2012年7月31日火曜日

前期授業アンケート(匿名)の自由記述コメントへの返答

2012年度前期の授業が終了しました。本務校では携帯電話を使った授業アンケートを実施しており、それぞれの授業に対して選択式および自由記述での回答が多数寄せられました。

どの科目も概ね良い結果を得られたものと判断しましたが、以下、自由記述欄から、どちらかといえばネガティブなコメントをいくつかを取りあげながら、私の見解を紹介します。それぞれの科目の授業記録(科目名のところからリンクを張っています)も併せてご参照下さい。



> 回答10 質問コーナーが長かった。
 ご指摘ありがとうございます。確かにこの件は私自身も失敗だったと反省しているところです。本来、ブリッジ・イングリッシュIでは質問コーナーは実施しない予定だったのですが、いつの間にか質問コーナーが定着してしまい(定着させてしまい)本来行うべき英語の音とリズムに関する内容が十分扱えなかった点は良くなかったと思います。後期にも同一授業を行いますが、出席カードの様式を変更して、英語の音とリズムに関する内容以外の質問はなるべく受け付けないようにしたいと考えています。

> 回答22(後半)私語に関しても厳しいから、授業を受けやすい環境だった
 私自身、130名ものクラスを担当するのは初めての経験で、少々無理しすぎたところがあったかもしれません。教室の雰囲気を少しでも良くするという試みの一環で、他の科目(もともと私は私語に厳しい方ですが)よりも厳しくやってみたのですが、これが良かった点と悪かった点があるのでしょうね。

> 回答27 自分1人で授業しているみたい。誰かが何か不満を言うと「もう単位はとらせません。」と言い、誰も何も不満を言えない状態にしているとこ。
 なるほど。ご意見は承りました。しかし本来、大学の講義というものは教員が一人で授業するのは当たり前です。それを聴きに来るのが皆さんの役目です。そして一人一人が勉強する権利を持っています。他人の権利を妨害することは決して許されません。また、いろいろと不満があるのも分かります。しかしそれを授業中に私語という形で表明する必要はあるのでしょうか。その部分については厳しく対処させてもらいました。誰も何も不満を言えない状態にしているのは授業時間内のみでしょう。文句があれば教室の外でお好きなだけ不満を述べ散らかして下さい。
 単位を取らせないという発言はご指摘の通り、何度か行いました。しかしこれは私自身が皆さんの「英語の音とリズムに関する一定の能力」を保証することに責任を持っているためです。私の責任において、受講態度等を勘案した上で、英語の音とリズムに関する一定の能力を身につけることができないであろうと判断した学生に対してはこのように通告しています。確かに言われた方にしてみたらさぞかし腹立たしいことでしょう。しかしそのように言われないように努力をすることも皆さんの役目であるということ、今一度確認して欲しいところです。


 
>回答1 質問コーナーの応答は良かったけれど毎回これだけで30分以上時間が削られるので主体の文法があまりできなかったので残念でした
 ご指摘ありがとうございます。シラバスの入力システムの問題もあるのですが、私自身は授業時間の配分は言語・文化・教育に関する質問コーナーと英文法の学習は1:1ぐらいでちょうど良いと考えていました。予習・復習も含めて考えれば、質問コーナーと英文法の比率は1:3ぐらいになったのではないかと思います。ですので、授業時の取り組みとして英文法が主体というつもりはありませんでした。むしろ英文法の学習は授業外での予習・復習をしっかりやってもらうことで皆さん自身が発見的に学習を進めていただくこと、そして授業では皆さんが苦手意識を感じていた英文法に関して、新たな視点を提供することで勉強のきっかけにしてもらうということを意図していました。
 質問コーナーは特に後半は毎回質問を書いてくれる人が決まってくる傾向がありました。しかし他人の質問に対する回答から何かを学んでもらうこと、言語・文化・教育に関する様々な観点を知ることで、そこから今後、英語に関して興味を持ってくれる人が増えたのであれば、この授業の試みは成功したと言えると考えています。このあたりのことをもう少し丁寧に説明しておけばよかったですね。
 
>回答6 光が黒板に反射して見にくいときがあったので、前だけでもカーテンをしめてくださると有り難いです。
 ご指摘ありがとうございます。冷房開始前の時期の窓の開閉とも関連しますので、カーテンの利用についてはなかなか難しいところがありますが、今後、板書の見やすさなども考慮した上で、冷房期間中にはカーテンもなるべく利用するよう配慮します。

>回答16 答えを見ずに予習 復習して丸つけしたほうがいいかなとおもいます。
 ご指摘ありがとうございます。皆さん自身にあった勉強方法を考えるのも皆さんの役目ですので、予習・復習の方法は強制することなく、様々な勉強方法を選べる(あらかじめ答えも配布する)という趣旨からお任せするという方針としました。
 もともと皆さんの英文法に関する理解度も人それぞれだったと思います。既にある程度、英文法を理解できている人はより定着を目指して、一方でまだ基礎のレベルで躓いている人は早めの基礎固めを目指して、というように、いろいろな勉強方法が選べるように工夫したつもりです。

>回答20 もう少し黒板の文字を見やすくしてほしい。
 ご指摘ありがとうございます。乱筆の悪癖はなるべく正すように努力していますが、毎回板書する情報量も多く、特に大教室でこのような授業を行う場合の黒板の使い方にもまだ私自身が不慣れなところがあるようです。今後気をつけます。

>回答25 まわりくどい言い方をしてわかりにくい。
 ご指摘ありがとうございます。確かにそのような癖があることを自覚していますが、まわりくどい言い方に慣れてもらうことも大切だと思います。言い訳をするわけではありませんが、これも一種のレトリックということでお許し下さい。



>回答4 説明をもっとゆっくりしてほしい。
 ご指摘ありがとうございます。TOEICに真っ向から立ち向かうということをシラバスにも明記しておりますし、敢えて問題数の多い教科書を使っておりましたので、その分、一問ごとの説明が不足していたのかもしれませんが、そこは質問カードの方でカバーするつもりにしていました。後期の授業でも一問ごとの説明は不足してしまうかもしれませんが、質問カードを使っていつでもストップをかけてください。

>回答6 先生の早口を直してください。たまに、何言っているのかよく分からないです。
 ご指摘ありがとうございます。毎回授業アンケートで必ず指摘される点ですが、なかなか治りません。なるべく多くの情報をお伝えしたいという意図なのですが、配慮が必要でしょうね。理解しているつもりですがなかなか…。

>回答9 途中でやる気がなくなった、というのはさすがにやめてほしかった
 ご指摘ありがとうございます。確かに一度、学期末の頃にそんなことがありました。私語などによって教室の学習環境が乱れることは私がもっとも嫌う事象ですので、それが非常に強烈な形で発現してしまったものと反省しておりますが、皆さんも規律ある学習環境の維持にご協力下さい。



>回答8 全くできなかった英語が、ちょっとはできるようになった
 お役に立てて何よりです。この授業をきっかけに今後も努力を重ねていただきたいです。

>回答10 先生が早口すぎる時があるので、気をつけて欲しいです。

ご指摘ありがとうございます。毎回授業アンケートで必ず指摘される点ですが、なかなか治りません。なるべく多くの情報をお伝えしたいという意図なのですが、配慮が必要でしょうね。理解しているつもりですがなかなか…。



> 回答3 英語の音を聞き取る力がついた。
 お役に立てて何よりです。この授業をきっかけに今後も努力を重ねていただきたいです。

> 回答9 自主性が高い
 これこそが「大学での学び」と言えると思います。他の科目にも当てはまりますが、大学1年生として勉強できていますか?未だに高校4年生という人はいませんか?この夏休みの間に前期の取り組みを改めて振り返ってみて下さい。



>回答1 後戻りのしないように前から文を訳す練習が少しずつ身についてきた
 授業でも何度か言いましたが、大学生としての英文の読み方をなるべく早く身につけたいですよね。後戻り読みでなければ英文が読めないというのは高校生までで卒業したいところです。今後も直読直解を心がけて下さい。直読直解が上達するとTOEICのリスニングパートにもじわじわと効いてきますよ。

>回答12 良かった点なんてありませんでした。
 う〜ん、もう少し具体的に良くなかった点について書いて欲しかった。こちらの努力で改善できる範囲のことは可能な範囲で取り入れますが、皆さんの方の努力でついてきてもらうべきところまでは責任を持てません。なるべく皆さんも参加しやすいような授業設計を心がけているつもりですが。
 教える側と学ぶ側、立場は異なりますが、お互いに協力してお互いに成長していけたら良いですね。