2013年1月16日水曜日

(2012秋学期・水曜3限)情報処理実習(応用)Ⅳ 授業記録

第15回(最終回) 1月16日

授業の流れ
・出席者は2名。応用IIのクラスに続いてこちらも人数が少なくて残念。(1人は発熱とやらで欠席連絡があったがもう1人は不明。)
・今日はAccessで新しいテーブルを作ってデータを手入力する練習から。「AccessはExcelよりも頑丈にデータを守る」という話をしつこく繰り返しつつ、また前回の復習も兼ねつつ、いろいろなエラーを発生させながらデータ入力練習。主キー重複エラー、数値型フィールドにテキスト型のエラー、Wordの表やExcelの表からコピー&ペーストでAccessのテーブルに直接入力させることはできない、Excelからファイルを取り込むには1行目にAccessのテーブルと同じフィールド名が入っていないといけない…など。そしてインポート関連の話の一環として.csvファイルの話や、テキストエディタで直接コンマ区切りやタブ区切りで入力したデータをAccessに取り込んでみるなどの練習をした。この手順なども含めて20分ぐらいで終わるかと見積もっていたが、30分以上かかってしまった。
・続いて某データをAccessで開き、レポート機能を使ってみる練習。Excelのピボットテーブルと同じで、適当に作ってもそれなりに面白いレポートができるが、今日はいまいちセンスが冴えないようで、あまりぱっとしないものしか作れなかったような気がする。
・最後に業務用データベースの開発事例として、Accessの入門書籍で扱われているような「図書販売」「成績管理」「販売管理」などのデータベース・ソリューションについて簡単に説明。このクラスでは結局リレーションの話は入れなかったので(90分4回だけなのでさすがにリレーションまでは扱う余裕はない)業務用データベースの仕組みをイメージするのは難しいような気がしないでもないが、まあAccessでこういうことができるということだけでも分かってもらえれば、この授業でAccessを扱う目的は達成できたと思う。
・応用IIと同様に、どんな成績の付け方になるかを具体的な点数とともに今日の出席者2名に伝えて終了。そして情報処理実習を教え始めて8年目の授業が終了。



第14回 1月9日

授業の流れ
・出席者は4名。全員が4週分の配布資料としてまとめて渡しているプリント一式を持ってくるのを忘れるとは…がっかり。まあ受講生にはmoodleで資料内容のWordファイルも提供しているから、さほどの支障はないとも言えるが、わざわざカラー印刷した資料を配布して、プリントの補足事項を手書きで書き込んで欲しいと考えて作ったのに残念すぎる。
・出席者4名のうち2名は前回欠席なので、普通に続きを進めていくならAccessのヤマでもあるクエリを全く知らないままでExcelデータの取り込みやらフォーム作成やらに入ってしまうことになる。これはあまりにも忍びないので(というよりも前回の出席者の2名もこれだけ間が空くと操作方法などを忘れてしまっているだろうし)授業時間の前半半分は選択クエリや集計を中心に進めた。即興でクエリ作成のネタを考えて出題(Jリーグ選手のファイルを使ってポジション別の身長の平均を一覧表示する…など)し、作らせた。とはいえ実際のところ、集計に関してはExcelのピボットテーブルの方が便利なこともあるのだが、Excelに得意なこと、Accessに得意なことなどを補いながら説明。
・続いてExcelのデータをAccessに取り込む方法について、インデックスや主キーの考え方について補足しながら説明。また、取り込んだ内容へのレコード追加、コピー&貼り付けを行った時のインデックスや主キーの重複のエラーの再現とその解説、フィールドの追加、データ型をルックアップウィザードやOLEオブジェクト型に変更するなどの操作を行ってから、商品名ごとの画像フィールドにイラストを順に挿入。5〜6個程度を入れたところでフォームの作成を行い、フォーム上からも画像フィールドにイラストを挿入する作業をしばらくやってもらった。
・フォームのデザインビューの操作の部分でちょっとうまく行かないことがあり、またちょうど時間切れになってしまったので、今回はここで終了。次回はこの辺りから開始するがちょっと自分でも確認作業をしてみないと。
・次回が最終回だが、どうやら授業時間の半分ぐらいは教材が不足しそうなので、何か別の教材も用意しておこう。
・このクラスは人数も少ない実習科目ということもあり、ほとんど出席状況と授業時の課題への取り組み状況で成績をつけている。そのため今日の時点でほぼ成績も確定しており、出席者にも個別に見込み成績を伝えた。(来週きちんと出席して課題に取り組むことを見越してのことだが。)合格の成績標語は「秀優良可」の4段階で評価しているが、今の時点で優が1名、良が2名でほぼ決まり。後の1名は長期入院だったとのことで別途課題を指示している。この様子を見て成績をつける予定。



第13回 12月19日

授業の流れ
・この授業は通常3名だが、前回終了時に長期入院だったらしい学生が1名救済を志願してきたので今週から参加している。そしてこれまでコンスタントに出席していた3名のうちの2人が欠席だったため、今日の授業は2名ということに。
・まずは前回の復習として選択フィルタ、フォームフィルタ、データの並べ替えなどを前回の残りの2つの実習用データベースで実習。続いて選択クエリの作り方を説明し、実習用ファイルでも選択クエリを作ってみる練習を5つ実施。その他、アクションクエリの実習として更新クエリ、テーブル作成クエリ、削除クエリの使い方をざっと説明してからまとめの練習用データベースで総復習。人数が少なかったのもあるが、意外にスムーズに進み、10分ほど早く区切りの良いところに到達したので終了。次回の出席者の状況にもよるが、このままいけば最終回で少々時間が余りそうな感じなので、追加の課題も用意した方がいいかも。
・長期入院で欠席だった学生には教科書全体を独学で進めてもらうことにするが、年明けの授業では少し個人的に補講などもやった方がよいかもしれない。もっとも、冬休みの終わりまでに教科書1冊をやってきてくれたら、の話だけど。



第12回 12月12日

授業の流れ
・出席者は3名。今日からAccessの入門。4回分の資料と実習用データベースをまとめて配布。(著作権上の都合により残念ながら非公開です。本当は今年からAccessの実習は完全オリジナル教材にして、実習用データベースもフリーで公開することを企んでいたのだが、結局準備が間に合わず、仕方なく去年の教材を若干手直ししたものを使うことに。来年度は是非とも…。)
・データベースの概略を説明してから、検索、選択フィルタ、フォームフィルタ、データの並べ替えをいろいろ説明しながら練習し、最後の30分で4つの実習用データベースのうちのどれか2つで検索実習をやるぐらいしか進められなかったが、まあこれだけでもAccessの有用性は十分理解してもらえた…と信じたいところ。来週、第13回はクエリをいろいろ。年明けはExcelデータの読み込みなどが中心の第14回と、また新規テーブル・フォーム・レポートなどが中心の第15回でこの科目も終了。



第11回 12月5日

授業の流れ
・出席者は3名。前回来ていなかった1名は全くピボットテーブルを知らないという状況だったので、章末の練習問題ができないという状態だったが、さほど難しい操作でもないのですぐに追いついてくれた。進度調整のため、教科書巻末の総合問題からもピボットテーブルが関係する練習問題を1つ実施。でも章末の練習問題でも巻末の総合問題でも、ピボットグラフを作るところまでしか扱っていなかったので、適当にスライサーを追加していろいろ遊んでみる練習も含めた。
・開始後30分ほどで教科書のマクロについての章に突入。まずは教科書通りに進めていき、適宜教科書にないテーマ(VBAをちらっと眺めてみる、ボタンではなく図形オブジェクトにマクロの割り当てを行ってみる、違う結果をクリック1回で出す別のマクロを組んでみる)などを取り入れていった。
・ついつい遊び心でピボットテーブルとマクロを組み合わせたらどんなことができるか、という内容を何の前準備もせずにやってみたら…うまくいかなかった。おそらくピボットテーブルを作る時にワークシート名が固定されてしまうのが原因だろうけど、あまり深入りすることなく離脱。そもそもVBAについてはほんのわずかしか教科書には書かれていないので。
・マクロに関しても章末の練習問題と巻末の総合問題で追加練習。これらをさせている間、VBAでこんなこともできるということで、プロシージャ名とEndの行を除けばわずか2行で書ける「MsgBoxを使って現在の時刻を表示するプログラム」を実演紹介。

次回の予定
・Excelは今回で終了。次回からはAccessを扱うが、適宜、Excelとの比較も行う。学生たちには教科書は来週から持ってこなくてもよいことを伝えておいた。



第10回 11月28日

授業の流れ
・出席者は2名。前回範囲の復習は教科書第6章の章末問題にて。テーブル機能や集計などを軽く復習する程度で、今日のメインテーマ、教科書第7章の「ピボットテーブルとピボットグラフ」へ。
・自分自身、ピボットテーブルが大好きなので、ついつい説明にも力が入る。「それにしてもなんでExcelの一般的な学習って関数とグラフとフィルタぐらいで終わってしまうんだろう?」「Excelの学習なんてピボットテーブルの操作から始めてもいいくらいに思うのだけれど。」「高校生がピボットテーブルを知っていてもいい…」などというピボットテーブルへの賛辞をふんだんに取り入れ、また、教科書の練習問題以外にもいろいろな操作方法を加えながら説明。また、既にやった章の練習問題で出てきたデータも適宜ピボットテーブルで視点を変えてみる練習や、条件付き書式のデータバーなども絡めつつ進めていった。
・ほとんどピボットテーブルだけで時間を使い果たすところだったが、最後の20分ぐらいでピボットグラフにも入った。そして章末のスライサーまで。練習問題は次回の復習用にとっておくことにした。
・次回はマクロからVBA入門まで。そして次回でExcelは終了。残りの4回はAccessの入門。

思いつき
・ピボットテーブルを大絶賛しながら思いついたことなのだが、Excelを全く始めて使い始める人が参照する入門レベルの書籍などでもピボットテーブルでデータ分析をしてみるところから始めるものがあっても良いと思う。Excel 2003以前ならピボットテーブルの使い方にも若干癖があってハードルが高めだったが、Excel 2007以降はすごく容易になった。それにExcel 2010から搭載されたスライサーは非常に便利。ピボットテーブルの説明があって、ちょっと操作して、すぐにピボットグラフとスライサーの使い方が出てくるような教科書があってもよいと思う。でもやっぱり「ピボット」という名前が良くないのかもしれない。何となくハードルが高いような印象が否めない…気のせいかなあ?
・Excel学習者がif関数あたりで躓いてExcelが嫌いになって途中で投げ出してしまうなんてこともよくあるのかも。結局、これまで情報処理実習を教えてきたような人は情報系の人で、プログラミングなんかもバリバリやるような人がメインだっただろうから、教材やカリキュラム設計も何となくプログラミングっぽい関数が最初に扱われるのではないだろうか。プログラミングを知らない、いわゆる「文系の発想」から考えるなら、無理にプログラミングっぽいところを最初に扱うのではなく、与えられたデータをどのように分析するか、というところから始めるのも悪くないと思う。
・来年あたりExcelの教え方で扱う順番を変えてみようかなあ。(例えば教科書は同じだとしても、第1章からではなくいきなり第7章からやるとか。第1章〜第6章はある程度は学習の前提条件にはなるかもしれないけど「Excelすげえ!」というような意識を最初に植え付けてしまった方が良いような気がする。



第9回 11月21日

授業の流れ
・久しぶりに3人が集結。2週続けて来ていなかった学生は学園祭の片づけと就活セミナーだったとのこと。
・まずは複数ブックの操作の復習から。基本的には教科書に従って進めていったが、教科書にない話として、ワークシートの「移動またはコピー」を使い、複数のファイルに分かれたワークシートを1つのブックにまとめる練習も行った。
・次にデータの統合の話。授業前にこちらのツイートでも書いたが、教科書のサンプルが意味不明なので正直教えたくない。こういう統合は無意味だという話をしてから、リッカート尺度の話をWikipediaの記載をもとに簡単に説明。そのあとは教科書の説明に従いながら、統合についてマトモなデータを使いながら練習。それにしても昔々Excelがまだなかった頃はこういうデータの統合作業だけでも相当な時間がかかっていたんだろうなあ。そして今でもExcelでこういう操作方法を知らずに一生懸命手作業している人もいると思う。(実は自分も情報処理実習でExcelを教えるようになるまで知らなかった…笑)
・続いて「データベースの活用」の章へ。ほぼ教科書通り進めたが、追加の話題として集計行をさらに追加してデータ個数を数えたり、アウトライン表示の話から少々脱線してWordのアウトラインについて簡単に紹介したり。(たまたま今朝、Kindle関連のとある記事を見ていて、KindleではWord上の箇条書き機能がサポートされていないことが述べられていたので、電子書籍の話と絡めてアウトライン機能の話を紹介したが、Excelの集計行の話から電子書籍オーサリングにつなげるのはいくらなんでも脱線しすぎだったかもしれない。)最後に表をテーブルに変換してフィルタや並べ替えなどのいくつかの方法を教科書通りに進めて終了。

次回の予定
・教科書の第6章を軽く復習して章末問題をやってからピボットテーブルとピボットグラフの章に入る。いろいろ便利なので2週ぐらいかけて進めていきたい。



第8回 11月14日

授業の流れ
・出席者は2名。前回が1名だったので2倍に増えたことになるが(!)気になるのは2週続けて来ていない学生が1名いること。もう来ないのかなあ…。来たらいつでも歓迎するけど。(それ以外の学生は…もう来ないのでしょうね。)
・前回やった範囲を復習してから今回の内容に入るつもりだったが、昼休みの間に前回欠席した学生が、前回の範囲の半分だけ自分でやって理解できたということだったので、前回の後半にやった内容から開始。その分、追加の話を入れる時間ができた。今日は大半がExcelでのグラフィックの利用だったが、教科書の内容だけでなく、WordやPowerPointでのグラフィックの利用と絡めながら、また少々応用的な話題も即興で追加しながら進めた。
・まずはSmartArtの話。教科書では「増加矢印のプロセス」という形のSmartArtを使って文字入力、スタイルの変更、テキストボックスの追加などの話しか出ていないが、文字入力枠の部分の箇条書きのレベル上げ・レベル下げを行うとSmartArtにどう反映されるのかも試させた。レベル上げ・レベル下げをShift+TABやTABで操作する方法を紹介してから、Wordの箇条書きとSmartArtの文字入力は同じであること、Wordではスタイルを使っていろいろ見た目を変更できることを紹介。文字列の強制改行についてはSmartArt内の場合とExcelセル内の場合(なぜ違うキーバインドなのか謎)を比較し、強制改行の場合と通常の改行の場合で若干見た目が異なる話、そしてそこからどんどん脱線してWikipediaの改行コードのページを参照しながら、LF, LF+CR, CRの違いを図で説明し、さらにWordでの行送りと改行は編集記号が異なるというような話まで拡張。
・軌道修正してグラフィックの話に戻ってきたが、グラフィックにテキストの追加をするだけでは面白くないので(?)教科書にはない説明として図形の上にテキストボックスを重ね、塗りつぶしをなしにすることで、どこでも自由に文字を入れることができるという応用技(というほどのものでもない)や、写真などへのテキスト追加なども行った。そしてここでまた脱線し、Word上でこうした作業をするには何かと不便で(文字列の折り返しなどの影響で図形の重ね合わせには時々苦労する)Word上で使うことになる複数の画像を組み合わせたものであっても、枠線を消したExcelやPowerPointの上で図形の重ね合わせを行えばスムーズに移動などができるので、重ねてまとめた画像などをWordでスクリーンショットを撮って一つの画像として扱うと便利、みたいな方向に拡張。ついでに描画ツールやグラフツールなどで出てくる図やグラフエリアのサイズをmm単位で微調整する方法や整列させる方法なども紹介…などといろいろやっているうちに教科書の練習問題をやる時間がなくなる罠。(巻末に答えが載っているから説明しなくても大丈夫。)
・そしてようやく教科書第4章の末尾にあるテキストボックスからExcelのセル番地の内容を参照する方法について紹介。ここで別のワークシートにあるセル番地を参照するという方法が使われていたので、ついでに、と思い、!でワークシート名を表す方法と、[]でファイル名を表す方法について板書して紹介…あとで気づいたが、この方法は教科書第5章(しかも今日の範囲)でばっちり書いてあったのは段取り失敗。
・この時点で残り時間は15分ほど。教科書は第5章に入り、複数ブック間での集計について。教科書にない話題として、並べて表示する際、アクティブにしたウィンドウの順番の逆順で左から整列されるというチョイ技を紹介。(教科書ではこの方法を取り入れていないのか、紹介されているスクリーンショットも並べて表示する順番がが変な順番になっていた。)そしてブックウィンドウの切り替えについて説明されている箇所で、ついでに(Shift+)Alt+TABを使ったアプリケーション切り替えについても紹介。
・以上、教科書にない話題満載の授業が終了。

次回の予定
・集計機能についてざっと触れてからExcelのデータベース的な使い方を一通りやってみる予定。できればピボットテーブルの導入まで。




第7回 11月7日

授業の流れ
・出席者は1名!なんということだ…。動揺を隠して(こういうことを書いている時点で動揺バレバレだが…)教科書を進める。
・この授業は第1回が全員欠席だったり、教科書に書かれていない余計なことを挟みながら進めがちになってしまったりの影響で若干予定よりも遅れ気味。この教科書を遅くとも第11回目までに終わらせなければ最後の4回で扱う予定のAccessの実習に差し支える。(例年、Accessは4回分の実習でやっているが、若干時間不足。できれば5回とりたいが、そうなるとExcelを切り上げるタイミングが早まる。)多く見積もっても今日を含めてあと6回、教科書は第9章まであるがまだ第3章の最初3分の1あたりをうろついていることを考えると、もはや教科書以外の課題を扱ったりする時間はほとんどない。
・本日の出席者に尋ねてみたところ、複合グラフは大丈夫とのことだったので、特に別課題等は行わず教科書内容のおさらいから。教科書ではグラフの元の表に1行追加してデータを書き加え、「データの選択」でその行もグラフに含めるという実習があったが、ここではもう1度グラフを書き直す場合と比べて実習。(たぶん書き直した方が早い。)このほか、グラフ中の様々な要素の書式設定で遊んでみる練習。グラデーションもあえてちょっと気持ち悪いものを作ってみて、分岐点を設定すること、そしてグラデーションができている状態でさらに分岐点を追加・削除したり、分岐点を移動させてみるなどして、どういう変化があるかを目で確認しながら進めた。
・スパークラインの作成は教科書通り。でも章末の練習問題でもう1題ぐらいスパークラインを使った練習があってもいいのに…と思った。特にスパークラインの折れ線や勝敗を出すことに意味が見いだせそうな練習課題が欲しかったところ。もちろんこの章では複合グラフの方を完全に押さえることが重要なのはわかるけど。
・教科書第4章に突入。SmartArtは今更Excelでやる必要はない(今日の出席者は春学期のPowerPointの授業も取っていたのでそちらでもやっている)が、Excelならではのグラフィック利用(SmartArt内部での強制改行はShift+Enterだがセル内改行はAlt+Enterとなることや、Excelでテキストボックスを使うときはセルの値を参照したものが作れることなど)に特に触れながら、SmartArt絡みのところを終えた。

次回の予定
・教科書第4章の続き(とはいっても図形の作成あたりなので、ここもほとんどさらっと流す程度でよい。去年はここでベクトル描画も入れたが、今年はすでに春学期の授業の方で入れてしまった)から教科書第5章(複数ブックの操作)の終わりあたりを目指して進めていきたい。とりあえず教科書の内容だけで進めていく。第6章(データベースの活用)や第7章(ピボットテーブルとピボットグラフの作成)あたりはExcelの応用学習の中でも面白いところなので、何か追加教材を用意して幅広く学習させたい。



第6回 10月31日

授業の流れ
・出席者は3名。もうこの3名で固定かな?一度でもこの授業に来たことがあるのは他にも2名いるが、2人とも既にもう2週間来ていないので。(もちろん来てくれたら「それなりに」歓迎するつもりはあるけど。)
・これまでにやったことが定着できているかを教科書の各章初めのページのチェックリストで確認することができるので、第2章の途中までの範囲で確認。その中でなぜか情報処理技術者試験の表計算に関する出題の話を思い出したので、そこから脱線していろいろなパソコン関連資格の紹介をしてしまった。ベンダー試験としてはMOSを紹介し、この授業で使っている教科書と出題内容を比較。教科書を全て学習すればMOSのExcel上級もほぼ受験可能なレベルにも到達できることを確認。さらに脱線は続き、事務系パソコン資格の代表格としてP検の話(どうせこれを目指すなら2級レベルという話)、そしてさらにIPAのウェブサイトを軽く紹介してから国家資格の情報処理技術者試験とITパスポート試験について紹介するところまで。その後5分程度、自由に資格関連で興味がある内容を調べさせた。(今年度は情報処理実習(応用)I〜IVのいずれも特に資格そのものに関する単元は入れていないが、数年前はこういった資格試験にどういうものがあるかを調べた上で、具体的に演習問題に取り組んでみるという内容を扱っていたこともある。)
・開始20分弱でようやく本来の内容に復帰。前回の終わりあたりでやったユーザー定義の表示形式の設定の話をするついでに、Excel内部での日付や時間の管理が数値で扱われているという(だから60進数でも足し算ができる)話を紹介して実際にいくつか数値を日付に変えてみるなどのお遊び。そしてユーザー定義の表示形式ではやっぱりaaaとかaaaaとggggみたいなのは嫌いだという話も忘れずに付け加えておいた。そのまま教科書の続きに入り、セルの入力規則、ワークシートの保護、ブックの保護などの内容を一通りやってから章末の練習問題へ。(セルの入力規則の話からはセキュリティ関連の話へとまたまた脱線。クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションという用語までは出さなかったが、この理屈みたいなことを少しだけ話した。)
・この時点で授業時間は残り25分。教科書第3章ではグラフからスパークラインまでが扱うという構成になっていて、今日はなるべく第3章全体をやってから、来週もう一度、別のグラフ作成の課題をやろうと思っていたのだが、結局冒頭の資格試験の話で時間を使いすぎたために複合グラフまでしか進められなかった。補助縦棒つき円グラフとスパークラインは来週送り。

省察
・今日もいろいろ喋りすぎた感あり。でも教科書の説明をかみ砕いたり、教科書にない内容をいろいろ補おうとするとついついこうなってしまう。本当はもう少し実習を増やしたいところなのだが。
・脱線がいろいろあるのが良いのか悪いのかという問題はあるが、授業外の資格対策講座などでは通常はアプリケーションソフトの操作技能ばかり身につけるのだろう。おそらくそれが資格対策という意味では最短だろうし。でも、せっかく大学の正課の授業でやっているのだから、少々脱線してでも関連領域の話題などはなるべく扱うべきだと考える。たとえそれが情報処理「実習」という名前の科目であったとしても。



第5回 10月23日

授業の流れ
・出席者は3名。教科書第1章の続きから開始。VLOOKUP関数の第4引数のFALSE/TRUEの話をいろいろ説明してから、IF関数とVLOOKUP関数の組み合わせによって検索値が空白の場合には空白を返すという練習を教科書に沿って進めた。スムーズに進められたかと思いきや、章末の練習問題でかなり進度差があることが判明。
・3名のうちの1名はExcel関数への理解が不十分だったため(この授業のシラバスではExcelの過去の利用経験は問わないとしていたが、関数を一通り学んだ時の授業を2週続けて欠席しているのはさすがにきつい…)先行する2名に進度調整のため教科書以外の応用レベルの課題を2つ追加。1つは行・列で別々に絶対参照と相対参照を使ってかけ算九九の表を作る練習(=C$4*$B5 というような絶対参照と相対参照を組み合わせた式を入れると一発で解決するという問題)、もう一つはIFとVLOOKUPの組み合わせでA4, B5などの用紙サイズを参照表から求める練習(IF関数の分岐でAと書いてある時はVLOOKUPで2列目/3列目から縦横サイズを取得、そうでない場合は4列目/5列目から縦横サイズを取得するという別の意味でのIFとVLOOKUPの組み合わせ問題)を実施。
・教科書第2章は条件付き書式が中心テーマで、教科書に沿って進めることで全員がほぼ同じ状況で進めることができたが、やはり操作スピードには差が出てくるもので、データバーを使った追加課題を用意。(データバー機能の左右逆転を使い、完成見本と同じように人口ピラミッドを作ってみて下さい。改変・再配布自由です。)
・最後に教科書に沿ってユーザー定義の書式設定について紹介して終了。

省察
・ユーザー定義書式で ddd とか aaaa とかいうものが出てくるが、やっぱりこういう意味がなさそうな記号は嫌いだなあ。(毎年この内容を扱う時はついつい愚痴ってしまう…。)まあEXCELでこういうことができるということだけ理解してもらえればそれで良いかな、と。でもユーザー定義書式によって「〜円以上」と書かれた割引率の表のようなものをVLOOKUPで別の箇所から参照する場合などがあるので、応用レベルとしては知っておく必要はあると思う。



第4回 10月17日

授業の流れ
・出席者は3名。だが前回出席+前回欠席で今回遅刻+今回初出席という進度バラバラの悪条件。まあ今日からちょうど教科書に入るという区切りのよいタイミングだったのでまだ傷は浅くて済んだ…。
・教科書は「EXCEL 2010 応用」(FOM出版)第1章。最初はセルの編集から入るが、教科書の説明にないF2キーとESCキーの使い方も説明。また、オートフィルの練習ではフィルハンドルだけではなく下方向コピーについても紹介。教科書の内容をやるぐらいならさほど問題はないが、先日自分もとある作業で空白セルでオートフィルが途切れてしまうことを経験したばかりだったので、そのあたりのことも触れながら。
・ROUND, ROUNDDOWN, ROUNDUP関数は第2回の授業で使った実習用ファイルにも出てきたため軽く流すつもりだったが、丸める桁数で負数を指定した場合のことや、ROUNDなどの関数を使って丸めた場合と桁上げを使った場合で計算結果が変わってしまうことについて、教科書の内容に若干補足しながら説明。
・次にRANK.EQ関数だが、RANK関数と同じであるという話、また第3引数が0の場合は省略できるという話について、0と1を「変わったことをやるスイッチ」がOFF/ONという説明の仕方と絡めつつ、FALSE/TRUEの意味について触れた。そして絶対参照と相対参照の復習を少々。
・なぜかこの教科書では絶対参照・相対参照よりもIF関数が後で出てくるという不思議な作りになっているので、少々悪ノリしてもしもIF式の第1引数で絶対参照を使ってオートフィルしたらどうなるか?という何の意味もない内容を実演。まあこういう悪ノリを挟みながら少しでも絶対参照と相対参照の違いが記憶に残れば良いかな。教科書ではIF関数のネストは2段階までで、既に別の練習用素材で6段階もの入れ子についてもやっているので、これは軽く流す程度。
・この科目は「応用IV」という名前でもあるので(普段あまり意識することはないが)ちょっとぐらいは教科書を大きく外れる話も、ということで、C23とC24のセルに両方に123という数字を入れてから別のセルに「=C23=C24」という式を入れた場合にどういう結果が返ってくるか、入力した後ENTERをすぐに押さずに考えさせ、TRUEが返ってくることを確認。そしてC24を別の数字に変えるとFALSEになるという、Excelに相当慣れている人でも知らないかもしれない話を紹介してからAND/OR関数。ここでも「応用IV」らしく、AND/OR回路の話とも絡めながら真理値表を「成立」「不成立」という言葉を使いながらまとめて板書。
・続いて教科書に沿ってCOUNTIF関数。これも別の練習用ファイルで既出なのでさらっと流すが、やはりここでも絶対参照と相対参照の話と絡めて、わざと相対参照でオートフィルしてみる手順も実演。
・最後にTODAY関数とDATEDIF関数を教科書にある内容で紹介してから、各自が生後何日であるかをDATEDIF関数で求めてみる練習をして終了。ちなみに自分は生後13596日だった。

次回の予定
・しつこく絶対参照と相対参照の復習をしてからVLOOKUP関数(これも既出だけど)をやり、教科書は第2章の半分ぐらいまで進める段取りで考え中。




第3回 10月10日

授業の流れ
・出席者は一人増え、一人減り(単なる欠席?)でプラマイゼロの3名。
・今回はExcel関数の実習用ファイルの(4)〜(6)を実施。前回からの出席者2名のうち1名は順調に進み、(7)にチャレンジするかどうか、というところまで進めた。もう1名も(6)までクリア。そして今回からの出席者1名はさすがに(1)から順番に進めるわけにもいかず、自分のレベルにあったところから始めてもよいということにした。オートフィルを知らなかったので、これはちょっと…と思ったが、まあ何とか(4)〜(6)の範囲を中心に進めてくれた様子。
・扱ったのはcountif, sumif, 絶対参照と相対参照, rank, vlookup, hlookup, 関数式での他のワークシートの参照, 空白セルの場合に空白を返すif式など。
・実習用ファイルの(7)は文字列処理のもので、仕組みも理解させて応用例なども紹介しながら本格的にやろうとすると軽く一時間ぐらいはかかるが、このクラスは1回目は全員欠席で、このままいくと1回分足りなくなるので、このファイルは飛ばすことにした。(ご関心がおありの方は以下、第1回のところのリンクからダウンロードできますのでお試し下さい。)
・次回から教科書に入る。教科書の第1章もちょっと高度な関数を扱っているし、前回〜今回の関数も出てくるので復習にもなりそう。でも後半の日付関数や書式のユーザー定義あたりで躓く人も多いだろうな。

省察
・結局、3回目の授業が終わって、まだ4名の履修登録者が一度も出席していない。このクラスは1回の授業の課題の達成度を最大7点でつけ、その累積(7×15≒100)で成績をつけるので、仮に4回目からでも残りの全部に参加して指示した課題をやってくれればまだまだ許容範囲なのだけれど。



第2回 10月3日

授業の流れ
・前回、誰も来なかったので今日は一体どうなるのか?という思いで教室に5分前に行ってみたら誰も来ていない。さて、困ったぞ、と思った直後に1名到着。続いて授業開始時刻から数分のうちにさらに2名が到着。でも履修登録データは8名のはずだが。
・Excel関数の理解度を3名に尋ねたところ、2名は基礎レベルから必要、1名はある程度は知っているということだったので、前回準備しておいた自作のExcel実習用ファイルを使いながら順番に進めていくことにした。
・今日は(1)〜(3)を行い、関数は16種類(sum, average, max, min, count, counta, int, round, roundup, rounddown, sqrt, mod, rand, if, and, or )を実習。また、F9キーを使った乱数の再計算も紹介した。
・ちょっとしたお遊びとして(1)と(2)の範囲でできる「Excelじゃんけん」を軽く紹介。(乱数を100倍して整数化したものを3で割った余りを求め、0~2のそれぞれに「グー」「チョキ」「パー」を割り当てたものをコピー&貼り付けで2セット作成し、二人じゃんけんの自動対戦ソフトが完成。勝ち・あいこ・負けの判定を行うところまでは作らなかったが、その気になれば今日出てきたifの入れ子をうまく使えばできるはず。)
・専門用語「引数」(ひきすう)を紹介。(第1引数、第2引数…。)
・実習用ファイルの(3)までが終わった時点でチェックを受けて終了ということにした。早い学生は15分前に終了。最後の1名も授業時間内には終わり、全員一律の課題点をつけて終了。

省察
・ifの入れ子の式を組み立てる際の説明は実習用ファイルにヒントとして書いているものを見て自習する形にしたが意外にスムーズに行った様子だった。しかし本来は手入力しながらif式の入れ子を理解すべき課題なのに、それをサンプルをコピー&貼り付けで済ませようとしている者がいたのは残念。



第1回 9月26日

授業の流れと省察

・今朝の時点では履修登録者は7名。しかし授業開始時に教室にいたのは…0名。1週目はみんなほかの授業と比較するつもりなのかもしれないが、結局誰も来ないままだった。2限の情報処理実習(応用)IIの方も12名登録(本日現在)で出席者1名だったので、どうやら今学期は1回目は肩すかしを食らうようにできているらしい…。

・この科目は毎年人数が少ない傾向があるので、第1回は出席者全員にインタビューして、どういう内容をやりたいかを尋ね、場合によってはシラバスで示した内容以外のものも柔軟に取り入れながら方針を決めることにしているが、これまでは毎年、情報処理実習(応用)IIの中で扱ってきた自作のExcel関数実習用ファイル一式(.lzhで圧縮)を今年度から応用IVの冒頭部分で使うことにした。最後の方は超難レベルなので希望者だけがチャレンジするとしてもこれだけで軽く2~3週間は持つし、各自の関数の理解度をそろえるのにちょうど良い。(ファイルは全部で7つあり、それぞれのワークシートを左から順番に進めていくことでExcelの基本的な関数から応用的な関数までを一通り自習できるようになっています。再配布・改変自由で公開しますので、ご自由にお使いください。)

・今日の授業では以前ブログ記事にまとめた「独断と偏見によるExcel関数30選」も紹介するつもりだったので、リンクを貼っておきます。

・普通はこういう状態だと20〜30分ぐらいで帰ってしまう授業担当者もいるような気はするが、とりあえず開始後50分までは待機。(その間にこのブログ記事を書いたり、Moodleに用意した教材データをアップロードしたりでそれなりに有意義に過ごせた。)でももう来ないだろうと判断し退室。念のため出席者ゼロだったことを事務室には報告しておく。

・来週以降徐々に人数が増えていくことに期待しつつ…。