2015年1月9日金曜日

私の闘病記録3:術後半年経過!/けいれん発作が起きるとこんな感じ

手術を受けて今日でちょうど半年が経過しました。ここのところ調子がよく順調に回復していたように思っていたのですが、どうもそういうわけにはいかないようです。

というのは月に1〜2回、何かがきっかけとなって今でも弱めの発作が起きてしまうのです。はっきり発作と分かる、以下で述べる「症状2」まで行ってしまうのは月に1回程度なのですが、その中でも昨日の発作はここ最近では珍しい「症状2」の中でも「やや強め」のけいれん発作でした。

でもけいれん発作が起きた時、どんな感じになるのか、これまでに書いていなかったことに気づきました。そこで今回は、昨日の発作がどんな感じだったのかを書いてみることにします。

昨日の発作は手元のメモによると18:45頃に起こったようです。帰り道に阪神梅田駅で、始発の西宮行き急行を待っている途中、電車の入線待ちをしている時から発作の予兆らしきものがあったんです。

あ、発作が来る!と思って身構えました。私の場合、突然イライラするような気がして、居ても立っても居られない、取る物が手に付かない状態になります。これを「症状1」と呼びましょう。とはいえ大体の場合はこれだけで収まります。頻度的にはこれは2週間に1回あるかないかといった感じです。

そういえば2ヶ月ほど前の台湾出張でも初日、桃園国際空港に到着直後に「症状1」が発生してしまいました。さらに言えば「症状1」の中でも軽めのものと重めのものがあります。

残念ながらこれだけで収まらないことが月に1回ぐらいあります。昨日の場合、始発駅で入線前から並んでいたので座ることができましたが、念のため右側の人に迷惑がかからないように、意図的に一番右側の席に座り、手すりにしっかりつかまりました。ここで「症状2」が発生し、右手の自由が全く利かなくなってしまいました。そしてしっかりつかまっていたはずの指がだんだん開いていき、腕が上下に揺れるという症状が起きてしまいました。心臓の鼓動も早くなっていました。でもいつも30秒から1分ぐらいで終わります。

これは一種の「ジャクソン発作」という症状ではないかと思います。症状は http://www.tenkan.info/about/epilepsy/about_04.html の一番最初の動画の中で紹介されています。専門的に考えるならば、この症状は「前頭葉に由来する単純部分発作」(のうちの軽いもの)ということになるでしょうね。

この次の「症状3」は(といってもこれが本当に「症状2」の後に起こるかどうかは分かりませんが…)昨年8月下旬(救急搬送された時)以来起こっていません。顔が右にねじれていき、視点が合わなくなるという症状が出ます。普段はメガネをかけているのですが、このときは誰かにメガネを外してもらわないといけません。これも同様に上記リンクの動画の中で紹介されています。

さて、今回の引き金となったのはやっぱり「疲労」としか考えようがないです。そこに「寒さ」や「尿意」が重なって「運悪く合計で1を越え」(私の闘病記録2を参照)てしまった時に発作が現れてしまうのでしょう。

ここ数日、いろいろ疲れが溜まっていたようです。最近はすっかり授業記録ブログが止まってしまいましたので様子をお知らせする機会がなくなっていますが、新学期が始まって最初の授業は2年生の資格英語Iの14回目でした。この日はVELCテストを4クラスでやったのですが、テストの実施だけでなく試験後に資材の部数が正確に揃っているかを確認し、その日のうちに発送してしまう作業が思いの外、ストレスの溜まる作業でした。

翌日水曜日の授業は非常勤先なのですが、授業もあと2回ということもあって今週・来週は京都のホテルに泊まり、そこから出勤することで負担を減らそうということになっていました。その日は何とかVELCテスト資材一式を返送し終わったこともありウキウキ気分で京都に向かいました。しかしホテルに着いてから始めた翌日1限の授業の準備で少々無理をしてしまったようです。(そして調子にのって500mlの濃いめ(9%)のハイボール缶を空けちゃいましたし… 笑)

2限の授業はほとんど喋る必要がない実習中心の授業でしたが、提出のあったファイルをチェックして返す作業でやたらと疲れてしまい、昼食を食べる元気もなかったのですが、何とか入った学食のカレー屋さんで食事中に手を止めて目を閉じて休んでしまうような場面が何度もありました。そして帰りの電車もバスも爆睡です。

発作の起こった当日、木曜日は朝から体調が思わしくなかったのですが、午後から授業があるので出勤しました。学生のせいにするわけにもいきませんが、前日18:00に設定していたはずの締切を過ぎてからの提出物が多く、事前にきちんと目を通すことができないまま、そして直前までどういう授業設計にしようか決めかねていたこともあって、それなりに疲れを溜めてしまったようです。そして4限以降はオフィスアワーということもあったので研究室の明かりをつけたままで寝ていたら来客に寝入りばなの所を起こされ…。

結論。疲れは溜めないようにしましょう。当たり前ですけどね。

次の更新は術後1周年記念かな。「私の闘病記録4」をお楽しみに!(笑)