2013年7月23日火曜日

【2013前期月2】ブリッジ・イングリッシュII 授業記録

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使用教科書:First Voyage From Grammar to Reading (南雲堂)
使用ペース:半期15回で全Unitを2回ずつ実施
     (授業の前後に予習として1回、復習として1回)
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第15回 7月22日(最終回)

授業の流れ
・出席カードを配布。今日は予習チェックなしで全員同じカード(うっかり通常の出席カードの枚数が足りなくなって一部の学生にはペナルティ用の切り込み入りのカードを配布してしまったが、平常点の評価は同じ。また、予習したかどうかの自己申告も行わなかった。)
・タイタニックのところの解説をいつもの感じで。
・最後の質問コーナー。結局、未回答分を300件以上のまま。中には「太鼓の達人はできますか?」みたいな全く答える価値のない質問もあるのだけれど。何でそんな質問するかなあ。(笑)今日は以下の15件に回答。
  • アメリカ英語とイギリス英語は日常的な会話をするにはあまり違いがないときいたのですが、先生はどう思いますか?
  • TOEICの点数が悪かったのですが、まずは何から改善していくべきですか?
  • 名詞的用法や分詞構文などの文法用語はなぜ堅苦しいのですか?
  • 昔の時代は両者ともにお互いの言語を知らないのに、どうやって貿易とかをしたのですか?(鉄砲など)
  • アルファベットは26文字とかな50文字に比べると約半分ですが、1つの単語の中にアルファベットはかなり文字が多く含まれていると思います。そこで気になったのですが、一番スペルが長い英単語を教えて下さい。
  • なんでやねん を英語で表したら No way! や What a hell! とネットで出てきました。先生ならどのように表しますか?
  • 英検2級をとりたいんですけど、どうも面接がとても苦手です。なにかよい対策法とかはないのでしょうか。
  • TOEICよりもビジネス英語の方が表現がきれいなんですか?
  • 高校ではwhoとwhomは区別しなくても良いと言われて whom → whoとしていたのですが、いけないでしょうか。
  • 消えていく言語があることに驚きました。その消える言語とはどのような状況の言語なのですか?
  • スペイン語は実は英語より簡単だと聞いたのですが本当ですか?
  • あと数回でこの講義も終わりますが、今までの内容を何パーセント理解していれば合格と言えますか?
  • どうして日本語をローマ字に変えることができないんですか?
  • 先生は寝ている人と喋っている人には厳しめだと思いますが、遅刻には割と寛大な気がするんですけど、どうしてですか?他の先生は遅刻に厳しい先生は多い気がします。
  • 東進予備校の先生がCMで「英語なんて言葉なんだ やればできる」と言っていますが本当でしょうか?
・板書した「調べ学習用キーワード」は「鉄砲伝来」「漂流民の言語接触」「長大語」「"なんでやねん"の英訳」「規範文法」「記述文法」「サハ共和国」「カムチャッカ半島」「イテリメン語」「ローマ字 同音異義語」と、やっぱり多彩。
・ケータイ授業アンケートと出席カードへの最後の質問項目。1限のブリッジ・イングリッシュⅠで使ったスライドをその場で少々手直しして、以下のような内容で実施。
  1. この授業を通じて「英文法」を身につけるためのコツは身につきましたか?(どうすればもっとうまくなるかのヒントは得られましたか?)
  2. この授業は自分で学習を進めていく(制御していく)という印象を持ちましたか?(他律性ではなく自律性)
  3. 質問コーナーは学習を進めていくために有効でしたか?
  4. この科目を後輩や未受講者にも勧めたいですか?
  5. 今後の「英文法」に関する目標を具体的に書いて下さい。(練習方法、何ができるようになりたいですか?)
・しばらく時間をとり、ケータイ授業アンケートの回答数がある程度出そろったところで集計結果を表示し、コメントを少々。匿名なのでよくわからないが、集計結果を見たところ、どうも全項目「1」と回答したとしか思えない学生がいたようなので、調べ学習用キーワードに「外れ値」を追加してやった!
・最後の文法学習は「仮定法」。前回「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」という謎の言葉を残したが、これに加え「(仮定法が)文法書の後ろの方にあるのはおかしい」「仮定法には裏がある/裏がないのは直説法」の2つと並べて書いた。そして教科書に出ていた例文の日本語訳「もしハワイに住んでいたら毎日泳ぐだろうに」だけを伝えたければ直説法、「今、ハワイに住んでいないので毎日泳げない」も同時に伝えたければ仮定法というような説明の仕方をした。(ついでに「法」とつくものは「命令法」もあることも補足。)そして教科書の練習問題などを使って直説法と仮定法の「時制のずれ」を確認。
・最後の締めとして、「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」でなぜ「過去形」を使うのかを考えさせ、ここでは「ひょっとするとお客様はまだ注文したいものがあるかもしれない・客の注文を聞き漏らしたかもしれない」というような「裏の意味」があるかもしれない、だから時制をずらしている、というように日英の共通点として紹介。さらに以前紹介した助動詞の実現可能性の度合いについて、willをwouldに、mayをmightに、canをcouldにするとパーセンテージが下がることを、仮定法と絡めて説明したのだけれど、最後はちょっと時間が足りなかったかも。
・これにて半期15回のリメディアル英文法学習を中心とした科目は無事終了。カリキュラムマップでは「中学・高校英語の再学習科目」というように書いていたけれど、実際のところは中学・高校では扱わない観点から英文法を眺めつつ、「英語の周辺」にあるものにも一層関心を持ち、大学生にふさわしい教養の一端となることを願って「言語・文化・教育に関する質問コーナー」を取り入れた授業だったが、そういう講義部分よりも、英作文を中心として非常に書き込み分量が多い教科書を授業の前後に2回ずつこなすという膨大な分量の教室外課題をこなした学生たちは実に立派だった!「単位だけのためにある科目」という噂も飛び交うような授業だが、実際のところ、この科目で単位を取るために必要な学習量は、おそらく他のどの英語科目よりも多かったはず!よく頑張った!!



第14回 7月8日

授業の流れ
・出席カードを予習チェックしながら配布。そして今日の自由記述アンケートとして「教科書Unit 0〜20をぱらぱらと眺めてみて、だいたい理解できているUnitの番号を羅列してください」という指示。ちょっと時間がかかるだろうということで2分ぐらい確保。
・タイタニックの和訳をいつもの方法で。
・自由提出の第2回ミニレポートの用紙を配布。成績の5点分。また、遅れて提出する課題プリントなどの最終〆切についても説明。
・質問コーナー。今日は以下の17件に回答。
  • 未知の言語の翻訳にはどれぐらいの時間、単語や文法などのサンプルが必要なんですか?それと古代の文字を解読するのと未知の言語の翻訳は難易度が違うように見えますが、どうしてなんでしょう?
  • 英単語の本質的な意味を調べるにはどのようにしたらいいですか?
  • 専門分野に限定して他の言語を学ぶ場合(たとえば自然科学についてフランス語で読解できるようにする等)どのような順序で学ぶのがベストですか?
  • ある授業でTOEICは本当のビジネス英語ではないから必要ないと言っていた教授がいたのですがどうなんでしょう。
  • 日本や中国では戦国時代というものがありましたが、他の国、例えばアメリカやヨーロッパなどで戦国時代と呼ばれる歴史は存在しているのですか?
  • 先生は週何時間ぐらい英語関係の研究や勉強をしているのですか?
  • 一番歴史の深い国はどこですか?また、一番最近にできた国はどこですか?
  • 先生が考える一番重要な表現ってなんですか?例えば関係代名詞や動名詞など。
  • 英文は主語と述語が離れています。日本語なら「授業時に指示された」で止めれますが、英語だとそうもいかないですよね。洋楽を聴いたりするたびにいつも思います。英語圏の人はどうしているのですか?
  • イニシャルはミドルネームを持つ人によってフルネームが長くなってしまうため使われるものだと認識しています。その理屈だと日本人やミドルネームを持たない人間には必要ないのではないでしょうか。
  • 話し手から遠いところにいる聞き手が出発前の時点で聞き手が話し手の方へ移動するとき、日本語では言葉がないと言いましたが、外国語にはそのような言葉は存在するのですか?
  • 日本以外の国は四季があるのですか。日本は他の国より住みやすいのですか?
  • 夏休みにオーストラリアに旅行に行く予定なのですが、自分の英語が伝わるのか、コミュニケーションがとれるのか、ということがとても不安です。もちろん多少のコミュニケーションがとれるように勉強していくつもりですが、この言葉はぜひ覚えておいた方がいい!!といったような言葉はなにかありますか?また先生のおすすめのスポットなどもあれば知りたいです。
  • 日本人が全くいない状態で生活をしていると、自然と英語会話能力が身につくのでしょうか。
  • 韓国語とハングル語はどう違いますか?
  • オランダの大学には日本語学科があります。他の国も日本語を積極的に取り入れているのでしょうか。
  • なぜ不規則動詞があるのでしょうか。edで全て表してはいけない理由でもあるのですか。
・板書した「調べ学習用キーワード」は今日も多岐にわたっていた。「線文字B」「線文字A」「ロンゴロンゴ」「未解読文字」「西夏文字」「歴史言語学」「英語語義語源辞典」「英語史」「OED」「吾輩 チョコレートサンデー」(OEDについて紹介しているブログ記事)「アメリカの歴史」「ヨーロッパの歴史」「戦国時代」「南スーダン」「モンテネグロ」「東ティモール」「ケッペンの気候区分」「iMac」「コリア語」「国際交流基金」「ノルマン人の侵略」。調べ学習の時間も10分弱を確保したが、多くの学生がいろいろスマートフォンで調べて、出席カードにびっしりと書いてくれた。今日配布した第2回ミニレポート用紙には質問コーナーで紹介した内容を深めてもよいことを指示しているので、ひょっとすると今日のキーワードでミニレポートをまとめてくれる学生も出てくるかもしれない。
・教科書コーナー。関係詞のところは触れずに比較の用法。as…as〜は「2つのasの間に形容詞を挟む」のではなく、別々の機能があり、仮に息継ぎをするとしたら2番目のasの直前というような説明。また、音節の長さによって -er, -est と more, most を使い分けるというが、そもそも音節の数え方自体、あまり高校まででは取り上げられないはずなので、そのあたりを紹介。また、高校までで触れない内容として、-er, -est は「古い時代の英語」、more, mostは「新しい時代の英語」というような説明をし、後者はフランス語由来であることについて補足。ちょうど質問コーナーで扱った不規則動詞の存在意義と似たような観点で説明できたのは好都合だった。他に原級・比較級・最上級を使った慣用表現のうちのいくつかを取り上げて説明。
・次回が最終回。仮定法を扱うことになるが、「『ご注文は以上でよろしかったでしょうか?』という日本語表現が次回の重要なポイントになる」という謎のメッセージを残して終了。この授業、最後まで目が離せませんね(笑)!


第13回 7月1日(補講) ※7月15日の休講分の前倒し補講。

授業の流れ
・2限にやった授業に続き、5限に補講。
・打ち合わせの都合により20分ほど遅れてスタート。出席者は19名。(予想よりかなり多かった!)
・今日の授業と関連はあるものの、教材は別仕立て。今日の補講で使ってみようと思って用意したプリントを2限の授業の時に全員に配布していた。(このプリントについてはブログのこちらの記事で詳しく紹介しています。)
・補講では全ての問題を解説しながら答えを板書。2限の授業では説明しなかった点は「関係詞はもうひとこと言わせろ、という場面で使う」という話と、「どの部分を詳しく説明するかで関係詞節の入る場所が変わる」という点。
・いつもよりも人数も少なく、熱心な学生からその場でいろいろな質問も出てきた。通常の授業だとなかなか質問が出ないのだけれど。(本当は質問コーナーもそういう使い方を期待したいところなのだが。)
・補講に出席しなかった学生も、プリントを埋めて提出すれば成績に2点を上乗せするということにしている。微々たるものだが、通常の授業の出席点と同じ扱いなので配点はこれだけ。出席した学生はマジメに取り組んでいたし、来なかった学生よりかはそれなりに理解も深まったものだろう…と期待したい。



第12回 7月1日

授業の流れ
・出席カードを予習チェックしながら配布。いつもは予習範囲の最初のページあたりを開いてチェックすることが多いが、久々に予習範囲も多い上に、たまにはちょっとぐらい嫌がらせを(笑)と思い、予習範囲の最後のページを机上に開いておくように指示。慌てて最後のページだけ書き始めた学生や、急なフェイント攻撃にお手上げの学生がいた。そんなことじゃ困りますよ。
・出席カードの自由記述アンケートは「関係代名詞と私」というテーマで一言。苦手という意見が多かったけど、中には英文法の中で関係代名詞が一番得意という学生や、よく使うというような学生もいた。このクラスの受講生は必ずしも英語が不得意な人だけじゃないことがよく分かる。
・本日5限の補講で利用するプリントを配布して、この扱いについて説明。
・タイタニックの部分の解説。
・質問コーナー。今日は以下の20件に回答。
  • 近年、消滅した言語はありますか?今、消滅するおそれのある言語はありますか?
  • 世界の言語は約7000語だと聞きましたが、それには方言もカウントされているのでしょうか。違う言語であってもほとんど同じ、あるいは言い方が異なるだけというものもあると思うのですが。
  • よく文法と英会話は違うと聞きますが本当ですか。バイトで英語も使っていますが、文法が抜けていてうまく会話ができません。文法を勉強すれば英会話もできますか?
  • 日本語は高コンテクストの言語(たとえば指示語で会話が成り立つ)だと本で読みました。英語と日本語において、どちらも十分に不自由なく会話できると仮定したとき、コミュニケーションを取りやすいのはどちらだと思われますか?
  • 日本が第二次世界大戦に負けた時、GHQに入った時に英語を国語にしてくれれば今更英語の勉強もしなくてすんだのに、と思うのですが、どう思われますか?
  • 英語でしゃべってイギリスなまりというのがあるらしいですが、日本なまりというものはあるのでしょうか。また、それを外国の方はどう感じるのでしょうか。
  • アルファベットを使う国が多いが、文法が国ごとに違い、すごく難しく感じる。アルファベットの始まりをたどるとどこに行き着きますか?
  • 日本には古典言語がありますが、英語にもそのような言葉があるのですか。
  • 日本が戦争に負けた時、マッカーサーは日本人の識字率の高さに驚き「日本人が英語を習得してしまうと力をつけてしまう」と非効率な英語学習プランを出したという噂を聞いたのですが、本当でしょうか。
  • ビジネス英語とTOEICは別物で、今はビジネス英語の方が役に立つというのは本当ですか?また、本来のビジネス英語は小さい子供にも理解できるように説明するもの、というのは本当ですか?
  • 文を書く場合と読む場合に難しい言語は何ですか?
  • DVDを見る時、吹き替えを日本語に、字幕を英語にすることは英語の勉強になりますか?
  • 英語のテストなどでリスニングが特に苦手なのですが、どのような勉強をしたら苦手意識が取れるでしょうか。教えて下さい。
  • 日本人に生まれて本当に良かったと思えるようなことはありますか?
  • 日本はよく外国人の観光名所となるが、外国ではどのくらいの人が日本語を勉強しているのですか?
  • 中学・高校の英語教員は「英語が話せない」という教員が多かったのですが、英語が話せなくても英語教員になれるのですか?
  • 副詞類と補語は対となるという関係という認識で合っていますか?
  • 現在、日本からイギリスへ行くにはいくらかかりますか?
  • 先生のこの授業のやり方はどのように決めたんですか?授業に関係ない質問にまで答えてくれるなんてそうないので。
  • 中東のイスラエルはユダヤ教の国であるが、周りのエジプト、シリアなどのほとんどはイスラム教国だと思います。このように周りがイスラム教国であるのになぜ影響されずにユダヤ教のままなのでしょうか。僕は勝手に周りが多数派なら、少数派は飲み込まれるのかな、と思っています。
・各自の調べ学習用に板書した項目は「分かち書き」「理解可能なインプット」「ベオウルフ」「ノルマン人の侵略」「英語史」「OECD 教育費 割合」「ヒンディ語」「ウルドゥー語」「デンマーク語」「ノルウェー語」「スウェーデン語」「GHQ」「日韓併合」「方言札」「ローマ字化運動」「アルファベットの歴史」「チアチア語」「危機に瀕する言語」「skyscanner」と非常に多岐にわたった。また、学生に考えて欲しい質問として「日本人に生まれて良かったと思うこと」「英文法は必要か」について書いてもOKということにした。他に書籍紹介としてデイヴィッド・クリスタル『消滅する言語』。
・教科書コーナーは今日は関係代名詞と関係副詞について。あまりにも簡単なこととして扱われるのか、教科書では全く説明されていない2つの文をつなぐ方法について、ルールを板書しながら、これに従って2つの文をつないでいく作業を進めていった。毎年ルールを説明するときの文言が変わるのだが、「共通する部分は後ろの方を消す」「消したところが 〜が/は で人 → who、〜の で人 → whose、〜を/に/と で人 → whom、物 → which」「消したところの前に移動/前の文の直後/共通する部分(残っている方の直後)」と板書。(ちょっとこのルールでは不足があることにあとで気づいたので5限の補講の方でもうちょっと踏み込んで説明した)また、関係代名詞whatについては「= the thing(s) which」、関係副詞については前置詞+関係代名詞で「場所→where、時→when、方法→how、理由→why」と説明する程度で終了。
・説明としては不十分かもしれないが、この授業はもともと「学生たちが一度教科書に答えを書いてきた問題」を「より深く(あるいはより簡単に)捉えるためのヒントを授業で説明」し、それに基づいて「再度同じ問題をプリントで解いてくる」、さらに分からなければ「質問コーナー」という流れで進めているので、学生たちの「基礎トレ」や「問題意識」が欠けていると効果も出ないことだろう。



第11回 6月24日

授業の流れ
・1限で板書していた「教室後方の私語は強制退室または最前列への移動を命じます!!」はそのまま2限でも再利用。
・1限同様、今日を含めた残り5回の進度予定を板書して説明。7月中に1度休講にするが、その補講がこのクラスは来週の月曜日の5限という変則的な設定となっている。つまり来週月曜日は2限と5限の両方がこの科目ということになる。
・いつものように出席カードを配り、いつものようにタイタニックのところの解説。
・前回の出席カードでARCSモデルを勝手に解釈したアンケートを行った結果を簡単に説明。多くの学生に共通する回答パターンはA, R, Sは「○」だがCだけ「△」で、まだ「(この授業で)自信がついた」と断言することに「自信が持てない」のだろう。そこで今日の週替わりミニアンケートは、前回「自信がない」と書いた人は「どうすればよいか?」、「自信がある」と書いた人は「次の目標は?」という設問に自由記述で答えるように指示。
・質問コーナーは今日は超大盛りで(といっても短時間でさっと回答できるものが多かったのだけれど)以下の25件に回答。
  • 日本の手話や点字は海外でも通用するのでしょうか?通じると仮定した場合、それは共通の言語と言えるのではないでしょうか。/手話は世界共通ですか?
  • 「いろは」の「い」の部分だけ教えてあげよう のような特徴的な日本語は英語で表現できるのですか?
  • 大学で中・高で学んだ内容が繋がることに気づいたと言っていましたが、どういったことがきっかけで気づいたのですか?
  • 海外に行く時に英語をある程度話せた方がいいですか?
  • 先生は英語以外ではどういった言語を話せますか?(回答済み)また、勉強したい言語は何ですか?
  • ラテン語は英語と似ていますか?
  • 僕はオーストラリアに留学したいと考えています。先生はオーストラリアに行かれたことはありますか?
  • 英語に限りませんが、知らない、分からない人に興味を持ってもらうために何をすべきだと思いますか?
  • 外国にも何かの記念日で休日といった祝日はあるのですか?
  • 英語の文法の中で一番難しいのは何ですか?
  • 自分は歯並びが悪く、ブリッジⅠでやっているような発音にも苦戦しています。外国の方は全体的に歯並びは良いのでしょうか?また悪くても問題なく発音できるのでしょうか?
  • 英語の長文を速く正確に読むにはどのような訓練が必要ですか?
  • イギリスで絶対やってはいけない決まり事みたいなのはありますか?
  • 外国の世界遺産で一番好きなところはどこですか?
  • ネット上にオランダ人の友人がいて、メールでよくやりとりをするのですが、文面や頻度からせっかちというかこらえ性がないような印象を受けます。オランダ人の精神性なのでしょうか。それとも向こうからしたら日本人がのんびりしているということでしょうか。
  • 英語で日本の漫才をしたらどうなりますか?起承転結の順序がバラバラになりませんか?
  • 英語を聞き流しするだけでもリスニング力になりますか?
  • 留学をすれば英語をしゃべれるようになりますか?
  • カナダでは1日だけ麻薬を使用していい日があるそうですが、本当ですか?
  • ミュージカルが好きで、この間映画「オペラ座の怪人」やレミゼラブルを見ました。字幕で見ていましたが部分部分の単語は理解できました。このように理解できる単語を抜き出すという勉強法でも英語力は上達しますか?
  • 楽器の前には a ではなく the を入れるのはなぜですか?特別なものには the を入れるイメージです。
  • 英文中にある人物名はどのようにして男女を見分けるんですか?
  • 日本では政治ネタは会話としてタブー視されていますが海外ではどうなのでしょうか。
  • 最近、英文法をやっていても意味がない、英語をしゃべれるようになるにはならないと聞くことが多いですが、僕は英文法をやっていないと文脈がおかしくなり、伝えたいことは伝わらないので、英文法は大切だと思っています。先生はこのことについてどう思いますか?
  • 極端なエスノセントリズムを持った集団といえばナチスやKKKが有名ですが、他にそういった集団はいるのでしょうか。
・回答しながら板書したキーワードも大量で「手話」「点字」「いろは歌」「西ローマ帝国」「ラテン語」「祝日」「(国名)の祝日」「口語文法」「ポンペイ」「スタンダップコメディ」「理解可能なインプット」「産出可能なアウトプット」「Common male names」「Common female names」「吾輩 英文法って」「原理主義」。学生らも各自の関心にあわせていろいろ調べて出席カードに纏めてくれた。
・教科書コーナーは前回の板書事項の写真(以下の第10回の中に貼り付けているものと同一)を拡大して投影し、ここに書き加えるべきことやそれぞれの参照先などを書き加えていくように指示しながら、教科書のUnit 0からUnit 15までの範囲を板書事項を切り口にしてざっと総復習。ちょっとこの活動に時間をかけすぎて、肝心の分詞構文についてはほとんど説明する余裕がなかったが、教科書では「理由、とき、譲歩、条件、同時、前後」の6つの用法があるとされる分詞構文は全て「同時性・同一性」という観点に纏めることができるということを説明。こういった観点から再度復習プリントを埋めてもらうだけでも何らかの新たな気づきがあるだろうと考えている。
・来週の通常授業と補講で関係代名詞・関係副詞をやることになるが、5限の補講の方では教科書以外の素材を使って関係詞を使った英作文をいろいろやってみる予定。



第10回 6月17日

授業の流れ
・授業開始前から前回の板書事項を再度書く作業。ここにさらにいろいろなことを書き足しながら準動詞の全体像について紹介するのが今日の目的なので。
・復習プリントの回収、任意課題のミニレポート返却と講評など。ミニレポートは書いた分量でほとんど決まるが、例文があるかどうか、出典があるかどうか、自分の言葉で自分できちんと理解しながら書いているか、大学生レベルの内容で纏めることができているか等の観点で5点満点で評価。
・いつもの方法で出席カードの配布とタイタニックの話の答えの確認まで。
・質問コーナー。今日は以下の16件の質問に回答。
  • 外国は時間にルーズです。それに対して日本は非常に時間に厳しい。この違いは?
  • なぜ英語には疑問、否定文にはdo、did、doesを用いるのか?
  • なぜ the は次の単語の文頭が母音だと ザ ではなく ジ と発音するんですか?
  • 教育学というとフィンランドが進んでいるという記事を読んだことがあるのですが、英語圏では最近の教育学関連で注目されている理論等はありますか?
  • アメリカはまだ白人は黒人を差別していますか?
  • 日本語はこれから英語のように世界中の多くの国で話されるということはないのですか?オランダではオランダ語と英語をほとんどの人が話せるとテレビで聞いたのですが、日本もそういうふうになることはありませんか?
  • 英語にも若者言葉や略語がありますか?それはどのような言葉ですか?
  • 複数の時に s がつきますが、3単現のsはなんでつくのですか?
  • 私の父がアメリカでの出張から帰って来たときに「英語微妙だったけどなんとかなった」と言っていました。日本語の場合、外国人が完璧にしゃべらなくてもある程度は理解してやろうとできますが、日本人の私がアメリカ人に英語で喋ることを考えると、どうしても完璧にしゃべれないと伝わらない気がします。発音や文法がちょっと違うだけで意味が変わると思うから。完璧に英語をしゃべれなくても相手は察してくれるのでしょうか。また、英語もそれが可能な言語なのでしょうか。
  • 外国人はいつもこんな堅苦しい文を考えてから話しているでしょうか?
  • 卒業したら数ヶ月〜1年ほど海外に住みたいと思っています。自己流学のような形で主に英語を勉強するために行きたいのですが、この国がいい、この国はなまってるからやめた方がいいなどありますか?今まで習って来たのがアメリカ英語なら、イギリスに言ったらコミュニケーションを取るのに困りますか?
  • ある文化が輸出や移民などで他国に広まった時、文化的侵略が云々と揶揄されることもあると聞きます。言語と文化の関係が密接であるなら、今の日本のように外来語が使われる頻度が高くなって来ている状況は文化的侵略を受けていると言えるんでしょうか。
  • 興味のある言語がいくつもあるのですが、3言語以上を一時に学ぶ良い方法はありますか?
  • なぜ世界では一つの共通した言語ではなく、いくつもの言語が生まれたのですか。
  • 世界で言語が統一されることはないのでしょうか。/世界中が同じ言語を使う時代は来ますか?
  • なぜアメリカ人は靴をはいたまま部屋に上がるのですか。/日本では家に上がるとき靴を脱ぎ、アメリカなどの国では土足で家に上がる理由は何ですか。
・板書した調べ学習用キーワードは「インシャッラー」「ダイクシス」「イブ仮説」「最古の言語」「言語の恣意性」「教育工学」「インストラクショナル・デザイン」「エスノセントリズム/自民族中心主義」「ESL EFL」「英語 若者言葉」「英語 略語」「遠藤 TOEFL」を板書。特に最後の1件は英語教育を取り巻くホットな話題なので検索しやすいように自民党議員の名前を加えたキーワードとした。他に、タイタニックの話と絡めて「モールス信号」も後で話題に加えた。そして質問関連事項としてラテン語とギリシャ語の動詞変化形についても板書。
・ミニアンケート欄はARCSについて書いてもらった。A:(この授業に)注意を向けている R:(この授業は)知りたいことと関連がある C:(この授業で)自信がついた S:(この授業に)満足している と板書。○△×などの記号や、これらについて自由筆記で回答するように指示。・教科書コーナーは冒頭に述べたように前回の板書事項にいろいろと書き加える形でまとめた。先週・今週・来週の3回で準動詞の全体像を俯瞰的に眺めるのが目的。来週もこの続きで書き足したいことがあるが、もう板書したくない。最終的にこんな板書が完成。(丸数字は教科書のUnit番号に対応。ただし、完成形だけを見ても伝わらないと思う。どういう順番で情報を書き足していったかが重要なので。)

・このような文法用語が大量に出てくると嫌になるという学生も多いと思うが、全ては「速読」と「片言から脱出」のため。速読は文法構造が分かっていないとできない。形容詞や副詞を適当にとばし読みしながら文の骨組みを掴んでいくわけなので。そして片言から脱出するためには「長い主語」「長い補語」「長い目的語」を自分の言葉で書けるようにすることが重要で、やはりまずは名詞・名詞句・名詞節・名詞的用法・動名詞が同じ使い方をするということに気づく必要がある。高校までだとこういう観点は各単元が断片的に扱われる中で(さらに言えば四択問題を解くためだけに英文法をやっていたりする中で)見落とされがちな気がする。(というよりもこういったつながりがあることに気づかない学習者が多いのでは?)
・今日でこの授業も3分の2が終了。次回は分詞と分詞構文を纏めながら再度、副詞の考え方について補足して準動詞の単元は終了。このあとは関係詞・比較・仮定法でゴール。



第9回 6月10日

授業の流れ
・復習プリント回収、タイタニックの部分をいつもの方法で説明。
・出席カードは今日は全員同じものを配布し、予習したかどうかは「自己申告」ということにした。予習していない者はカードの右上をちぎって提出するよう指示したが、授業後に確認してみたところ、ちぎったカードは1枚もなかったので全員が予習をしてきたということなのだろう。よろしい!(…と騙されてみる?)
・質問コーナー。今日は個人的な印象について答えることが多く、あまり調べ学習用のキーワードを挙げることができなかった。教科書内容に関する質問や前回返却の中間スコアシートについての問い合わせも含め、以下の26件に回答。
  • 今後、ある言語同士がくっついて新しい言語が生まれることはあるのですか?
  • 英語の発音に一番近い外国語は何ですか?
  • ドイツ語と英語ではドイツ語の方が簡単とききますが、授業で見たかぎりでは英語の方が簡単だと思いました。どうしてドイツ語の方が簡単と言われるのでしょうか。
  • 言語を学習するにあたって必要なことは何ですか?
  • 同じ単語でも違う意味を持つのはどんな意味があるのか。
  • 日本では手紙やはがきやスピーチで「春の陽気も…」のような挨拶文などを文頭に入れますが、外国でもこのような文を文頭に書いたりするんですか?
  • 海外旅行などでコミュニケーションをとる時、どの程度まで英語が通じるんでしょうか。いとこがサッカー観戦でヨーロッパに行った時になかなか通じないところもあったと言っていたので気になりました。
  • 高校の時から英文和訳を苦手としています。和訳のこつはありますか?
  • 英語以外で話したり書けた方が将来的に役立つ言語はありますか?
  • 日本語で「話す」という一つの単語でも英語になると何種類も出てくるのはなぜですか。
  • 英語は日本語と違って主語→述語→中身というような文の構成が違いますよね。それってなぜですか?
  • 英検1級に合格するためにどんな勉強をしたらいいですか。
  • 海外で本物のピストルを見たことがありますか?
  • 大学生になってから知ったのですが、日本の英語教育はだめだと非難されています。それがなぜいけないのか、先生はこのことについてどう思っているのかを聞きたいです。/日本の英語教育をどう思いますか?
  • アメリカへ留学するならどこの州が良い、楽しいですか?
  • 英単語は日本語訳するといろんな意味がありますが、英語を公用語としている人たちは間違った解釈をするということはないのですか?
  • p.31の2行目 Murdoc, 39, のような表し方がありました。この場合は年齢ですが、他にも形がありますか?
  • 以前韓国へ行き、そこで不思議に思ったのですが、なぜ韓国ではお茶碗を持って食べることがマナー違反になるのですか?
  • チップはどういう場面で渡せばいいんですか?
  • 韓国に言った時の話なんですが、にわとりが生きたまま売っていました。まだ田舎だったら日本でもたぶん生きたままにわとりを売っているところがあると思いますが、韓国では都会で売っていました。そこで思ったのですが、田舎だったらにわとりをさばいてくれる人がいそうですが、都会の場合ではさばいてくれる人がいるとは思えません。ならどうやってにわとりをさばいているのでしょうか?
  • 日本ではマクドナルドですがアメリカでは違う呼び方をしています。マクドナルドは日本人が綴りを見て思い違いをした読み方なんでしょうか。またMcDonald'sの綴りでcが小文字になっているのは何か理由があると聞いたことがあります。どのような意味かご存知でしょうか。
  • 英語圏にしか存在しないことわざってありますか?/元々アメリカにことわざの概念はあったのでしょうか。やはり日本と関わりを持ってからことわざを学んだのでしょうか。
  • 僕は韓国の釜山に行ったことがあります。先生は韓国のどこに行きましたか?行った目的は語学留学でしょうか?
  • 英語以外で最近重要視されてきている言語や役に立ちそうな言語はありますか?
  • 宿題のp.62 Exercise 3 (1) でなぜ be がいるのか分かりません。解説のとき教えて下さい。お願いします。
  • 1回目の授業に出ていないから2点くらいは減っていると思うが、毎回出席してカードも書いているのになぜ点数が低いのかわからない。
・調べ学習用キーワードとして、以前の自分のブログ記事に誘導するために「吾輩 英文法って」「吾輩 日本の英語教育」「吾輩 多義語」を紹介。他に「英語 ことわざ」「英英辞典」「Longman」「チップ」「格助詞」「文化相対主義」「BRICS」「ミケドナリダ」(注:神谷の造語。リンク先参照。)を板書。また、教室ではスライドで提示したが、「言う」という意味の英単語の区別を示すための「talk おしゃべり / speak 主張 / tell 伝える / say 音を出す / discuss 議論する」については気になる学生も多いかも、という気がしたので板書でも残しておいた。
・いつものように5分程度、各自の調べ学習のための時間を確保。この内容は今日の出席カードだけでなく、任意提出のレポートのネタとしても利用できる。この時間のおしゃべりが少なくなっているのはみんな集中していろいろ調べてまとめているということなのだろう。良いことだ。
・教科書コーナー。前回から準動詞に入っており、4回にわたってこれらを様々な角度から学んで行くことになる。今日はこのシリーズの2回目だが、前回あまり深入りできなかったので、今日の授業で準動詞の全体像を紹介することにした。板書が横長すぎて写真に収めることができなかったのでイメージを伝えにくいが、名詞・形容詞・副詞、名詞句・形容詞句・副詞句、名詞節・形容詞節・副詞節、不定詞の名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法、動名詞・分詞・分詞構文がどういう関係になっているかを少しずつ説明しながら板書し写させた。今日は導入だけで、もう少し具体的な内容は次回書き加えて行く予定なので、次回の授業開始前の休み時間には再度同じ内容を板書してから始めるつもり。(イメージとしては昨年度後期の同じ授業で板書したこちらの写真だが、これをもう少しすっきりした形に書き直した感じ。ただしこの写真は来週紹介する内容も含めた「完成形」なので、今日の時点ではここまで詳しくは書いていない。丸数字は教科書のUnitの番号に対応。)
・板書内容に従いながら教科書のいろいろな箇所を少しずつ説明。特に動詞の目的語が不定詞になるのか動名詞になるのかについては丁寧に説明。
・最後に出席カードの自由記述アンケート欄に「英文法についての味方は変わりましたか?」という質問に対する回答を書いてもらった。高校までの英語ではこのように英文法を俯瞰的に眺めるという機会はほとんどなかったはず。そして文法用語アレルギーから文法嫌いになってしまった学生も多いはず。今日のようなやり方を適切と感じるかどうかは人それぞれだろうけど、何かのきっかけになれば、と願っている。



第8回 6月3日

授業の流れ
・復習プリント回収。
・先週の時点までの成績の中間集計をA4用紙3等分サイズの成績個票にして返却。(FileMakerで作成した)
・この点数が低かった人を主な対象とした第1回レポート課題の発表。こんな内容で、直接この用紙に記入して提出する。これは自由課題なので出しても出さなくても良い。(もちろん成績A評価を狙う人は提出してもよい。もっとも、普段から通常の予習・出席・復習をきちんとやっていれば最高96点になるのだが、レポート2回で5点×2で、106点満点、100点打ち止めという形で成績がつく。)
・タイタニックの部分をいつもの方法で説明。
・前回の授業でやった大学指定のケータイ授業アンケートの教員コメントを投影して説明。特に質問コーナーの存在意義について学生から「若干英語の授業じゃなくなっている気がする。もう少し英語関係を増やした方がいいと思う。」という意見があったことについて「数週間前に話した記憶がありますが、高校までの学習と大学での学習の大きな違いとして、科目ごとの独立性が低いと考えています。まだこの授業を「英語」の科目として学んでいる人も多いでしょうが、大学の科目ですので「英語を中心とする教養」の科目と捉えてもらえると有り難いです。」と回答。まあこれでも賛否両論だとは思うけど。
・出席カードをいつもの方法で配布。今日は予習範囲が3課分と多めなので、今日の出席・予習ポイントは最大5点。3課分の予習の最初のページで実施状況をチェックしたので、ひょっとすると後半は手つかずの学生もいたかもしれない。また、開始後15分ほど経ってから出席カードを配布したので、ひょっとすると休み時間から慌てて書き始めたという学生もいるかもしれないし、そういう学生も何とか滑り込みでポイントゲットできたのかもしれない。
・出席カードの自己申告・ミニアンケート欄には「スコアを見ての感想、後半どのぐらいがんばるか」を書いてもらった。
・質問コーナー。今日の回答件数は16件。いつもよりも少なめだが紹介したキーワードが多岐にわたった。回答した質問は以下の通り。
  • 単語を習得するにはどのような方法をとると効率よくできますか?
  • 日本は古典を学びますが、外国は古語を学びますか?
  • 語学の勉強について、TOEICは英語の勉強の成果をはかるものですか。TOEICは将来的に受けて行く方が良いですか。1回生の時受けて以来全く受けていません。250点しかないのですが。(3回生の質問)
  • 英語にも古文とかあるのですか?
  • 第二外国語を勉強するとしたら先生は何がおすすめですか?
  • 世界では宗教はたくさんありますが、日本はあまり宗教について関心がないと思うのですがどうしてですか?
  • 昔の人はマチュピチュやピラミッドを作りましたがどんな理由で作りどうやって作ったのでしょうか。
  • TOEICは一体何のためにあるんですか?ビジネス英語とは何ですか?
  • 英語話者の話すスピードがとても速いのはなぜですか?
  • 大学生活4年間のどこかで語学留学に行ってみたいんですが、やっぱりある程度の英語の力がないと行っても効果はないですか?
  • 言語は文化ですか?
  • 一番おいしい外国料理は何だと思いますか?
  • 英語の起源は?
  • ヨーロッパでもイギリス等は日本に比べて公衆トイレがとても少ないと聞いたことがあるんですが本当ですか?
  • 外国にも方言があると聞きましたが、日本のように言葉自体が変わったりするのでしょうか?寒い→しばれるのように
  • Unit 9のExercise 2の5番で先生=My teacherなのにExercise 3の8番では先生=The teacherなのはなぜですか?
・これらに回答しながら板書した検索用キーワードは「一神教」「多神教」「八百万の神」「イザヤ・ベンダサン」「日本教」「太陽神」「マヤ」「天頂通過」「吾輩 英語 古文」「アイスランド」「古英語」「中英語」「近代英語」「英語史」「ベオウルフ」「フォー」「ソルロンタン」(この2つはお気に入りの料理として紹介したもの)「サピア・ウォーフの仮説」「エビングハウスの忘却曲線」「TOEIC Wikipedia」と非常に多彩。そして質問コーナーのあとで5分強の自由時間を取り、各自がスマートフォンで自由に検索した内容を出席カードに書いてもらったが、ほとんどの学生が各自の関心あるキーワードを簡潔にまとめてくれていた。このような「調べ学習」は上述のレポート課題としても利用できる。もっともその場合はA4用紙1枚両面にまとめないと満点にはならないのだけれど)
・教科書コーナーはいつも通り30分の配当。本当はもう少し増やして45分にしたいところだが、質問コーナーも削りがたい。(本日現在で未回答の質問は200件以上!)今回のレポート課題でも今日紹介する内容を膨らませて書いてくれたらよいということになっているので、聴く姿勢も結構良かったように感じた。まずは完了形の補足事項。受動態と完了形でどちらも過去分詞形が使われる理由はなぜか(これはレポートとは無関係)を説明。
・続いて今回の範囲の動名詞だが、ここでは早速、不定詞の名詞的用法との違いを説明。(動名詞は「その瞬間」、不定詞は「これから先」)また、「前置詞の後ろは動名詞」というルールも「名詞の前に置く詞(ことば)」という説明と絡めて紹介。
・このクラスでは中学・高校までは同じ意味を表すものとして扱われる表現の違いについても踏み込んでいるが、教科書の中で練習問題になっていながら何の説明も行われてない He is ashamed that he lives in a small house. → He is ashamed of living in a small house. のような書き換えを行うとどういう意味の違いが生じるかについても説明。(硬い文体になる)
・最後に不定詞の3つの用法を1つにまとめて考えるという話を紹介。「〜すること」「〜するための」「〜するために」という訳語が当てられがちだが、これらを全て「これから先に〜」や「〜という方向に」と捉える練習。練習問題から数問ずつ抜粋しながら、用法が違っても同じ訳し方にまとめることができるという観点を説明。今日の復習プリントでは特にそのあたりを考えながら再度取り組んでみるということを指示。
・次回は動名詞と不定詞に関する別の観点をいくつか紹介してから分詞の説明へ。だんだんと「準動詞」の全体像が分かってくるよう、謎解きみたいな雰囲気を入れつつ進めていくつもり。



第7回 5月27日

授業の流れ
・いつもの授業開始時の儀式その1(復習プリント回収と予習チェックしながら出席カード配布)をやりながら大学指定のケータイ授業アンケートを実施。1限はサーバーが不安定だったようだが2限はうまく動いている様子だったので、適当に提出が集まった時点で集計ページを投影しながら簡単にコメントなど。
・そしていつもの授業開始時の儀式その2(教科書のタイタニックのページの和訳と問題の正解を口頭で説明)。
・質問コーナー。今日も30分程度。回答件数は以下の19件。順不同。
  • 友達にニュージーランド人がいるのですが、インターネットでマオリ語を調べてもあまり出てきません。何かいい調べ方はありますか。
  • 先生は英語がシンプルだと言いました。先生が一番難しいと思う言語と理由などを教えて下さい。
  • 英語の文法ができるようになればTOEICで何点ぐらいとれますか?
  • 規則動詞と不規則動詞を分けるのはなぜですか。
  • 世界最古の言語は何ですか?
  • 日本の英語教育は他の国の英語教育の方法よりもレベルが低いのですか?
  • 今まで行ったことのある国を教えて下さい。一番楽しかった国はどこでしたか。
  • Lang-8はちゃんとした使い方をすれば英語力は上がりますか?
  • アジア圏には古文や漢文というものがありますが、英語圏や欧州などではどのような言語がそれに当てはまるのでしょうか。ギリシャ語やラテン語かな?
  • 日本がTPPの交渉に参加することを決めましたが、日本がTPPに参加することに賛成ですか?また影響についてどのように思いますか?
  • 知的財産が分かる人は英語もできますか?弁理士になるには英語力は必要ですか?
  • 先生は英語は好きですか?
  • 海外の大学と日本の大学は何が違いますか?始まる時期とか?
  • 日本語にはことわざがありますが、英語にもことわざのようなものがありますか?
  • いま日本では義務教育で英語を教えていますが、今後バリエーションが増えることはあると思いますか?例えば中国語など。
  • オランダ人の友人とメールのやり取りをしていると、amやisといったbe動詞を略しない傾向があるようです。向こうではあまり略さないものなのでしょうか。
  • アメリカには危険な場所があると聞きますが、具体的にはどういったところなんですか?/世界の中で危険な国ってどこですか?
  • マダガスカルに行ってみたいのですが、先生のマダガスカルについての体験談があれば教えて下さい。
  • シンガポールに行ってみたいのですが、先生のシンガポールに関する体験談を聞きたいです。
・今日の質問コーナー関連キーワードとして板書したのは「自民党 TOEFL」「結縄文字」「象形文字」「楔形文字」「最古の言語」「外務省 海外安全ページ」「英語 ことわざ」「Lang-8」「国立民族学博物館」「ポリネシア諸語」「マダガスカル」など。質問コーナー後に5分程度確保した「各自スマートフォンで調べてみよう」の時間では海外安全ページで気になる国の情勢を調べて出席カードに書いてくれた学生が多かった。他には最古の文字として説明した「結縄文字」も人気だった様子。
・教科書コーナー。前回の補足説明として第5文型の話を15分程度。授業アンケートで「板書が少ない」という意見が数名から寄せられたので、前回口頭で説明した第5文型の補語が原形の場合と現在分詞の場合の違いで教科書に書き込むべき補足事項を板書。続いて完了形のところで15分程度。ここでは「haveというからには何かもっているに違いない」といういつもの迷言を板書してから、教科書の全ての練習問題をこの観点で捉え直し、これまで4つの用法があると考えていたのを1つにまとめるという観点で説明。また、have の多義性についても「吾輩 have」で検索すると出てくる自分が以前書いたブログ記事を紹介し、レキシカルグラマーの観点について簡単に説明。残念ながら時間が足りず、受動態と完了形の両方でなぜ同じ過去分詞形を使うのかという話はできなかった。次回はこの話から再開。
・授業最後にうっかり忘れそうになっていたのを学生に指摘してもらって思い出したが、出席カードの自由記述欄アンケートは「前半を振り返って」で一言書いてもらった。
・次回はいよいよ動名詞と不定詞。だんだん面白くなりますよ!



第6回 5月20日

授業の流れ
・前回の復習プリントを回収。予習チェックしながら出席カードを配布。
・復習プリントで提出した範囲のTitanicの話の部分の和訳と問題の答えを口頭で読み上げて説明。(ここまではいつも同じパターン)
・質問コーナー。今日も40分程度で質問21件と前回の補足2件。回答した質問は以下の通り。(順不同)
  • can't と cannot の違いを教えて下さい。
  • 読みやすい英語の絵本や小説は何ですか?
  • なぜ三単現のsがつくのですか?
  • なぜbe動詞はam, is, areに分かれているのか。
  • アメリカの英語の授業は日本でいう国語の授業みたいなものですか?
  • 日本では語呂合わせでものを覚える、暗記するという本をよく見かけますが、英語圏またはその他の言語圏でも語呂合わせは存在するのでしょうか。
  • イギリス料理はまずいと聞きますが、本当にまずいのですか?
  • この講義を受けている人たちのTOEICの平均点は何点くらいだと思われますか?また、現実的な目標は何点くらいですか?
  • 日本人の名前には漢字などに意味が込められていますが、外国人の名前にもそういう意味はありますか?
  • フランスは日本のように学校で母国語を教えないと聞きました。本当ですか?
  • ウラル・アルタイ語族は日本語と近く発音しやすいと聞いたことがあります。実際のところはどうですか?
  • アメリカ英語とイギリス英語ではどちらがより多く世界で利用されていますか?
  • ヨーロッパの国々でイギリス人以外で英語を話せない国はありますか?
  • 英語は毎日の予習復習が大事ですか?
  • もし海外留学に行くのなら何ヶ月ぐらいで英語を聞き取れるようになりますか?
  • 今、興味のある言語は何ですか?
  • アメリカやイギリスの手話は日本の手話と同じようなものですか?それとも英語と日本語のように違うのですか?
  • マクドナルドのドナルドは兄弟どちらですか?
  • 世界全体からみて、日本語はどれぐらい勉強されているのですか?
  • 単語を覚えるにはやはり書くのが一番覚えますか?
  • 日本人が初めて外国人に会った時、言葉が伝わらないのにどのようにして交流したんですか?
・前回の質問コーナーで扱った内容へのコメントで「あなたは同化政策と多元主義のどちらを指示しますか?という質問は自分は言語統一派です。なぜかというと統一にすると時間はかかりますが、言葉の壁がなくなるからです。/世界にいろいろな言語がありますが、全ての国の言語を一つにするのは無理だと思いますか?そうなれば楽なんですが。」があり、これに関しても自分の見解を回答。また、前回紹介したEthnologueの日本語に関する説明を誤解した学生がいたようなので補足説明。(日本には今まで15種類の言葉を話していたが今では11種類になってしまった →これは正しくない。)
・各自が自由に検索するためのキーワードとして紹介したのは「バベルの塔」「高コンテクスト文化」「低コンテクスト文化」「イギリス料理」「国際交流基金」「イギリス タイプ別学習法」「大黒屋光太夫」「語呂合わせ」「ニーモニック」など。また、過去に書いたブログ記事への誘導で「吾輩 英語の名前」「吾輩 英語 語呂合わせ」も板書しておいた。これらについて自由に調べる時間も確保。バベルの塔とイギリスで教えられているというタイプ別学習法について調べた学生が多かった様子。
・出席カードの自由記述欄への質問は「この科目の予習・復習をいつどのようにやっていますか?」という内容。提出された内容を見ていると、みんないろいろな場面で結構マジメに取り組んでいる様子が窺えた。
・教科書コーナーとして、進行形と受動態の特に現在分詞と過去分詞の本質的な意味について説明。その後、マクドナルドのI'm loving it! の話。また、今日の範囲である第Ⅴ文型のところについては、教科書の説明が補語が原型の場合と現在分詞の場合を「〜するのを…」「〜しているのを…」と訳し分けるだけで終わっている残念な状況を補足すべく、「最初から最後まで」「一瞬」の区別であることを説明。また、知覚動詞と認識動詞の違いについて、認識動詞のように判断して結果が出るまで時間がかかるものは to be のように「時差がある」ことを示す表現が入ることを説明。この授業は特に後半で複数週にまたがって少しずつ全体像が見えてくるという謎解き要素があるので、今日の説明だけでは不十分だったかもしれない。
・ここしばらく復習2課分、予習2課分が続いていたが、来週は復習2課分と予習1課分。完了形の本質を話す。ここでちょっとだけ受動態と完了形の接点が分かってもらえたらいいなあ。



第5回 5月13日

授業の流れ
・前回の復習プリントを回収。予習チェックしながら出席カードを配布。
・復習プリントで提出した範囲のTitanicの話の部分の和訳と問題の答えを口頭で読み上げて説明。(ここまではいつも同じパターン)
・前回、質問コーナーの必要性について出席カードの自由記述欄アンケートを行ったので、それについて簡単にフィードバック。大多数の学生が質問コーナーを有意義であると感じてくれているが、その分、英文法の学習に充てる時間は少なくなる。しかしこの授業では授業中に英文法を学ぶというよりも、一度全ての英作文問題の答えを書き写す(自分で解いて答え合わせも可)という「予習」と、同一範囲を授業後に再度プリントで実施して提出する「復習」によって英文法の学習を深めるという意図、言ってみれば一種の「反転授業」としてやっているところもあるので、そのあたりについて予習・復習の重要性と絡めて説明。
・質問コーナー。今日は45分ほどかけて少な目の件数の質問を長めに回答というのが多かった。回答した質問は以下の通り。(順不同)
  • なぜマクドナルドは英語にしたら最後にsがつくのですか?
  • フランス語などには女性名詞や男性名詞があるのですが、どうやって分けているのですか。/スペインには男性名詞と女性名詞があるらしいのですが、何か歴史的な背景があるのですか?
  • なぜ英語に敬語はないのか。語尾を上げるとどういう風に失礼なのか。
  • every day と everyday の違いは何ですか?
  • 英語の敬語表現についてですが、通常文の文末をそのまま上げて疑問文にすると目上の人に失礼ということはわかったのですが、文にsirをつける以外の表現はないのでしょうか。
  • 先生が学んで来た外国語の中で一番難しいのは何ですか?
  • moneyは日本では「マネー」といったカタカナ語でも意味が通じる言葉があります。逆に英語圏でも日本語のままの単語はあるのでしょうか。また、もしあるならその法則も知りたいです。/日本では「タバコ」「ブリキ」などの外来語が公用語として使われているものが多数あります。逆に海外で日本語が公用語となっているものはありますか?(注:公用語ということばの使い方が正しくないが質問文面は記載通り)
  • どうして日本は外国にくらべて移民が少ないのか?
  • 英語話者の人は小中学校で他の言語を学習しているのですか?
  • TOEIC用のテキストは多種多様ですが、これが良いというものはありますか?
  • 中学のとき、テストで can not と書いて×されたことがありました。それ以来、 can not は使ってはいけないと思っていたのですが、今日の話を聞いていたら、使ってもいいということですよね?
  • 英語を主に使用している国は何カ国ありますか?
  • オランダ以外のかつて植民地支配を実行した国で言語ナショナリズムの低い国はありますか?植民地を広げるほど国力のあった歴史のある国の言語ナショナリズムの低いことが意外です。
  • 英語が日本で重要視されるようになったのはいつからなんでしょうか。
  • TOEICを勉強するのに「ターゲット」の単語帳は役に立ちますか?
  • TOEICの単語と高校で学んだ単語は違うものなんですか?また、覚えるべき単語数はどれぐらいですか?
・今日は質問コーナー関連事項として板書したキーワードが非常に多かった。また、各自が調べて出席カードにまとめてくれた件数もいつもよりも多かったような印象。紹介したキーワードは「反転授業」「同化政策」「単一言語(文化)主義」「多元主義」「ethnologue」「SIL」「ウィクリフ聖書翻訳協会」「モンゴル帝国」「フェートン号事件」「日本洋学史」「アンジロー」「大黒屋光太夫」「日本語から英語への借用」「文法性」。また、書籍紹介として「TOEIC公式問題集」と「英語の未来」(デイヴィッド・グラッドル)。
・質問コーナーと関連して、非常に大きなテーマではあるが何か考えるヒントになることを願って「あなたは同化政策と多元主義のどちらを支持しますか?(ただし同化主義→英語単一主義、多元主義→多言語主義と読み替えての回答可)」という設問も用意しておいた。回答者は少なかったが、多元主義の方が若干多かった印象。一方、英語単一主義と多言語主義に読み替えての回答は、多言語主義は「覚えることが増えるから反対」という意見が数人から寄せられた。残念だがこれは誘導ミスでもある。
・質問コーナーが終わったあとでしばらく今日の質問を考える時間と出席カードへの記入時間を設けたら、残り時間が30分強となってしまった。ここから教科書コーナー。前回扱った第1文型〜第4文型の補足を少々やってから、高校レベルの第4文型と第3文型の書き換えについて、これは今後はイコールではなくノットイコールであると考えるよう、文末焦点の考え方を取り入れながら説明。また、第3文型に書き換える時のtoとforの区別も教科書に書かれている内容を再度強調。
・続いて今日の範囲の進行形と受動態のところだが、ここで出てくる現在分詞と過去分詞は今後ずっといろいろな文法の説明と絡めて出てくるので、今日のところは現在分詞は「その瞬間の話し手の関わる継続した動作」、過去分詞は「その瞬間の他者(他のもの)が話し手(主語)に関わる(影響を与える)動作」という形で説明し、教科書の問題をこの枠組みで一通り観察させた。また、高校まででは能動態=受動態という説明が一般的だが、第3文型の説明と同様、イコールの関係ではなく、焦点はどちらか?ということを簡単に説明。ここで残念ながら時間切れだったが、あとは復習プリントを埋める際に教科書の説明をきちんと読んで取り組むよう指示。
・授業の最後に出席カードへの「自由記述アンケート」として、1限同様「今日で3分の1が終了です。この授業であなたに必要な勉強ができていますか?」への回答を求めた。



第4回 4月29日

授業の流れ

・前回の復習プリントを回収。予習チェックしながら出席カードを配布。
・復習プリントで提出した範囲のTitanicの話の部分の和訳と問題の答えを口頭で読み上げて説明。
・質問コーナー。今日は40分ほどかけて短めの質問ばかり33件に回答。回答した質問は以下の通り。(順不同)
  • 語学留学するにはどこの国のどこの町が適していますか。
  • 英語の勉強をしているのですが、桐原1000をしています。他に良い文法の勉強をできるものがあれば教えて下さい。
  • TOEICの勉強法と点数を教えて下さい。
  • TOEICとTOEFLの違いって何ですか?
  • can not はなんでダメなんですか?
  • 英検は何級を持っていたら就職に有利ですか?/将来社会に出た時に必要とされるのは「英検」「TOEIC」のどちらでしょうか。
  • ポケットに手を〜以外に日本では普通のことでも外国では犯罪を疑われる行為はありますか?/ポケットに手を突っ込むと銃を持っているというように、日本以外の国で解釈が異なるしぐさはありますか?
  • アメリカの人は「ツ」を発音できないと言っていましたが、逆に日本人が発音できない言葉はありますか?
  • オランダ人は英語がうまいと聞きますが本当ですか?
  • TOEICの勉強をしたいのですが何からしたらいいのかが分かりません。何かアドバイスを下さい。
  • have to は何割なのか?(注:前回板書した「実現可能性の度合い」との関連質問)
  • なぜイギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つに分かれているのですか。
  • この授業は進行度が遅い。
  • 教科書に直接書き込んでしまっているので、復習用のプリントを配ったりなどはありますか?
  • 知財学部からの主な就職先で最も英語力が重視される企業はどこですか?
  • 警察官になるには英語は必要ですか?
  • なぜこの学部は第二言語を取得するカリキュラムじゃないんですか?
  • 弁理士になるには英語は必要ですか?TOEICで言うと何点以上とらないといけないですか?
  • 洋画を字幕なしで見れるようになるにはどのような訓練をすればいいですか?
  • もしアメリカ人やイギリス人が英語検定やTOEICを受験したら完璧にできるんですか?
  • 英語検定やTOEICができたら英語ができると言えるんですか?
  • 日本での英語の教え方、覚え方では実際話せないと聞いたのですが本当ですか?
  • リスニングの良い勉強方法はありますか?
  • 先生が自分自身で英語を使えると思ったのはいつ頃ですか?
  • 中学で習う英語と高校で習う英語はどっちが重要なんですか?
  • 英語が歴史的にフランス語の影響を強く受けているのは分かりました。では、日本と英国ではそれに近いことは全くなかったのでしょうか。
  • TOEICの問題の答えには形容詞が多いと本に書いてあるんですが本当なんでしょうか?
  • 英単語の学習用に教材を買いたいのですが、どのようなものが良いと思われますか?
  • 日本語で難しい文法表現は英語でもやはり難しくなるものですか?
  • 先生は英検1級を持っていますか?
  • 英語を理解するこつはなんですか?
  • スピードラーニングって本当に英語を覚えれますか?学校の教材に使われることってありますか?
  • mustとhave toの肯定文で使い分ける時、外国人はどのように使い分けているんですか。
・質問コーナーに回答しながら関連事項を板書し、自由にスマートフォンで検索・調査させる取り組みも同時進行で。今日板書したキーワードは「フィリピン 語学留学」「フィジー 語学留学」「English Journal(雑誌名)」「cannot can not」「ジェスチャー 比較」「Forest(文法書)」「ESL EFL」「言語ナショナリズム」「イギリス」「イギリスの歴史」「鎖国」。
・質問コーナーが終わったあとで出席カードの自由記述・ミニアンケート欄に、質問コーナー自体の感想を書いてもらった。
・教科書コーナーは前回の助動詞の続きから。再度「実現可能性の度合い」を板書し、教科書の例文などを補足説明。Will you〜 / Shall I〜 / I was wondering if you could〜 などの表現を実現可能性の度合いと絡めるとどうなるか、used toの捉え方、can と be able toの違いなど。
・続いて教科書は第1文型〜第4文型の話。通常、この単元では5文型の歴史的背景まで触れるが、時間が足りない様子だったので、この話は次回送り。「(I) SがVする (II) SはCである (III) SはVするOを/に/と (IV) SはVするOにOを (V) SはVするOがCなのを」というような内容を板書してから、ここにいろいろ付け足していく形で説明し、「副詞=副える詞=なくてもよい」「補語=補う語=ないと困る」という話と、第2文型のS=C、第3文型のS≠Oあたりの説明までで終了。
・次回までの宿題は復習2課分と予習2課分。



第3回 4月22日

授業の流れ
・前回の復習プリントを回収。予習チェックしながら出席カードを配布。
・復習プリントで提出した範囲のTitanicの話の部分の和訳と問題の答えを口頭で読み上げて説明。
・質問コーナー。今日は35分ほどかけて16件に回答。本当は25件ほど優先して回答するべき質問を用意していたのだが。回答した質問は以下の通り。(順不同)
  • 日本語と英語の相性は悪いと授業中に言われていたのですが、日本語と相性の良い言語と英語と相性の良い言語は何ですか。(→日本語と韓国語の漢字語彙の比較/インドヨーロッパ語族の話と英語の成立事情を少しだけ紹介)
  • 英語を主に使う国の子供たちは日本の中学生レベルの内容をどのぐらいの年齢で覚えるのですか?
  • よく「若いうちから耳をならしておくことが大切」と聞きますが、もう手遅れなのでしょうか。(→Older is faster, younger is better.の話を紹介)
  • 洋楽を聴くとリスニングのスピードについていけるのでは、と思い、聞くようにしているけれども、単語やリズムのせいで何を言っているのかよくわからないです。この方法は正しいのでしょうか。/英語を覚えるのに洋楽等の英語の曲を聞くことは意味がありますか?/リスニングで行っていることが聞き取れないのでどうすれば聞き取れるようになりますか。
  • 教育工学の考えでは、一日に推奨される英語学習時間はどれぐらいですか?(→キャロルの学校学習モデルを紹介)
  • ラジオを聞きながら勉強するより映画を見ながらリスニングをする方が身に付くと聞きました。本当でしょうか。本当であればなぜでしょうか。
  • 外来語はなぜ日本語と元の言葉が変わっていたりするんですか?
  • 全く習ったことのない言語を独学で勉強して最低限の日常会話を話せるようになることはできますか。できるとしたらどれくらいの勉強時間、勉強量が必要ですか。
  • 英語以外で話せる外国語はありますか?
  • 一般企業に就職したら英語はどれぐらい必要ですか?
  • 英語に興味が持てるような勉強法はありますか?/苦手な英語を好きになる方法はありますか?
  • 英語と中国語では同じ文法なので英語ができれば中国語ができると聞いたことがあるのですが、それは本当ですか?
  • テレビのCMでよく流れている「スピード・ラーニング」は英語学習に有効な教材であると思われますか?
  • いま、北朝鮮は軍事運動だのミサイルだので世間を騒がせていますよね。そんなことしないで普通に平和に毎日を過ごしたらいいのに、とニュースを見るたびに思います。先生はそのことについてはどう思われますか?
  • 日本人が r と l が発音しにくいように、英語圏の人たちにも発音しにくい日本語ってあるんですか?
  • イギリス英語とアメリカ英語は具体的にどう違うのですか?/アメリカ英語とオーストラリア英語の大きな違いは何ですか?また、その違いによって話が伝わらないことはありますか?
・質問コーナーの回答と関連して学生に調べて欲しい関連事項としては「インドヨーロッパ語族」「ゲルマン語派」「ノルマン人の侵略」「イギリス英語 アメリカ英語」など。他にもいろいろ調べている学生がいた。(出席カードに「この授業は進度が遅い」と書いた学生がいたが、そういう場合は是非、手が空いた時間に自分でいろいろ調べてみて、それをまとめて欲しい。実はそういう自律的な学習もこの授業の狙いの一つ。)
・教科書コーナー。前回の疑問文の範囲の補足事項としてdo/does/didを使った強調表現の話と、文頭でwhomを使った場合に特にどういう意味になるかについて説明。続いて今日の範囲である助動詞。まずは「実現可能性の度合い」の表(must / will / would / should / may / might / can / could を縦に並べて書いて、それぞれの右横に 100% / 90% / 80% / 70% / 50% / 40% / 30% / 20% ) を板書。これに基づいて教科書の例文などを実現可能性の度合いという観点から説明。must の否定をなぜ must not にしてはいけないか、また、have to とはそもそもどういう意味か(have + to不定詞 という解釈にするとどうなるか)といった説明をして終了。
・出席カードの自由記述欄のアンケートは「助動詞について理解が増したか?」という質問にした。一部の学生は中学校や高校とは異なる説明に少々戸惑ったようだったが、多くの学生が今回のような説明でとても良く理解できたというコメントを書いてくれた。中学や高校では日本語の意味を丸暗記するという学習が多かったのだろう。英語の仕組みを俯瞰的に、また、従来と異なる観点から「補助線を引きながら」学ぶことで、よりはっきりと全体像が見えてくる…という学習ができれば理想的だと考えている。再度、復習プリントで学習しながら定着させて欲しい。



第2回 4月15日

受講者数について
・去年の人数動向から、今回からの出席追加人数もかなりあるものと予想していたが、予想よりも少なかった。本日の出席者は75名だが、1回目だけで来なくなった者もいるだろうから18名の増加ということではないと思う。

授業の流れ
・今日からの出席者のためにこのクラスの受講心得などを前回の配布資料のダイジェスト版でざっと説明。特にこのクラスを取るかどうか迷っていて1回目は違う授業に出た学生への配慮(1回目の出席点や課題点などは0点扱いとなるが、この科目の全ての課題を提出すると最大106点となり、100点で打ち切りとなるので、実質的には挽回も可能であるという話など)
・出席カードを配布しながら予習チェック(教科書Unit 1〜2に書き込みがあるかどうか)し、今回までの宿題(Unit 0のプリント)を回収。
・出席カードの今日の「自己申告・ミニアンケート」の設問は「英文法と私」というテーマにした。
・今日から毎回30分を確保することにしている言語・文化・教育に関する質問コーナー。前回の出席カードで寄せられた質問をデータベースソフトに入力したら64件にもなったが、ここまでの話が長引いたため25分を割り当てたが20件しか回答できなかった。回答した質問は以下の通り。(順不同)
  • 英語は世界の共通語ですが、第二の共通語は何ですか?/なぜ中国語は世界共通語にならないのですか。
  • 外国の映画を字幕なしで見れますか?洋楽の歌詞を全て聞き取れ、歌っている意味が分かりますか?
  • is not -> isn't なら、am not の省略形は何ですか?
  • 先生が外国の文化に触れて一番驚いたことを教えて下さい。
  • 授業を教える上で工夫していることはありますか?
  • 先生が英語に興味をもったきっかけは何ですか?
  • 先生が教師になろうと思ったのはなぜですか?
  • おすすめの洋画/洋楽はありますか。
  • なぜ英語が公用語になったのか?
  • 何歳で結婚されましたか?
  • なぜカナダの公用語は英語とフランス語なんですか?またカナダのケベック州で使用されている言語はフランス語なんですか。
  • アジアでも英語圏の国はいくつかありますが、なぜアジアなのに英語が使われるようになったのでしょうか。やはり過去に占領地だったなどの関係でしょうか。
  • なぜ大学の先生になったのですか?
  • これからの時代は英語も中国語もできるようになっていた方がいいですか?
  • 私は大学卒業後、通信で教員免許を取得しようと考えております。人に教えるうえで最も大切なこと、心がけることは何ですか?
  • 日本語では存在していても英語には存在しない単語がいくつかあると聞きます。どういったものなのでしょうか?また、それらを英文として表したい場合はどうするのですか?
  • 英語を教えていて楽しいことと難しいことを教えて下さい。
  • 先生はミュージカルなどを見ますか?
  • なぜ日本人は英語をしゃべることが下手なのですか。
  • 英語に方言はありますか。
・続いて教科書コーナー。ここでは教科書で特に予習として一度書き込みをしてきていることを前提に、主に英作文の問題の答えの部分を使いながら中学・高校までで細かく扱われなかった以下のような観点を取り上げて説明した。
  • なぜ「楽器を演奏する」時には定冠詞が付くのか(theとaの違いや冠詞の用法についても説明)
  • なぜ「テレビを見る」はwatch televisionでwatch a televisionとならないか。(抽象名詞・集合名詞など不可算名詞について説明)
  • 一般動詞を使った文の否定文を作る時に do / does / did のような単語が入ることは言語類型論的には珍しい現象であるということ(英語は標準的な言語か?日本語は特殊な言語か?について説明)
  • 疑問文をつくるかわりに語尾だけを上げて読むことがあるが、これは「英語の敬語」として考えるなら不適切であるという話。同様にYes / No だけで答える場合と、Yes, I do. / No, I don't. のように答える場合の違いについても説明。
・この授業では授業中のスマートフォンを利用した検索を推奨している。質問コーナーや教科書コーナーの合間にも回答内容と関連して、学生に検索して欲しいキーワード(時間が足りないので踏み込む余裕がない程度のもの)や、自分が過去に書いたブログ記事で参考になりそうなものをURLではなく検索語で探し出すための手がかりをいろいろ板書していった。キーワードは「デファクト・スタンダード」「言語類型論」など。また、自分の過去のブログ記事では「私の英語学習歴 吾輩」で出てくるであろう自分の英語学習体験談や、「英語教育 カラオケ ESL EFL」で出てくる「日本の英語教育が「ダメ」な理由をカラオケにたとえてみた」という記事。これらを各自が検索し、その内容の要約などを出席カードに記入することで「高く評価する」と学生に伝えている。今日の出席カードでも「デファクト・スタンダード」を調べた学生が何人か見られた。こういう形で自律的な学習を進めていける学生をどんどん増やしたい。


第1回 4月8日

受講者数について
・1限同様、大教室での授業で大人数の受講生が想定されるが、1限との大きな違いは裏番組があること。この時限は学生の奪い合いが起こりがちな「心理学」が裏番組にあるので、多くの学生がそちらに流れる傾向がある。1限同様、いきなり最初からプリントの短文英作文をさせ、自分に合わないと思ったら途中退室OKということにしたらやはり数名が離脱した様子。その学生もひょっとしたら途中から心理学の方に行ったのかも。
・結局、授業後に出席カードの枚数を数えてみたら57枚だった。ただ、昨年度も1回目は心理学に出席して、2回目からこの科目に来た学生も結構いたように記憶しているので、今年も同じような動きがあるかもしれない。

授業の流れ
・教科書を購入していない学生がほとんどであるという想定で、教科書Unit 0の「Be動詞と一般動詞」範囲はプリントで配布。「私は学生です」から始まる短文英作文。15分ほどしてから当該範囲と次回予習範囲の解答も配布。出席カードの「自己申告・ミニアンケート欄」にこのプリントを自力でやったか、どのぐらい答えを見ながらやる必要があったか、辞書などを参照したか等について自由記述で書いてもらったが、さすがに一番最後の問題でも「私たちは彼と話した」なので、ほとんど自力で書けたという学生がほとんどだった。
・答え合わせ等もしながら最初の30分が経過。シラバス補足事項のプリントを配布して成績評価基準等について説明。また、今回の宿題(Unit 0のプリントをもう1度)と次回の範囲(Unit 1〜2)のやり方についてガイダンス。
・この授業では教科書の方は授業前に全て書き込みをしておく(ただし前週終了時に答えも配布するので写してくるだけでも良い)→授業での説明を聞いて文法について理解を深める(ただし中高とは違う観点をいろいろ取り入れる)→同じ範囲をもう1度プリントでやって翌週の授業で提出 というサイクルを繰り返すので、トータルで教科書を2回やることになる過酷な授業であることなどについても説明。
・この授業のもう一つの目玉である「言語・文化・教育に関する質問コーナー」について、昨年度後期のこの科目の授業記録ブログを参照しながら、どんな質問が寄せられたかを簡単に紹介。この中から聞きたい質問をリクエストしてくれてもよいし、新しい質問でもよいということにしたが、早速初回から大量の質問が。
・be動詞と一般動詞に関しての補足事項として、英語のbe動詞の変化をドイツ語・フランス語と比較して説明。英語の変化体系は独仏語に比べるとシンプルであること、ここから派生して言語の難しさとは何かについて簡単に説明。(質問コーナーへの誘導の意味も含めて。)また、be動詞は「〜という状態で存在している」、一般動詞は「〜という動作をしている」というように説明してから、「〜という動作をしているという状態で存在している」なら現在進行形というような今後の話につながる前振りを少々やって授業終了。

省察
・1回目から出席カードにいろいろ質問を書かせるという目論見は概ね成功した印象。とても全部は答えきれないので、次回どれを答えるか考えておかないと。もうこの質問コーナーも10年目なので、パラパラみた感じではどの質問も即興で答えられそうな感じなのだけれど。
・今日の2限の授業を取りに来たほぼ全員が1限もとっているため、両方を連続して履修する学生にとっては全く内容ややり方が違って面食らったかもしれない。1年生の学生番号が偶数の学生は木曜日の受信英語も担当するけど、これはまた全然やり方が違いますよ。(自分もキャラを演じ分けているつもり。)