2013年7月23日火曜日

【2013前期月1】ブリッジ・イングリッシュI 授業記録

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使用教科書:Read Aloud (マクミラン)
使用ペース:半期15回でChapter 1〜10のみ利用
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第15回 7月22日(最終回)

授業の流れ
・大福帳返却。
・小テストの3回目。これまでと同じように解答後にペア採点し、採点者の氏名も明記させた。(意図的な誤答の見逃しや筆跡の違う正解書き込みは採点者の方を減点するペナルティあり)
・大学指定のケータイ授業アンケートと大福帳への自由記述アンケートを同時に実施。大福帳に書き込む「最後の質問」はPowerPointスライドにして以下の内容を提示。
  1. この授業を通じて「英語の発音」を身につけるためのコツは身につきましたか?(どうすればもっとうまくなるかのヒントは得られましたか?)
  2. この授業は自分で学習を進めていく(制御していく)という印象を持ちましたか?(他律性ではなく自律性)
  3. 大福帳への記入および担当者からのコメントは学習を進めていくために有効でしたか?
  4. この科目を後輩や未受講者にも勧めたいですか?
  5. 今後の「英語の音とリズム」に関する目標を具体的に書いて下さい。(練習方法、何ができるようになりたいですか?)
・しばらく時間をとり、ケータイ授業アンケートの回答数がある程度出そろったところで集計結果を表示し、コメントを少々。
・発音プリントの[7]と[8]を練習。[7]は補講でもやったので軽めに、[8]は今回初めてなのでやや丁寧に。
・授業時間を半分ほど残して終了。先週のうちに音読テストを済ませてしまっている学生は大福帳を提出して解散。
・残りは個別音読テストの時間としたが、1限が終わったあとの休み時間どころか2限が始まるぎりぎり直前まで受験希望者の列が続き、結局途中で打ち切っることになった。そして2限のあとの休み時間にも教室でかなりの列ができ、さらに午後に研究室に受けに来る学生もかなり多かった。(先週のうちにもっと受けに来て欲しかった。今日だけでおそらく70人ぐらい…)
・いろいろ大変だったが、第2回の個別音読テストは結局93名が受験してくれました。中には全く練習不足で、この授業を履修した意味もなかったかも?と言いたくなるような学生(音読テストで大失敗しても小テストや大福帳の記載だけですり抜けてしまう学生もいるのだけれど…)
・これにて今期のブリッジ・イングリッシュⅠも終了。これからゆっくり大福帳の最後のコメント書きと成績算出を行います。(大福帳は9月の成績発表以降に希望者には返却します!)


第14回(補講) 7月17日

授業の流れ
・海外出張に伴う休講8コマ分の補講を土曜日や5限に分散して予定を組んでいたうちの最後の1コマ。ようやく借金を返したような気分。ただ、この授業に間に合わせるための大福帳コメント書きがかなり大変だった。
・この補講でやる内容は4月開講前から決定していて、発音プリントの[6]の復習と[7]の練習。そして第2回の個別音読テストの最終練習。今日の残り時間から音読テストを開始するという計画にしていた。
・今回の音読テストは教科書Chapter 6から10の中でどこがあたるか分からないという方法なので、5つのChapterを全て「リピート練習用ポーズ音源で聞きながらチェック」→「教科書の切れ目でリピート」→「ゆっくり重ね読み」→「再度聞く」というように、4回ずつ繰り返すという方法で実施。各Chapterの第2段落までとは言え、今日の授業だけで延べ回数で20回も試験範囲に目を通すことができる機会があるのは補講出席者だけの特典。
・さらに補講出席者にはトランプを引いて読むChapterを決めるというゲーム(?)で6〜10のカード1枚ずつとジョーカー(これを引いたら自分で読むChapterを決めることができる)を2枚入れるという方法で実施。そのため、ジョーカーを引いて得意なところを読んでポイントを稼げた学生が大量発生。また、今日の補講には出席したけど今日の授業終了時までに音読テストを受ける自信がないという学生には、受験票の右下にサインをして渡した。これを持っていれば「ジョーカー2枚+数字5枚」で受けることができることにした。(ちなみに補講出席者以外の18日・19日の受験者はジョーカー1枚+数字5枚、最終日の22日の受験者はジョーカー1枚+数字10枚(2色)のカードを引くので、ジョーカーを引ける確率がどんどん下がるということにしている。ちょっとした遊び心ということで。
・この授業の後半から音読テストを受け付けたが、結局30名ほどの出席者のうち、10名ぐらいしか受けに来なかった。あとの20名ほどは受験票にサインだけ受け取りにきていた。



第13回 7月8日

授業の流れ
・大福帳返却。今日の大福帳の①の自由記述アンケートは「この1週間、音読テスト対策で何をやりましたか?」という内容。これを書いてもらっている間に音読テストの受験票を配布。こんな内容です。(配布時は両面印刷で3つに裁断)
・発音プリント[5]を復習してから[6]へ。今日の追加発音ルールは(20) n+t では t が落ちることがある (21) 調音点が同じなら片方が消えることもある の2つ。ただし(21) は(20) を一般化したものとして紹介。「調音点」という用語は以前にも紹介したことがあるが、今日はもう少し深入りして同じ調音点の摩擦音と鼻音などについても紹介。以前紹介した鼻腔開放や側面開放も再登場。そしてどういうわけか有声音と無声音の違いに脱線してしまい、日本語の「はひふへほ」を有声音にするとすごく変な音になるという話や、「ぱぴぷぺぽ」を有声音にしたときに「ばびぶべぼ」になるので、本来なら「ぱ゛ぴ゛ぷ゛ぺ゛ぽ゛」と表記する必要があるという話。これは去年までこの授業でもどこかで話していたが、今年は外すことにしたはずの内容。ふとしたきっかけがあるとついつい話してしまう。「な゛に゛ぬ゛ね゛の゛」「ま゛み゛む゛め゛も゛」などが存在しない理由や、「すみません」が「すいません」になる理由などについても紹介。
・発音プリントが終わって教科書コーナーに入る時にまたもや不正行為が発覚。出席を管理している大福帳を他人の分までとっておいて、遅刻してきた友人に渡して遅刻チェックをすり抜けようとする輩を発見。今までにもうすうす気づいていたのだけれど、今日のはあまりにも目に付くやり方で受け渡しが行われていたので警告。友達から受け取った遅刻者は当然その時点の「大幅遅刻扱い」のチェックとして「××」の記号を書き込むが、友達の分をキープしていた学生の不正行為であることは明白なので、その学生の後半8週分の出席を抹消することを宣言。(これも前回の不正行為と同様、本人の努力でぎりぎり単位認定できる範囲の最大限のペナルティ。もちろんここで本当に努力が認められれば情状酌量としてある程度まではポイント回復するのだけれど。)最終回の大福帳を回収後に学生証をカードリーダーにかざした記録と比較してみるつもりなので、そこでさらに発覚するかも…。
・教科書コーナーはほぼいつものやり方。最初の頃に20分ぐらいかかって何度も繰り返ししつこくやったプリントを使ったフレーズ単位のリピート練習がほとんど一発勝負の5分ほどでできるようになった。本当に今年のこのクラスの学生たちは成長しているように感じている。大福帳に毎週コメントを書いて返却しているから余計にそう感じるのかもしれないが。2回聴く、フレーズ単位の読み、ゆっくり重ね読み、ポーズ入り音声でリピート、仕上げにもう1回聴くという練習。やはり「英語の音とリズム」に特化した授業なので、これだけしつこく音読を中心とした練習ができるのは授業する側としても嬉しい話。
・最後に教科書の単語問題と穴埋めディクテーション。
・これで教科書範囲は全て終了。来週月曜日は海外出張のため休講で、7/17(水)5限に補講。発音プリント[7]をやってから教科書Chapter 6〜10を練習し、個別音読テスト開始。


第12回 7月1日

授業の流れ
・大福帳返却。取りに来てもらっている最中から黒板に第2回音読テスト(実施期間は7/17〜7/23)の評価方法について書き始めた。ちなみにこんな感じの評価です。

・これを見ながら大福帳の自由記述アンケートとして、「今の時点で何点ぐらいとれそうか、今の弱点(特に補強したいところ)はどれか?」に回答してもらった。あとで大福帳を見てみると、かなり控えめの点数を書いている学生が多かった。
・発音プリントは[4]を復習してから[5]をやったが、今回は特に「ゆっくり読んでも英語っぽい発音」になるように注意した練習を繰り返した。英語は速く読まないといけないという思い込みがある学生もいるが、決してそんなことはない。
・最後列の学生で音読練習に参加せず、プリントも机上に出さず、次の授業のプリントをやっているという学生がいたので、欠席扱いにすることを宣言して大福帳を没収。また、前回の大福帳で不正行為(大幅遅刻を表すボールペンで書き加えた××印を砂消しゴムで消して提出するという悪質なもの)が発覚したので、その対応等についても説明。
・教科書はChapter 9の最初から。いつものように2回音声を流す場面では各自のレベルにあった練習(英文を見ながら・和訳を見ながら・両方見ながら・何も見ないで…)をしてもらえれば良かったが、既にこういう練習は教室外でも済ませている学生もいるようなので、上級レベルとして小声で一緒に読んでみるとか、シャドーイングに挑戦するとかも可能ということにした。また、Phrase Reading Worksheetを使っての音読もスムーズにいったので、ゆっくりのスピードで重ね読み(ここではスラッシュ位置で切って読み、スラッシュ以外の場所では滑らかにつなげることを意識しながら)をやってから、ポーズ入り音声でのリピート(ここでは音の上げ下げ、強弱、音源の物まねを意識しながら)、そして再度音声を聴いて思い込みで読んでいる単語がないかのチェックをさせた。
・最後にいつものように教科書の単語問題とディクテーション問題。
・次回が授業本編としては最終回で、Chapter 10で同じような進め方で実施予定。再来週の7/15(祝日授業日)は休講だが、7/17(水)5限の補講から音読テストを開始する旨を伝えて終了。



第11回 6月24日

授業の流れ
・先週の大福帳で「教室後方が騒がしい」という意見が寄せられたので、「教室後方の私語は強制退室または最前列への移動を命じます!!」と黒板の隅に書き、授業中ずっと消さないようにした。(それなりに効果はあった様子。)
・大福帳と小テスト返却。小テストの解説は特に行わず。
・大福帳への週替わりミニアンケートは前回の授業で設定した目標がどの程度達成できたかを記入。
・この授業も今日を入れて残り5回。7月中に1度休講と補講があるので、そのあたりも含めた残り5回の進度予定等を板書して説明。(7/1 Ch.9中心、7/8 Ch.10中心、7/15休講、7/17(水)5限補講[音読テストの練習。この日から音読テスト開始]、7/22 Ch.7-10小テスト)
・発音コーナーは3ページ目をカタカナあり2回+英文のみ1回をコーラスリーディングとペア学習で練習してから、同様の方法で4ページ目も実施。4ページ目に入る前に以下のルールを板書。
 (5) 母音にはさまれた t はラ行の音(既出。今日のプリント範囲で重要なルールなので再掲)
 (16) tとdは調音点が同じ
 (17) doの最初の音が「ルー」になることもある
 (18) she seemsの発音は 「シー スィームス」
また、教科書での練習をやっている際に、以下のルールを追記。
 (19) 高い所=強い所=長い所
・教科書コーナーはChapter 8の冒頭から。まずはいつものように2回、好みの方法で聴いてから、細かい所の音の変化などを確認しやすいように、いつもリピート用に利用しているポーズ入り音源を流して気づいた点などを教科書に書き込ませた。そしてペアで気づいた所の共有と読めない単語の確認など。
・さすがに11回目ともなると教科書の音読もプリントのフレーズ単位ではかなり上手に読める学生が増えてきたような印象があるが、その一方で濁った th や r と l など、細かい部分をごまかし気味の者もいるので、今日はどちらかといえば単語の発音に注力して練習した。
・最後に教科書の単語問題とリスニング穴埋めをいつもの方法で実施して終了。



第10回 6月17日

授業の流れ
・大福帳返却。早速「次回までの目標」を週替わりアンケートとして記入するよう指示。
・第2回小テスト実施。遅刻者で途中入室や受験できなかった者が合計10人ほどいたのは残念。ペア採点して回収。細かいチェック(綴りミスがある場合などに許容範囲かどうかの判定など)をやってから記帳して来週返却予定。
・発音プリントは前々回・前回の範囲も復習。特に「アクセントのない母音を曖昧母音に」は特に注意するように指示しながら。続いて今日の範囲として3ページ目。中身に入る前に以下のルールを板書。
 (12) 母音始まりの文は出だしを弱く読む。「ったまきたなー」と同じ。
 (13) do, does, did, have などで始まる場合は通常弱く始まる。(内容語と機能語のルールのうち特に重要なものとして)
 (14) 子音終わり+母音始まりはローマ字風に滑らかにつなげる(ただし繋げない場所もあるので要注意!)
 (15) and は「ン」になることがある。
・今日から本格的に英文を使った発音練習なので、いつもよりも丁寧に進めた。途中で補足ルールとして「相手に伝えなければならない単語は強く読む」という当たり前なんだけど忘れがちなルールを板書。
・教科書コーナーはChapter 7の本文を1回聴いてから教科書のスラッシュ単位での音読と同時読みにチャレンジ。その後、もっと高度な練習方法ということでシャドーイングを実演して見せた。まあここまでのレベルを学生に求めるつもりはないけど。(ゆっくりでもいいから丁寧に読んでもらう方がこの科目では大切な目標なので)
・本来は教科書のChapter 8を1回でも音読するところまで入りたかったが、小テストや発音プリントを丁寧にやった影響で、結局Chapter 7の単語問題と穴埋めディクテーション問題だけしかできなかった。


第9回 6月10日

授業の流れ
・大福帳返却。前回回収後に表面7回分の記入内容を点数化した際の評価基準等を説明(基本的には「余白」がどれだけ目立つか、同じことを繰り返し書いていないかで判断)。また、先週金曜日で終了した1回目の音読テストについての講評など。
・大福帳での週替わりアンケートは前回予告したように前回書いた「今週までの目標」の「達成度」を書いてもらった。来週と再来週も同じ方法でやってみる予定。
・前回板書した「発音のルール」の1つめの「単語のアクセントがない母音は[ə]で読んでよい。」という件は何回紹介しても良いくらいの基本的なルールなので、これを再度板書してから発音練習プリントの1枚目表面を声を出しながらざっと復習。裏面もこのルールを守るよう指示しつつ、「発音のルール」の9番目として -dn- や -tn- の「鼻腔開放」、そして10番目として -tl- の「側面開放」について説明。また、11番目のルールとして「内容語と機能語では相対的に機能語が弱くなる」と板書し、発音練習プリントで大小のカタカナで書かれている部分のうち小さいカタカナの箇所がどういう理由で小さくなっているかを観察させた。そしてこれは上記の第1のルールとも関係しているため、小さいカタカナで書いている箇所は母音はできるだけ曖昧母音で発音するように指導した。
・教科書コーナー。今日はChapter 6の単語問題・リスニング問題から開始(本文の箇所は触れない)ということになっているが、学生の提出する大福帳を見ていると、予習と復習のタイミングは人それぞれのようで、本来は今日ならChapter 7の本文に入るために事前にこの範囲のプリントに目を通して、読めない単語がないか、内容は理解できるかを事前チェックしてくるというように指示していたが、教室でやった範囲を1週間かけて復習してくるという者もいる様子。どのみち第2回目の音読テストはChapter 6〜10のどこが当たるかわからないので、可能な限り同じChapterも繰り返し練習するタイミングを設けたい。そのため今日はChapter 6の音源を聴いて、教科書を見ながらリピートする音源での練習から開始した。そのあとで単語問題・リスニング問題。次回Chapter 4〜6の範囲で小テストを実施。
・教科書Chapter 7は音源を2回聴き、プリントに従ってPhraseごとの音読。ここでは今日の発音コーナーで示した発音ルールになるべく合致するような音が出せるよう、ところどころ説明を挟みながら進めた。最後、時間が足りなかったというのもあるが、2回目の音読はいつものようにリピート用の音源ではなく、そのままの音源を使って同時読みに挑戦。やはり同時読みは難しく、多くの学生が途中で徐々に脱落。最後に大福帳に余白があればなるべく埋めさせるということを目的として、この同時読みについての感想を書いてもらった。



第8回 6月3日

授業の流れ
・大福帳の返却と今日から8回分(最終回まで)で使うプリント4枚を一気に配布。
・前回の授業でやった大学指定のケータイ授業アンケートの教員コメントを投影して説明。
・発音練習プリント「こんなに違うよ文字と音」は靜哲人先生の1997年の著作『カタカナでやさしくできるリスニング―ネイティブの生きた英語が聞き取れる』 から抜粋したもの。(この書籍はこの科目の教科書に指定したいくらいの名作だと思うのだが、既に絶版になっているのが非常に残念。Amazonマーケットプレイスで300円+送料250円から購入できるので、英語教育関係者の方で未読の方は是非どうぞ!)(補足:6月10日現在、価格は230円+送料250円からになっていました!)
・このプリントを使って学習する際の「発音のルール」として、以下の8つを板書。(去年までとは少し内容を変えた)これに従いながらいろいろな練習。
  1. 単語のアクセントがない母音は[ə]で読んでよい。
  2. 何拍で読むかは母音のかたまりが何カ所にあるか数える。ただし語末のeなど例外あり。
  3. 二重母音は二番目の音は弱く
  4. 単語の最初に気合いを!(特に子音)
  5. 母音に挟まれた t はラ行の音
  6. 単語の最後の l はオの音
  7. he, his, him, her や have の最初の h は聞こえないこともある(読まないこともある)
  8. 子音で終わる単語は子音だけで発音
・教科書コーナー。ここしばらく進度が遅れ気味なので(授業アンケートの影響が大きい)Chapter 5の単語問題・リスニング問題から開始。
・続いてChapter 6の音読。いつもの方法だが、ちょっと声が小さく、読めない単語がところどころあったような感じだったので、いつもよりも1回多く音読。
・そして今日もChapter 6の単語問題・リスニング問題には入れず。本当はここまで進めることができていれば来週小テストができたのだけれど。
・音読テストの日程変更などについて説明。
・最後にいつもより少し長めに時間を取り、大福帳表面下部の「前半を振り返って」と今日の分を記入。表面の記入内容は今日の提出でもって点数化するということを宣言。(成績の21点分。1回の出席を3点として7回分という計算だが、記入状況全体を見て14〜20点程度で点数化する予定。もっとも、毎回ほとんど書いていない学生の分は5点程度の評価にしかならないのだけれど。)
・週替わりミニアンケートは8週目・9週目で1セット、10週目・11週目で1セットという形。今週は「来週までの目標」を書かせ、次回は「その達成度」を書いてもらうことになる。



第7回 5月27日

授業の流れ
・いつものように大福帳を返却。これが片付いてから今度は小テストの返却。人数が多いので学生番号順に並べて取りにくるという方法。小テストの採点について簡単な講評など。
・大福帳の全員記入アンケートとして「音読テストへの意気込み」を書いてもらった。
・前回の発音プリントの復習(大阪弁の発音練習まで!)やってから、「日本語の謎シリーズ」としてシラバスでも説明している「ん」の音が7種類あるという話。(資料は第6回のところからリンクを張っています)去年まではこの話は最終回で扱っていたが、子音と母音のつながりを意識しながら日本語訛りから脱却するには少しでも早い方がよいかと思い、前半最後に移動させてみたが、どちらがよいのかまだよくわからない。
・同時並行で大学指定のケータイ授業アンケートを実施したのだが、サーバーが混雑していたのか授業中に集計結果がうまく表示されず、コメントしながらのアンケート提出待ち受けは断念。ログインできない学生も何人かいたようだったが、授業終了時点までに半数近くの学生は書いてくれた模様。
・教科書コーナーはChapter 4の単語問題とリスニング穴埋めから。
・今回のChapter 5もいつものように2回、好きな方法で聴いてもらってからフレーズごとと教科書のスラッシュでの音読練習。
・音読テストの受験票を配布。数日前にこっそりTwitterで教室前方の着席者から順に受験週(今週か来週か)を選べるというように告知していたが、その噂がLineか何かを介して広まったのか、いつもよりも前方の着席者が多かった。そして教室の各ブロックごとに赤線入りの受験票約10枚と青線入りの受験票約10枚を前から順に配り、今週の受験を希望する者は赤線入り、来週の受験を希望する者は青線入りの受験票を受け取っていった。予想通り教室前方で青線入りの受験票は売り切れてしまった模様。ちなみに受験票はこんな感じのもの。


・このあと10分ほど時間があったので、Chapter 1〜4の冒頭〜第2段落の終わりまでをコーラスリーディング。今回の個別音読テストはChapter 1〜5のうち、任意のChapterを選んで音読するという方法。(ちなみに2回目の音読テストはくじ引きで受験Chapterが決まるのでかなり厳しくなる。)


第6回 5月20日

授業の流れ
・大福帳返却。小テスト実施。採点は近くの人と交換する形でやった。(つけ間違いや不正行為がないか後でチェックしてみたら…やっぱり何件か見落としやいかにも不正行為っぽい答案が…)
・大福帳の週替わり自由記述質問「この科目に関する学習として普段どんなことをやっているか」は今回は全員回答ということにした。
・前回のプリントの「単語の最初は溜めて読むシリーズ」を復習してから新しいプリント(Excel形式、改変・再配布自由)を配布。今日は日本語なまりの中でもかなり頑固な、というかほとんどの人が意識していない日本語の無声化について。大阪弁では日本語の無声化が起こりにくいという話から、大阪弁の発音練習も取り入れた。また「きくちくん すきです つきあってください」「しもきたざわの きっさてんで しつちょうの すきなねくたいに かしすとしちゅーが ふちゃく」「ひさいした きたふとうの くさいきちの くちくかんに いくひ」「きょうしつで ふたりは つくえをならべて おなじつきひを すごした」みたいにやたらといろんなところが無声化する日本語や、Twitterで1年くらい前にも話題になっていた「はっつくパンツか ひっつくパンツか くっつくパンツか むかつくパンツか」がボイパっぽく聞こえる背景にはこの日本語の無声化が関与しているという話はそこそこ受けた様子。
・前回終了時にプリントの配布漏れ(大福帳提出の際に持ち帰るよう指示していたのに案内が行き届かずかなりの人数が今日受け取った)があったため、多くの学生が事前にこのプリントを使って練習していなかった(もっとも、普段からこの練習をみんな完璧にやっているわけではないのだが)。その影響もあってか、読めない単語が多かったのか、ちょっといつもよりも元気のない学生が多かったような気がする。
・開始時の小テストで10分ほど時間を使ったため、いつもと同じように進めることができず、教科書の単語問題とディクテーション問題は実施できなかった。
・来週はいよいよ第1回の音読テストの告知。



第5回 5月13日

授業の流れ
・大福帳返却。前回の発音プリントを復習してから今回の範囲の「単語の最初は溜めて読むシリーズ」に突入(前回配布のファイルと同一です)ようやく英単語をマトモに使った練習に入ったので、英語の授業っぽくなったかも?前半の終わりと後半の終わりでペア練習を挟みながら練習し、全体を2回ずつ音読してから完璧に英語発音ができるようになった単語を5つ、大福帳に書いてもらった。(通常の大福帳記載の記号と区別するために☆に続けて記入)
・段取りを間違えて前回大福帳で学生から寄せられたshのおふざけフレーズを紹介するのを忘れていた。今日の発音プリントをやった後なのでちょっとタイミングも悪く、口頭で読み上げて紹介するだけにした。採用作品は「しわしわのシート」「ししおどしの水がしとしと落ちる」「しぶしぶ食べる渋柿を」「見知らぬ紳士の親切」「鹿を知らない紳士」「紳士のシーツしわしわ」「死ね死ね死ぬ死ぬ」「獅子舞のシルエット」「新宿を(四条通を)信号無視でまっしぐら」だが、この中の「し」の音を全て「si」に置き換えて発音すると日本語母語話者にはとても違和感のある音に聞こえるはず。このことを英語話者にとっての日本語訛りが同じように違和感のある発音に聞こえる場合があるという話と強引に結びつけて説明。
・教科書コーナー。Chapter 3の音声を2回、好みの方法で聴いてから細かく発音練習。今日の発音プリントでやった単語の最初を溜めながら読むという部分でいくつか繰り返し練習をしたものの、個々の子音の発音についてはクラス全体、明らかに4月開講時よりも上手くなっているような気がする。その後、いつものように教科書の単語問題とディクテーション問題をやって終了。
・ここで大福帳に記入するための週替わりミニアンケートの項目として「今日で3分の1が終了です。この授業であなたに必要な勉強ができていますか?」と板書し、なるべく全員が回答するように指示して終了。
・Chapter 3のディクテーション問題まで終わったので、ようやく次回の授業開始時に1回目の小テストができる。既に1回遅れの進度だが何とか回復せねば。



第4回 4月29日

授業の流れ
・大福帳返却の際に同時に新しい発音プリント(PDF版。Excel版はこちら)を配布。
・今回の大福帳の①の週替わりアンケートは全員回答という形にし、前回までに指示した1日4回聴くという学習をやっているかどうか、やっている者は感想、やっていない者は今後の目標などを書いてもらった。
・前回までのプリントを使ってr / l / th / f / v の発音の総復習。前回の大福帳で学生から寄せられた f / v を使ったおふざけフレーズを全て読み上げながら、練習にも使える傑作選10個を紹介し板書。採用作品は「バカでもバンバン頑張れよ」「ぶるぶる震えるお化け屋敷」「ビキニ美女バンザイ」「不吉な腹痛フグタ君」「バラバラにバイクばらす」「びりびりしびれる」「ビラの配布」「ババアのズボンをびりびり破る」「爆発したバイクの売買」「ぼんぼんバカボンバカぼんぼん」。これを使ってコーラス練習。
・新しい発音プリントの「あいうえお」で英語発音練習(2) 日本語の「謎」(英語の音の仕組みにちょっとだけ敏感になるために…)が今日の範囲。ここでは英語の発音練習から一歩離れて、無意識のうちにやってしまいそうな「日本語訛り」を減らすために、日本語のサ行・タ行・ナ行・ハ行には2種類または3種類の子音が含まれているということを紹介することが目的で、「さ」→「sあ」→「sssあ」→「ssssssあ」→「ssssssss」というように子音部分だけを独立させる練習を行いながら「し」「ち」「つ」「に」「ひ」「ふ」の子音が普通の日本語母語話者の感覚と異なることを説明。「し」の音の説明だけはおふざけフレーズで「しんけんに こくはくしたら シカトされ」「しんかんせん しんおおさかまで していせき」「シクラメン しおれてしまって 悲しいな」(いずれも靜哲人先生の著作より)で練習。
・教科書コーナーはChapter 2を各自にあった方法で2回聴き、プリントで1回目の音読。発音ができていないと思われた箇所は繰り返しやりながらゆっくり。次に教科書で2回目の音読。スラッシュごとに同じ秒数の入った音源を利用。その後で教科書の単語問題とディクテーション問題をやって終了。残りの問題は自習用とし、回答は学内ポータルサイトからリンクを貼ったページに公開しておいた。
・早速授業進度が遅れ気味なので、1回目の小テストを第5回→第6回に変更。次回Chapter 3まで進め、ここまでを出題範囲とする予定。



第3回 4月22日

授業の流れ
・大福帳返却。発音プリントの前々回・前回範囲の復習としてr/l/thの練習。
・前回の大福帳で学生から寄せられたthを使ったおふざけフレーズを全て読み上げながら、練習にも使える傑作選10個を紹介。「さらさらの塩」「サザエさんの財布」「新宿で散財」「須磨水族館に訪れる」「お地蔵様を掃除」「座禅で足じりじり」「すしめしどっさり」「成績優秀者の召集」「スープずるずるすする」「ゾクゾクする女性のしぐさ」
・プリントの続きを使ってfの練習。下唇に上の歯を当てるベストポジションを探させた。fのおふざけフレーズは「はらへったはらへったおひるごはん」「ははのひふ ははのひふ ははのひふ」「ほっとひといきコーヒーで」を紹介。練習の際は少々息を強めに出すように指示。
・続いてvの練習。同様にベストポジションを探し、なるべく汚い音が出るように練習させた。おふざけフレーズは「ぶんぶんぶん はちがとぶ」「バイキンべたべた文房具」「バイキンマン びびって自爆でバイバイキーン」を紹介。
・ここで今年初めて作成した追加プリントを配布。しばらくペアで練習してから、日本語の所は地味に、英語の所は派手に、という「Englishあいうえお」のEnglishカタカナエクササイズ方式で練習。最後の行だけはちょっと雰囲気を変えて…。やっぱりこのやり方は受けますねー。
・教科書 Chapter 1の本文を前回紹介した方法も自由に取り入れながら2回聞いてから、個々の発音を部分的に繰り返しながら全体を通して音読。その後でポーズ入り音源を使い、同じ秒数で読み上げる練習。
・教科書の練習問題は今年はA/C/D/Eだけをやることにしており、教室ではAとCだけ。DとEは自学自習し、大学ポータルサイト経由で正解を毎週送信して各自で答え合わせをしておくというやり方で進めていくつもり。去年までとは違い、小テストは3課分のA/C/D/Eを出題範囲とし、10点満点の小テストを3回実施することにしている。
・続いて教科書のChapter 2のPhrase Reading Worksheetを使い、音声を2回聴いて終了。次回までに目を通してくること、毎日4回ずつ聴いてくることを指示。さて、どれだけの学生がやってくれることだろうか?(今日の大福帳で穴埋めディクテーションの問題が全然分からなかったという学生がいたが、そういう症状ならなおさら来週までに4回×6日で24回以上聴いて欲しいところ。)
・今日の大福帳の週替わりミニアンケートは「この3週間で英語発音は少しはよくなりましたか?」というテーマにしたところ、多くの学生が改善されたという喜びの声を書いてくれた。嬉しいことである。



第2回 4月15日

授業の流れ
・大福帳を色ごとに並べ、取りに来てもらう形で返却。今回からの出席者にも配布。
・前回のプリントの復習から開始。rとlの発音を個人・ペアでの練習を一通りやってから、前回の大福帳で学生から寄せられたオリジナルの練習フレーズを読み上げ、練習に使えそうなものを厳選して10個を板書。採用作品は「プルプルのプリンがプルプルゆれてる」「ピリピリのカレー辛え」「ゴリラにブロッコリーぶつける」「書類ばらばら」「カエルケロケロ」「やる気バリバリ」「きらきら光る」「いろいろやれよマンネリなるぞ」「サラダもりもり食べろよ」「からからのおからいくらか」。
・続いてthの発音。日本語のサ行子音と比較しながら澄んだthと濁ったthを前回のプリントの続きを使って練習。澄んだ音は息の音が聞こえないように発音するように留意、また濁った音は上の歯で舌の上を前後にスライドさせながら「一番汚い音」が出るベストポジションを探させた。用意したおふざけフレーズは以下の通り。(うち、一部の例文は靜哲人先生の著作から借用しました。)
・澄んだ th の練習
「さようなら せんせいみなさん またあした」
「すばらしく せいせきあがり うれしいな」
「そんなそうさは しりません」
・濁った th の練習
「じかんわり ぜんぶずれてて ずっこけた」
「かぜひいて つくるぞうすい あじもなし」
「あじさいあじさい はなざかり」
・これらを練習したあと、個人・グループの練習時間。その後、5分ほど大福帳を記入するための時間を取った。今日の週替わりミニアンケートの設問は「英語の発音と私」とした。また、大福帳を書いている間はマイクを使わずに机間巡回し、質問や個人指導を希望する学生に対応。thやrを使ったオリジナル練習素材は今日も大量に寄せられた。来週の授業で面白く練習になりそうなものを厳選して紹介する予定。
・この時点で残り30分程度となったが、教科書を使っての学習に入る前に、Phrase Reading Worksheetを使った毎日の練習メニューを提案。この流れに従った練習を毎日10分やって欲しいことを話し、実際に2〜5のそれぞれで同じ音声素材を再生。
  1. リスニング素材の英文の意味がわかること(単語の意味の確認も含む)
  2. プリントを開いたまま、見ながら聴く
  3. プリントの英文だけを見ながら聴く(読めない単語がないかチェック)
  4. プリントの日本語だけ見ながら聴く
  5. 何も見ないで音を聞く
  6. 追加メニューとしてプリントの日本語の中で「これを使ってみたい!」という部分をノートに練習
・ここでは「理解可能なインプットを増やすこと」と「産出可能なアウトプットを増やすこと」が語学学習のコツであることを紹介。大福帳に余白がある者にはこれらの板書事項を大福帳にもメモしておくよう指示。
・今日は教科書を使った学習はできなかったが、教科書購入済みの者も増えてきたので、教科書の構成と授業で行う範囲、小テストの出題方法などについて簡単に説明して終了。

省察
・本日も授業後から大福帳へのコメントを書いたが、やっぱり人数が多いと大変。一気に返答するだけの集中力が確保できず、2限のブリッジ・イングリッシュⅡの出席カードの採点などと交互に行いながら、何とか夕方までには作業完了。
・遅刻者・欠席者・授業中のサボりをどのように大福帳に記録するか迷っていたが、定時に教室に到着していない者の大福帳にはコメント欄の右上に×を書いておいて遅刻であることを示し、授業後にもまだ残っているものは隣にさらに×をつけ、欠席であることを示すようにした。授業中のサボりが1名見られたので、教室後方まで歩いて行って、遅刻者のマークと同様に×を書き込んでおくことにした。



第1回 4月8日

授業開始前の様子と受講者数
・教室は前後に3人掛けの島が5つずつあり、この授業を取ることを決めている人は前方に、まだ迷っている人は後方に、ブロックごとに学生番号と学年で分かれて着席するよう授業開始前に板書で指示。今回は色分けした大福帳を配布したかったのでこのようにしたが、次回からは完全自由席。
・この授業は英語の授業ではあまり一般的ではないと思われる大教室での大人数での授業。英語の発音を中心に学ぶクラスでもあり、1回目は様子見の学生もいるかもしれないという気がしたので、冒頭からいきなり用意していたプリントを使って発音練習し、もしも合わないと思ったら途中退室可ということにしておいたら、何人か途中で抜けていった様子。開始後約1時間のところで出席カード代わりに使う「大福帳」を配布し、授業後に回収して数えてみたら121枚あった。去年と似たような感じでスタート。(去年はこんなに増えるとは予想していなかったので4月にかなり慌てたが、今年はそれを見込んでプリントも150枚ずつ印刷しておいた。)

授業の流れ
・いきなり発音練習ということで、最初に「あいうえおで英語発音練習」のプリントを配布。これを使って最初の30分でrの音を中心にいろいろ練習。最初から大きな声で良い雰囲気が作れたのは大成功。
・少しずつ進めてはペアワーク、また少しずつ進めてはペアワーク。ペアワークではどちらが上手に発音できるかなどを相互評価していった。そして毎年やっているおふざけフレーズである「タラちゃーん、イクラちゃーん、ノリスケさーん」「プリプリのエビどれ〜?」「とろろいもトロトロ〜」で練習。やっぱりこの練習は大受けだった様子。(去年まではこの練習は第9回目の授業以降にやっていたが、今年は最初にやることにした。)
・その後で日本語のラ行子音と英語のrの比較。持続できない・持続可能、弾き音・流音という説明を挟みつつ比較。
・ここまでで30分ぐらい経ったので最初の休憩。この授業が合わないと思ったら途中退室してよいということにしたら数名が離脱した様子。
・続いてlの音。語頭・語中の場合と語末の場合に分けての練習。同様に少しずつ進め、rとlとを交互にやるなど。また、上記のおふざけフレーズはlの発音でも利用。
・rとlが終わった後で自分のiPhone 5を書画カメラで提示し、音声入力でおふざけフレーズを試してみた。rとlで英語の音で発音した場合は正常に認識されないことがうまく確認できた。(rの場合「たろちゃん1 Croatianノリスケさん」となり、lの場合「タウンは治安的治安上助さん」となった。rとlの持続時間を短めにした場合は正常に認識されたのだが。)
・ここでまた一旦休憩。また数名が離脱した様子。この時点で「大福帳」とシラバス補足事項のプリントなどを配布し、成績評価方法などを中心に20分程度で説明。(大福帳については別のブログ記事あり)大福帳への記入もさせた。最後の10分ほどで教科書のChapter 1の英文をPhrase Reading Worksheet(英・日)に加工したものを配布し、次回までの予習として目を通してくることを指示して終了。
・大福帳の回答項目の週替わりミニアンケートの設問は「この授業への意気込みは?」とした。

省察
・初めて大福帳を使う授業をやってみることにした。121人という大人数の授業だが、何か一言ずつでも書いて返却したいと思い、授業後に書いてみたら1時間ほどでできた。1人30秒もかからないわけだが、確かに大変な作業。ただ、出欠の記録は後日まとめて作業するので(大福帳だと一目瞭然なので)そちらの作業を考えると、授業当日の負担はあまり変わらないような気もする。去年までは出席カードで書く欄がたっぷりあったので、これに目を通す時間もそれなりに必要だった。