2014年12月14日日曜日

2014年度 後期 資格英語I 授業記録

第12回 12月9日

  • 今日からTOEIC Part 4対策なのだが、まずは前回同様Unit 11の範囲の音声を一通り聴いてもらってPart 3の最後の小テストから。これだけで15分程度の消化。
  • 今回からラーニングポートフォリオのデザインも授業の進め方も少しだけやり方を変えてみた。今日の学習アドバイスとして板書したのは「改めて問う。読んで意味が分かる状態でリスニングに取り組んでいるか?」なのだが、それを踏まえてまずはラーニングポートフォリオを使って「電話メッセージ」で意味の分からない単語をチェックする作業から。いつもは教科書の問題を先に解いているが、今日から3回はこれまでとは逆パターン。というわけで十分にウォーミングアップできた状態で教科書のWarm Upの問題を解くという不思議な展開。でもこれは非常に大事なことだと思う。
  • 課題として指示したのはさらに2つ。1つは音の変化を書き込む作業。ただしこれは既に十分やっていることでもあるので、TALK A〜Cの3つ分をやって成績の1点分というほとんど誤差とも言える配点。今回重視したかったのは「電話で使えそうな表現」をまとめるという内容。こちらは3点分の配点で、それぞれのTALKから3つぐらいは抜き出して欲しいというように指示しておいた。
  • いつものようにTALK Bまでぐらいしか進まなかった。TALK Cは宿題ということにしているのだが、どういうわけかリスニング素材としては教室内では流していないのに、TALK Cのところまで書き込みが終わった状態で提出する学生が1限にも2限にも。いろいろ残念な気がする。
  • 提出期限は翌週月曜日の15時まで。毎週の授業の終わりに提出して帰るのが習慣となっている1限のとある学生に言わせると、月曜日は登校しないから、という理由らしい。それならそれで金曜日までに出しに来ればいいのに。提出されたものを見てみたら案の定、記載が不十分だったので減点せざるを得ない結果だった。いろいろ残念な気がする。


第11回 12月2日
  • 特記事項。前期の同一授業では毎週のようにやっていた「前の週の音声を復習としてまとめて聞く」ということを後期はうっかりやるのを忘れていて「毎回妙に時間が余るなあ」「後期は進み方が速いなあ」という気がしていた。前回分をまとめて聞くと15分ぐらいになるので、その分をカットするとそりゃあ進み方が速い気がするのも無理はない。今日から再開してUnit 10の範囲を一通り聴いてもらった。
  • Conversation Bの音変化書き込みまでで時間切れ。残りの部分は宿題。
  • 今日の学習アドバイスは「少なくとも前回範囲は完全に全てが理解出来る状態で来て欲しいんですが…」「何%ぐらい達成できてますか?」と板書。いつも意識しておいて欲しいこととして。
第11回 11月25日(休講)

第10回 11月17日
  • 特記事項。いつも毎週月曜日が提出期限のラーニングポートフォリオについて、今回のみ11月27日(水)15:00を締切とした。
  • 第10回ラーニングポートフォリオ(11月27日締切分)の採点基準は「Conversation Cの音の変化」「Conversation Cの単語・表現」の部分に記入がなければそれぞれ1点引きとした。
  • 今日の板書での学習アドバイスは「今取り組んでいる内容は少し背伸びしたら届きそうな内容ですか?」とした。いろんな解釈ができるが、結局これまでに言った内容とほぼ同じと言うこともできる。ダメだと思ったらすぐにスクリプトを見よう、とかいう解釈にもなるだろうし。
第9回 11月15日(補講)
  • 11月25日が出張で休講になるので事前に補講。土曜日の補講なので誰も来ないかなあ?と思っていたら1限も2限も数人ずつ教室に来ていた。成績素点からするとほんの誤差の範囲なのだが、前回配布のラーニングポートフォリオの隅っこに小さくサインすることで1点だけ上乗せ加点。
  • いつものように小テスト→教科書→ラーニングポートフォリオ→教科書→ラーニングポートフォリオ→教科書→ラーニングポートフォリオの順。ラーニングポートフォリオには教科書本文が行間を空けて2回ずつ書いてあるので、著作権の都合上、公開できないのが残念なのだが、第9回〜第11回のものはPart 3の学習用として、また第12回〜第14回のものはPart 4の学習用として、「音の変化を行間に書き込む」「単語・表現で知らないものを行間に書き込む」「その他の学習」として作っている。
  • そしてしつこいまでに繰り返し音声を聴きながら(時にはテンポを20%落とした音源を使い)教科書の問題を解きながらラーニングポートフォリオに書き込む、という形を繰り返す。そして小テストでは前回の範囲のものを「読んで答える」問題と「穴埋めディクテーション」問題(すごく簡単なもの)を出題するという形式。そして合間に質問を受け付け、必要だと思えば教室全体に向けて解説をする。この繰り返し。
  • そうしているとあっという間に授業時間が終了し、プリントもオモテ面ぐらいしか終わらないので、ウラ面は宿題とし、翌週の月曜日15:00までに事務室のレポートボックスに提出させ、それを火曜日の授業までに採点して返却、というパターンで定着している。。。(毎回この繰り返しなので、教材がちゃんと準備してあれば特に授業記録として書くべきことはない、というのがここ数週間の気づきです。)
  • 今後はこの授業の記録は、特別に書き残しておくべきことだけ書くことにしますね。

第8回 11月11日
  • いつも使っている教室の設備が故障し、急遽普通教室での授業となった。だましだまし使っているのだけれど、そろそろ寿命なのでは?と思い続けている。そんなことがここ数年増えているので、授業自体は普通教室でもできるようにしている。もっとも、今年度は「自分自身が故障して迷惑をかけた」ので、あんまり文句は言えないのだけれど。
  • この授業では頻繁に書画カメラを使っているが、最近は多くの教室に設置されつつある。うっかり確認するのを忘れて教室に行ってみたが設置されておらず研究室に出戻り。研究室から離れた教室だったので取りに戻るのに時間がかかった。また、例によって遅れてのプリント提出が多く、その処理も含めると約20分のロスタイム。
  • いつものように小テストを実施。ただし今回はいつもと少し違い、CD音源から問題を抜き出し、サウンドエディタを使って順番を変更したものを使っての小テストとした。いつも2回ずつ読み上げるが今日は一発勝負。そして答え合わせの時に2回目を流し、それに合わせて1問ずつ答えを黒板に書いていった。
  • 前回同様、最初の15分程度はPart 2を利用した英会話の練習。素材は前回までの3回分のラーニングポートフォリオに書いている受け答え。どちらかと言えば2限の方が盛り上がっていた印象。
  • 今日まで同様にPart 2だが、ラーニングポートフォリオの形式はいつもと違う内容にしてみた。サイズもA4両面印刷。(いつもはA3両面)。そして一つの文に対する様々な答え方を教科書に掲載されている分だけ、全部書き写すというもの。とはいえこの演習は教科書での練習問題をすべて終えてからの活動として提案するというのがこちらの意図だったのだが、以前より少なくなったとはいえ今でもかなりの人数が先取りして進めてしまう状況にある。
  • 今日の最後の活動は「20%遅くした音声」での聴き取り練習。これならできるかなあ?という挑戦状の意味も込めて。しかしこれでも難しいという学生も少なくなかった様子。そもそも普段の英語リスニングに割く時間が少なすぎるのでは?という気がする。予習範囲(時には復習範囲)のリスニングを宿題として指示しており、それもせいぜい15分ほどの分量なのに、これさえ聞いてこない、多い学生でも3回とか。その程度ではいつまでたっても伸びませんね。
  • 海外出張の都合により11/25(火)の授業は休講。この補講として11/15(土)に前倒しで補講を実施するが、補講に出席できない学生(しない・する意思がない・補講?なにそれ美味しいの?という学生を含む)のために当日の出席点をカバーできる課題として「第9回ラーニングポートフォリオ」を配布。第9回からはPart 3を扱うが、この会話の部分3つを使い「音の変化・単語や表現・その他」を書き込んで学習できるように作った。書画カメラはこの書き込みの見本をちらっと見せるためだけに利用。本当は音声も流しながら説明できればよかったのだが、それは各自の学習に委ねてみようと思う。

第7回 11月4日
  • 昨日の夕方に急いで採点した第5回・第6回のラーニングポートフォリオをまとめて返却。何しろ月曜15時に締め切ったものを翌日の授業に間に合わせる必要があるという自転車操業。楽しい仕事ですがタイトなスケジュールは結構辛いですね。
  • 今日は「提出遅れ」がやたら多く、その処理をしているうちに開始時間に食い込んでしまった。まあその分、小テストに間に合わないという学生がいつもよりも少なめだったので良かったとするかな。
  • いつものように小テストから。もうこの形式にも慣れたかな。
  • Part 2形式も残すところあと2回。そこで今回と次回はPart 2を「英会話の練習として(技能として)」、素材はUnit 5〜6のラーニングポートフォリオで書いた受け答えの英文ペアを使う練習から開始。それをやりながら(ちょっとムリだろうな…と思いつつも)「もうそろそろ聴き取り自体、そこそこできるようになったでしょ?」という学習アドバイス(挑戦状?)を板書。さらにそれに続けて「Part 2が今でも難しいと思うなら…(Part 2は一番易しい!と多くの人が感じるPartのはず…)」と板書。この形式での英会話練習は今までになく盛り上がった。そして「私はこの質問にはこういうふうに答えたい」という観点からの質問を受け付けた。
  • 多くの学生が去年の「ブリッジ・イングリッシュI」(英語のリズムと発音)を取ってくれたはずだが、英語の発音は元通りの日本語発音というケースが多かったような気がした。まあ仕方がない。
  • いつもの方法で教科書に沿って「Warm Up」から順に進めていった。そして「Practice 2」と「TOEIC形式問題に挑戦」のところは今回は一発勝負で「実際にやってみる」という形式。ラーニングポートフォリオではこの次の設問が「自己採点しましょう。次に、間違えた問題について、間違えた理由を添えて分析してみましょう。右ページにも続けて記入すること。」ということになっているので、ここの部分をどれだけやってくるかで点数が決まることを告知。
  • 2限の終わりかけにはずっとスマホを触っていた学生1名のラーニングポートフォリオ用紙を取り上げて「追放」を宣言。もうそろそろこんな方法を使ってもいい頃でしょう。

第6回 10月28日
  • 昨日まで学園祭関係の休みだったので、いつものように月曜日を提出期限にするわけにもいかず、第5回のラーニングポートフォリオを回収してから小テスト。
  • 今日はPart 2の3回目でUnit 6。教科書のWarm Upは前回のように後続する文から穴埋めを推測することができるような問題でもないのでそのままリスニング。そしてPractice 1。ここまでは前回と同じように進めた。だが、今日も前回同様にPart 2の答えとなる文をひたすら書くという形のラーニングポートフォリオなので「ここから先は授業での指示に従って使うこと」という指示を無視した怪しげな鉛筆の動きが…特に1限の学生に顕著だった。課題だけをやれば良いってものでもないんだけどなあ。最終的にはTOEICスコアアップが目標なので指示に従って使って欲しい。授業では言わなかったんだが「コーチの指示を守らない選手」は伸びませんよ。その点、2限の学生には比較的「コーチの指示」を守ってくれた人が多かった様子。
  • 「Practice 2」と「TOEIC形式問題に挑戦」のところでのオススメ勉強法を板書で指示。前回とよく似ているが、今回は1回目のCD音声でガチで解き、2回目のCD音声の時に答えを確認し、3回目の神谷読みではちょっとゆっくり読み上げるので、何も見ないで「聴いて分かるか?」の確認に使って欲しい、というように指示した。もちろんやり方は各自の自由ということで、「もう無理だ…と思ったら答えを見よう。It's up to you! というアドバイスも板書に添えた。偶然にも今日の範囲でこの英文が出てきていたが、ここでの訳し方は敢えて教科書と同じにせず「みなさんにまかせます」ということにした。さらにもう一つの学習アドバイスとして「要再確認!Part 2の受け答えが成り立っていることを何度も確認しながら進めて下さい。意味は分かっていますか?」という内容を板書。
  • 教科書に沿って進めていき、最終的に「TOEIC形式問題に挑戦」は12番までしか進まなかったので、続きは自習ということにした。そして今回の評価基準としてプリント裏面の「正解以外の選択肢を中心に、すぐに意味が分からないものを以下にまとめましょう」「その他、各自に必要な学習を、以下を使って行いましょう」の欄を優先的に評価することにした。
  • 授業の最後に「今日どこまで進んだか?」が分かるサインを全員のプリントに記入。そしてここから先にも書き進めているか?も評価項目とすることも宣言。なので、プリントの提出も次回授業開始時ということに。2週分のプリントをまとめて返却することになるが、これも作戦のうち。どんな作戦なのかは…授業では話しましたが、ここには書きません。次回の授業記録ブログをお楽しみに!

第5回 10月21日
  • 前回の「第4回 ラーニングポートフォリオ」を返却し、採点基準を公開した。そして「第5回 ラーニングポートフォリオ」を配布し、小テストを実施。
  • 前回と同じくPart 2。今日からの3回は「非常に面倒かつ手が疲れる作業」である「全部の問題で解答となる選択肢の答えを書く」という作業をしてもらうことになっている。これは前回の板書事項で言えば「こういう尋ね方にはこう答える、という応答練習用に」(知識として)を意図した学習。
  • この授業記録ブログでは見つからないが、以前にも言ったように記憶している「読んで分からないものが聞いて分かるわけないよね」という学習アドバイスに加え、新たに「記号で答えを書くだけ?For what?」という学習アドバイスを板書。TOEICの学習でよくある「記号で答えを書く」ということについては「何の意味もない」と思っている。後で確認しようがない。その点、Part 2だけはそれなりに「受け答えのパターン」があるので、「やればやるだけ上達する」と思っている。その辺を分かって欲しくて今日から3回はこんな課題にした。
  • そんな雰囲気の課題であることが何となく分かるような状況でありながらも、ラーニングポートフォリオの小テストの続きのところからはしばらく見ないようにしてもらい、まずは教科書の問題から。教科書では「CDを聞いて疑問詞を書き取る」というタイプの問題から始まっているが、敢えて「CDを聞かず、続く内容から予測してどんな疑問詞が入るかを予想」という形で始めてみた。どちらかといえば瞬発力が問われるTOEIC Part 2だが、最初の単語が仮に聞き取れなくてもある程度は予想できるはずなので、その訓練として。これを10問分連続して、相談しながらやってもらった。
  • 答え合わせを兼ねて教科書の付属CDを2回聴き、続いて教科書にある「5問ごとに枠内から答えを選ぶ」形の問題に取り組んでもらった。ここでも隣同士の相談OK。
  • 英文と解答のペアを10問分、2回通して聴き終えたところで「記号ではなく英文で答えを書く」作業。ここでも枠内に音の変化(消える音や繋がる音)を記号で書き入れたらボーナスポイントということにした。
  • 続く24問は4問ずつ「CDを2回聴く」→「神谷が読み上げるのを聴く」という流れを繰り返した。オススメの学習法として提示したのは「最初はガチで取り組む」「2回目は答えを見ながら確認」「3回目に音の変化を書き込む」だが、1回目だけでは答えが出せない学生もいるので、取り組み方は自由ということにした。これを6セット分やって終了。
  • ラーニングポートフォリオの提出は来週月曜日まで学園祭関係の休みが続くので、学校に来ない学生もいることを勘案して、次回授業開始時で構わないということにした。それまでにしっかり何度も聴いてプリントに書き込んで来るんだよ〜!(とか言いながら今日もプリント提出を受け付けたのだけれど。そして案の定、書き込みが不十分な学生がいたのだけれど。)

第4回 10月14日
  • 前回の「第3回 ラーニングポートフォリオ」を返却し、「第4回 ラーニングポートフォリオ」を配布。そして小テストを実施。
  • 今日は課題が終わった人から早く帰れるよ!と最初に伝えたら、なかなかの集中力で取り組んでくれた、と思う。もっとも、どれくらいの品質で課題をやってくれたかは採点してみないと分からないのだが。(早い学生は25分くらい早く、逆に遅い学生でも10分ぐらい早く終了。)
  • 今日からPart 2に入った。Part 2を扱う全4回のうちの1回目なので、まずは教科書に沿ってPart 2とはどういう内容が出題されるかについて説明。もっとも、みんなTOEICは受けたことがあるはずなので大体知っているのだが、改めて紹介。
  • TOEIC Part 2のアドバイスとしてよくある例に「冒頭の1語だけを聴け」というのがあるが、これは「かなりの確率でデマ」であることを紹介。今日のラーニングポートフォリオはA3片面の半分以上を「ノート代わり」に使うことになっていたので、このことを板書し、メモさせた。(ちなみに今日のラーニングポートフォリオの採点基準のうちの1点分を「板書事項をメモしているか」とする旨を説明したので多分全員が書いてくれたはず。)
  • 続けて「Part 2をこんなふうに使ってみよう」と書き、以下の3点を一気に板書。
    • 全文ちゃんと聞き取れるか?の練習用に
    • こういう尋ね方にはこう答える、という応答練習用に(知識として)
    • 英会話の練習用に(技能として)
  • そして教科書に沿って5問ずつ「CD音声をポーズを空けながら再生」2回と「神谷読み」 1回で聞き取った内容を教科書の空所に入れる練習。続いてそれらが「どういうタイプの質問か?」を枠の中から選んで記号で答える問題に解答。この流れで4セットを進めていった。
  • プリントの裏面には本日、教科書で出てきた範囲の英文20文を行間を広めに取って印刷しておいた。これを使ってやって欲しいことは「強く読む所に印を付ける(○、△など)」「音がくっつくところをスラーの記号で繋ぐ」「全体の音の上がり下がりを矢印で書く」「音が切れるところに / を入れる」「必要ならば和訳」というように板書で指示し、これらの学習が終わった人からプリントを提出して終了ということにした。CD音声は4つのファイルを連結したものをさらに2回聴いてもらった。

第3回 10月6日
  • 1限(特に前半)では久々にグダグダの授業をやらかしてしまった(と自覚している)ので、まずは反省。前期の同一授業では飛ばしてしまった範囲で、後期にやるのが初めてという理由がタテマエなのだが、それを言い出すと初めてやる授業では全てグダグダでもいいという免罪符にもなりかねない。
  • 前回同様、教科書の英文を行間を空けて刷ったものを使い、リスニング教材をあの手この手で繰り返し聞かせながら、行間に音の変化や強く読む所、必要に応じて和訳などを書き込みしながら進めていくというスタイルを想定していたのだが、ちょっと欲張りすぎたようだ。前回のように全員が期日までにレポートボックスに提出するのとは違い、今回は余裕のある人は授業と同時進行で進めても構わない、授業の最後にも提出を受け付けるという形にしたのが失敗の大きな原因。そのためいろんなことを同時にやらなければならなくなりグダグダになってしまった。(この反省を活かし、2限の方は比較的うまくいった(と自覚している)ので、以下ではその授業記録をまとめます。1限の受講生のみなさん、ゴメンね。)
  • さて、授業開始直後から前回のラーニングポートフォリオを返却し、採点基準について説明。第2回のものは7点満点でつけたのだが、受講クラスを書いていない人がとても多かったのがムカついて(!)該当者は1点マイナスにすることにした。毎回このようにつけるわけではないが、9点満点の小テストで5点以下であれば−1、予習していなければ−1、期限(昨日の15時まで)を過ぎての提出で−1、一緒に進めたオモテ面への記入が不十分と判断したものに−1、各自で進めることになっていたウラ面への記入が満足できるレベルでなければ−1、教科書を持ってきていなければ−2という基準にしたが、何人かの学生は何かしら不十分な点があったので減点することになった。提出者の中での最低点は3点だった。もちろん未提出者は出席していても0点。このクラスの成績は毎回のラーニングポートフォリオの合計でつけるので、あとで苦労することになる人が出てこないか心配。(第2回ラーニングポートフォリオについては、評価方法自体は1限も同じです。)
  • 今回は教科書のUnit 3。TOEIC Part 1対策、3回のうちの最終Unitで、大きく分けると「A 動作と状況の描写」「B 詳細な描写」「TOEIC形式問題に挑戦」となっている。このうち最初の2つは「神谷読み」→「神谷読み」→「CDを聴く」→「CDを聴く」→「神谷読み」という流れで進めていったので、前回よりも1回多く、しつこく5回ずつのリスニングを要求したが、「オススメの勉強法」として最初の2回は教科書の問題を解く、次の2回で解答を見ながら意味も確認、最後の1回で聴くだけで(何も見ないで)意味が分かるかを確認するという形にしてみた。そして余裕がある学生は同時進行でプリントの行間に書き込む作業も行っていいということにしてみた。こんな形で「A 動作と状況の描写」をやってから5分程度、頭の整理をする時間を設けつつ質問を受けて回った。質問者には「おっけい合格」の押印。そして同様に「B 詳細な描写」の終わりまで進めた。
  • 「TOEIC形式に挑戦」のパートはプリントにも英文を入れていなかったので、先にCDを聴き、再度CDを聴いてから神谷読み1回ということにした。
  • このクラスは前期と同一内容・同一テキストとはいえ、前期は自分の入院騒ぎで変則的な開講となってしまったので、シラバスとはかなり違った内容にせざるを得なかった。シラバスでは毎回、質問や疑問解消報告を受け付ける旨を書いているのだが、これをラーニングポートフォリオに書かせて良いものか迷う。何しろ翌週の開始時には返却してしまうのだし、書画カメラで映しながら説明しようと思えば手元にないと具合が悪い。このクラスを1年次の後期に教えた時のように、疑問解消報告カードを別途用意しても良いが、そうなると成績管理上、自分の手元に学期末まで置いておくことになるし、返却もできない。まさにジレンマである。うまい解決方法がないかもうちょっと考えてみる。
第2回 9月30日
  • 祝日を1回挟んだのでまだ2週目。前回のラーニングポートフォリオを返却し、今回のラーニングポートフォリオを配布して授業開始。(今週分から教科書の内容を含んだ内容で、著作権上の理由により残念ながら公開できません。)
  • 今日もPart 1に特化した内容。全3回のうちの2回目。
  • まずは小テスト。といっても自己採点だし2回ずつ読み上げるので、TOEICと比べたらゆるゆるの内容。穴埋めディクテーションを3問と、教科書掲載の写真を見ながら読み上げた英文に合致するかどうかをT/Fで答える問題を6問。
  • この授業の当面の進め方として「CD音声を聴く→神谷の読み上げる音声を聴く→CD音声を聴く→神谷の読み上げる音声を聴く」という「4回ずつの読み上げ」を基本パターンとして進めていった。この授業はリスニング対策の授業だから、少しでも英文を耳にして欲しいと思うし。そしてスクリプト・対訳を見るタイミングは学生に委ねることにした。(併せてオプションメニューとして「ディクテーション」「シャドーイング」「オーバーラッピング」などをやってもよいことにしている。)
  • 同様のパターンでUnit 2の全体を授業開始後1時間で終了。続いて次回までの宿題として指示している内容を半分ほど一緒にやりながら、どんなふうに書いたらいいのかを指示。 
  • 宿題の指示内容は次の通り。「教科書付属CDを繰り返し聞きながら、行間に音の変化を書き込みましょう。カタカナで書いても構いません。弱く読まれるところはどう聞こえますか?また、強く読まれるところに○をつけましょう。学んだこと・気づいたことをそれぞれの右側・余白に書き込みましょう。10月6日(月)15:00まで(厳守)に1号館10階の事務室レポートボックスに提出して下さい。」利用したのは教科書p.17〜23の範囲の全英文。

第1回 9月16日
  • シラバスシラバス補足事項のプリントを配布し説明。シラバスを事前に読めば「教科書を買ってp.11まで目を通してくること」が「予習」として書いてあることがわかるというのに、1限も2限も約4割の学生が「予習」してきていないことに気づいてガッカリ。
  • 第1回 ラーニングポートフォリオを配布。(今週分は著作権に引っかかる内容ではないので公開できるけど、次回からは教科書の英文がそれなりに入っているので、残念ながら公開できません。)
  • 教科書のChallenge 1〜4のそれぞれ一部を使い、模擬テストとして実施。教科書未購入者のために書画カメラで問題を提示しながらPart 1 を10問、Part 2 を20問、Part 3 と 4 をそれぞれ4セットで12問ずつ。Partごとに自己採点させ、感想や目標点などを自由記述で書かせた。ラーニングポートフォリオではリフレクション(振り返り)が何よりも大切なので。
  • 教科書のChallenge 2のところで問題番号がずれていることに気づいた。プリントでは11〜30となっているが、ここは1〜20のつもりだった。仕方ないので問題番号11〜で実施。頭出しに少々手間取った。
  • 最後の20分弱で教科書のUnit 1を実施。ほとんどそのまま流すだけだったが、残り時間を気にしつつ、2回ずつ流す問題と1回ずつ流す問題に分けてやってみた。答え合わせもホワイトボードに書いてみたり、書画カメラを使ってみたり。
  • 最後に何かコメントを、と指示したら特に2限の学生が熱心に書いてくれた。そして出席カード代わりにラーニングポートフォリオを回収して授業終了。
  • 2限で一瞬言葉が出てこない場面があった。1限で調子がよかったので、ついつい勢いに乗って無理していろんなことを喋ろうと思ったらしい。アドリブが利かないのは少々つらいけど、少しずつ取り戻していくしかないですね。
  • 次回は祝日のため休講。

9月6日 授業記録ブログ開設
書けるかどうか分かりませんが…とりあえず準備中です。

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