2014年4月4日金曜日

初年次ゼミのネタ30選

春休みが終わり、いよいよ新学期になりました。2014年度から学部の初年次学生を対象とした「基礎ゼミナール」を担当することになり、昨今大学教育界隈で話題の「アクティブラーニング」を切り口にいろいろなネタを考えてみました。

私のゼミではこれらを適宜、取り入れながら進めていくつもりです。もちろん実際に進めていきながら軌道修正することや、このままではうまく行かないようなネタもあるかもしれませんけど。

以下は、いろいろな書籍等からのTTP(徹底的にパクる)や、ふとした思いつきを書き留めている私の「ネタ帳」からの順不同による書き写しです。(出典のあるものも、勝手ながら省略とさせていただきます。)

初年次ゼミをご担当の先生方にもご参考になれば幸いです。

  1. 優れた記事をネット上から探してきて、どこが優れているかを100字で説明する。/酷い(非常識な)記事をネット上から探してきて、どこが酷いか(非常識か)を100字で説明する。
  2. 評論家になる:各自が選んだ芸術作品を「好きか嫌いか」だけではなく、その善し悪しを理由づけて説明し、ここをこうすればよくなるという説明を加える。
  3. 「現代用語の基礎知識」やテーマ別の事典類など総記資料から一人一つずつ記事を選び、その内容を話し言葉で他人に説明する。即興でそのテーマについて知っていることを述べる。
  4. 「現代用語の基礎知識」から一人一つずつ関心のある内容を選び、そこに書いていないことを調べて報告させる。そして調べたことと各自の見解を分けて説明する。
  5. 「現代用語の基礎知識」と学生の専門領域をつなぐアイデアを考える。(スティーブンジョブズの言う「点と点を繋ぐ」)
  6. 序論と結論の間に材料を挟む議論の進め方を知る。「何の話をしようか、そうだ、こんな話題はどう?」「それについてはこんなことがある」「こんなこともあるし」「また、こんなこともある」「そうしてみると、こんなことが言えるのではないか」
  7. 問いと答えの連鎖を学ぶ。「なぜ○○なのか」「XXだから」「本当にXXなのか?証拠は?」「こんなデータがある」「なぜこんなデータか/このデータのこれはこうではないのか?」…(以下続く)
  8. 実態を問う問い(○○はどうなっているのか)と、因果関係を問う問い(なぜ○○なのか)を区別して考える。
  9. 世の中のいろいろな話題を最大5段階ぐらいの連想ゲームで無理矢理、学生の専門領域に結びつけ、その結びつける過程そのものを他人に説明する。
  10. 「こんな答えを知りたい」ということを他人に説明できるような「質問の仕方」を学ぶ。中学高校までで使ったことのある資料など、自分で調べられることは質問しないようにする。
  11. 理論武装の仕方を知る。例えば「反戦」について、どういう情報があれば「反戦」を主張することができるか、どうすれば人を説得することに繋がるのか、その過程を知る。
  12. 面接する側になって考えてみる。「みなさんは従業員80人を抱えるある企業の社長さんです。今年は4人を採用する計画で、228人の応募があり、第3次試験の12人の最終候補から新人を選びます。どんな人を採用したいですか?」(限られた面接時間でこれらをアピールする方法も練習する)
  13. 話を評価のみで行わず、解釈や考えを含める練習。悪い対話の例:「A: え〜、ウッソー(評価)信じられない(評価)」「B:ホント、馬鹿みたいじゃん(評価)嫌だ〜(評価)」「A: チョー気持ち悪い(評価)」「B:そう、だからダメなのよ(評価)」こういうやりとりにならないようにするにはどうするか?
  14. ことわざを知る、ことわざに関するディスカッション、ことわざを疑う。
  15. この1週間で見たテレビ番組の中から学生が一つずつネタを選び、紹介する。ただし、その番組を見ていない人にも分かるような説明をすること。
  16. この1週間で受けた授業の中から学生が一つずつネタを選び、紹介する。ゼミ担当者の授業でも可。ただし、その授業を受けていない人(欠席者など)にも分かるような説明をすること。
  17. 自分の知っている面白いこと(他人は興味がないかもしれないこと)を面白く伝える(すべらない話)
  18. 勧めたくないものの良さを何とか見極めて人に伝える訓練(営業スキルの一種?)
  19. unlearnしたことを報告させる。「今まで〜という考え方を持っていたが、〜という立場もあることがわかった」
  20. 豆知識を毎回一人1つずつ報告させる。そしてそれらと専門領域との関連を考える。
  21. ゼミ生全員が共通して取っている授業の内容(ゼミ担当教員以外の授業)をゼミ担当者にも分かるように報告する練習。
  22. 今の日本を知る。例えば首相談話の動画を見たり、文字起こししたものを読む。次の週までに指定した関連動画を見ておき、それについて翌週にディスカッションする。(一種の反転授業)
  23. ネット上で公開されている他大学の「ディプロマポリシー」を読んでディスカッションする。
  24. 「この話を書いている人はどんな人か?」「あらすじは?」「一番ぐっときたこと、箇所」「これに対する意見や疑問」「関連する見解を述べる」「今後、解明しなければならないこと」
  25. DHMO(一酸化二水素)のジョークなど、デマ記事から学ぶ。
  26. NHK報道番組「特集まるごと」ポータルページ http://www3.nhk.or.jp/news/marugoto/ から好みの記事を1つ選び、1分で説明する。そしてこれに関する情報を調べて1分で説明する。さらに自分の意見を1分で説明する。(3分間スピーチの練習)
  27. 普段受けている授業について、ARCSを切り口に議論する。Attention(この授業に注意を向けている)、Relevance(この授業は知りたいことと関連がある)、Confidence(この授業で自信がついた)、Satisfaction(この授業に満足している)の頭文字。(ただし教員の悪口にならないように注意!)
  28. 「次の目標」を報告させる。それを達成するにはどうしたらよいか。「頑張る」以外の具体的な目標設定をさせる。
  29. 高校時代の得意科目(苦手科目)を報告させる。なぜ得意(苦手)なのかを説明。
  30. 「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」(井上ひさし)を切り口に物事を考える。