2012年4月21日土曜日

出席カード?大福帳?LMSでの学習ポートフォリオ?


以下、2012年4月21日に何気なく始めた連続ツイートをまとめたものです。(初出参照はTwilogの http://twilog.org/kmyken1/date-120421 が便利です。)

何か気づいたこととかがあればあとで加除修正するかもしれません。

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 ブリッジ・イングリッシュⅠ・Ⅱとも2回ずつ終わり、出席カードを学生番号順に並べかえてみたが、みんな本当にいろいろなことを書いてくれている。ここまで多くの学生が熱心に取り組んでくれるのなら出席カードじゃなく大福帳とかにすればよかったと改めて思う…。いや、これはこれで大変か…。

 今年のブリッジ・イングリッシュⅠの出席カードは授業中指示する内容で埋める「自己申告」「ミニアンケート等 回答欄」と毎回共通で授業中に随時記入する「今日の授業内容で気になったこと/今日、新たに学んだこと/覚えておきたい表現」の欄がある。ちょっと大福帳では置き換えにくいかなあ。

 一方、ブリッジ・イングリッシュⅡの方は授業開始時に定時出席・予習状況に合わせて「おっけい合格」のはんこの数が異なる出席カードを配布するので、これまた大福帳では置き換えにくい。何かこのあたりをうまくすりあわせる良い方法はないものか?
 
 以前どこかで聴いた教育実践方法で、授業開始時に出席者全員に毎回、異なる記号・番号が入った付箋サイズの紙片を配り、オンラインフォームから学生番号とこの記号・番号を各自に入力してもらって出席管理という方法があったが、これはこれでちょっと面倒なような気もする。

 確かにこの方法なら、定時出席・予習状況に合わせてあらかじめカテゴリ分けした異なる記号・番号の紙片を配るようにしておけばそのチェックはできるし、あるいは授業中にサボっている学生を見つけたら「ペナルティ」扱いとして認識される記号・番号の紙片と強制的に交換なんてこともできる。

 本務校は去年から携帯電話を使った授業アンケートを導入しており、教員裁量で独自のタイミングで任意の内容のアンケートを実施することもできるようになっている。FDの取り組みに熱心な教員の一部は毎回、授業の理解度を確認するようなことをやっているらしい。
 
 昨年度の導入前に懸念されていた携帯電話のパケット代の費用負担の問題はあまり大きな問題にはならなかったようだが、やはりそれでも携帯電話からではなく代替手段としての手書き用紙の方で提出する者も結構いる。そして何より大きな問題は携帯電話でのアンケートだと回答率が低いこと。
  
 あくまでも自分のクラスでやった印象ではあるが、授業中に時間を割いて携帯電話からアンケートに回答するように指示したとしても、授業後に教員画面で確認してみるとクラスの半分程度しか回答していなかったということもあった。
 
 学生たちは携帯を頻繁に使っているから授業アンケートも携帯で、というのは必ずしも正しくない選択なのかも、という気もしている。

 以前、学内紀要 http://www.oit.ac.jp/japanese/toshokan/tosho/kiyou/jinshahe... (PDF) にも書いたが、LMSを使って学習ポートフォリオを作成させるという考え方には、英語科目の担当としては少々疑問に感じるところもある。LMSでは無味乾燥なテキストでしか情報を書かせることはできない。

 英語科目での学習ポートフォリオとしては、学習者自身が気になったことを辞書で調べ、単語であれば別の単語との関連なども分かるように記号類やいろいろな色を使ってまとめさせることもしたい。学習記録用紙として学生に書かせたものを見てみると、空間デザイン学科や建築学科の学生のものはカラフル。

 こういった学習記録用紙の取り組みに学習効果がどの程度あるかは丁寧な検証が必要だが、こういうのをLMSでは学習ポートフォリオとして収集しにくい。かといって「飛ぶノート」 http://www.carrier-port.jp/mahara/view/view.php?id=783 みたいな大がかりなものを使うまでもない。

 やっぱり現状の出席カードが一番便利なのかな?と単純に結論したくなるが、今年は特にブリッジ・イングリッシュで予想を遙かに超える受講者数がいたので、この出席カードの利用もいろいろと大変になってくるような予感がしないでもない。もうちょい考えてみる必要があるかな。(連ツイいったん終了)
 
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以下、ツイッターでは書かなかったこと
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 学習ポートフォリオに変わる手段として、従来からあるノートチェックという方法もある。しかしこれを毎週回収してチェックするというのは100名を超える授業では困難。回収できるとしてもせいぜい大福帳のようなA4特厚用紙ぐらいが限界。仮にこれが実現できるぐらいの人数だったとしても、せいぜい翌日返却ぐらいにしておかないと、授業外での学習を促すためのノート利用は成立しない。
 
 また、過去の大福帳の実践事例ではクラス人数は40名ぐらいが限度という報告もある。毎回教員がひとことであったとしてもコメントを書いて返すならどうしてもそのぐらいが限界。「見ました」の検印だけではなく何かひとことでもフィードバックすることが大福帳のメリットなので。
 
 ところで英語授業では受講生の一定割合は今でも「単語を10回ずつ書いて勉強したい」という者がいる。(そしてこれによって勉強している姿を教員に見せびらかしたいというケースも?さらにこういった努力を評価して欲しいと考える学生も?)これは大福帳では書きにくい。

 語学なんてものはどれだけ練習したかではなく、どれだけ使えるようになったかで評価すべきなので、単語を10回書きました、ということで評価しても仕方がないところがあるが、学習の習慣づけから自律的な学習者の育成につながることもないわけでもない。このあたりのさじ加減は難しい。

…他にもいろいろ思いつくことはあるけど、話が拡散してきそうなので一旦これにて終了。