2014年5月31日土曜日

【2014前期・水2】情報処理実習(応用)III 授業記録

今学期は体調不良のため、授業記録ブログを取りやめるつもりだったのですが、やはり最低限のメモぐらいは残しておくことにします。昨年までの分量はありませんが、同業の皆さんの何かの参考になれば、と思います。(受講生の皆さんは具体的な課題内容など、もうちょっと詳しい情報をmoodleから参照できますけど。)

シラバスはこちらにあります。今年から予習・復習欄を追加することになったのですが、もともとこの授業は受講生が少なめで、リクエストに応じて柔軟にシラバス内容も変更していますので、去年とあまり内容は変わっていません。

第7回 5月28日 出席者2名 テーマ:PowerPoint2010の操作および資格試験対策(3)

  • Nさん欠席。就活かな?
  • この授業は自習でも使えるような教科書を採択しているのだが、前回・前々回はいろいろと説明を挟んだ。今回は敢えて教科書を見ながら自分で進めてもらうということで最初の60分は時々後ろから除く程度で自由に進めてもらった。目標ラインは教科書第2章の終わりまで練習問題を含めて終わらせること。試行錯誤しながらOさんは10分ほど残して目標クリア。T君はクリアできず。
  • 最後の30分弱はいろいろ説明しながら、教科書で扱われている内容を深めていく学習。しかし実際に扱ったのはグラデーションで「汚らしい」色を作りながら、わざとらしくどこをどう触ったらどんなふうに変化するのか?という練習を中心に進めた。
  • 次回は教科書第3章に入るが、教科書以外の内容以外にはYouTubeをスライドに貼り付ける方法を紹介する予定。


第6回 5月21日 出席者3名 テーマ:PowerPoint2010の操作および資格試験対策(2)
  • 教科書ではフォトアルバムの作成の話が続いているが、まずは前回の復習に最適な内容なので、章末の練習問題から実施。3名の学生によっても進度はいろいろだが、引っかかっているところを個別あるいは中間モニタでサポートしながら、できるだけ速く作ることも目標にしながら進めてみた。例によって途中で「余計な話」(=作業を高速化できそうな操作方法など)もいろいろと。しかし一方で教科書の課題通りにはできないことも少し口走ってしまったのは失敗。
  • 続いてフォトアルバムの作成。ここでは「テーマ」についていろいろ突っ込んだ話をしながら進めた。とはいっても基本は教科書と同じものを文字入力を中心に進めていくだけなので、ちょっと退屈な内容だったかも。
  • ようやく教科書第1章が終わったので、再度第1章の扉のチェックリストを見て、どんな操作か思い出せるかどうかをチェックさせた。
  • 第2章は「グラフィックの活用」という内容だが、第1章で扱った「テーマ」に付随して「配色」「フォント」「効果」「背景」などについても紹介。さらにここでは第4章で扱うことになる「スライドマスタ」との関連についても紹介し、とある「テーマ」を一つ選んで、それを「スライドマスタ」の画面で少しずつ画像を削っていくという作業を行い、「テーマ」のそれぞれが結構な力業で作られているのかもしれない、という話に繋げた。
  • グリッドとガイドの話に入る直前のところまでで終了。


第5回 5月14日 出席者3名 テーマ:PowerPoint2010の操作および資格試験対策(1)
  • 今日から教科書『よくわかるMicrosoft PowerPoint 2010 応用』を利用開始。まずはインストラクショナル・デザインの話を少々。教科書の各章の扉の裏のページが事前テストがわりに使えるチェックリストになっているので、このページだけを1章〜7章まで全部参照させたところ、半分も分からないという感想が学生から得られた。
  • 基本的にこの教科書は独習でもできるような作りにはなっているのだけれど、これをそのままやるのでは授業っぽくない。そこで今年は「いまやっていること」の発展的な内容が教科書のどのあたりに書いてあるのかも意識して、いろいろ説明しながら進めることにした。
  • 例えば第1章は画像の加工がテーマだが、この課題を実施するためには教科書第2章で少し紹介されている位置揃えやグリッド・ガイドなどについて、少し理解しておいた方がよい。教科書のページは参照させなかったが、いずれこのページにたどり着いた時に、ああ、あのときの説明ね!という再確認ができれば、ということで。
  • このほか、教科書にはない話題として、いろいろな機能が右クリックのメニューからもアクセスできるといったことなど。
  • 画像の背景を切り抜く機能のところまでを実施して終了。


第4回 5月7日 出席者3名 テーマ:Word 2010の操作および資格試験対策(4)
  • 自分の手術の日程が決まり、この授業は3回の休講で済むことになった(4月の1回目・7月の14回目・15回目)ので、それらを埋め合わせる補講の日程調整をすることになった。そこで1限で使ったGoogleフォームを少しだけ文言を変えて、補講として設定可能な日を選んでもらうことにしたのだが、1限の6名ならともかく、2限の3名で共通する時間枠なら1つぐらいあるだろう、と思いきや、同様に全く空き時間の重複がないということが分かった。もちろん学生にしてみれば迷惑な話で、授業がない時間帯でも補講の設定不可という回答を選んでいる曜日・時限もあるとは思うが、調整はなかなか難しい。このままだとおそらく3回分は教科書に追加する授業内容をまとめた補足資料を別途作り、それを読みながら自由に進めてもらうということにし、課題を3回分提出してもらう、ただし金曜・土曜の2限・3限あたりを中心に何回か常駐しておき、自由に質問を受け付けるというような進め方になるような予感。
  • Word 2010の操作および資格試験対策という名目の4回シリーズも今日で終了。結局、8つの練習課題+1つの追加課題を用意していたのだが、追加課題として用意した課題09もどうやら昨年度の情報処理実習(応用)II(3名の受講生のうち2名が履修していた)で扱っていたらしい。何かと不手際の多い設計だったことを反省。でも基本的な操作に慣れるための練習はそんなに種類は多くないのが悩みでもある。
  • 授業の開始後しばらくして課題08(罫線を駆使してちょっと複雑な表を作る。著作権の都合上、残念ながら公開できません)の便利な作り方として、最初に縦横の最大マス目を数え、それに合わせて外枠を作ってからセルを結合していくという手順と、行間を固定値5ptぐらいにして、間の罫線を白で上書きして、複数の表がちょっとの隙間で連続して見えるように置く方法を紹介。そのあとしばらくは学生からの質問受けのみで対応。一度の説明でさほど問題なく作れたようだが、肝心なのは短時間でさっと作ること。この意味ではまだまだみんな不十分。
  • 終了30分前の11:45以降は一斉指導ということで予告しておいたので、課題09は全員揃って実施。そして前回段取りを考えたように、「画像を背面に置いて取り出せなくなってしまった」時の対応方法(「オブジェクトの選択」を使えばよい)について紹介。最後に追加の話題として、画像の背景を削除する方法について紹介。これは来週、PowerPointの教科書の第1章で早速出てくる方法だけれども。
  • 来週からは教科書を使い進めていくことになります。
第3回 4月30日 出席者3名 テーマ:Word 2010の操作および資格試験対策(3)
  • 3回目の授業にして初めて受講生全員が揃った。この授業は就活中の4年次学生も履修していることがあるので、なかなか全員が揃わないのは折り込み済み。
  • 今日も個別サポート中心。課題06の「タイトルいろいろ作成」はしばらく「もがいて」もらってから全員に対してそれぞれの解決方法を説明。「今週の献立」がやたらとややこしいが、無理矢理タブを使ってきれいに揃える方法でやってもらった。実際、このぐらいの内容だとスペースで位置揃えをしてもそうたいして見た目は変わらないのだけれど。しかしT君がこのトラップにはまってしまって、今日はこの課題06しかできなかったのが残念。
  • OさんとNさんは課題07に独力でチャレンジ。うっかりしていたが学部によってはこの学年の学生は1年次科目で同じ課題をやっていた様子。学年進行と新しいテキストの導入タイミング、さらに学部混合だと、こういう落とし穴があったりする。来年度からこの課題は外さなければ…と思ったが、よく考えたら来年度は「大人の事情」でこの科目の担当を外れる可能性が高いんだった。
  • シラバス通りWord 2010の利用は4回で終了し、5回目からはPowerPointのテキストを使うのだが、このまま行くと微妙に課題が足りないか、ぎりぎり足りるかというライン。結局、OさんとNさんはそれぞれ3回の出席で全クリしそうな勢いなので、少し課題が少なめなのかな…来年度からもうちょっと課題を増やさなければ…と思ったが、よく考えたら来年度は「大人の事情」でこの科目の担当を外れる可能性が高いんだった。(もういいっての)
  • OさんとT君は2013年度の情報処理実習(応用)IIも履修していたが、2012年度の同一科目で利用していながら2013年度は使わなかった練習用素材があったので、これを課題09(画像の貼り付けと文字列の折り返し)ということにした。でも仮に課題01〜09という順番で並べるとしたら、これは課題09というような位置に置くような内容ではなく、むしろ02あたりにあってもおかしくないな、来年度はちょっと並べ方を変えよう…と思ったが、よく考えたら来年度は「大人の事情」でこの科目の担当を外れる可能性が高いんだった。(しつこい)
  • 次回、Wordの最終回。仮に課題09まで来て、なおかつまだ足りないようなら、画像を背面に置いてしまって取り出せなくなった時の操作方法でも紹介することにしようかな。そういえばこの方法ももっと早い段階で扱っておくべきだなあ。来年度は…(以下省略)

第2回 4月23日 出席者2名 テーマ:Word 2010の操作および資格試験対策(2)
  • 履修登録者が3名の授業というのは微妙で、全員が欠席して授業が流れることはまずない(1名や2名の時は経験有り)という軽口からスタート。そして残念なことにOさんが欠席、T君が出席、そして新顔のNさんが出席ということで、前回同様、今日も個別サポートを中心に。
  • Nさんは課題01からスタートし課題05まで、T君は課題06(タイトルいろいろ作成)の簡単なところまでクリア。(自作の教材は課題01と課題06だけで、それ以外は残念ながら公開できません。)
  • 課題08までを成績の25点分として扱うことを新たに宣言。
  • そろそろ補講の調整なども気になるところだけれど、とにかく5月2日以降でないと様子が全く読めないので…。

第1回 4月16日 出席者2名 テーマ:Word 2010の操作および資格試験対策(1)
  • 例年、この授業の1回目は集まる学生のレベル把握でそれなりに時間がかかってしまうものだが、今日の出席者2名は昨年度秋学期の情報処理実習(応用)Ⅱの受講生。しかしそれでもたまたまある課題を扱った時に欠席しているなんてこともあったりするので、レベルが不揃いなことも多い。
  • 今年は特殊事情があるので、いつもは別々に配布するWordの課題を8つ分まとめて圧縮ファイルにて配布。そしてその中で好みのもの(全て見本と同じようなものを作る)を自由に取り組んでもらうことにし(目標としては4回で8つ全て)、時々後ろからちらちらのぞくといった形で実施。Oさんは「課題05」、T君は「課題01」に挑戦。課題01は応用Ⅱで使ったものと同一で、タブとリーダーを組み合わせた練習。また、任意の箇所に下線を引くための方法を学習できる。課題05(著作権の都合により非公開)はページ罫線と段組みの他、均等割り付けとタブによる位置揃えが必要な課題で、ポイントは書式のコピーと貼り付けを駆使することで短時間で仕上げること。この方法はOさんは知らなかった様子。
  • そのほか両課題に共通するアドバイスとしてタブ位置の微調整の方法について。タブ設定のパネルの中でタブ位置を新たに入力してから古い方を削除するというやり方。
  • 次回はなるべくOさんは課題01、T君は課題05をやってみることを指示して終了。

休講 4月9日 
  • 補講日程は調整中です。

2014年5月21日水曜日

【2014前期・水1】情報処理実習(応用)I 授業記録

今学期は体調不良のため、授業記録ブログを取りやめるつもりだったのですが、やはり最低限のメモぐらいは残しておくことにします。昨年までの分量はありませんが、同業の皆さんの何かの参考になれば、と思います。(受講生の皆さんはもうちょっと詳しい情報をmoodleから参照できますけど。)

シラバスはこちらにあります。今年から予習・復習欄を追加することになったので、去年よりも分量がかなり増えています。

第6回 5月21日 出席者:7名 テーマ:Web2.0、クラウド、Webアプリケーション概説

  • 最初に事務連絡として、改めて7月9日、7月16日が休講になることを伝えたが、まだ補講の日程をどうするか決めかねている、という話から。
  • 前回の課題の提出は5名で、出席していても課題の提出がない学生は点数がないよ、ということで、現時点での成績を全員分、名前も出して書画カメラで提示。そのあと前回の課題を連結したファイルをMoodleから配布(ブログでは非公開です)して課題1・課題2のそれぞれをコメントしてから各自でさらに情報を探してみる時間を5分ずつとった。でもここまでで50分もかかってしまった。
  • 今日の配布資料はこちら。分量的に残りの時間は丸々説明だけになってしまうだろう、ということを宣言したが、Webアプリケーションの仕組みを紹介する中で、資料には載せていないデータベースの話を絡めるという脱線をしただけでなく、さらにセキュリティの話題からSQLインジェクションの話まで入れてしまうという脱線ぶり。やはり40分のうち35分弱は説明だけになってしまった。
  • 今回の課題は資料中に書いているようにWebアプリケーションの紹介記事を書くというものだが、ただ「便利」「面白い」だけではダメで、授業や資料で説明したような観点からの紹介が欲しい。さて、どういう課題提出があるか、ちょっと楽しみ。


第5回 5月14日 出席者:7名 テーマ:サーチエンジンと情報検索技術

  • いつものように前の週の課題を連結した内容を使ったフィードバックから。前回の授業中に出席者が全員提出することができたOPMLファイルを手作業で連結したファイルを作成し、それをMoodle上で公開(ブログでは非公開です)するとともに、自分のFeedly(通常利用しているのとは異なるアカウント)に取り込んだ様子を中間モニタで提示し、さまざまな設定などについて簡単に説明した。しばらく時間をとり、同じようにインポートしてみたい学生は試してもよいし、あるいは関心のあるRSSフィードをさらに購読してみてもよい、という指示をした。どちらもやっていないような学生がいたのは残念だが、まあ想定の範囲内。
  • その後、Googleアラートで配信されたメールの1通に感想を添えて授業担当者宛に転送する、という課題でも、同様に連結したファイルをMoodleから配布(こちらもブログでは公開できません)してコメントを少々。GoogleアラートでもGoogleのAND検索やフレーズ検索、特殊構文なども使えることを紹介し、その流れで前回から公開していたGoogle検索の資料を使った実習に突入。AND検索、OR検索、NOT検索の説明のところでは集合の図も板書。説明しては実習し、また説明して…という流れを何度か繰り返して何とか特殊構文の最後まで突っ走った。課題の1つめは読めば分かるが、2つめは毎年一人ぐらい、バラバラのテーマを選んでしまう学生がいるので、そのことだけを注意しておいた。(ということで、そう大して今日まで引っ張るべき内容でもなかったかもしれないのだが。)
  • 授業時間中には課題をやる時間はほとんどなかったが、この授業では90分の授業につき60分ぐらいかかる課題を出すことを1回目から宣言しているので、これでいいのだ。これでも本当は少ないくらいなのだけれど。


第4回 5月7日 出席者:6名 テーマ:RSSリーダーの利用・Googleアラートの設定

  • 自分の手術の日程が決まり、この授業は3回の休講で済むことになった(4月の1回目・7月の14回目・15回目)ので、それらを埋め合わせる補講の日程調整をすることになった。そこでGoogleフォームを使い、補講として設定可能な日を選んでもらうことにしたのだが、6名で共通する時間枠がないということが分かった。もちろん学生にしてみれば迷惑な話で、授業がない時間帯でも補講の設定不可という回答を選らんでいる曜日・時限もあるとは思うが、調整はなかなか難しい。このままだとおそらく3回分はいつものハンドアウトに加え、授業内容を詳しく文字起こしした補足資料を別途作り、それを読みながら自由に進めてもらうということにし、課題を3回分提出してもらう、ただし金曜・土曜の2限・3限あたりを中心に何回か常駐しておき、自由に質問を受け付けるというような進め方になるような予感。
  • さて、前回かなり情報を詰め込みすぎたので、今回は前回の内容を少し丁寧にやり直すという設計にしてみた。前回の資料をもとにFeedlyについてもう少し詳しく進め、全員にOPMLファイルを提出してもらうところまで同じペースで進めた。出席者全員、この課題はクリア。でも開始後1時間までかかるとはちょっと遅めのペースかな。
  • 続いてGoogleアラートについて紹介し、課題のためにいくつか設定させた。また、Push型とPull型の情報収集について簡単に説明。この課題(前回の資料の課題2)の提出は再来週ということにした。
  • 本来の4回目の予定に組んでいたGoogle検索技術についての課題はこれまでと同じだが、2009年度から改訂していなかった資料を思い切って改訂。かなり時間がかかったけど、2009年度に使った時から資料のまとめ方にちょっと違和感があり、そして毎年使うたびに繰り返し違和感があったのが、ようやく解決できたように思う。ただし、4回目の課題としてもう少し説明をしないとできないことがあるように思ったので、課題提出は次回の授業以降ということにした。
  • 授業ではまだ扱っていないけど、既にMoodleにも掲載しているので、このブログでも課題Google検索の資料の改訂版を公開してしまいます。

第3回 4月30日 出席者:数え忘れた!7名だったか8名だったか。 テーマ:ブログとRSSリーダー
  • 段取りが悪くて教室に着いてからmoodle教材のアップロード。もちろん完成はしていたのだけれど。
  • 前回の提出課題のうち、MyYahoo!の画面をPDFで提出する課題(6名から提出あり)をなるべくYahoo IDが映らないよう配慮しつつ、各自の作成した画面レイアウトについて講評など。地域設定がなされていないものや、3列なのにどこかの列だけが突き抜けて長いものなどがあった。続いてコンテンツリスト(7名から提出があった)をまとめたファイルをmoodleから配布(これは非公開です)し、簡単に説明してから、自由に辿ってみる活動を20分程度実施。
  • ここから新しいテーマ、ブログとRSSリーダー。配布資料はこちら。そろそろ例年の配布資料を大幅に改訂する必要があるのだが、諸事情でなかなか改訂できず(リンク切れのところだけは削除)にいる。しかし今年度はGoogleリーダーやiGoogleからFeedlyに変更になったので、もう少し丁寧に改訂作業をすべきだった。何しろ参照記事からGoogleリーダーやiGoogleへのリンクが貼ってあるものが予想以上に多かったのは失敗。FeedlyやMyYahoo!にうまく繋げることができるはずだったのだが、どうも流れ的にうまくいかず。話の流れで「はてなブックマーク」「キュレーション」というキーワードを紹介。
  • また、例年この単元は少々重いので、今年度からメールを介した情報収集技術は次回に組み替えたのをうっかり忘れていて、資料ではそのままになっていた。そのあたりのグダグダもあって、肝心のFeedlyの使い方が十分に説明できなかった。この授業記録は課題〆切後に書いているが、まともな提出が一人もなかったのは残念。ゴールデンウィーク中に作業させるというのも少々酷だったかも、ということで次回もうちょっと補足が必要。そういえばFeedlyのインターフェースも全部英語だし、そのあたりで足を引っ張った可能性はあるかも。
  • でもトラックバックの説明は例年よりもうまくいったと思っている。例年よりも学生にうまく伝わったかどうかは別の話だけれど。
  • 次回、もう少しFeedlyについて掘り下げ、課題も全員に再提出を促してからメールを介した情報収集技術について進めていく予定。(資料ではこちらの課題も指示しているが、教室でこの課題については延期することを伝えている。前倒しでこの課題をやっている学生がいるが、残念ながら課題のポイントを伝えていないのでこちらも再提出が必要。まあメールを転送するだけの課題なのでどうってことないのだけれど。)
  • 問題は本来の第4回のテーマをどのように扱うか…悩ましい。

第2回 4月23日 出席者:7名 テーマ:MyYahoo!の利用
  • 前回の提出課題(4名から提出があった)をまとめたファイルをmoodleから配布(これは非公開です)し、簡単に説明してから前回の資料と合わせて自由にそれぞれのページを辿ってみる活動を30分程度実施。
  • 今日は配布資料はなく、Yahoo! JAPANのページ2箇所にリンクを張っただけのものをmoodleに用意。moodleのページはこんな感じです。(画像で張っておりますのでクリックしても動きません)

第1回 4月16日 出席者:5名 テーマ:実用サイトと情報収集技術
  • 半期15回で扱うテーマをざっと紹介したあとでレディネス調査(アンケート)を実施し、直後に結果一覧を提示。2010年度以降の実施結果の一覧(タイムスタンプ欄を参照のこと)はこちらでダウンロードできます。
  • 去年のものに若干手を加えた配付資料課題テンプレートをmoodleから配布。少しだけ説明をして、40分ほど課題実習時間とした。授業時間外にも60分ぐらいは課題実習時間がかかると思う。〆切は来週火曜日の夕方で、moodleから提出。
休講 4月9日 
  • 補講日程は調整中です。






2014年5月15日木曜日

【2014前期・月1/2】受信英語I 授業記録

おことわり

今学期のこの授業の記録は体調不良によりごく簡略化した内容になっています。また、同僚に代講を依頼している回については授業記録はありません。

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第5回 5月12日
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  • ここのところ2回つづけて、本来は出席記録にも使おうと思っていたラーニングポートフォリオの提出ではなく、カードリーダーの読み取り記録で出席をつけているので、何としてでも今日はラーニングポートフォリオで、と思っていた。しかしUnit 5に入れるわけでもなく、未だに質問コーナーではUnit 2の終わりあたりをうろついている有様。そういえば前回配布したUnit 4のラーニングポートフォリオには「この用紙を使った学習は5月12日の授業までに各自で進めておいて下さい。(5月12日に提出を指示するかもしれません!)」などと書いている。しかし、今日はUnit 4に入れるかどうかさえも怪しい状況。たぶんいろいろな素材を詰め込みすぎなのだろう…と思いつつ、一体どうしたものか、と思いながら、とりあえず1回目の授業の直前に数回分のつもりで用意しておいた白紙のラーニングポートフォリオ用紙を携えて教室へ向かうことにした。(実はどういう使い方をするか大学に着くまでほとんど考えていなかった。)
  • そして大学に着く直前に「これで行こう」と決めたのが、Unit 3や4で、まだ覚え切れていない表現を「でそ単」としてまとめてみるという方法。この「でそ単」というのは anfieldroadさんのブログで何度か紹介されている ( https://www.google.com/search?&q=%E3%81%A7%E3%81%9D%E5%8D%98+inurl:anfieldroad ) 「でそうな英単語」の略。よく考えてみると今回のラーニングポートフォリオ自体、かなり「でそ単」的な特徴があるような気がする。既に配布しているUnit 3や4のラーニングポートフォリオからでもいいし、Phrase Reading Worksheetからでもいいので、とりあえず15個集める、というのが今回の課題で、15個集まったら今日の課題点2点(=出席点)がつくということを宣言。逆に言えばこの課題をきちんとやらない学生は、教室に来ていても記録上は欠席と同等の扱い。
  • というわけで骨組みはこの「でそ単」ということにして、あとはいつもの感じ。授業開始前から教科書付属のDVDを流す、質問コーナー(書画カメラを使って個別の質問カードをプロジェクタで映し出すパターンと教室内を巡回して質問に答えていくパターンの2種類を適宜)、教科書の問題を「どこまでやりますか?到達チェック表」に従って、レベル別の活動として進めていく方法。そういえば今回からの新しい方法として、授業中にもDVDを見せて英語字幕か手元のPhrase Reading Worksheetで音を追いかける、そして「神谷読み」(=ちょっとゆっくり読む)でPhrase Reading Worksheetを使った4種類(3種類)のどれか(折りたたんで英語部分だけを見ながら聴く、折りたたんで日本語部分だけを見ながら聴く、開いて両方を見ながら聴く、何も見ないで聴く)を自由に選んでやってみるということも加えた。
  • 結局、Unit 4のDialogueとVocabularyの所までは終了。本文のPhrase Reading Worksheetの解説は全く入れず。でも次回からはもう少し加速しようということで、Dialogue, Vocabulary, Sentence Completion, Summary のところは授業中には解答する時間を取らないということにした。これらは「到達チェック表」ではLv.4-Lv.5なので、授業で答えを確認してから取り組むという方法でも構わない(もちろんSentence CompletionとSummaryをやるためにはLv.3のPhrase Reading Worksheetで「十分に」学習しておくことが必要なわけで、ほんの思いつきで(笑)作った割には意外によくできている「到達チェック表」だなあ、と今更ながら思っている。
  • 今日のラーニングポートフォリオを回収して終了。次回の骨組みはUnit 4のPhrase Reading Worksheetを使った「何らかの学習」(いろいろ持ちネタがあるのでその日の気分で決める)からはじめ、Unit 5のPhrase Reading Worksheet(本日配布)の解説まで進みたい…という「野望」があるが、これは全て質問コーナーの件数次第。学生諸君、たくさん進みたくなければいっぱい質問すること!(笑)もちろん質問するためには「十分な学習」が必要なのは言うまでもない。辞書レベルで解決することは「質問ポイント」は付かないのだから。


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第4回 4月28日
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  • 授業開始前の休み時間からDVDを再生し、授業開始5分後ぐらいまでリピート再生。質問カードへの回答、教科書の問題、発音、教科書の問題、Phrase Reading Worksheetの補足、という流れ。
  • 1限で痛恨の一撃、じゃなくて忘れ物。予定ではUnit 4をやっているはずの4回目なのにUnit 2の教科書の問題(Sentence Completion)からスタート。やっていない学生が多いので、教室で回答させてから答え合わせ。まあ教科書の問題は今後も教室でやればよいと思う。ただ、短時間でさっと解いて欲しいというところだけが悩ましい。
  • 合間合間をぬって教室を巡回しながらの口頭での質問回答もいい感じに定着してきた。ただ、提出物がないので、シールを配っても貼るための用紙がない。質問カードに貼って出させているが、ちょっと紙がもったいない気もする。次の学期からシール台紙でも作ろうか検討中。紙の質問カードもそれなりに集まったタイミングでプロジェクタを使って回答。
  • 発音練習のところではrの発音が出てきたので、去年までのブリッジ・イングリッシュⅠでやったような あ----r, あ--r, あ-r, あr, r----あ, r--あ, r-あ, rあ のような練習をあいうえお全部でやってから「タラちゃーん、イクラちゃーん、ノリスケさーん」だけ紹介。
  • 教科書収録のJazz Chantsが微妙な感じだが、まあそんなものか。
  • 再び教科書の単語問題。すでに残り時間的に危険な状態なので、口頭での質問回答ではなくカードに書かせての質問提出。
  • Unit 3のPhrase Reading Worksheetも事前に目を通していない学生が多い印象。なので次回からラーニングポートフォリオのセルフチェックとPhrase Reading Worksheetを使って分からない単語を左右同じまーくをつけてくる作業は「お約束」ということにしておいた。
  • Unit 4のラーニングポートフォリオとPhrase Reading Worksheetを配布して終了。結局今日もカードリーダーでの出席記録となってしまった。本来はラーニングポートフォリオを使ってその日の取り組みなども評価対象に加えたいのに…。

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第3回 4月21日
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  • ここ数年来、気に入って使っている教室の設備が故障して「合同授業解消」→「元の教室に戻る」→「教室変更」となり、開始時にちょっと混乱が。比較的移動しやすい場所だったので助かった。
  • 第1回のラーニングポートフォリオを返却し、お詫びと事情説明からスタート。続いて質問コーナー。
  • 到達チェック表を配布して説明。特に返却したラーニングポートフォリオで○の数の増減があったかをセルフチェックさせた。
  • 2限のクラスは第1回の時に残り15分でやり残した分詞構文の説明から。
  • 教科書の問題の答え合わせ、解説、音読練習、Phrase Reading Worksheetを使った補足説明など。合間に質問受け。1限は質問用紙が多く、2限は口頭での質問が多いという感じだった。
  • プリント3枚を配布。Unit 2のラーニングポートフォリオUnit 3のラーニングポートフォリオ、Unit 3のPhrase Reading Worksheet(著作権の都合により公開できません)の3枚。これらを使っていろいろな学習。今回はラーニングポートフォリオは時間の節約のため、予め入力したものを配布した。最終到達地点はUnit 2のラーニングポートフォリオの和訳を書き添えるところまで。2限は授業終了時までに終わらなかったので、直後に学内ポータルサイトから学生に連絡。
  • 次回はUnit 3のラーニングポートフォリオとPhrase Reading Worksheetを使った学習から。事前になるべく目を通しておくよう指示。
  • 本当は今日でUnit 3を終わるところが目標だったはずだけれど…?
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第2回 4月14日
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  • 同僚による代講(合同授業)のため授業記録はありません。
  • 教科書のUnit 2を本文を中心に進めてもらいました。
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第1回 4月7日
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  • シラバス補足事項のプリント、ラーニングポートフォリオ、質問カードを配布し、熟読させ、そしてこの間に記載内容についての質問を受け付けた。
  • ラーニングポートフォリオに教科書からさらに厳選した重要語句を書き写し、10分程度で意味を調べたり確認したりする作業をペアで実施。その後で和訳を板書。取り上げた表現は以下の通り。
  1. go out for a steak ステーキを食べに行く
  2. Where shall we go? どこへ行こうか?
  3. That sounds good. それはいいね
  4. confirmed by an independent organization 独立機関によって確認された
  5. grown without agricultural chemicals 農薬を使わずに育てられた
  6. old-fashioned hamburger 昔ながらのハンバーガー
  7. go through some design changes 少しデザインが変わる
  8. there is more room for profit 儲かる余地がある
  9. right now 今のところ
  10. you can afford to have a burger ハンバーガーを買う余裕がある
  11. certified beef 認証済みの牛肉
  12. pick out the ingredients 材料を選ぶ
  13. do all from scratch 全てを一から作る
  14. thanks to the scholarship 奨学金のおかげで
  15. the world population explosion 世界の人口の爆発的増加
  • ここでようやく教科書に入る予定だったが、教科書未購入者が予想以上に多かったので予定変更。Phrase Reading Worksheetを中心に進めていった。縦四つ折りにし、分からない単語を左右で同じ線を引く方法でチェック。また、分詞構文について「そしてそれは」という解釈が直読直解に役立つと言う話を紹介。
  • 教科書を購入し、当該UnitのDialogue/Vocabulary/Sentence Completion/Summaryと次の
    UnitのDialogue/Vocabularyまでを宿題とした。
    1限も2限も途中で「ごほうびシール」を配布する形で質問を受け付けたらあちこちで挙手が!早速初回からよい雰囲気になったのは嬉しい。
  • 1限は順調に授業を終えたが、2限の終了15分前に…突然倒れてしまって救急搬送されました…。気づいたら救急車の中でした。5日間の入院の後、転院して別の病院の外来にかかったため、第2回は同僚に代講(合同授業)してもらいました。

2014年5月13日火曜日

【2014前期・火1/2】資格英語I 授業記録

おことわり

体調不良のため、今学期の授業記録ブログは取りやめることにします。

授業メモは用意しているのですが、これを一般の皆様にも読んでいただけるように加工する作業に毎回、かなりの時間がかかっていました。

でも…作った資料とかだけ公開しちゃおうかなあ…。

5/13 第4回

  • 今年はゴールデンウィークが飛び石連休だったため、曜日の都合で火曜日は2回連続で飛んでしまった。(そして今日の授業の準備も5/8に締め切ったレポート課題の採点もは3週間も猶予があったのに前日に…悪い癖です)
  • まずはレポート課題の返却。2枚セットにし、1枚目に合計点を書いた。4/22の授業でも少しだけレポート課題の書き方について説明していたので、その説明に相当する程度の書き込みであれば1枚あたり3点で合計6点。このレベルの学生はほとんどおらず、それぞれ独自の観察内容などを書いてくれていた。そして最高点は1枚あたり6点で合計12点。数名しかいなかったが、音の変化や強く読む所の観察などをかなり丁寧に書き込みをし、分からない単語をきちんと調べて書き込んでくれていた。その一方で提出のなかった学生もいたわけで、この時点で12点の開きが発生。そしてこの点数はそのまま成績に算入する予定。
  • 今日のラーニングポートフォリオを配布。(著作権の都合により最初の1ページのみ公開します)A3の両面印刷で、まずはシラバスに予告している予習内容をやったかどうかを自己申告、そして9問の小テスト(ディクテーション3問、教科書のPart 1形式の問題の写真を見ながら簡単なT/F問題に切り替えたものを6問)を実施し、それを自己採点して0〜2点に換算。これもそのまま成績に算入するが、この程度で不正をすることが内容に釘を刺しておいた。TOEIC本番はもっと厳しいし、世の中はもっと厳しい、みたいなことを言いながら。
  • 今日の範囲は教科書のUnit 4という、Part 2の導入に当たる箇所。英文としてはわずか20文しかなく、これをどう90分の授業に引き延ばすかでちょっと考えた。まず、疑問詞や疑問文の種類を、英単語を聞き取って書く作業の前に持ってきた。TOEICのPart 2対策と言えば「冒頭1語にとにかく耳を傾ける」というアドバイスがまかり通っているが、自分はそうは思わない。むしろ問題文は全部聞き取って欲しいと考えている。そのための学習をどんどんやるべきだと思っている。そして本当に「冒頭1語」で分かるのか?という話をしてから、疑問詞を入れる問題は日本語訳を読み上げる時に放送禁止用語のように疑問詞の部分を「ピー」とか「ぴよぴよぴよ」と言っても他の部分からの類推で、全体の意味は分かるだろう、ということを説明。その後で疑問詞などの穴埋めを実施。これを教科書での区切りに従って5問×2つ×2セット。
  • 教科書を忘れた学生のラーニングポートフォリオには「だめです」の押印。
  • リスニングの説明ではいつもやっている「読んで分からないものが聴いて分かるわけがない」という、毎回の授業で5回ぐらいずつ、そしてこれからも50回ぐらい言うだろう呪文を唱え、まずは「分からない単語はないか?」を中心に、サブテーマとして「どこがくっつく可能性があるか?」を相談させながら自由にラーニングポートフォリオに書き込ませた。(この作業は補講および ゴールデンウィーク中の課題の方法に準拠)また、こういった作業が簡単すぎるという学生のオプション課題として、和訳として示されている内容を英作文するという内容でもよいことにした。(これは常々気に掛けている教室内での学習の複線化の一種のつもり。いろんなレベルの学生がいる教室なので、上のレベルの学生はそれなりの、下のレベルの学生はそれなりの学習ができたらいいと思っている。)また、作業中には質問受けで教室を巡回し、質問者には「おっけい合格」の判子を押して回った。
  • ラーニングポートフォリオの裏面には今日出てきた20個の例文が再掲されており、これを使った学習は最後の10分に実施。(15分とっておけば良かった…)ここでは書画カメラを使いながら1問ずつ「CD音声」→「神谷読み」→「プリントに書き込み」→「解説」というアクロバティックな方法で進めていった。
  • ラーニングポートフォリオを回収して終了。授業後に採点。次回返却。このラーニングポートフォリオは学習のための「宝物」にして欲しい、というような話もどこかでしたような記憶がある。


4/30(水)・5/1(木) 第3回 補講 (この科目の授業記録ブログはなぜか「ですます調」で書いていることに気づいたけど違和感ありまくりなので第3回以降は「ですます調」は取りやめます。)
  • 毎週水曜日の非常勤先の授業(1限・2限)から急いで帰ってきて4限・5限にこの授業の補講。あまり考えずに水曜日の4限・5限に補講を入れてしまったが、この科目の主な履修者である2年次学生の選択科目がこの4限・5限に入っていることに遅ればせながら気づいた。そのため出席者は3名・4名というかなり少ない人数だった。通常の1割程度。
  • しかし、この選択科目を取っていないと思われる学生が補講の教室の前まで来ていて、自分が入室しようとした時に「補講って出なくてもいいんですよね?」とニヤニヤしながら尋ねてきたのにはちょっと呆れつつ「いいよ」と答えておいた。案の定、その全員は入室しなかったが、そのことは第2回の授業の時に既に伝えていたはず。念には念を入れての確認ということなのか。
  • 結局、出席者は非常に少なかったが、それでも大人数とあまり変わらないガチでの授業。ゴールデンウィーク明けの5月8日に提出すべき課題のプリントが2枚あり、その解説を行うということは予告していたが、実際に書画カメラで提示しながら「CD音声」→「神谷読み(ゆっくり)」という2回リスニングをやりつつ、それぞれのプリントの指示に従った作業をしながら補足説明をするという流れ。1枚目のプリントは音の変化を、2枚目のプリントは強く読む場所を、それぞれ印をつけるというような課題なのだが、そこに音変化のルールや部分的に発音記号などを書き添えながら説明した。補講に出席してくれて、なおかつ説明内容を一通り書き写してくれれば8割以上の評価になるということもあり(そもそもそれだけ人数が少なければサボるわけにもいかないだろう)みんな熱心に作業しながら聞いてくれた。
  • 結局2枚目のプリントの途中までしか進まなかったので、残りは各自でやっておくように、という指示にした。
  • 今回の補講は「追加公演」の要望があり、3名の学生を相手に5/1の2限に自分の研究室でプロジェクタとスクリーンを使って同様のガチ授業をやることになった。この学生らはみな水曜4限・5限は別授業の方に出ていたらしい。
  • 後日談。課題は63名から提出があった。みんなそれなりにしっかりCDを聴いてやってくれていた様子。これなら補講を欠席していてもいいだろう、というレベルだったので一安心。

4/22 第2回
  • この授業はリスニング対策の授業なので、とにかくあの手この手でいっぱい英語を聴いてもらいたいと思うのです。だから教科書の収録音声も4回ずつ聴いてもらうという「かなりうざい」ことを始めました。ただし「CDの音声を聴く」→「神谷が読み上げる」→「CDの音声を聴く」→「答えを見ながら聴く」という流れで進め、どこかで問題に答え、どこかで答え合わせをするということを指示することにしました。オプションメニューとしてディクテーションやシャドーイング、オーバーラッピングなどをやっても構わないということにしています。
  • ゴールデンウィークの曜日の都合で火曜日は来週・再来週の両方が飛んでしまいます。また、どこかで補講を1回確保しなければならないことになっており、そのパズルに頭を悩ませていました。しかし授業当日の朝、ひらめきました!自力でも出来る程度のレポート課題にし、ゴールデンウィーク明けを提出期限にし、補講はゴールデンウィーク前に実施して、そこでレポート課題の解説を行うという流れです。
  • 課題はA3サイズ両面2枚でプリントに直接書き込みます。1つは「教科書付属CDを繰り返し聴きながら、行間に音の変化を書き込みましょう。変化した後の音はカタカナで書いても構いません。学んだこと・気づいたことをそれぞれの右側・余白に書き込みましょう。」そしてもう一つは「教科書付属CDを繰り返し聞きながら、強く読まれるところに○をつけましょう。また、弱く読まれるところはどう聞こえますか?学んだこと・気づいたことをそれぞれの右側・余白に書き込みましょう。」ということにしました。 
  • この課題がそのままラーニングポートフォリオになりますが、出典が教科書Unit 1〜2の例文そのままなので、著作権の都合上、公開は差し控えます。
  • そういえば今年の教科書について書いていなかったですね。TOEICテスト公式プラクティス リスニング編です。この本は解説も詳しいので、これをうまく使っていろいろな学習を行ってもらえるよう、シラバスを書く段階から練りに練った内容にしました。なかなか「うざい」シラバス(笑)ですが、これぐらいやれば絶対に聴き取りの力は伸びることでしょう。

4/15 第1回
ラーニングポートフォリオ用紙
A3に印刷 シラバス補足事項を説明しながら配布。
教科書収録の問題+振り返り
冠詞について説明

2014年5月9日金曜日

【2014前期・木3】基礎ゼミナール 授業記録

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第5回 5月8日
テーマ:何か面白かったTV番組/動画コンテンツについて喋る
    ゼミ対抗プレゼン大会準備(4)
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  • 自分の手術の日程が決まり、どうやら基礎ゼミだけは補講を前倒しで行うことで、前期いっぱいは担当できる見込みということが分かったので、前回・前々回に来ていただいたK先生は今回から来ていただく必要がなくなった。その辺の話と、密かに暖めている「遠足」の話。できたら前期中に補講も兼ねて行きたいなあ、と考えている。どこへ行く予定かはゼミでは喋ったけど、ブログではまだナイショにしておきます。
  • 知財関係の新聞記事を集めた小冊子を専門系の先生から3冊いただいたので、そのうち2部をゼミ内で6名ずつ回覧してもらうことにした。付箋を貼って6名ずつ名前を書き、呼んだら自分の名前のところにチェックをして他の人に回す、ということにしたら、2冊のうちの1冊で今回のゼミの時間中に3人目まで回ったという冊子があった。最初の2名はあまり知財に興味ないのかなあ?とちょっと心配。
  • 模擬パブリックスピーチも4回目。今回からはテーマ予告ということにしておいた。本来なら2週続けて同じテーマは避けるべきなのだが、予定していた「この1週間で受けた授業」というのはさすがにゴールデンウィークではあり得ないと思ったので、予告テーマの1回目は前回と同じテーマにした。さすがに予告していただけあって、みんなそれなりに準備してきてくれていたし、話し方も堂々としてきた印象。自分は「ヒマラヤの小学生が過酷な通学をしているのはヤラセではないか?」という話。司会者を勤めてくれた学生君のメモ取りも十分満足のいく内容。
  • 全体講評として、後ろから見ていてではあるが、話を聞く態度が悪かった学生に注意。そのほか、声の大きさ、メモを参照する度合い、笑顔などの観点でコメント。
  • そしてその後のディスカッションタイムでは「さしすせそ」を紹介。これは「さんせいです」「しらなかった」「すごいですね」「センス良いですね」「そうなんですね」というもので、これらのうちのどれか2つぐらいを使い、隣の席以外の人とペアになって「褒め合う」練習をしばらくやってから、「この話題も追加したらよかったんじゃない?」という観点を入れさせた。
  • そしていったん着席させてから「さしすせそ」は合コンで使うと良い、という話題提供。ゼミの数日前にたまたま見つけたので取り入れてみた。また、「この話題も…」という点は「建設的な議論」につなげるために必要という話。合わせて合コンの「たちつてと」として「たいしたことない」「ちがうでしょ それ」「つまんない」「てきとーでいいよ」「とんでもない」というNGワードを紹介した。これもたまたま検索していて見つけた。
  • 残りの30分はゼミ対抗プレゼン大会の準備。今回はまず前回4チームそれぞれが作ったアイデアメモをマグネットでホワイトボードに貼り付けて全員で参照。そしてその後、チーム毎に分かれての作業を続けさせた。今回の終了時間間際にもう一度マグネットで貼り付けて、というのをやってもいいかな?と思っていたが、今回ではなく次回に各チーム2分程度のプレゼンをやってもらうということにした。ただ、4チームのうちの1チームがテーマが広がらないということで、別のテーマに変えることになった。
  • 次回あたりからそろそろどのチームに発表を任せるか、だんだん決まっていくかな?というところ。発表できないチームも別の授業で発表の機会があるらしいので、そちらで活かしてもらえればよい。そして選ばれたチームを全員で支えてアイデアなどを出し合うというような形で進められれば理想的かな、と。
  • 次回の模擬パブリックスピーチのテーマは「受けた授業」。ちゃんと準備してきてくれるかな?

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第4回 5月1日
テーマ:何か面白かったTV番組/動画コンテンツについて喋る
    ゼミ対抗プレゼン大会準備(3)
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  • 何かと無茶ぶりをする我が基礎ゼミだが、今日も予告なしの模擬パブリックスピーチ。しかも今日から司会者も学生に割り当てることにした。テーマは「何か面白かったTV番組・動画コンテンツ」とした。前回の「面白かった授業」の時は同じ授業を取っている学生がいる可能性があることを考えると、全く同じ動画を見たことがある学生は少ないだろう、という判断で、少しだけレベルアップ。
  • 準備時間は10分程度ということにした。そしてその間に司会者を指名。ただし今週からは学生番号順で司会者を指名するのだが、番号が一番小さい学生は何となく来るのでは?と予想していたとのこと。そしてこれまで同様、司会者が自由に発表順を決めるということにしており、自分と病気の交代要員として入っていただく先生もどこかで発表順に加わることとした。(ただし自分は学生の発表準備中にいろいろアドバイスをして回らないといけないので、事前に事務員Gさんの「電車の発車メロディーを勝手にアレンジして弾いてみた」を喋るネタとして用意しておいた。)
  • そして司会者の学生は「指名」「メモをとる」「盛り上げる」の3つの役目を同時にこなすというハードな役目を与えたが「メモをとる」作業が大変素晴らしかった。是非他の学生にも同じようなメモの取り方をやって欲しいところ。
  • まだ人前でアイコンタクトを入れながら話すということには不慣れな学生もいるけど、少しずつ上達が感じられるのは嬉しい。そして自分の発表だが、原稿に近い内容を用意しておいたにも関わらず、ついついいつもの癖で「えー」「あのー」が出てしまった。(ここで想定外の出来事が発生。司会者の学生は自分の発表で取り上げた事務員Gさんの動画を知っていたとのこと。そしてジブリ長編映画の曲を全部つなげて弾いてみた【事務員G】の話でちょっと盛り上がってしまった。)
  • 自分は一番後ろの列で学生の視線と声の大きさなどをチェックしていた。そして全員の発表が終わってから講評。パブリックスピーチという設定なので、ニュース報道された内容を紹介するなら自分なりの意見がないといけない、手元のメモを参照するのは最小限にする、その他もろもろ、個人ごとにコメントなど。
  • 次回以降のスピーチについて予告。次回からはテーマと司会者を予め指定している。今後のテーマとしては「受けた授業(2回目)」「見たテレビ・動画コンテンツ(2回目)」「読んだマンガ」「ブログなどWeb記事」「雑誌記事」「文庫・新書・単行本」「知財関係の話題」を授業回ごとに取り入れる予定。後半はタイムキーパーを用意したり、ビブリオバトル的な内容にしたり、といろいろな工夫を取り入れる予定。
  • スピーチ後のタスクは今日も少しレベルアップ。今日は手元のメモを参照しながら隣の人のスピーチ内容を再現するというものにしてみた。全くメモを取っていない学生も1名いたが、早く「大学生」に進化して欲しいものである。
  • そして前回と同様、全員が立ち上がって教室内を巡回しながらお互いに質問しあうという時間を少し設けた。ただし前回「質問>回答」だった人はなるべく今回は「回答」に、また「回答>質問」だった人はなるべく今回は「質問」に時間を割くよう指示。
  • そうこうしているうちに残り時間が30分弱となってしまった。まだ基礎ゼミ対抗プレゼン大会でどういう発表をするのかは具体的には決まっていないが、テーマ的には4つに絞れてきた感じ。今日からの発表構成案作りではフリクションペン4色セットを用意しておき、チーム毎に貸し出してA3用紙にアイデアを書きまくるという方法を取り入れた。あまり時間がとれずにこの用紙を使う方法について詳しく説明することはできなかったが、いずれはマインドマップ的な使い方に持って行こうと思っている。
  • テーマがある程度絞れているチームには次のステップとして、次のどのまとめ方が適切かを考えさせた。他にもあると思うけど、とりあえずこんな内容を含めたプリントは学生に配布済み。
    • あらすじを要約(1分)面白かったところ(1分)面白くないと感じるところ(1分) どんな資料か(1分)主観的に面白かったところ(1分)客観的に面白いと思われるところ(1分) 
    • どんなことが述べられているか(1分)どんな問題があるか(1分)どう解決するか(1分) 
    • こんな考え方に出会った(1分)これまでこう思っていた(1分)これを議論に付け加えたい(1分) 
    • こんな議論があった(1分)これはこう思う(1分)こうすればもっと良くなる(1分) 
    • こんな問題意識を持っている(1分)こんな議論を見つけた(1分)自分ならこうする(1分) 
    • 資料からまとめる(1分)資料以外からまとめる(1分)各自の意見(1分)
  • 今後、4つのチームから1つに絞り込み、全員でそのテーマについて考えるという方向で進めていくつもり。それとパブリックスピーチのあとのタスクも次回分のネタは思いついています!(今はナイショ)

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第3回 4月24日
テーマ:何か面白かった授業について喋る
    ゼミ対抗プレゼン大会準備(2)
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  • 病気の交代要員として入っていただく先生に雰囲気を見ていただくために今日から見に来ていただいた。
  • 教室の机は可動式なのだが、電源ケーブルが予想よりも短く、さほど自由に動かすことができなかった。ちょっとこれは失敗。しかしほんの思いつきでインターネットラジオでJazzRadio.comあたりのチャンネルをかけっぱなしにしておいたらなかなかいい雰囲気だった。
  • 今日のマクラは「芸人に「ネタやって」と言えば何か面白いことがかえってくるように、知財を勉強した人に「何か知財のネタやって」と言われたら(面白くなくても)話題の一つや二つ、しゃべれないといけない。ゴールデンウィークに会う地元の友達から「知的財産学部」って何やってんの?って聞かれたらなんて答えますか?」という話。
  • 最初のセッションは「何か面白かった授業について全員が喋る」という無茶ぶりだが、5分ほどの準備時間で全員が1人ずつ前に立って堂々と喋ってくれるのは嬉しい。テーマは「4月の最初から今日の2限までの範囲で、何か面白かった授業について、即興でしゃべる。その授業を取っていなかった学生にも伝わるように。」という内容。そして0回目の時のように、人前で喋る時のルール(聞こえる声、丁寧な言葉遣い)(+アイコンタクト)を忘れずに!という形にしたが、これはちょっと怪しげな学生もまだいた様子。質疑応答を入れて3分ということだったが、1分ぐらいしか持たない学生もいた。少しずつ伸ばして行ければよいかな、と。
  • お手本として自分ともう1人の先生が3分で「最近の関心事」の話を「人前で喋る時のルール通り」で話す、ということで、自分は「英語の授業を面白くするためにフラッシュ型 例文・対訳提示ツール」を使っているという話を紹介。もう1人の先生は最近ウェブページを書き換えられたということで、そのハードコピーを学生に配布しての話をされた。
  • たまたまその先生の話はウェブページの内容にはない話がいくつかあったので、「文字として書かれていない内容がどれだけメモを取れているか」という話を間で挟ませてもらった。これは後期あたりに少し丁寧にやろうと思っていたこと。
  • そして0回目と同じように、自分が司会者となって、ランダムで学生を当て、学生はメモを取り、また自分もホワイトボードに聞こえた内容を要約するという流れで12人続けて実施。途中、1分程度しかしゃべれない学生も数人いたので、予想以上に早く終わった。そして趣旨にあったスピーチができたかどうかということで1人ずつ採点し、12名中7名を合格とした。
  • ここで一工夫。まずは各自のメモ内容だけを見て、それぞれのスピーチ内容が再現できるかという観点での分析をさせた。そしてその後でスピーチをした学生は「その話の内容の専門家」なので、興味を持った話をしてくれた人のところにもっと詳しい話を聞きに行く、というフリータイムを設けた。途中でいったん強制終了し、別の人のところに聞きに行くという形で計2セット。そして「質問することと答えること」のどちらが多かったかを自己分析させ、いずれはどちらも出来るようになって欲しい、という話に繋げた。そして最後はせっかく大学にいるのだから、いろんな先生に質問してほしい、という話で最初のセッション終了。
  • 2つめのセッションはゼミ対抗プレゼン大会の準備の2回目。とりあえず一番最初に座った席に戻らせ、隣の人とテーマ決め。NHK報道番組「特集まるごと」ポータルページを見てきた学生が誰もいなかったのは残念だったが、その代わり発表ネタを既にピックアップしてきている学生もいたのは心強い。また、全くテーマが思いつかない時のために、「現代用語の基礎知識2014」を用意しておき、それをパラパラ捲ってストップをかけ、さらに別の学生がそのページの中のどこかを指さすという形でトピックを選び、それと知的財産との関連を考えさせるというような「遊び」も行った。
  • 来週までにもう少しネタを考えてくること、そして「話題元2分、自分で調査3分、各自の意見2分」の計7分のうち、最初の話題元2分だけは何かトピックを選んで来てくれたらいいなあ、と言う形で宿題を指示して終了。
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第1回 4月17日 + 補講(4月10日分)
テーマ:ベネッセ自己発見レポート
    ゼミ対抗プレゼン大会準備(1)
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  • 先週の4月10日のゼミは検査入院のためいきなり休講になってしまったが、そもそものきっかけとなった月曜2限の受信英語の授業で突然倒れてしまった時にゼミ生も助けてくれたようで、最初しばらくはその話でもちきりだった。
  • 今後の対応等とゼミ対抗プレゼン大会について最初の10分ほどで説明をしてから、別のゼミと合同で(本当はその必要もないぐらいに回復していたのだけれど、安全策を講じて下さった)ベネッセ自己発見レポート(大学生基礎力調査Ⅰ)を実施。早い学生は開始後60分ちょっとで退室できる状態になっていた。
  • もともと基礎ゼミのあとの4限はゼミの一環として使える時間枠になっていたので、この時間を先週の休講分の補講とさせてもらった。
  • 今日のゼミの配布物はブログにも掲載しているこちらの記事をプリントアウトしたもの。今後のゼミの予告のようなものとして配布したわけだが、この中のいくつかはプレゼン大会のネタ決めにも使えそうということで、特に「26. NHK報道番組「特集まるごと」ポータルページ http://www3.nhk.or.jp/news/marugoto/ から好みの記事を1つ選び、1分で説明する。そしてこれに関する情報を調べて1分で説明する。さらに自分の意見を1分で説明する。(3分間スピーチの練習)」を2分+3分+2分に引き延ばして7分のプレゼンに仕上げることができないか、という観点で、使えそうな素材を探してくることを次回までの宿題にした。
  • あまり偏見で割り当てるのは良くないと思いつつ、学生に乗せられてしまい、事前に考えていた「登壇者の立候補がなかった時のための3人の候補者」を早くから公表してしまうことになったが、立候補に近い形で登壇を希望する学生がいたのは心強い。途中で議論に参加しない学生が3名ほど発生してしまったが、強制参加させることでとりあえずは何となく全員で考えるという方向付けまではできたかな、という印象。
  • 事前の予告なしだったため、4限の方は2名が別の予定が入っているとのことで出席できなかったが、既に学生の間の連絡網はできているようで、そちらで連絡してもらうことにした。
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第0回 4月4日 初顔合わせ
テーマ:場面に応じた適切な言葉づかい/メモを取る
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  • 新入生オリエンテーションの3日目の中で基礎ゼミについての紹介があり、担当者全員が教室に集結。最初の30分で趣旨説明とクラス分けの発表。ここでは担当教員ごとに1人ずつ名前を呼ばれ、その場で起立して顔合わせを行うという形でやった。
  • 我がゼミには12名(男子10名、女子2名)が決定。そして続く1時間弱でゼミごとに教室に分かれ、初回ゼミ(シラバスには掲載がなく、正規の木曜3限ではないので、とりあえず第0回と呼称しておこう)を実施。
  • まずは自分の自己紹介を兼ねた軽いトークから。自分自身、大学4年間はとても楽しく過ごしたが、それでもやれなかったことや後悔していることはある。みんなも大学を出てしばらく経ってから振り返って見たときに必ず何か後悔することもあるだろうけど、できることなら後悔が少なくて済むような、充実した大学生活を送って欲しい、というような話から。
  • その後で学生に年齢を当ててもらった。最初に出た答えが43歳ということだったが、もうちょい下、と言ったら2人目で38歳と正解を言われてしまった。どうせならもうちょっと下の年齢を言ってくれてたら話が広がったのになあ、とちょっと残念。そして今年39歳になり、多くの学生は今年19歳になるわけなので、それを踏まえて自分は「大学21年生」と言ってみたら「ヤヤウケ」だった。
  • そしてここから本格的にゼミスタート。教室の机は可動式だが、正面を向いた普通教室型になっていたので、向かい合って座るような形に並べ替えさせた。そしてA4の白紙を1枚ずつ配布し、ホワイトボードに今日のテーマとして「場面に応じた適切な言葉づかい」「メモを取る」と書き、写させた。
  • そして最初は恒例の学生の自己紹介だが、テンプレートとして「私は(      )、漢字では(      )、(      )と呼んで下さい、(      )に住んでいます、この大学をなぜ選んだか、クラブやサークルはどうするか、よろしくお願いします」というような内容を板書し、各自の発表内容をしばらく考えさせた。ここでは「初対面では丁寧な言葉遣い」ということを意識させるようにした。また、テンプレートとはなるべく違う言い回しで、ということでだんだんハードルを上げていった。
  • 当てる順番はランダムということにし、学生に見えないように手元の名簿に番号を振り、それを元に自分が司会者となって「1番目の自己紹介をお願いするのは(学生番号)です。よろしくお願いします」というような形で1人ずつ、前に出てきて喋ってもらった。
  • そしてこの時にメモを取る練習ということで、自分自身もホワイトボードに聞こえた内容を書いていった。聞き取れない時は「場面に応じた適切な言葉づかい」ができていないというように伝え、再度繰り返させるということもやりながら、12名全員の自己紹介が終了。学生らもそれなりに聞き取った内容をメモを取る作業を進めてくれていた模様。(1人だけ怪しい学生もいたが…この対応は来週以降に。)
  • 次に、隣同士でペアになって、いろいろおしゃべりタイム。ここでは「同年齢の会話」ということで、適切な言葉づかいは「ため口」であることを指定。それなりに盛り上がったが、しばらくしてから全員が立ち上がって、教室の別の場所に向かって歩き回らせ、ストップをかけた時点で一番近いところにいる人とペアを新しくつくっておしゃべりタイム。さらにこれをもう1セット。こんな形で初回から和気藹々とした雰囲気を作れたことは良かった。
  • 残り時間が15分ほどとなったので(と思い込んでいた)一度元の席に戻らせてから再度、別のテーマでメモを取らせる訓練ということで、時間割を見ながら、最初は何も趣旨説明せず、科目名を読み上げてメモを取らせた。これは履修登録の時に選択科目として取れる科目群。実はそんなに多くなく、前期7科目、後期5科目しか候補がない。そしてこの中から最低9科目取ることで登録上限単位数に達する。もちろん全員が上限ぎりぎりまで登録するわけではないが。こんなふうに何か別の資料を見ながら、必要な形でメモを取ってから、あとでどういう趣旨のものだったか種明かしされるというタイプのメモ取り練習も、いろいろな授業で出てくることだろう、というように説明。
  • 来週木曜日の第1回ゼミの翌日からが履修登録期間なので、次回までの宿題(?)として、選択履修する科目を選んで、なぜその科目を選ぶのかというような話を「場面に応じた適切な言葉遣い」で1人ずつ喋ってもらうことを予告して終了。
  • 実は今回のゼミのあとで避難訓練があったのだが、開始時間を勘違いしていて10分強の時間が余ってしまった。ゼミ内での連絡網を作っても構わないということにした。こちらからの情報は大学のメールアドレスやポータルサイトで通知するというように伝えたが、学生らは自由らに「非公式」に連絡網を作ってもよい、そしてそこには自分は参加しないということにしたが、1人の学生が音頭を取って、早速LINEのグループが作られた様子。良いことだ。
  • 可能であればこのあと一緒にお昼ご飯を食べに行って欲しい、というような話や、後期ぐらいにゼミで「遠足」に行くというような話を伝えてゼミは終了。直後に「地震避難訓練」があり、とりあえず机の下に隠れさせたあと、事前の指示書き通りに8階から1階まで全員が降りたところで解散。