私は以前から大学生が言語・文化・教育についてどういう関心を持っているのかということに興味を持っており、この質問コーナーでどういう質問が寄せられるか、毎回楽しみにしています。これらの質問には大学生の皆さんの言語観・文化観・教育観(学習観)や、ここから派生する世界観がいろいろ見え隠れしているように感じます。
この質問コーナーの背景などは2012年3月に金星堂から出版された『言語文化教育学の実践 言語文化観をいかに育むか 言語文化教育研究論集」(森住衛 監修、関西言語文化教育研究会 研究論集編集委員会 編)に所収の「言語・文化・教育に関する学生の関心事 −授業とブログによる実践から−」という論考の中で紹介し、便宜上10種類のカテゴリに分けた質問を質問コーナー専用のブログ http://kmyken1.blog122.fc2.com/ に掲載した日付とともに紹介しています。
さて、2013年度前期は14回の授業(出張都合による休講1回。これに伴う補講は通常授業とは別内容)で620件の質問が寄せられました。履修登録者数は81名で、出席カードに質問を書くことが平常点になるということを初回授業から伝えていました。質問以外にも別途指示した内容でも加算対象となりましたので、必ずしも質問しなければならないということではありませんが、かなり多くの質問が寄せられたことが一目瞭然でしょう。しかし毎回の授業で30分〜40分程度を割いたとしても回答できる質問はせいぜい20件程度で、結局、半期の授業では266件に回答(354件が未回答)となりました。
2013年度前期からの新たな取り組みとして、毎回の授業で寄せられた質問は全てデータベースに入力し、一部の質問については回答内容も予め入力しておき、プロジェクタで質問文を投影しながら回答を説明し、画面のボタンをクリックすると回答日の日付が挿入されるような入力用ツールを用意していました。毎週の入力作業はかなり大変でしたが、授業後に書いていた授業記録ブログの質問コーナーの部分が簡単にまとめられる利点もあり、質問コーナーの振り返りにも重宝しました。また、投影時にランダムで質問を選べるなどのちょっとした機能も便利で、何か新しい機能を思いつくたびに改造しながら利用していました。
このデータベースの回答部分はきちんとまとまっておらず、簡単なメモ書きのようなものも多いため公開は避けますが、この授業の受講生の皆さんから寄せられた質問文を提出された日付ごとにまとめてみました。赤い字になっているものは授業で回答したもので、回答日を末尾に添えています。黒い字のものは授業で回答できなかった質問で、是非とも答えておくべきだった…と私が反省しているものも含まれます。その一方で「言語・文化・教育」とは接点が見つからない質問もかなり含まれているようなのですが。
質問コーナーは授業の前半で毎回30分程度をとって実施していましたが、質問内容によっては後半の英文法講義の中で扱ったものもあります。その場合、以下では黒字のままになっているかもしれません。
この授業を記録したブログ記事の方では回答日ごとに質問文のリストを掲載しています。回答の際には調べ学習用のキーワードを板書し、質問コーナーの後で各自がスマートフォンを使って検索し、そのまとめを出席カードに書くという活動も行っていました。こちらも併せてご覧下さい。(授業記録ブログ記事でも回答内容についてはほとんど書いていませんが、私がどのように回答したかが気になるというものがありましたらTwitterやこの記事へのコメントでお尋ね下さい。可能な範囲でお答えします。)
以下、膨大な分量の質問リストですが、言語・文化・教育に関する大学生の関心事の一端を知るための資料として公開しておきます。なお、入力作業は学生の手書きの出席カードから行っていますが、かな漢字変換が原文ママでないところや、手書き文字で判読できなかった箇所を修正している場合があります。また、回答内容や授業内容に関する「乗っかり質問」の場合は以下の質問文だけでは文脈がわかりにくいところがあるかもしれませんが、その点はご了承下さい。
2013.4.8提出分
質問コーナーは授業の前半で毎回30分程度をとって実施していましたが、質問内容によっては後半の英文法講義の中で扱ったものもあります。その場合、以下では黒字のままになっているかもしれません。
この授業を記録したブログ記事の方では回答日ごとに質問文のリストを掲載しています。回答の際には調べ学習用のキーワードを板書し、質問コーナーの後で各自がスマートフォンを使って検索し、そのまとめを出席カードに書くという活動も行っていました。こちらも併せてご覧下さい。(授業記録ブログ記事でも回答内容についてはほとんど書いていませんが、私がどのように回答したかが気になるというものがありましたらTwitterやこの記事へのコメントでお尋ね下さい。可能な範囲でお答えします。)
以下、膨大な分量の質問リストですが、言語・文化・教育に関する大学生の関心事の一端を知るための資料として公開しておきます。なお、入力作業は学生の手書きの出席カードから行っていますが、かな漢字変換が原文ママでないところや、手書き文字で判読できなかった箇所を修正している場合があります。また、回答内容や授業内容に関する「乗っかり質問」の場合は以下の質問文だけでは文脈がわかりにくいところがあるかもしれませんが、その点はご了承下さい。
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