> の直後に改行コードを入れてから<<.*>>でルビの部分を消して、さらに改行コードを一括削除するという流れも紹介。

・mecabで処理する時にバッファ溢れが発生したので -b 10000000 みたいなコマンドを利用する必要があったことを資料に入れ忘れていた。たまたまサイズの大きな作品を使ったのもあるのだけれど。

・前回の授業でも少しだけ紹介したけど、Excelでピボットテーブルで数える他に漢字含有率を調べる方法についても紹介。ただしこれは形態素ベースで見た場合の話。文字ベースでの漢字含有率は別の事例として紹介。

・3つめの事例としてアンケートの自由記述データを使って特徴語などを抽出する方法を紹介したかったのだが、ネット上でなかなか適当な資料が見つからずに難儀した。PDFで入手できるものでもコピー&ペーストが禁止されているものがあったり、開いてみてもさほどの分量がなかったり、コピペしようとしたらなぜか文字化けしたり。来年にこのテーマを扱う時は少し事前にデータを用意しておいた方がよさそう。

・事例4(一番よく使われる漢字)についても事例2で紹介した「吾輩は猫である」を使って簡単に紹介。

・ようやく前回分の資料が片付いたが、残り時間は20分程度となってしまった。ここでmoodleから今日の資料一式をダウンロードするように指示したが、うっかりMac環境で.zip圧縮ファイルを作ってしまった物をmoodleに上げてしまったので、ファイル名は文字化けするわ、余計なファイルができているわ…という凡ミス。開けないことはないけど、あまり時間もないので、中間モニタで資料をざっと説明するだけで終了。正規表現についても十分に説明できないまま年内最後の授業を終えることになったのが残念。2週間後の授業再開から2回で、今度はコーパス言語学を切り口に同じような領域を少し攻めていくことになるが、可能な範囲で前回の資料の末尾に示した関連事項も少しでも多く紹介したい。

・授業終了後に今日の配付資料一式をWindows環境で圧縮し直してmoodleに再公開。こちらからダウンロードできます。



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第11回 12月18日
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・出席者は4名+遅刻1名。

・昨日の夕方が期限だった課題(5名が提出、授業資料を参考にしてVBAで何か作る)を全員分、中間モニタで提示しながらコメントなど。ほとんどが資料にある内容の一部分だけを修正したものだったが、1名の提出課題がいろいろ工夫されていたので「最高点をつけたい気分」と評価。もちろん他の学生のも全員が合格レベル。

・続いて前回の資料でやり残したVBAによるユーザー定義関数のところを資料の内容をコピー&貼り付けで実演して簡単に説明。関数というものはそもそもブラックボックス、そしてプログラムやソフトというものも同様である、という話もついでに紹介。

・ここで5分ほど自由時間。前回の課題の続きをやってもいいし、ユーザー定義関数を実際に動かしてみてもいい、という形で指示。この部分に関しては特に課題もなし。

・この時点で残り65分。資料をmoodleから配布。(moodleには今回のテーマの応用事例として学生にも理解しやすいであろうと思われた論文(「槇原敬之の歌詞の数量的分析 ―『君が笑うとき君の胸が痛まないように』から『Heart to Heart』まで―」)へのリンクも載せておいた。)

・資料に従って説明しながら、関連書籍として持ってきた『シェークスピアは誰ですか?―計量文献学の世界』『顧客の声マネジメント』『Rによるテキストマイニング入門』の計3冊の目次や冒頭箇所を書画カメラで提示しながらいろいろな事例を紹介。おむつとビールの話、コンビニのPOSシステム、Tポイントカード、ビッグデータなどにもちょっとだけ触れた。

・短い日本語文の形態素解析の実習を行う際に、学内環境のmecabで処理できる文字コードがSJISだったかUTF-8だったかうっかり忘れてしまい、一か八かでUTF-8でやってみたら文字化けしてしまったため、少しだけロスタイム。また、初めからメモ帳でやればよかったのに、後で使うからという理由でサクラエディタで「UTF-8で開き直す」ということをやってしまったのは失敗。これで少し学生たちを混乱させてしまった。

・衆議院会議録データから任意のものをとってきて形態素解析し、Excelで開いてピボットテーブルで高頻度の形態素を探し出すという手順については、それなりに時間を割いて全員がピボットテーブルで分析するところまではたどり着いたのだが、出力した読み仮名のカタカナをサクラエディタでひらがな変換を行ったものを貼り付け、単純なif関数式と平均の計算で漢字含有率を調べるというところは説明するだけで終わってしまった。

・次回で年内の授業が終了。そして年明けに2回。年明けの方はテーマは「コーパス言語学入門」なので少しだけ切り口が異なるが、KWICコンコーダンスを使うのはテキストマイニング入門でも同じなので、概ね今日の内容と類似のアプローチか、若干発展させた内容になる予定。でも少なくとも年明けの2回は英語学習とも絡めた話をしたいと考えている。



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第10回 12月11日
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・出席者は6名。

・VBAプログラミング入門の3回目(最終回)。資料は既に1回目で配布しているものの続きを利用。去年までは同一内容を2回分の授業時間で詰め込んでかなりキツかったので、今年からは3回分の時間を割り当てたのだが、余裕があると思うとついつい余計な話を入れたりするので結局これでも時間が足りなくなるという罠にはまってしまった。でもその分、学生が実習する時間が増えたのは良かったとは思う。

・前回までに条件分岐と繰り返しまで終わらせるはずが、条件分岐の途中までしか進めていなかった。復習を兼ねて条件分岐の最初のところからもう一度やり、資料への追加事項としてElse If文の話を新たにSelect Case文に入る手前のところで紹介。ここまでの内容を使って自由に何か作るというあたりだけで授業時間の三分の一を使ってしまった。

・続いて繰り返しの部分に入ったが、4つのサンプルを全部入力するだけの余裕はなさそうだったので、Wordファイルで配布している資料からVBエディタ上にコピー&ペーストして実行させながら説明。そしてしばらく個人演習。

・マクロの話とマクロを利用した作業の自動化については資料に従って説明するだけで済ませた。

・残り25分程度となり、そのうちの10分弱を使って資料にあるユーザーフォームの作り方をざっと説明。そして何か今日までの範囲を使って面白そうなものを作って提出するというのが課題。来週の授業の前日夕方までにmoodleから提出してもらい、そこからいろいろ抜粋したり繋げたものを次回に共有するという形を考えている。

・結局ユーザー定義関数のところまで入れなかった。ざっと説明するだけに終わるが、とりあえずこれは来週冒頭に。

・いろいろテーマが変わる授業だが、来週・再来週で年内の授業が終わる。今度はテキストマイニング入門を2回分。mecabで形態素解析したものをピボットテーブルで分析するぐらいのことしかできないのだけれど、このあたりに興味のある学生もいるような気配。



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第9回 12月4日
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・出席者は5名。

・VBAプログラミング入門の2回目。前回の課題でMsgBoxを1つだけ使って何か表示するものを自由に作成して提出してもらったが、これを全員分まとめたら23種類になった。1人で8つぐらい出した学生もいたけど。これをUserFormのボタンをクリックすることで動作する「情報処理実習(応用II) 11/27 提出課題実行システム(笑)」というものを授業前に用意しておいた。こちらからダウンロードできます。(Windows環境のExcel 2007以降であれば動作します。Mac上でもExcel 2011で動きますが、幅が狭くなるので文字が一部隠れますしWindows独自のアイコン等は表示されません。)ちなみにこれは今週と来週に扱う方法をいろいろ応用すれば作れるレベルのもの。

・これを使いながら中身を少しずつ簡単に説明。そして動作はするものの想定外の挙動となるものをいくつか選び、その原因を簡単に紹介。

・また、マクロウィルスなどセキュリティに関する事項についても少し説明。

・前回の資料(11/27の授業記録のところで公開しています)の続きを使い、「さまざまな実行方法」「変数」「InputBoxの利用」「時刻の表示とコメント文」「Ifを使った条件分岐」まで説明・実演と各自の実習を繰り返しながら進めた。

・去年まで2回の授業でやっていた内容を分量はそのままで3回分に引き延ばしたので、かなり余裕があるのだが、それでもちょっとゆっくりしすぎた感じ。まだSelect Caseや繰り返し、マクロ、ユーザーフォーム、ユーザー定義関数が残っている。しかし上記の「実行システム」に内容を追加していく形で作っていけばある程度カバーできるかな、とも思っている。今日の授業内容も全てこのファイルに追記する形で進めていたので。

・今週は特に授業外での課題は指示しなかった。



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第8回 11月27日
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・ちょうど20年前の今日、1993年11月27日はこの大学の公募制推薦入試を受験した日だった。そして20年後、非常勤とはいえこの大学で教えている…ということが感慨深い…かと思ったら意外にそうでもなかった。いつもとそうたいして変わらない。まあ今日がこういう日であるということは去年の今ごろからうすうす気づいていたので。

・去年まではわずか2回の授業で扱うことにしていたVBAプログラミング入門の単元を、今年は3回分を充てることにした。例年ならこの単元は年度末の最後の2回を充てていたのだが、冬休み明けの授業は2回しかなく、途中の冬休みで2週間ほど空いてしまうのもまずいので、3週連続で確保するためにこの時期に移した。

・出席者は7名。

配付資料(改変・再配布自由)は去年のものとほとんど同じ。moodleからファイル自体を配布するだけでなく、メモなどを取りやすいように印刷したものも配布。数年前から少しずつ書き足しながら使っているのだが、プログラミングの背景知識として紹介している冒頭の部分でCPUのクロック周波数が年々進化していた頃はこの値を毎年最新のものに書き換えていたのだが、最近はこの部分は変化なし。「インテル入ってる」を削除するかどうか、授業直前までさんざん迷ったが、今年はまだ残しておくことにした。そのうちこれも学生には通じなくなるだろう。

・45分程度かけて「プログラムとは」「プログラムとOS・ハードウェアとの関わり」「プログラムの開発工程」を資料にない話も加えながら説明。去年までは思いつかなかったのだが、Google画像検索で「機械語」や「CPU」を出してみるというのもなかなか効果的だったかも、という気がしている。そして毎年しっくり来ないと思いつつも一次関数のたとえ(命令とデータの関係の説明)で紹介。また、開発工程のところでは自分が以前開発した「四択問題ツール」の時の経験を踏まえながら紹介。

・後半の45分でようやくVBA入門へ。とはいっても今日はせいぜい Hello, World! 的な内容で、MsgBoxを1つだけ出すというもの。ただしボタンやアイコンの種類はいろいろと変えることや、タイトル行も変更できるというあたりまで踏み込んだ。いろいろと個性的なものを作ってくれた。ある学生はこういうことができるのをよっぽど気に入ったのか、この授業を取っていない友達に自慢でもしたいのか、画面上に出したメッセージボックスを写真にとっていた。

・最後の20分程度はフリータイムということにし、何かメッセージボックスで面白いものを出すというだけの課題を指示。みんな5〜6種類ぐらいずつ作っていた様子だったが、ソースファイルをメールに平文で貼り付けて送信してもらうところまでが今日の課題。

・次回はこの全員分のものをフォーム上のボタンで起動できるようなものを用意しておき(これは次々回に学生全員がチャレンジする予定)提出内容を共有してから、条件分岐と繰り返しあたりに入っていく予定。

・やっぱりプログラミング入門の授業が3回あると進行に余裕がある。(むしろこれまでが異常だったのかも…)



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第7回 11月20日
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・今日の授業までに再読しておきたいと思っていた本が自宅にあると思っていたのに見つからず、家を5:45に出て本務校の研究室に朝6:55に取りに行って京阪守口市までタクシーで移動するというドタバタ劇を早朝からやらかしてしまったが、授業は無事、定刻に開始。ちなみに取りに行った本というのは講談社ブルーバックス『知識ゼロからのExcelビジネスデータ分析入門』で、主にピボットテーブルを扱っている本だが非常にわかりやすい。

・出席者は6名。

・昨日の夕方を〆切としていた課題で今朝までに提出があった6名分(ただし今日の出席者とは一致しない)を全員分、中央モニタで提示しながら、当該学生がいてもいなくても修正案や便利な操作方法などをいろいろアドバイス。ここまでで25分間。

・続く25分間で個人演習いろいろ。基本的にはExcel関数の実習用ファイル(下記の前回の授業記録からリンク)をやってもらいたいが、昨日までの課題を手直ししたい場合や、未提出の場合はそれをやってもらってもよいことにした。また、今年の授業では扱う余裕がない「いろいろなグラフ作成練習」というファイル(改変・再配布自由で公開します)もmoodleから自習教材として配布。ほぼ全員がExcel関数のファイルをやっていたが、各学生のレベルはバラバラでもあるので、各自の好む課題を自由に進め、出席点だけで今日の成績をつけることにした。合計・平均・最大・最小を計算する最初のファイルの冒頭部分だけを簡単に解説。オートフィルを知らない学生がとても驚いていたのが印象的だった。

・最後の40分間でExcelで自分が一番好きな機能でもあるピボットテーブルを紹介。Excelの教本の類ではいつも後ろの方に掲載されているため、なかなかこの存在に気づかない人が多いというところから話を始め、上掲書からいくつかの図表を提示してピボットテーブルがどれだけ便利なのかを力説!そして実習用ファイル(こちらは残念ながら著作権の都合により公開できません)をmoodleから配布し、指示された課題をやってみるというよりもむしろ、ピボットテーブルでいろいろな角度でデータ分析をやってみたり、全く使い物にならないようなピボットテーブルをわざと作ってみるという練習を中心に組み立てた。そして日付をグループ化したり、合計ではなく平均に変えてみるといった操作について簡単に説明。

・次回からまたまた授業内容がガラッと変わる。どういう理由でこの順番にしたのか思い出せないが、次はVBAプログラミングで3週間。そしてその後にテキストマイニングをやるのだが、形態素解析したデータをピボットテーブルで分析するという方法を使うので、その時にまた復習することになるという話をして終了。

・次々とテーマが変わっていく授業だが、自習教材も含めた全ての演習教材はいつでも自由に質問してもらっても構わない、という方針。さて、どれだけの学生がどこまで深くいろいろやってくれるかな?



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第6回 11月13日
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・出席者は6名。全員出席の夢はわずか1週後にははかなくも消滅。

・昨日が〆切の課題、夕方の〆切時間を過ぎても提出率が悪かったので採点せず放置していたが、昨日のうちに8名中7名が提出、そして今日の授業が始まった直後に最後の1名も提出。(今日の駆け込み提出、ちょっとクオリティ低めなんですけど…。いかにもテキトーに作ったっぽい印象が…満点の3割引ぐらいでつけときます〜。)

・今日の予定は前半45分でPowerPoint課題、後半45分でExcel関数の2本立て。まずは前回告知した「1枚企画書」の課題について、フォーラムをmoodle上に用意しておき、各自が真似して作ってみたい1枚企画書のサンプルが掲載されているウェブページのURLまたは画像ファイルを投稿してもらうようにした。そして投稿があったものを実際に作るために必要な操作方法などをパーツ毎にデモンストレーション。PowerPointの標準機能だけで作れるもの、複数の図形を組み合わせるもの、複数のパーツの前面・背面移動を組み合わせて作るもの、クリップアートの一部分だけを利用してつくるものなどの説明や、コピー・貼り付けによって作業を簡略化する場合の工夫などを6名全員分でざっと説明。受講生が少ないからこそできる授業設計。

・学生からのフォーラム投稿が最初しばらくなかったので、45分で収まりきれなかったが、それでも15分弱の超過でだいたい説明完了。その後は個別で質問対応。来週の課題提出の際も、学生自身で選んだ見本と同じものができなかった場合は提出フォームにコメントを書けるようにしておいたので、そこに具体的に書いてもらえれば良い旨を伝えた。

・約30分の残り時間は「Excel関数あれこれ」という単元名だが、実体は情報処理実習(応用)IVでも使った7つの実習用ファイル。(学習内容が一部重複することはシラバスでも明記済み。ただし今学期は両方の授業を履修している学生はいない。もともとこの実習用ファイルは自習でもできるような解説をいろいろ入れているし、この授業ではあまり詳しく説明しながらやっていくつもりはない。)このファイルの構成などを簡単に説明し、各自のレベルに合わせたところから始めて良いことにした。また、この時間もPowerPointの課題の方を実施しても構わないということにしたが、6名中Excel課題を始めたのは2名だけだった。しかしこのうちの1名はそれなりにExcel経験もあるようで、4つめのファイル(絶対参照やcountif, sumifなど)から開始していた。

・次回はこのExcel実習用ファイルを前半45分ほど、主に個別質問に応対しながら各自の決めたスタート地点から各自の決めたゴール地点までやってもらう予定。特に課題提出は考えていないけど、進捗状況の報告(あるいは学習記録用紙)ぐらいは求めるかも。そして後半45分はExcelのピボットテーブルでいろいろ遊び倒してみるという予定。



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第5回 11月6日
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・出席者は8名。いつもより多いなあ…とか思ったら今日ので履修者全員だった!初めて全員が勢揃い。確か去年の授業もこの頃の時期になってようやく全員が揃ったように記憶している。(去年の授業記録ブログを見てみたら同じように全員が揃ったのは11月14日の授業だった。)

・先週は水曜日が土曜日授業の振り替え日になっていたためにこの授業はなかったのでまたもや2週間ぶりの授業だったが、うっかりしていて先々週の授業で扱った教材等をmoodleにアップロードするのを忘れていたことに気づいた。前回欠席の学生には申し訳ないことをした…などと思う必要はないのかもしれないが、前回指示した課題は来週までなので大きな影響は…あったのかもしれないが、まあよしとする。

・前回の授業で利用したスライド(ブログでは非公開ですが、ご連絡いただければ提供します)を再度冒頭からざっと見せて「わかりやすく伝える技術」の書籍の要約と、そこから派生する話を少々補足説明。また「情報の並べ方」「何をどう伝えるか」「長い記事とニュース記事の構成の違い」などについて書籍で紹介されている例で説明してから、余談として大学生のアカデミックな訓練で求められること、学歴とスキルの関係について与太話を少々。ここまでで20分。そしてあまり時間がとれないが、来週が期限になっている課題について、5分ほどだが見直す時間をとった。

・ここから30分弱で前回途中まで視聴した「プレゼンテーションzen 第2版」の付属DVDの後半を視聴。スライドデザインに関する内容だったが、グラフィックデザインに長けている学生にとっては少々退屈だったのかもしれない。でも熱心に見ている学生も多かった。

・そしてPowerPointの応用テーマとしてシラバスにも記載している「1枚企画書」の話を10分程度。ここでは「パワポで極める1枚企画書」の書籍版をぱらぱらとめくりながら書画カメラで提示し紹介。WordよりもPowerPointは画像の配置などが簡単にできることも少しだけ実演して説明。そしてこの書籍に基づく連載記事が掲載されている2つのサイトとGoogle画像検索で「1枚企画書」の検索結果を提示して紹介。
・授業時間を20分ほど残して説明終了。残りの時間は来週までの課題を仕上げるか、あるいは再来週までの課題として指示した「1枚企画書」を作る課題(気に入ったデザインの「1枚企画書」を実際にPowerPointで真似して作ってみるという単純なもの。もともとこの課題は予定していなかったが、暴風警報発令に伴う休講にかかる補講の代わりとして実施することにした。)でどれを作りたいかを選ぶための時間ということにした。

・来週の授業は前半はPowerPointで、授業前日に締め切る課題についての講評と、一枚企画書を作るための図形配置などの実習(通常の図形挿入では出てこない図形を既存のものを組み合わせて作るなど)をやってから、後半は「Excel関数あれこれ」というテーマを扱うことにした。本来はExcelだけで3回の授業を予定していたが、上記の通り補講を課題に替えるので、Excelを2回だけにした。予定していなかった課題を入れるにしてもExcelよりはPowerPointの課題の方が多くの学生が自習で取り組みやすいだろうという判断から。



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第4回 10月23日
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・出席者は5名。

・先週の授業が暴風警報発令のため休講になってしまったので1週間空いてしまった。この不足をどうするかについて少々説明。

・前回、画像をふんだんに使ったWordファイルを作るという課題を指示していたので、そこから派生する話として「.docxファイルの拡張子を.zipに変更して解凍すると文書中で使っていた画像をそれぞれ単体ファイルで抜き取ることができる」という話を紹介。ググって探すなら「word xml 解凍 画像ファイル」みたいなキーワードの組み合わせで検索できるので、その中で見つかったこの記事も提示。合わせてOpenXMLの話も少しだけ紹介したが、今年の学生などはWordを使い始めた時点から既に.docxで当たり前という世代かもしれないので、.docなんていう拡張子が存在したことを知らないのかも?という空恐ろしい雰囲気を感じつつ、ついでの昔話ということで、圧縮の意義について軽く説明。音楽CD1枚をリッピングしてMP3形式にエンコードするのに一晩かかったというような話とか…(そんな時代もあったねといつか話せる日が…来ちゃいましたね…)そしてこの内容を各自のファイルで再度確認したり、上記検索キーワードで出てきた記事等に目を通したりする時間を5分程度確保。

・ここからPowerPointの話。まずは文化学部1年次のクラスで使われている教科書「学生に役立つWord&Excel&PowerPoint」(FOM出版) のPowerPointの部分をぱらぱらと書画カメラで提示。そしてここからもう一歩踏み込んだ応用レベルに進むにはいろんなアプローチがあるね、という話を加えた。この授業では「プレゼンテーションzen」(授業では扱わなかったけど参考になるページにリンク)の考え方にちょっと触れてもらうことにしている。合わせて、池上彰『わかりやすく伝える技術』(講談社現代新書)から一節を利用し、3分間で話す内容を読み上げ台本からスライドに起こすという課題を毎年やっている。もともと3分間で読み上げることさえ難しい内容なのだが、ここからどれだけの情報を間引いて、スライドに載せる文字数と喋る内容のバランスをどうするか、というあたりに意識を向けさせる作戦。

・まずは配布資料(残念ながら著作権の都合で公開できません)の中から重要なキーワードに下線をひいたりする作業から開始。途中でこの台本を読み上げ、ちょうど4分になるように編集したファイル、同3分半、同3分のそれぞれを冒頭部分だけ流し、仮に3分で読み上げるなら、スライド操作さえもままならないということを指摘。このスライド作成の課題提出期限は3週間後なのでまだまだ余裕があるはずなのだが、早速PowerPoint上で作り始める学生も数人。

・ここで「プレゼンテーションzen 第2版」の付属DVDの最初の約20分(チャプター2つ分)を視聴。文字ばっかりのスライドへの批判や、アイデアを練る時にはコンピュータから離れてポストイットなどを使うことを提案している。続いて書籍版を書画カメラで提示し、DVDの内容を少し深めた説明をいくつか取り上げて紹介。(DVDの次回範囲でようやくスライドのデザインの話が出てくる。)

・少し作業時間を設けてから、最後の数分で上掲の『わかりやすく伝える技術』で述べられている内容からの抜粋で、3分間で紹介できるスライド枚数や、発表原稿の改善案を紹介し、課題内容に関する「究極のスライド案」に少し手を加えたものを提示。これを真似してもいいし真似しなくてもいい、という形で改めて課題内容を指示して終了。



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第3回 10月9日
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・出席者7名。Wordについては今日で終了なので応用レベルの雑多な内容をいろいろと紹介。紹介するテーマとして「リーダー線やタブ位置のクリア」「セクション区切り」「段区切り」「スクリーンショット(2つの方法)」「画像と文字の回り込みの関係」と板書し、これらは後でキーワードとして見た場合にどういう操作方法で再現できるかを考えてみるよう指示。

・タブとリーダーはいつも同じ素材(1回目に配布したもの)だと飽きるので、国語・算数・理科・社会・英語の点数表のようなものを作って説明。こうなるとついでに小数点揃えのタブなども実習せずにおれなくなるが、それはさておき、各行に入れまくってしまったタブ設定を消す際に書式のクリアを使ってしまうとサイズや色などもクリアされてしまうので、タブ設定だけを消したい時には非常にわかりにくいところにある「段落」パネルの右下の小ボタンから「タブ設定」を開くという方法を紹介。前回はリーダー線を出すためだけにこの機能を使ったが、実はタブ位置もタブの種類もリーダー線も、全てこの画面での設定に連動していることを確認させ、いろいろ遊んでみて動作等を確認した。

・ここで何の脈絡もなくページ罫線についても紹介。線や図柄を太くしたり細くしたり。

・続いてセクション区切りについて。前回の終わりにも少しだけやったが、同じものをまずはさっと作るところから。そしてセクション区切りを消したり、いろんなところに改行を入れたりしながら動作を確認。また、段区切りを紹介したが、利用したサンプル自体が段区切りを使わなくてもきれいに揃ってしまうような素材なので、これについては少し考え直す必要があるのかも。

・続いて今日の配付資料をmoodleから2種類。最初の資料(改変・再配布自由)の方ではスクリーンショットの利用方法を中心に。少しずつ説明しては操作を試し…というのを繰り返しながら進めていった。途中で練習用ファイル(改変・再配布自由) を紹介し、文字列の折り返しがよく分かっていない学生はこちらも試しておくように指示。

・途中で小ネタをいろいろ。リボンのユーザー設定や、メモ帳で右端で折り返す方法、2段組・3段組の時にルーラーがどんな形になるかの観察、Alt+Tabによるアプリケーションの切り替えなど。

・最後の25分で課題実習。画面サンプルを利用した任意の内容を作成して提出。好みのインターネットサイトの紹介などを2ページ以内、スクリーンショット3枚以上など。(詳細は上記の配布資料参照)

・今日でWordは終了。来週からはPowerPointだが、わずか2週だけで応用レベルの話をつまみ食いの予定。



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第2回 10月2日
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・出席者5名(うち前回欠席者が2名)。前回出席・今回欠席が3名もいるのが少々気になるところ。

・第1回〜第3回にWordでやる内容を板書にて列挙。少しずつ書き足していく形で説明。まず最初に書いた内容はシラバスにも出ている「タブ/リーダー(線)」「段組」「ページ罫線」「罫線と表」「画像の扱いと加工」「スクリーンショット」の6つで、リーダー線とは「タブの上に乗っかる線」というように説明した。

・本日最初の課題は「表作成によるタブ区切り表の代替」。前回配布のプリントについて、同じ見た目の物を作るにも二通り以上の方法があり、応用レベルのユーザーであれば、臨機応変に作り方を変えられるということが必要、というような話から始め、前回は左揃えタブで作ったような内容も、表を作って中に文字を入れ、罫線の色を白色にすることで同じようなものが作れることを演習。ここでは行挿入や枠を狭くする方法などを扱ってから、タブ区切りの表ではルーラーが途切れずに表示されること、また表作成でやった場合は列ごとにルーラーが分断されることを説明。それぞれのメリットとして、表作成の場合はカラフルなものを作りやすく、タブで区切って作った場合はリーダー線で繋ぐことができることを説明。

・第三の方法としてテキストボックスを使うという方法もあるが、これは来週以降。(実際、同様のものを作る時に2つのテキストボックスを並べるというのは応用というより誤用のような気もするが)

・次に、表で作ったものをタブ区切りに変える手順と、逆にタブ区切りで作ったものを表に変える手順について。前者はコピー&貼り付けを行う時に「テキストのみ保持」でやればできること、そして後者はExcelに貼り付けて枠線をつけ、Word上に貼り付けてから整形する」という方法が手軽であることを説明しながら実習。そしてこれらが交互に切り替えできる理由はWordの表もExcelのセルの間も、基本となるのは全てタブ区切りであるということを説明。ついでにここでコンマ区切りの話と.csvという拡張子についても紹介。

・続いて前回配布のプリント(第1回目のところからリンクを貼っています)の末尾にあるFAX送信票っぽいものを作る練習。ここでもタブ区切りと表作成の両方で作ることができるが、タブ区切りで作り、なおかつ文字に下線をつけた場合は、文字と線の間が狭い、また表作成によって枠組みを決め、間に線を引く場合は文字と線の間が広くなることを紹介。ただしタブ区切りで作る場合、右端いっぱいまで下線を引く方法は発想の転換が必要ということでしばらく考えさせ、その後でタブの下に下線を引き、2つめのタブの後ろを右揃えにすれば解決するということを説明して実習。また、この内容を上記の手順で表形式に変えると文字の下線が入るので、ここで併せて書式のクリアについても説明。

・残り時間ずっとこの話の続きでは飽きるので、リーダー線やタブ位置のクリアについては触れる時間がなかったので次回紹介することとして、次の単元として予定していた段組についてもちょっとだけ入ることにした。テキストファイルで用意した内容をPDFで提供した1段組・2段組・3段組が混在した文書見本のように整形するという実習課題だが、Word上に貼り付けて用紙の向きを横向きにし。2段組にしたい場所・3段組にしたい場所をそれぞれ選択して段組設定を変えるという方法を紹介。ただしこれだとセクション区切りの役目について学習したことにはならないし、段区切りについても触れておかないといけないので、このあたりはまた来週。

・次回がWordの最終回だが、前回・今回の内容を復習してから追加情報を出し、さらに上述のように「ページ罫線」「罫線と表」「画像の扱いと加工」「スクリーンショット」を一気にやっていくという欲張りな授業となりそう。



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第1回 9月25日
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・秋学期の1限だけ普段と違う教室なのを忘れていた。隣の建物なのでちょっと面倒だが授業の間の休み時間が15分もあるので特に問題はなさそう。

・非常勤先では学期はじめの履修登録期間中は毎朝の時点での履修登録状況をmoodleで見ることができるようになっていて便利なのだが、今日までが履修登録期間とのこと。今朝の時点の登録者は8名。(昨日見たときは6名だった。)

・今学期の授業は細部でいろいろ手直しするつもりだが大枠は去年とあまり変わらないし、出席者がどのぐらいいるか予想できなかったので(実は去年の1回目の出席者はわずか1名だった)あまり授業設計を考えていなかったが、とりあえずシラバスの1回目に相当する毎年使っているWordの練習用素材を10部プリントアウトしたものと何かアンケート代わりにでも使えるようにB6サイズの罫線入り用紙を携えて教室に向かった。

・授業開始時点で教室には4名だったが途中で2名が入室。これだけいるのなら前半は今学期の授業のダイジェスト版でもやろうかとアドリブで考え、罫線入り用紙を配って今後扱う6つのテーマ(シラバス参照)とそこで扱う話題を一通り紹介しながら、学習経験や興味・関心の度合いなどを○△×?のような記号や自由記述で各2行程度ずつ書いてもらった。

・テキストマイニングの話を紹介する時、どの話題を出そうか迷ったが、以前見かけたことがあるKH Coderのサイトが検索で見つかったのはラッキーだった。この関連文献のページで紹介されている「槇原敬之の歌詞の数量的分析」みたいな研究は文化学部の学生には卒論テーマとかに使えたりするかもしれない、というような話を挟んだら、見事にこの話に食いついてくれた学生もいた様子。

・いくつかのキーワード(プレゼンテーションZen、一枚企画書、ピボットテーブル、形態素解析など)を板書し、これらを自由に検索してもらいながら、その間に次のテーマのネタを用意するというのは少々慌ただしかったが、それぞれのテーマの去年の授業用資料なども提示しながら思いつく範囲で簡単に説明。そして最後にしばらく時間をとってから書いてもらった紙を回収し、名前の欄を隠して書画カメラで提示し、クラス全員の関心事などを共有しながらコメントを挟んでいった。即興でやったダイジェスト版だったが、なかなかいい感じのスタートとなったような気がする。

・後半の45分は毎年使っているWordでタブとリーダーの使い方が練習できる課題(PDF版、再配布自由)をプリント配布。「すべての編集記号を表示する」と「ルーラーの表示」をしてから、タブの使い方を説明しつつプリントと同じ物をつくる練習。

・来週から出席する学生もいるだろうから今週は軽めにし、来週に復習がてらもう一度やってから次のところに進むという段取りに決定。今日はプリント2ページ目の上半分のリーダー線を入れるところまでで終了。

・今日の出席者に友達とかを誘って来週から来てくれても良い旨を伝えたが、果たして…?

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