ワークショップ:ChatGPTが初めての学生のための教材 一般用途のプロンプトと外国語学習に有益なプロンプト
概要:発表者が非常勤先の京都産業大学で担当している「AIによる外国語学習」の3回分の教材をまとめて紹介する。ChatGPTを初めて利用する学生が実際に使いながら少しずつ活用方法を理解できるように作成した。教員も利用経験が浅い場合、ChatGPTの可能性を知るために有益であると思われる。
発表タイプ:シラバス・授業案・授業実践報告
教員支援ツールのページは http://www.oit.ac.jp/ip/~kamiya/ です。こちらにも是非お運びくださいませ。
JACET関東支部の「AIと英語教育 Sig」にて標記の題目で口頭発表をします。資料等のダウンロードのため、ブログ記事という形でまとめています。
発表要旨は以下のとおりです。
発表者は2019年度以降、非常勤先にて「コンピュータと言語」という半期完結科目を春学期・秋学期の両方で担当してきた。この科目は外国語学部(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ロシア語・中国語・韓国語・インドネシア語・日本語の10言語の専攻がある)の学生が、各自の専攻言語の学習を効率的に進めることができるようなコンピュータの活用手法などについて扱っている。
本発表ではこの科目の目的などをシラバスを参考にしながら触れた後、AIに特に大きな関連がある3回(機械翻訳2回・ChatGPT1回)のうち、とりわけ学生らの自律的な外国語学習を促すことができる可能性について、授業資料とともに紹介する。また、この科目は2025年度以降は2分割されることになっているため、この展望についても紹介しておきたい。
当日の発表資料は2種類あります。
教材等一式(神谷2023、シラバス、当日利用する範囲の教材を連結したもの)
今回の口頭発表ではこれらの資料を使いながら、特にAIを活用した内容である第8回(機械翻訳の現状)、第9回(音声認識・自然言語処理・機械翻訳の仕組み)、第15回(ChatGPTについて)を紹介します。
加えて、授業の全体像を把握されたい方のために半期15回分の授業資料もこちらで提供します。改変・再配布は自由です。使える部分などがありましたらご自由にご利用ください。当方への許諾申請は不要です。
神谷(2023)は日本情報教育学会第5回研究発表論文集に収録されています。当該研究会のサイトはこちらです。
なお「コンピュータと言語」の2023年度秋学期の内容もシンポジウムで紹介しています。このブログの1件前のエントリです。事後に作成されたオンラインブックレットもあります。
2024年3月10日に中央大学茗荷谷キャンパスで開催された言語教育エキスポ2024にて、標記のシンポジウムに登壇しました。数多くの発表がありましたが、私たちのシンポジウムはこちらのページの3列目にまとまっています。このPadletによるページには今後、質疑応答や当日の議論を踏まえた改訂版を掲載することになっていますが、私の範囲については先ほど追記しました。
私の演題は「「コンピュータと言語」の授業実践事例 ー機械翻訳・ ChatGPTをどう考えるかー」でした。事前の予稿にリンクを貼っています。
今回の私の発表は約1年前の発表(の2023年度後期改訂版)から、機械翻訳・ChatGPTに絞り、詳しく実践事例を紹介したような内容でした。
利用したスライド(議論を踏まえた追記版)はこちらですが、スライドよりもむしろ「コンピュータと言語」の授業の第8回(機械翻訳1)・第9回(機械翻訳2)・第14回(ChatGPT)のそれぞれの配布資料を使い、それぞれの回でのポイントをかいつまんで説明しました。
当日はハイブリッド開催でしたが、会場の教室はかなり盛り上がり、なかなかいい雰囲気でした。登壇者側もZoom経由でも良かったのですが、やっぱり登壇者全員が集まった対面会場でのシンポジウムはいいですね。
(2025.2.20追記)
言語教育エキスポ2025の開催に伴い、Padletのリンクが変更になってしまっており、移転先不明です。なお、シンポジウムの記録がこちらのブックレットに収録されていますので、ご関心のおありの方はご覧ください。
2023年8月8日に標記の口頭発表を外国語教育メディア学会(LET)第62回全国研究大会にて行います。
要項集のPDFファイル は一般公開されているので、まずはこちらの88〜89ページをご覧ください。これまでやったことがないくらいにいろいろな情報を盛り込んでいます。リンクもどっさり貼っています。こんなことして良かったんやろか?などと思いつつ、編集サイドからは何のツッコミも入らないままPDFで公開されたので。まあプログラムが紙媒体で配布されていた頃にはあり得なかったことですがね。
ただ、この要項集の原稿を提出してから新しい発見もあったので、その辺りを盛り込んだスライドは発表後にこちらで公開することにします。
簡易型クイズのテンプレートはこちらです。
----- 発表後の更新 -----
発表が終了しました。使ったスライド(PDF)はこちらです。しかし途中であちこちデモファイルを開いているので、これだけでは分かりにくいかもしれません。
実は個人的に振り返る目的で、Zoomで「一人録画」を走らせていたのですが、学会の許諾を得ていませんので、公開するわけにはいきません。どうかご了承ください。