2012年7月17日火曜日

授業記録:資格英語Ⅰ(火曜1限/火曜2限)

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第15回 7月17日

・いよいよこの授業も最終回。とはいってもほぼ全員が後期も続けて履修することになっているのだが、それはともかく一区切りであることには間違いない。

・小テスト。TOEIC Part 4形式だが、スクリプトを読んで答えるという甘い出題を3題と普通に聞いて答えるのを3題。とはいえ教科書でやった15題の中からの出題なので、それぞれの問題の正解の選択肢を丸暗記してくるというごまかし勉強をやってきたらしい学生の姿もちらほら。まあ数人程度は想定の範囲内。こういう小テストの機会を活かしてリスニングの勉強も工夫してくれたら力がつくところだが、それを放棄しようというのだからもうそこは仕方ない。

・ごまかし勉強をやってきた者に反省を促し、また前期の取り組みを振り返るため、教科書の表紙をめくったところに5行程度、自由に書かせた。反省というよりも省察あるいはポートフォリオの一環として。こういうことはこの授業ではよく出席カードの裏面に書かせて翌週に書画カメラで提示して、ということをやっていたが、出席カードではなかなか「ちゃんと勉強しませんでした」的なことは書きにくく、かっこつけて書いてしまうことも多いだろうという印象があるので、今日は学生自身のみが自分自身の記録として誰にも見せずに振り返りを書いてもらうことにした。(仲のいい友人と見せ合うぐらいは構わないけど、書いている間に教室内を巡回してチェックをするというようなこともしなかった。)

・そのあとで質問コーナー。2限でひとり10件くらいの質問を一気にした者がいたが、自明の内容や文脈がなくて答えようがないもの、あるいは辞書を見れば分かるものなどが多かったため、数ポイント程度にしかならないことも説明しつつ、とりあえず一通り回答。

・教科書Lesson 4の巻末のMini-TestはいつもはPartごとに進めることが多いが、今日は全体を20分弱で一気にやってしまってあとで答え合わせということにした。25問あるのでこの正解数に40を掛けたものが予想点数の概算ということになるが、TOEIC本番とは全く緊張感などが違うので、とりあえずこの予想点数が12月の学内TOEICでもとれるように、という目標設定を行うことにした。そしてこの予想点数も教科書表紙裏に記入させた。

・最後の25分程度で「夏休みの友」(英語学習のためのおすすめWebサイト・Webサービス等の紹介)のプリントを実演を交えながら紹介。(このプリントは再配布自由です。改変される場合はこちらにWordファイルもありますのでご自由にお使い下さい。)

・そして教科書表紙裏への最後の記入として「夏休みにどんな勉強をするか」「後期の目標」などを書かせた。後期1回目の授業の時にはこのページを再度確認させ、改めて後期の目標などを考えさせるところから始めたい。



第14回 7月10日

・出席記録はカードリーダーにて。

・大学指定の授業アンケートを実施。携帯電話から回答した者の分はリアルタイムで集計されるので、しばらく待って教室人数の8割程度が回答したのを見計らって集計画面をプロジェクタに提示。匿名のアンケートだったが、なかなか良い感じの結果だった。相変わらず自由記述欄では「もっとゆっくり喋れ」的なコメントが寄せられたのだが、これはいつも治そうと思いながらなかなか直らない悪い癖。しかしその一方で聞き取りやすいという意見もあるのが悩ましいところ。

・1限も2限も質問カードを数件ずつ。今日は授業中の質問はほとんど出てこなかった。

・今日のメニューはPart 4形式のものを7セット。授業前は前回と同じような方法でやれば良いだろうと考えていたが、いつも同じでは面白みに欠けるので、最初の3セットは教科書の音源を使わず、自分でゆっくり読み上げたものを聴かせて回答させ、2分で近所の人とディスカッション、そして正解を発表してから日本語訳を読み上げる、さらに復習すべき項目のチェックなど自習時間を2分程度。これを3セット分繰り返してからナチュラルスピードでの音声を通して聞き、さらにそのあとでおしゃべりなしの自習時間として3分間集中し、最低でも分からない単語10個にチェックを入れるなどの学習をさせた。
・日本語訳を読み上げる部分も問題によって教員用マニュアルのものをそのまま読み上げたところと、フレーズ・リーディング的に意味のまとまりごとに英語と日本語を交互に読むといった方法でやったところがあった。この辺の判断基準は適当&完全アドリブ。

・4セット目からは-20%の速度で聴いて解いて、2分自習、正解発表、日本語訳を読み上げてからナチュラルスピードで聴いて確認、復習みたいなパターン。今度は1セットずつ音を聞くことにしてみたが、これもアドリブ。(3セットを続けて聴くのはつらそうな学生が多かったような気がしたので。)

・1限は授業終了5分前に一部の学生グループが私語すべきでない場面で私語をしており、ブチ切れて怒鳴りつけて授業を強制終了。やっていない問題が1セットあり、真面目にやっている学生にはちょっと気の毒だったのだが…。今日の進め方が集中する場面とディスカッションをしながら答えを出す場面の両方があってメリハリをつけていたつもりなんだけど最後に歯車がかみ合わなくなってしまった模様。2限は最後まで実施。

・来週がこの授業の最終回。プリント3枚からPart 4形式の問題を「読んで答える」3題と「聴いて答える」3題を出題予定。これで単位取得できるかどうかのぎりぎりの分かれ道という学生も若干名いる様子なので最後まで頑張って欲しいところ。



第13回 7月3日

・出席カードを配布。宿題チェックなどの配布条件なし。

・質問は1限は7件ほど。2限は0件だったのでコーナー不成立としてもよかったが、1限から寄せられた質問をいくつか共有することにした。(しかし2限は授業中に寄せられる質問が多いので結果的には同数程度だった。)

・前回の出席カードの裏面を全員分、書画カメラで映して講評など。これはクラスの仲間がどの程度勉強しているのかを知ろう!という趣旨でもある。

・出席カードの裏面に早速アンケート第1問。先週配布したプリント3枚に関して、この1週間の間にどんな学習をしたかを具体的に書いてもらった。(先週に今週・来週使う分も含めてTOEIC Part 4形式のリスニングスクリプトをまとめて渡しており、これを使って自由に予習をしてくるように指示していた。ただし授業中にノーヒントで問題を解きたいという場合は何もしなくても良いとも指示していた。)

・前回、最後にやった2問の問題を再度復習ということで数分とり、また音声も1回ずつ聴いて確認。続いて3問つづけて、まずはスクリプトを読んで答えが出せるかどうかという練習を中心に、5分ほどおしゃべり有りの自由時間を確保。5分後に-20%の速度で音声を1回ずつ流してから答え合わせ。その後で全体を日本語訳で読み上げてから今度はナチュラルスピードで1回ずつチェック。

・今回、日本語訳を読み上げたのは、Part 4形式の問題は1分弱程度のまとまった分量の英語を一時的に頭の中に残しておくということがどういうことなのかをイメージしてもらうためにあえてそれを日本語でやってみたということなのだが、日本語でも1分程度のアナウンス文などが読み上げられるのを覚えておくのが大変という意見も寄せられた。確かにそうかもしれない。しかし日本語でできないことを英語でできるわけがない。聞こえてきた内容を具体的なイメージで頭の中に描けるようにすることが必要、といったアドバイス。

・ここまでで約1時間が経過。ここで成績や今日の平常点とは無関係であることを再度説明してから、出席カードの裏面でのアンケートを追加で2問実施。2問目は「9:20〜10:20(2限は11:00〜12:00)の集中度は何%ぐらいか?」、そして3問目は「あと30分間頑張れそうかを」を○△×で答えさせ、この時点で出席カードを回収。そしてアンケートの2問目と3問目だけに注目するように指示してから全員分を書画カメラで提示。1限も2限も1割程度の学生は「あと30分、頑張れない」と書いていた。また、授業への集中度を教室全体に問いかけ、他の学生の状況を知るということをやってみてなかなか面白かった。5分弱のブレイクだったが良い気分転換になった感じ。

・最後の30分弱でもう3問。今度は先に-20%で音声を聴いてから5分程度時間を取り、スクリプトを読む時間。その後で答え合わせをしてから同様に日本語訳を読み上げ、最後にもう一度、ナチュラルスピードで音声を聴いて終了。

・来週はあともう7問、同じようなやり方で進めていき、再来週の最終回でPart 4形式の小テスト。



第12回 6月26日

・小テスト返却と出席カード配布。今日は宿題チェックは行わず、各自の取り組みを自己申告で報告させることにした。

・質問コーナー。これまで質問が少なかった1限からこのところ質問が増えている。その一方で2限からはあまり質問が出なくなった。

・宿題として指示していた教科書のPart 6形式の問題とPart 7形式の問題の正解を板書。なぜこの答えになるのかを各自で確認し、例文集も参照しながら再度英文に目を通すために数分の自習時間。(今日はこういうこまめな自習時間をあちこちで設けながら進めた。)またPart 6形式の問題もPart 7形式の問題も英文を読み聞かせた後で日本語訳も読み上げるという形から開始。Part 6形式の問題は個々の問題の解説だけ実施。一方、Part 7形式の問題は本文箇所をコピーしたものにスラッシュを入れる作業を書画カメラで提示し、直読直解に向けた練習も併せて実施。

・最後の20分で次のLessonへ。単語の品詞変化形問題の部分の正解一覧とPart 4形式のスクリプト15題45問のプリントを3枚まとめて配布。今日は最初のページの2題だけだが、このプリントに入るまでに7分ほど時間を取り、宿題の答え合わせをやってリスニング問題はスクリプトを見ずに行うか、それとも宿題の答え合わせは後で自分でやることにしてリスニング問題のスクリプトに予め目を通してから取り組むか、各自のレベルにあった方法でPart 4形式を2題。再生速度を落としたものとナチュラルスピードのものを1回ずつ聞いて答え合わせ。

・宿題の実施状況および正解状況や授業での取り組みなどを自由記述で出席カードの裏面に書かせて授業終了。



第11回 6月19日

・出席カードは配布せず、小テストの受験を以て今回の出席と見なすことにした。

・開始後10分ほど自習時間を設けてから小テスト実施。TOEIC Part 3形式だが、対話部分を読んで答えるものと聞いて答えるものを各3題ずつ出題。

・台風4号が近づいていたので、30分に1回ぐらいずつ近隣の府県の警報発令情報をパソコンでチェックしながら授業。1限の間は和歌山県には暴風警報は出ていたが、大阪市は強風注意報。四国全域には暴風警報が出ていたようだが、とりあえず2限までは大丈夫だろうと予想。(結局、午後の授業から休講になった。)

・質問コーナー。1限も2限も数件ずつ。ただし1限も珍しく授業中にオンラインからの質問が数件あったが、これは残り授業回数も少なく、質問をそろそろ提出してポイント稼ぎした方がよいと思うみたいな感じで促した効果があったと言えるか?

・教科書のPart 1, 2, 4の問題を各数問ずつ。リスニング対策を中心にやっているこの授業もほとんど大詰めなので、2回くりかえして全部の問題を通してやってから、この授業で初回から重点的に取り上げている単語と単語のつながりに注意するという観点で書画カメラにスクリプトを映して内容語と機能語の連結箇所などを細かく説明。またPart 4形式の問題は読み上げ文のスクリプトは細かく説明するのではなく、3分ほど時間をとって各自で調べながら精読するという練習を加え、後で日本語訳を全体通して読み上げるという方法で行った。

・その後、Part 5形式の問題を4問やって解説して終了。次回までの宿題として教科書のPart 6〜7形式の問題と、次のLessonのVocabulary Checkの範囲を指示。



第10回 6月12日

・今日の出席記録は学生証をかざしてチェック。出席カードは利用せず。

・前回の出席カードの裏面に書かせたコメントを全員分、書画カメラで提示して講評など。

・質問カードは1限は0枚、2限は3枚。やっぱりみんなそろそろネタ切れか?

・今日の内容はPart 3形式の問題を12セット36問。普段よりも少々多めかもしれないが、そのうち6セット18問は前回の最後にスクリプトをプリント配布し、読んで理解できるようになるまでを宿題としていた。でも全員が全員そういう状態であるとは想像できないし、見るからに何もやってきていません的な学生が多かったので(もちろんこうなることも織り込み済みだが)まずは全体の答えを板書しておいてから、1セット3問ずつ「1分でスクリプト全体を黙読」→「日本語訳を読み上げる」→「30秒で読み違えていたところがないか各自チェック」→「TOEIC頻出表現などを説明」→「音声を聞く」という形で進めていった。そしてプリントが片面終わるごとに2分〜3分程度、おしゃべり有りの情報交換や質問タイムを設けた。これで宿題として出していたプリント両面を約40分かけて終了。

・2枚目のスクリプト(6セット18問)を配布。ガチで取り組みたい人はプリントを見ずに教科書の方で選択肢の部分だけを見ながらチャレンジ、聴き取りがまだ苦手な人はスクリプトを見ながらでもいいから英語に耳を傾けてみる、このどちらか好きな方で連続して6セット分を流すことにしたが、最初の3セットはAudacityで編集した-20%の速度で、そして後半の3セットは同じく-10%の速度で流した。すぐに答え合わせをするのではなく、片面ずつ5分程度のおしゃべり有りの時間を取り、スクリプトを読めば分かるかどうかの判断をさせてから問題の答え合わせ。その後で3セット分続けて日本語訳を読み上げてから頻出表現などをチェックし、今度はナチュラルスピードで音声再生。裏面に入るところで残り時間が10分弱になってしまったので、同様に5分程度で「読んで分かるか」のチェックをさせてから答え合わせだけやって時間切れ。残りの部分は学生の自習ということで。

・来週はPart 3の小テスト。プリント2枚、12セット36問から6セット18問を音声・選択肢順などを編集しまくったものを使って出題するが、スクリプトを読みながら答えを探すというリスニングにしては「甘すぎる方法」でも3セット9問を出題する予定。これは点数を取らせるという意図と、毎回繰り返し言っている「読んで分からないものが聞いて分かるわけがない」ことを確かめさせることを意図した出題形式でもある。



第9回 6月5日

・小テストを返却。出席カードは宿題チェックをやりながらこんな形のものを配布。正解をプリントで配り、3分ほどで自己チェック。

・質問カードは1限も2限も5件程度だったのですぐに終了。一般的な学習相談系。

・今日はPart 7の長文2題から。こちらも宿題として指示していたので解答を板書したあと、根本的な読み違えをしていないかの確認のため、教員用マニュアルにある日本語訳をざっと音読。その後で英文の方を読み聞かせ、英語の文字を追いかけながら音声で聴いて、先ほどの日本語訳と同じようなイメージが浮かぶかどうかのセルフチェック。これはリスニング対策の意味と、リスニング問題とリーディング問題に共通する直読直解の練習としてやっている。やっぱり大学2年生ぐらいなら英文は後戻り読みしないで読めるようにしないとね。(後ろから戻ってでしか読めない人は高校5年生。)その後で書画カメラで英文箇所をコピーしたものを投影し、フレーズごとにスラッシュを入れながら直読直解の際に有益な英単語の捉え方(接続詞や関係詞など)の話をしながら全体をざっと説明。その後、3分ほどとって各自が分からないことなどをチェック。設問箇所については説明せず質問カード対応としたが、特に質問は出なかった。ほとんど同じ進め方でもう1題。

・最後20分ほど余らせることができたので、教科書Lesson 3に突入。ただしReal English Soundの部分は学生の自習に任せることにした。Part 3形式の問題をまずはナチュラルスピードで2回ずつ聴く形で2題やって答え合わせをし、次に再生速度を20%落とした音源を使ってさらにもう2題実施。まだやっていないものも含め、6題分のスクリプトを両面印刷したプリントを配布し、これを読んで理解できるようにしておくところまでを次回までの宿題とした。

・最後に出席カードの裏面に英文の再生速度を落として聴く練習についての感想を簡単に書いてもらったが、やはり再生速度を落とすと聞き取りやすいという意見が多数。しかし中には再生速度を落としてもやっぱり聞き取れないという者もいる。さらに遅くしてくれないと分からないという意見も寄せられたが、いくらなんでもそこまで甘くすることはできない。これはむしろ英語の音になれていないというよりも単語力、文法力などに問題があるのだろう。音に慣れるだけでリスニング問題が解けることにはならない。再三授業で話しているがリスニング問題を解くにあたって、スクリプトがある場合はそれを読んでみて分かるかどうかのチェックが必要。文字を読んでも分からないものを音として聴いても分かるはずがない。



第8回 5月29日

・小テストを実施。この提出で本日の出席を記録。小テスト終了後に改めて成績評価方法について説明。

・質問コーナーは1限なし。2限は学習相談的な内容で4件。授業中に提出される質問も徐々に減ってきているが、みんなネタ切れか?

・教科書Lesson 2のMini-Test範囲。教科書のリスニング問題ではポイントとして挙げられている内容や各選択肢に予め目を通してから取り組むように指示されているが、まずはこういった時間を取らずにPart 1〜4まで一気に通して解答。そのあとで再度Partごとに教科書の説明や選択肢などに目を通す時間を確保し、再度実施。その後で答え合わせを行うという形で進めた。Part 4の終わりまで行ってから全体のスクリプトを配布し、個別設問ごとに書画カメラでスクリプトを提示しながら意味の取り方や難しめの単語の解説、音の変化などを説明してから再度音声を聴くという流れ。

・Part 5〜6の問題は教科書で1分20秒とか2分という制限時間が設けられていたので、その時間内でできるかどうかをストップウォッチを書画カメラで映して実施。各設問ごとに解説。

・次回までの宿題はPart 7の長文2題とLesson 3のVocabulary Checkの箇所(本日のプリントの裏面に拡大版を用意して渡した。)



第7回 5月22日

・出席カードを配布。(一律・配布条件なし。遅刻者のみチェック)

・質問コーナー。学習に関する一般的な質問がほとんど。

・2限は教科書Lesson 2のReal English Soundsから開始。

・教科書Lesson 2のTry and See〜Exerciseの58問。スクリプトに目を通してくることが宿題だったが、これをやっていないと今日の授業は少々きつかったかもしれない。配布スクリプトの列ごとに8問〜11問のまとまりを作り「○×ゲーム方式」で練習。

・これはPart 2の練習方法として数年前から導入している方法で、問題文はそのまま読み、A〜Cの選択肢を読む時に、それぞれ1行ずつ読みながら○か×かを判断していくという方法。これは英会話の瞬発力(聴いた瞬間にどう返すかを即座に判断する)を高めるためにも有効だと考えているが、あえて間違った選択肢でも×であることを確認させることで、短い英文の意味を即座に捉えるという練習にもなっている。Part 2のよくある解き方は問題文と選択肢A〜Cを聴いてからしばらく考えてから答えを一つ選ぶというやり方だが、これだと次の問題に移る間の短い時間で答えが見つからなかった時に、次々と進んでしまってあきらめてしまうなんていうことにもなりがちである。何しろ30問もあるのでテンポ良く答えるためにも、少々きつくても選択肢ごとに○×を考えるような習慣を付けておいたほうが良い。

・しかしこれは予め英文に目を通してくるぐらいのことをしていないといきなりでは難しい。意味のとれない単語もあるだろうから、8〜11問のまとまりごとに5分弱の時間をとり、全員が引っかかりそうな難しい単語などを説明してから自習時間3分程度を確保しながら進めていった。プリント表面の23問が終わった段階で教科書付属のCDをもう一度聴いて確認し、答えを板書してまとめた。以上の流れをプリント両面で同じように進めた。授業後に学生から今日のこのやり方は早くてついていけないというコメントがあったが、時にはこういう高密度の訓練をしないとなかなか伸びないのではないかと考えている。

・来週小テスト。本日やった58問から15問を出題予定。

・出席カードの裏面には「(1)今日は何%ぐらい努力したか」「(2)来週の小テストは15問中何問正解したいか」を書かせて回収。(1)では50%〜100%までいろいろ。(2)は15問中10問という答えが多かったような印象だが、6割で9問なので、もう一息頑張って欲しいところ。



第6回 5月15日

・前回の小テストを返却。

・前回実施した大学指定の授業アンケートの全員の回答をプロジェクタで拡大表示して読み上げ、さらに教員コメントの部分ももう少し詳しく説明。

・質問カード。もともと1限は質問カードの提出が少ないが、今回は授業開始時の質問コーナーは1限の方は成立せず。2限の方は10件程度。そして2限の方は授業中にもどんどんオンラインで質問が寄せられるといういつもの状況。

・前回の続き。2限の方は遅れ気味なのだが何とか進度の差を吸収したいところ。1限の方の学生からのコメントで、先生がしゃべりっぱなしで疲れるという意見があったので、今日は練習問題の途中で学生各自が自由にいろいろな振り返りができるように、2分〜5分程度の時間を取りながら進めることにした。(2限の方はこの時間が1〜2分程度ということで進めたため、進度の差をある程度減らすことができた。)

・Part 5〜Part 7の解き方について。Part 5は文法の知識と例文を書きながら学習する意義について説明。Part 6はこれに加え、文脈全体を眺めて文の時制がどうなっているかを観察する練習を少々加えた。Part 7については後期にしっかり時間をとってやるので、今日のところは設問も含めて日本語訳を丸ごと読み上げて、事前に問題を解いた際に完璧に意味を取り違えていたようなところはないかをざっと確認させた。(事前に宿題として問題を解いてこなかった者にはこのような情報提示はほとんど無意味な学習だったことと思うのだが、逆にきちんと考えて事前に問題を解いてきた学生にとっては、こういう学習からも何か得るところがあるはず。いずれにしても、なぜ日本語ならすっと入ってくるのに、英語ならダメなのか、そして英語のどの部分が理解できていないのかを確かめるきっかけにしてくれたら、と思う。)

・1限はこのタイミングで先週からの宿題(次のLessonの冒頭の範囲を拡大コピーしたプリントへの書き込み)をチェックしながら出席カードを配布。宿題をやっている者には普通の出席カード、やっていない者には「だめです」の押印のある出席カードを配布。宿題の答えと次のLessonのリスニングスクリプトを配布。そして教科書のアメリカ英語とイギリス英語の違いを聞き分ける練習をやってからPart 2形式の問題を8問ほど。ただし答え合わせはしていない。

・2限は1限と同じ作業をするだけの時間が確保できず、出席カードの配布ではなく学生証をカードリーダーにかざした記録で出席をつけることにした。宿題についてはやむを得ずノーカウントという扱いにした。

・1限も2限も次回はPart 2形式の問題を50問以上一気にやる予定だが、その準備として、とりあえず全ての問題のスクリプトを「読んで理解できるようにしておくこと」が宿題。そして繰り返し使えるように、なるべくこのスクリプトには書き込みをしないように指示。次回はPart 2対策を中心に説明し、再来週にはもう小テストをやってしまう予定。



第5回 5月8日

・授業開始時直後からPart 1形式の15問の小テスト。教科書からそのままの出題だが、音声をいろいろ編集して音源を作った。苦労したのは各問題の番号を読み上げる "Number 1, Look at the picture marked number 1 in your test book." といった部分の音源。TOEICそのものがPart 1形式は10問しか出題されないので、No.11〜No.15の部分はこのガイダンス音声がない。というわけで数字を読み上げる部分はPart 2のところからとってきて、Part 1のガイダンス音声から"Look at the picture marked" と "in your test book" の部分をミリ秒単位で切り出したものと"Number 11"〜"Number 15"の音声をつなげ合わせて作った。ほんのちょっとだけ違和感があるが、多分誰も気づかないレベルには編集できていたと思う!(…などとちょっとだけ舞台裏を公開してみる。)小テストは授業後すぐに採点してみたのだが、やはり「ふたこぶラクダ」状態…。

・質問コーナー。前回から今回までに提出があった質問カードの件数ではいつも少なめの1限の方が多く、逆にいつも大量の質問が寄せられる2限の方がおとなしい様子だったが、2限の方は質問カードに回答している間にもどんどんオンラインのサイトの方に質問が寄せられ、結局20分近くが質問コーナーに。でも説明した内容を踏まえて別の質問に膨らませてくれる学生が2限の方には数名いて、彼らの協力で質問コーナーも一層面白くなっているように感じる。常連さんもそろそろ目立ってきて、成績に加算される上限である10回の質問にもそろそろ近づいてきたという学生も数名いる。去年も同じような授業をしていたが、質問が多い学生の中には30回近く質問してくる場合もあった。今年の授業でももちろん大歓迎。

・1限の学生からの質問で「高校生の頃よりも集中力が続かないがどうしたらよいか」という趣旨のものが寄せられた。高校生までは毎朝朝礼があるなど生活リズムを整えやすい状況があったことに比べると、大学生になれば1限から授業の曜日があったり、2限から授業の曜日があったりで、生活のリズムが崩れがちになるなんてこともあると思う。だからまずは生活習慣を整えて、ベストなコンディションで学習に望むようにすることをアドバイス。そしてこのことと関連して学生自らが学習への動機を意識づけるために、ARCS動機づけモデルを参考にしたアドバイスをした。つまり英語学習に対して「面白いと思っているか」「学習したい内容の英語と今学習している内容につながりを感じているか」「細かく成果を確認しながら自信をもって勉強できているか」「満足感を感じながら勉強しているか」の4観点。どれかが弱いようだとどうしても集中力も続かない。このように話したところ、2限の学生からオンラインで「ARCS全滅です」とのコメント…。その場合でも何か一つ目標を決めてやれば良いのでは?とアドバイス。

・質問コーナーのあとで大学指定の一斉授業アンケートを実施。授業後にさっそく集計結果を見てみたが、特に質問コーナーへの評価が高い様子。しかし2限の方は逆に質問が多すぎるということを気にしている学生もいるようなので、少し配慮が必要か。また、有効な質問(平常点に加点される質問)とそうでない質問の区別についても知りたいという者もいる様子。でも質問した直後に「これは加点しない」と前置きしてから回答するのは質問する学生のやる気をそぐような気もするのであまりやりたくないというのが正直なところ。とはいえ明らかに以前回答したような質問を尋ねる者もいるので線引きが難しい。

・教科書のPart 2〜Part 4形式の問題を実施。それぞれのPartを2回ずつ聴いてからスクリプトを配布して5分間で各自わからない単語などをチェック。その後、書画カメラを使いながら内容の説明と英語の音変化の特徴などをなるべく細かく説明。

・1限のみPart 5〜6の問題も指定された制限時間内に問題が解けるかのチェックとして、書画カメラにiPhoneのストップウォッチを映して3分30秒計測。その後答え合わせのみ実施。次回はこの部分の解説から。2限は質問カードが多かったこともあり、やはり1限よりも5分程度の遅れが発生したため、Part 5〜6の答え合わせから次回ということにした。宿題は教科書Part 7の問題までと、配布したスクリプトの裏面にあるVocabulary Checkの部分。来週は宿題チェックを行いながら出席カードを配る予定。



第4回 5月1日

・出席はカードリーダーを使って記録。

・次回の小テストについて通知。本日やったところまでが出題範囲までだが、実際は教科書のTOEIC Part 1形式の問題18問から選んだ15問の出題なので、比較的簡単な小テストと言えるかもしれない。でも出題の順番はもちろん、個々の選択肢の順番も音声編集ソフトのAudacityを使っていろいろと編集したものを作る予定。どうせなら小テストで点数を取るために「ごまかし勉強」をするのではなく、今後の英語力につなげる有意義な方法で勉強して欲しい…と伝えたつもりだが真意も含めてうまく伝わっただろうか?

・来週から隔週で始める授業外の学習支援プログラムの「映画英語マラソン」についての告知。

・質問カードに回答。1限の学生よりも2限の学生の方が件数は多い。また、授業時間中の質問についても2限の方が顕著に多いため、授業進度の調整に少々苦労。しかも前回の遅れも取り戻す必要もあり…。2限は教科書Lesson 1のReal English Soundから。1限は前回配布したTry and See / Try and See Again の答えの確認から。

・今日は特にTry and See と Try and See Againの範囲を使って英語の音の変化をいろいろと扱った。全ての音の連結箇所を紹介しながら、sitting が「シリン」になる理由(母音に挟まれたtの音がラ行に近くなる)と同様の事例をいろいろ、ing形の後にaが来る場合とtheが来る場合の音の聞こえ方の違い、one of theが「ワナザ」となるような頻出パターンのチェック、rとlの音の区別が日本語話者には難しいという話から逆に英語話者にも単語の最初に来る「つ」と「す」の音が区別しにくい話、二重母音の2つめの音が日本語よりも弱くなること、girl, jacket, bucket, racket などの単語を使って語頭の子音が日本語よりも長く読まれがちであるという話、behindが「ブハイン」や「バハイン」と聞こえる理由(強勢がない音節の曖昧母音化)、his, him, herの最初のhが弱く聞こえることがある話などなど、目についた音変化を一通り説明。

・1限はExercisesの10問をやる時間も比較的多めにとれたが、2限はポイントを解説することしかできなかった。

・1限では今日扱ったPart 1の16問の正解・不正解含む全ての選択肢64個からランダムで10個程度をスライド提示し、本来なら音で聴いてイメージとして頭に浮かべる必要があるが、まずは最初の目標として、文字で見て日本語に訳さず一瞬で頭の中に画像が浮かぶかどうかを試してみるという練習。結局、TOEICのリスニング問題なんてのは聞こえた英文の意味を頭の中で日本語に訳して…なんてことをやっていたら全く間に合わない。是非とも配布したスクリプトを見ながら、日本語の意味で考えるのではなく、せいぜい7語程度の英文なのだから、間違っている選択肢も含めそのまま頭に映像を浮かべて考えてみるというような練習をしておいて欲しい。これは小テスト対策としてではなく、いずれ英語を英語のままでイメージするという練習を行う上で絶対に必要になるわけなので。2限の方は時間が足りず、このあたりの練習をスクリプトの英文を使いながら説明したため、ランダムで提示することができるように仕込んでおいたスライド教材を使うことはできなかった。あともう10分ほど時間が欲しかったところ。

・2限の受講生からの質問で、Part 1の問題の選択肢で、3つは冠詞がtheが使われているのに、なぜ1つだけ冠詞がaが使われているのか?という鋭い質問。時々こういう「光る」質問があるから質問コーナーは楽しい。もちろん英語の勉強方法について尋ねる質問でも良いのだけれど、先週話したはずの「洋楽を聴く趣味と英語力の伸びの関係」を尋ねるような質問を別の学生から今週も尋ねられる…なんていうのはちょっと困る。先週の質問コーナーを聴いていなかったのか?という点でもまずいし、なぜ洋楽を聴いたら英語力が伸びるという気がするか?なんていうことは学生自身でもゆっくり考えてみて欲しいことだし。



第3回 4月24日

・宿題チェックをしながら出席カードを配布。プリントへの書き込みがある者には「おっけい合格」のはんこを押した出席カード。それ以外には通常の出席カード。答えのプリントも配布。(2限でこの答えのプリントの配布のタイミングを間違えたのは失敗。最後に配るようなものではなかった。)

・前回の質問カードへの回答。復習の仕方について重点的に。例によって2限の方は質問件数がやたら多く、1限に比べると15分程度の遅れが発生、結果的に1限と2限で進度がずれることになった。1限も2限も学習法に関する質問が殆どだが(むしろこれ以外の質問にはこのクラスではなるべく答えないようにしている)たまたま両方のクラスでスピードラーニングの学習効果についての質問があったので、自分も2年近く購読したスピードラーニング韓国語の教材の冒頭部分を30秒ほど流し、どんな教材かを紹介した。(英語版も教材設計のコンセプトはさほど大きくは違わないはず)私見ではスピードラーニングは原文と対訳文を交互に聴くことで、文単位での学習を進めるには非常に有効だと考えているが、特にこのクラスでやっているような英語の音変化の法則をつかんでいくという練習にはあまり向いていない。もちろん使い方次第なのだけれど。

・前回の復習。スクリプトへの書き込みをみながらもう一度、すべての音声をきく。

・Part 4の部分はスクリプトを使い、前から順番に読むという訓練。教卓から見える範囲での観察では、Part 3の範囲までは丁寧に書き込みがしてあり、各自でやっておくように指示したPart 4の部分の音の変化などのメモが不十分な者が多かった。こういうところは復習というか自習しておいて欲しいところ。宿題というよりも学習のきっかけをどんどん授業で指示しているつもりなので。

・引き続きPreliminary Lesson のPart 5〜Part 7。解説や目の付け所などを中心にざっと説明するだけのつもりだったが、両クラスともPart 5の8問だけにかなり時間を割いてしまった。熟語の知識でPart 5やPart 6は解けると勘違いしている学生は多いが、実際にはそんなことはない。どういう勉強をすれば良いか、コツだけでもつかんでもらえれば良いのだが伝わっただろうか?Part 7は補助教材の単語帳を使った自習のみ。

・2限はここまでしか進まず。1限はこのあと教科書Lesson 1のReal English Soundを実施してからPart 1形式の問題を6問実施。配布スクリプトは解答が明示的に示されていないので、これを読んで再度考えてくるところまでが宿題。

・以下、雑感。どこの大学でも2時間続きで同じ授業内容が行われる場合など、1限目の配布物を2限目の受講生が配布前から持っていることや、1限で配布した答えを2限の学生が休み時間にさっと書き写して宿題チェックに備えるといったことがあるのだろう。今日も1件見つけた。あまりこういうことはやって欲しくない。そんなことをしても本人のためにはならないはずなのだが、そのあたりに気づかないのは非常に残念。(指示された宿題を全くやってこないことに比べたらマシという考え方もあるのかもしれないが)ちなみに前回からの宿題の指示は動詞・名詞・形容詞・副詞で共通の語幹を持つ単語を辞書などで調べて表を埋めてくるという内容。こういうところで手を抜くといつまで経っても伸びない基本トレーニング。どうせなら手を抜くという意味とは正反対の「効率的な」学習方法を取り入れて欲しいところ。授業で宿題を指示するのは、それが一番効率のいい方法だと自信をもって学生に推奨できるから。どうでもいい宿題を出しているわけではない。




第2回 4月17日

・今日の出席はカードリーダーで。(前回のように「汚れた」出席カードは作れないが、前回の出席カードでみんなスコアアップに向けて努力すると書いているはずなので…いや、今日は1限も2限もみんなとてもよく頑張っていました。)

・前回の出席カードをクラス全員分、個人情報を隠して書画カメラで提示。どんな学習方法が考えられるか、他の人が書いた内容で良さげなものがあれば真似してみることを提案。読み上げながら学習アドバイス等のコメントを入れていった。

・質問カードへの回答。1限は紙の質問カードが多く、2限はオンラインの質問カードが多かった。どちらかと言えば2限の方が質問が多く寄せられている。さらに授業中でもどんどんオンラインで質問が飛んでくる。熱心でよろしい。(そのため2限の方は1限で終わったところまで進めることができなかった。)

・教科書と一緒に購入させている専用の単語帳の使い方について説明。TOEIC学習を進めながら中学校や高校の英文法を同時に学習するというのはあまり効率が良くないので、とりあえず例文単位で英文と日本語訳を比べてみて、「なぜこの英文がこの日本語になるのか分からない」というところがないかをチェックしていくという練習方法を提案。

・リスニング問題のスクリプトを配布。まずは文字を見ながら音声を通して聴いた。

・リスニングが苦手な理由は大きく分けて2つ。1つ目の理由はそもそもスクリプトを読んだら内容がわかるかを判断しないといけない。読んで分からないものが聴いて分かるはずがない。そこで5分間時間をとってスクリプト全体を観察し、意味の取れない語に下線を引かせるなどの作業。隣近所の人と相談しながら、また辞書や単語帳も併用可ということで。

・2つ目の理由は英語の音変化に慣れていないこと。そこで1問ずつ書画カメラで提示しながら音声を聴き、音がつながるところ、脱落するところを中心に書き込んでいった。前置詞+冠詞+名詞がつながって一息に読まれるところなど、機能語を中心に。(ただしこのクラスでは内容語と機能語の区別についてはまだ紹介していない)他にも、語末のエルが「オ」に聞こえる話、前の語末と次の語頭が同じ子音の時に前が脱落することがある話、mightやcouldn'tなど助動詞の最後が聞こえなくなる話、接続詞+代名詞がくっつく話(but I / that I 他)、オーストラリア英語のthereが「ゼェ〜」となる話、cityが「シリ」に聞こえる話、some of theは弱く素早く読まれて「サマザ」と聞こえる話…ほかにもいろいろ、出てきた音変化の特徴などをいろいろプリントに書き写させた。この授業では前期の前半はこういう作業をたくさんやっていくことを予告。(ちなみに前期の後半は再生速度を落として聴いてみるという練習が中心。)

・1限だけPart 4の説明に入れたが、ほとんど時間が足りなかったので、読み上げ音声を黙読して1分で内容が理解できるかという練習を取り入れた。その後でリスニング問題で読み上げられるのと同じスピードで文字を指で追いかけながら聴くという練習。

・配布プリントの裏面は宿題。(単語リスト作成と教科書の次のところの問題を拡大コピーしたもの)次回は宿題チェックを行うことも予告。




第1回 4月10日

・月曜日のブリッジ・イングリッシュとは違い、だいたいの予想人数が読める科目だったので、開始時の混乱なし。

・今日のメニューは3本立て。最初の30分はオリエンテーションとしてシラバスおよび補足事項(成績評価基準・受講心得の詳細や質問カードについての説明)など。

・次の30分で教科書のPreliminary LessonとしてTOEIC全パートから41問の練習問題をプリントで実施。25分間。特にやり方などは指示しなかったが、中には辞書などを参照しながら回答した学生もいたがもちろんそれもOK。ただし途中でサボっている学生などは座席番号などを控えておいた。そして後で出席カードを配布する際に「罪状」を明記した「汚れた出席カード」を渡して注意を促した。

・最後の30分。黒板に問題の解答を書き、自己採点。そのあとでアンケートを兼ねた出席カードを配布。質問項目は練習問題の正解数、この先1年であと何問解けるようになるか(なりたいか)、英語がどのぐらい好きか・嫌いかを一言で、TOEIC学習を進めるにあたって、まずは何からやると効率がよいと考えるか、これから具体的にどういう学習を行うか、この1年間、TOEICスコアアップに向けて努力するか(はい・いいえ)、指示された宿題はちゃんとやってくるか(はい・いいえ)。最後の2問は全員強制的に「はい」と答えるように指示。「いいえ」と書いたらやる気がないものと見なして平常点から減点すると述べたところ、それでもやはり正直に(?)「いいえ」と回答する学生が数名。まあいいけど。

・出席カードを書きながら質問も受け付けたところ、かなりいろいろと学習方法関連の質問が寄せられた。B5サイズで4枚とれる横長の質問票を全員に配布しておき、有効な質問1回につき1点、上限10点で成績に算入ということにしている。さらにこの質問カードはGoogleドキュメントによる入力フォームでも作っており、授業中であっても自由に各自の携帯電話から質問を入力してもよいということにしている。特に2限の方は授業終了間際に大量の質問が寄せられた。一部の質問しか回答できなかったので、次回の授業はこれらの質問への回答から。

・財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会から人数分取り寄せておいたTOEIC PROGRAM GUIDEの冊子を配布して説明。特にTOEICスコアの信頼性と統計誤差の話を中心に。ガイダンスでもしゃべったような気がするが、一般的にはTOEICで100点上げるのに200時間が必要。教室でこの授業を受けたとしても1.5時間×30回で45時間にしかならない。必ずしも比例の関係にあるわけではないが、45時間の勉強だとスコアが伸びたとしてもせいぜい25点。しかしTOEICの25点は誤差と見なされることがある。とすると、授業を受けるだけでは誤差にしかならない。出席するだけではダメ、授業外の学習があってこそスコアアップが可能、という毎度おなじみの話(これから同じ話を何度もするはず)で授業終了。